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不動産会社は、どのような場面でYouTubeを活用できるでしょうか。大きく分けて、以下の6つが挙げられます。
やはり一番効果的なのは物件の紹介動画でしょう。文字や写真だけでは伝えられない部分も、動画にすることで伝えられます。お客様に入居後のイメージを与える効果もあるでしょう。
例えばマンションであれば「エントランスから入って共有部分や中庭を巡る」「玄関を開けると開放的な空間が広がっていて、カーテンを開けるときれいな景色を見渡せる」など、暮らしをイメージしてもらうことができます。
ほかにも、内覧のように撮影した動画や、360度のVR動画、写真を組み合わせたダイジェスト形式の動画など、活かし方はさまざまです。
実際に入居されている方へのインタビュー動画もよいでしょう。物件を検討しているお客様にとって、入居されている方の生の声は大切な判断材料になります。
入居を決めた理由や住んだ感想などをまとめて動画として発信することで、不動産会社への信頼感にも繋がります。入居を検討している方の決め手にもなるでしょう。
オンラインでのWebセミナーや物件説明会などが増加しています。オフラインのセミナー動画を公開して来場を促すのもよいでしょう。
物件入居後にわからないことや、困ったことがあって悩んだことがある方もいるのではないでしょうか。入居後に生まれる疑問を解決できるような、入居者向けの解説動画もよいでしょう。例えば「駐車場や駐輪場の借り方」「ゴミの処分方法」「利用可能設備」などを動画として発信すると入居者の役に立ちます。
あらかじめお客様へ案内することで、電話などでのお問い合わせを減らせるメリットもあります。お客様にとっても、疑問に思ったことをすぐに解決できることで不動産への信頼感が増すでしょう。
商品やサービスの紹介だけではなく、会社の認知拡大・ブランディングに動画を活用することも可能です。代表の挨拶や会社内の雰囲気、スタッフの紹介など、動画を通して会社の魅力を気軽に知ってもらうことができます。
YouTubeなどの動画配信サービスだけではなくホームページにも掲載することで、文章・写真がなくても会社を紹介する手段として活用できます。
不動産業界は、多くの学生に人気のある業界です。若年層の多くが利用するYouTubeなどに採用動画を投稿し、他社との差別化を図るのは非常に有効です。
いわゆる採用動画には多くのメリットがあります。1つ目は、会社概要や事業内容などを動画で伝えられることです。就活時期の学生は非常に忙しいため、スマホでいつでも動画コンテンツで視聴できることは大きなメリットになります。
2つ目は、実際に自分が働いているイメージをもたせることができる点です。実際に社員が働いているシーンを差し込めば、視聴者が自己投影し、自分が働いていることをイメージできます。
不動産会社がYouTubeを活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。不動産会社がYouTubeを活用するメリットは、以下の3つです。
一番大きなメリットは、新規顧客が増える点でしょう。YouTubeでは、ユーザーの過去の視聴履歴やGoogle検索を分析して、動画が表示されます。
ピンポイントで不動産関連の動画を検索しなくても、おすすめや関連動画から自社の動画にたどり着き、視聴してもらうことで、新たな顧客がつきます。物件を探している方に見てもらえれば、興味をもってもらえる可能性があるでしょう。
特に物件紹介は、文章や写真だけでは伝えづらい部分があります。各部屋の特徴や詳細、お客様が実際に住んだときのイメージなどを、動画にすることでよりわかりやすく伝えられるでしょう。例えば、部屋の雰囲気や日当たりのよさ、周辺の建物の見え方、隣の部屋との距離感などが挙げられます。
お客様にとっても、自分がその物件に住むイメージが湧くため非常に有益です。
不動産業界の競争は非常に激しいです。ポータルサイトなどで、魅力や特徴を動画で発信している企業が増えています。お客様から選ばれる会社になるには、差別化を図る必要があるでしょう。
YouTubeやTikTokなどを活用し、差別化戦略の一環として自社の特徴を発信してください。
不動産会社がYouTubeを活用するデメリットは、以下の2つです。
1つ目のデメリットは、すぐに効果が出ないことです。動画を一度見ただけで、そのチャンネルや不動産のファンになることはないでしょう。
継続的に動画を配信し、コメント欄でコミュニケーションを取るなどを積み重ねることでファンになります。1週間〜3か月程度で効果が出ることは非常に珍しいでしょう。1年以上継続することで効果が出ることが多いです。効果が出るまでは厳しい道のりになりますが、継続して動画を投稿する覚悟が必要になります。
「バズる」ことがきっかけで、チャンネルや企業に注目が集まることもあるでしょう。
しかし、不適切な発言や内容で、注目を集めてしまうこともあります。これがいわゆる炎上です。インターネット上で炎上し、多くの批判が集まったことでニュースに取り上げられているケースがよくあります。
不動産会社の場合は、特定の地域を卑しめる発言などに注意しましょう。十分に配慮しないと簡単に炎上する時代です。炎上することで企業イメージを一気に落とす可能性があるので、動画の内容や発言・表現は、複数人でよく確認してから投稿しましょう。
YouTubeを活用する際、どのようなことを心がければよいのでしょうか。3つのコツをご紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
