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LINEでは撮影した動画を手軽に共有することができますが、5分を超える長さの動画は、共有することができません。動画を編集するのは簡単でも、せっかく撮影した動画を短く編集してしまうことに抵抗がある方もいるでしょう。
そもそも、LINEで動画を共有する方法はいくつかあります。LINE内で動画を共有できる場所はトーク・LINE VOOM・オープンチャットの3つです。それぞれの共有場所の特徴を表にまとめてみました。
| 動画を共有できる場所 | 共有できる範囲 | 保存できる期間 | 共有可能な数 | 動画の長さ |
|---|---|---|---|---|
| トーク | 個人・グループ | 一定期間で動画が見られなくなる | 画像と合わせて1回の投稿につき最大50個 | 容量にかかわらず5分まで |
| LINE VOOM | 共有範囲をカスタマイズできる | 削除・公開範囲の変更で見られなくなる | 画像と合わせて1回の投稿につき最大20個 | 容量にかかわらず5分まで |
| オープンチャット | 共有範囲をカスタマイズできる | 削除・公開範囲の変更で見られなくなる | スタンプ・画像・動画を1回の投稿につき最大50個 | 容量にかかわらず5分まで |
5分を超える動画を通常の送信形式で共有しようとした場合、5分以降の部分は自動的にカットされてしまいます。送信前に、スマートフォン上でトリミングしておくと、希望する部分を正確に共有できます。
また、トークで送信された動画は一定期間が過ぎると見られなくなるため、受け取った側が端末内に保存しておくことを推奨します。
なお、ノート機能での動画共有は現在サポートされていません(2024年2月15日をもって廃止)。
参照元:LINEみんなの使い方ガイド「写真/動画を送信する」
参照元:LINEみんなの使い方ガイド「LINE VOOMに投稿する」
参照元:LINEみんなの使い方ガイド「オープンチャットを利用する」

LINEの「ファイル送信」機能を使うことで、動画の長さに制限なく送信できます。通常の動画送信機能では5分以内という制限がありますが、この機能を利用すれば、動画の長さを気にすることなく送信が可能です。
また、ファイル送信では、動画の圧縮を行わないため、元の画質を保ったままで送信できます。これにより、映像の品質が損なわれることなく、相手に高品質な動画を届けることができます。
手順は次の通りです。
しかし、LINEの「ファイル送信」機能を使用する際は、動画のファイルサイズが大きすぎないよう注意が必要です。1GB以内の動画であれば問題なく送信できますが、それを超えると送信できません。動画のファイルサイズを事前に確認しておくことをお勧めします。

LINEの通常の動画送信機能では5分以上の動画共有に制限がありますが、「ファイル送信」などの手段を除いた場合には、制限を回避するには工夫が必要です。
Googleフォトに保存した動画のリンクをLINEで送れば、5分以上の動画でも共有可能です。おすすめのオンラインストレージは「Googleフォト」「Dropbox」「Send Anywhere」の3つです。それぞれの特徴と共有方法をお伝えします。

事前準備として、iPhoneを使用している人はApp Storeから、Androidを使用している人はGoogle PlayからGoogleフォトを入手しておきましょう。
iPhone・Androidそれぞれの操作手順をご紹介します。
iPhoneでの操作手順は次の通りです。
「Googleフォトの保存先リンクをLINEで友だちに共有する」とおおまかにイメージしておくと手順が覚えやすいでしょう。
Androidでの操作手順は次の通りです。
iPhoneとは動画を送る時のマークの形が異なるだけで、手順は同じです。

事前準備として、iPhoneを使用している人はApp Storeから、Androidを使用している人はGoogle PlayからDropboxを入手し、アカウントの登録をしましょう。
Dropboxは無料会員と有料会員を選択できますが、無料会員の場合は容量制限が2GBまでとなっているため、動画を保存する際は注意が必要です。
iPhone・Androidそれぞれの操作手順をご紹介します。
iPhoneでの操作手順は次の通りです。
Googleフォトと比較すると一見手順が多いように見えますが、保存先のリンクを友だちにトークで共有しているという内容は同じです。
Androidでの操作手順は次の通りです。
iPhoneとは動画を送る時の共有マークの形が異なるだけで、ほぼ手順は同じです。

事前準備として、iPhoneを使用している人はApp Storeから、Androidを使用している人はGoogle PlayからSend Anywhereを入手しておきましょう。
Send Anywhereは、無料でファイルを一時的に共有できるサービスです。LINEで5分以上の動画を送りたいときに便利な選択肢のひとつです。
ファイルは一時的にサーバー上に保存され、有効期限内であれば何度でも受信可能です(容量は実質的に制限なし)。ただし、長期保存には対応していないので、注意が必要です。
それでは、動画を共有できる2通りの手順をご紹介します。
Send Anywhereを利用し6桁のキーコードを伝えて動画共有をする際は、ログインやアカウント作成が必要ないのは良いのですが、有効期限が10分と短いこと、送信した6桁のキーコードを使用できるのは一度だけであることに注意が必要です。
もし有効期限が切れてしまったら、再度ファイルをアップロードして6桁のキーコードを取得し直してください。また、送付される友だちもSend Anywhereを入手しておく必要があるため、ダウンロードを依頼するのを忘れてはいけません。
操作手順は次の通りです。
他のオンラインストレージと比較すると、あまり手間をかけずに動画を入手できます。
Send Anywhereを利用し動画のリンクを共有する際は、動画の送信をする人がアカウントを作成する必要があります。
6桁のキーコードを伝えるのとは異なり、一度しか開けないということはなく有効期限も48時間と長めなので、余裕を持って動画共有したい人はこちらの方法がおすすめです。
操作手順は次の通りです。
この方法ではリンクを共有された友だちがSend Anywhereアプリをダウンロードしていなくても、リンク先から動画を閲覧・保存することが可能です。

使用しているスマホがiPhoneの場合は、iMovieというアプリを使用するとLINEで5分以上の動画を、5分以内にカットできます。事前準備として、App StoreからiMovieをダウンロードしておきましょう。
操作手順は次の通りです。
ムービーの書き出しにかかる時間はiPhoneの性能に依存しますが時間がかかる場合もあるため、余裕を持って行うようにしましょう。

同じ5分以上の動画といっても、5分を少しだけ超えている場合は、動画共有のため新しいアプリをダウンロードするよりは動画を分割して共有した方が時間も手間もかからない場合があります。iPhoneの編集機能を用いて、動画を分割する手順をご紹介します。
この手順で動画を2分割するとそれぞれの動画が5分以内となっているため、LINEで共有することができます。
参考までにAndroidの編集機能を用いて動画を分割する手順もご紹介します。
Googleフォトで編集した動画は新しい動画として保存されるため、元の動画への影響はありません。

LINEでは、標準の動画送信機能に再生時間の制限(5分以内)があるため、長尺動画を共有するには工夫が必要です。
具体的には、LINE内の「ファイル」送信機能を使えば、1GB未満であれば5分以上の動画も送信可能です。さらに、GoogleフォトやDropboxなどの外部ストレージを利用して動画リンクを共有することで、LINEの再生制限を回避できます。
ただし、動画は一定期間で削除されることがあるため、受信者側が早めに端末へ保存しておくことをおすすめします。用途に応じて最適な送信方法を選びましょう。
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