ただ動画を投稿して見てもらうだけではなく、概要欄などに自社サイトのリンクなどを記載しておくことで、自社サイトへの流入が期待できるでしょう。視聴後に会社名を検索する方はごくわずかですが、概要欄に自社サイトのリンクを記載しておけば、ワンクリックで自社サイトに移動してもらえます。
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSのアカウント情報も載せておきましょう。SNSからYouTube、YouTubeからSNSなど、流動的にユーザーを増やすことができます。
不動産会社のYouTubeなどを見るとわかりますが、途中で更新が止まっているチャンネルが多くあります。デメリットでもご紹介しましたが、すぐに効果が出るわけではないため、継続して投稿することが非常に重要です。
継続するだけでも他社と差別化が図れるので、企業チャンネルの上位に入れる可能性が高まります。「継続は力なり」という言葉もあるように、一番のコツといえるでしょう。
動画を制作する際は、ターゲットを明確にすることが大切です。すべての世代と欲張ると、誰の心にも響かない動画になるおそれがあります。
「○○に住んでいる主婦」など、具体的なターゲットを決めることでニーズに合った動画を制作できるでしょう。
実際にYouTubeを活用している不動産会社の動画をご紹介します。
未来テラス株式会社の物件紹介動画です。福岡にある会社で、不動産売買・不動産査定・不動産相続・不動産売却に強いことが特徴でしょう。
上記の動画は、物件紹介のサンプル動画です。人物が登場しない映像で、平面の間取り図と実物の物件を交互に紹介しながら、紹介している間取りがどこか一目でわかるように工夫されています。
BRUNO不動産を運営する株式会社BRUNO systemsの物件紹介動画です。オープニング映像から非常に凝った編集で、冒頭から映像に引き込まれるでしょう。
オープニング後は外から撮った映像を写すため、物件の周辺がどのような雰囲気なのかわかります。玄関上にある収納箱や26帖あるリビングなど、物件の見どころとなるポイントにはテロップが入っているため、視聴者にもわかりやすいでしょう。
物件に興味をもった視聴者が気になる、敷金礼金・家賃・間取り図なども最後に紹介されています。
あおぞら不動産の会社紹介動画です。長崎に住む家族3人で経営する不動産屋さんで、新築住宅の建築・販売・リフォーム・不動産売買を行い、住まいのことをトータルでサポートしています。
自己紹介のような会社紹介動画で、家族3人で撮られた写真のサムネイルが微笑ましく、クリックしたくなるのではないでしょうか。動画の内容や柔らかな話し方のナレーションで親しみやすく、丁寧にテロップがつけられているため、音声なしでも情報が伝わります。
46秒と短い動画ですが、内容が簡潔かつ必要な情報が凝縮されているため、非常に参考になる事例です。
積水ハウス不動産関西株式会社の採用動画です。「SHINSHI(紳士)」をコンセプトにしており、動画の要所要所でもコンセプトが伝わる動画になっています。
BGMでおしゃれさを演出し、一番目に入りやすい中央にテロップを配置するなど、コンセプトが伝わる編集が特徴です。
YouTubeでの動画投稿を考えている場合、自社で制作するのか、外注する場合はどこに依頼するのか、迷う方も多いでしょう。
動画制作会社は非常に多くありますが、不動産のYouTube動画制作を検討している場合は、当社(株式会社AtoOne)が運営するMTEAM(Mチーム)にお任せください。おすすめポイントは、以下のとおりです。
それぞれ詳しく確認しましょう。
MTEAMでは、YouTubeチャンネル運営の戦略、チャンネル設計・企画、撮影・編集、運用・分析・改善まで、オールインワンでご提供可能です。YouTube チャンネルの運用は、動画を1本作って終わりではないため、多くのリソースがかかります。当社と手を組むことで、チャンネル運営に関するリソースを90%以上削減することができるでしょう。
マーケティング知識が豊富なメンバー、TV業界出身のメンバーなどが在籍しているため、豊富な知識を活かしてハイクオリティな動画制作を実現いたします。コンサルティングのみ、撮影のみ、編集のみなど、一部の業務のみご依頼いただくことも可能です。
MTEAMは、分析やサポート体制が充実していることも特徴です。動画制作に関するさまざまな作業はもちろん、コンサルティングサポートも行っています。マーケティングの知識があるディレクターが、YouTubeのSEOやアナリティクス分析など、不動産会社の長期的な集客の実現を徹底的にサポート可能です。
MTEAMはこれまでに30,000本を超える動画制作を行っており、YouTubeでも1,200チャンネル以上の運用を代行しています。エンタメ、金融、スポーツ、ビジネス、美容など、さまざまなジャンルに対応可能で、不動産の動画制作実績も多くあります。
不動産系チャンネルの運用を任せたい方や、動画制作におけるノウハウに長けていない企業の方は、ぜひMTEAMにご依頼ください。
今回は、不動産会社のYouTube活用についてお伝えしました。お客様にとっては、展示会や内見に足を運ぶ前に動画を視聴することで、雰囲気や住んだときのイメージが湧きやすくなるなどのメリットがあります。不動産会社にとっても、業務の効率化や新規の顧客を獲得できるなど、双方にとってさまざまなメリットがあるのです。
YouTube上で有益な情報を発信することで、視聴者との信頼関係を築くことができ、他社との差別化も図れます。不動産営業の一環として、YouTubeを有効的に活用しましょう。
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