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動画制作・編集

納期の早い動画制作を外注するには?発注前に確認すべきこととは?

ビジネスシーンにおいて、動画はもはや欠かせないコミュニケーションツールとなりました。
しかし、「急な広報活動で動画が必要になった」「イベント用にすぐ映像を用意したい」といった場面で、制作会社に見積もりを取ったところ、納期が数ヶ月先で困ってしまった、という経験をお持ちの担当者様も多いのではないでしょうか。
動画制作には多くの工程があり、時間がかかるのは事実です。
しかし、発注者側がいくつかのポイントを押さえて準備を進めるだけで、制作全体のスピードは劇的に向上します。
本記事では、動画制作の一般的な期間や基本的なフローを解説するとともに、納期を最大限短縮するために発注者が今すぐ準備すべきこと、そして短納期でも高品質な動画を制作してくれる信頼できる会社の見つけ方まで、具体的なノウハウを網羅的にご紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、貴社の動画活用を成功にお導きください。

動画制作にかかる一般的な期間

動画制作にかかる一般的な期間のイメージ

動画制作にかかる時間は、一般的に15秒程度の動画で3日前後が平均的です。

ただし、動画の内容によっては同じ秒数でも制作時間は大きく異なります。特に1分を超える動画や演出に3DCGや実写映像を含めると、制作期間は大きく延びていきます。プロジェクトによっては1か月から半年近く必要となることもあるでしょう。 次の項で紹介しますが、1本の動画の作成にはさまざまなフローを経る必要があります。よりクオリティの高いもの、完成度が高いもの、と納得いくまで作り込むと、当然ながら納品まで時間はよりかかってしまいます。もし、できるだけ短い納期で動画を作ってほしい場合には、クオリティの低下や使える演出が限られてしまうことを多少は覚悟した方がよいかもしれません。

クオリティを保ちつつ、少しでも納期を早くするためにできることは、この後の項で詳しくご説明します。

【種類別】動画制作にかかる期間の目安

動画と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。種類によって制作工程や必要な作業量が異なるため、当然ながら納期も変わってきます。ここでは、代表的な動画の種類別に、制作期間の目安をまとめました。

<動画の種類別・製作期間の目安>

動画の種類 期間の目安 主な特徴
インタビュー動画 2週間~1.5ヶ月 比較的シンプルな構成が多く、撮影後の編集作業が中心となるため、制作期間は短めです。
セミナー・イベント動画 3週間~2ヶ月 収録時間が長くなる傾向があり、重要なポイントをまとめる編集作業に時間を要します。
アニメーション動画 1.5ヶ月~3ヶ月 実写撮影が不要な一方、イラスト制作や動きを付ける作業に専門的な技術と時間が必要です。
企業の紹介動画・PR動画 2ヶ月~4ヶ月 企画や構成に時間をかけ、実写撮影やアニメーションなど複数の要素を組み合わせるため、期間は長くなる傾向にあります。
テレビCM 3ヶ月~6ヶ月 高いクオリティが求められ、企画からタレントのキャスティング、撮影、編集、考査まで多くの工程を経るため、最も時間がかかります。

なぜ?動画制作の納期が遅れがちな理由

動画制作の納期が遅れているイメージ

動画制作のプロジェクトでは、残念ながら納期の遅延が発生することが少なくありません。その原因は、発注者側にある場合と、制作会社側にある場合の両方が考えられます。事前に遅延につながる主な理由を知っておくことで、お互いに協力し、スムーズな進行を目指しましょう。

発注者側の遅れがちな理由

まず、発注者側に起因するケースとして、確認やフィードバックの遅れが挙げられます。動画制作では、企画の構成案や編集の初稿など、各段階で発注者の承認が必要です。関係者が複数人いて意見がまとまらない、あるいは多忙で確認が後回しになるなど、返答に時間がかかると制作スケジュール全体が後ろ倒しになってしまいます。また、制作の後半段階で「やはり内容を変更したい」といった大幅な仕様変更や追加要望が発生することも、遅延の大きな原因となります。

制作者側の遅れがちな理由

一方で、制作会社側に原因があるケースも存在します。例えば、複数の案件を同時に抱えすぎて、リソースが不足してしまう状況です。ディレクターや編集者の手が回らなくなり、一つ一つの作業が遅れてしまうことがあります。また、プロジェクト開始時の見積もりが甘く、実際の作業工数を正確に予測できていなかった場合も、スケジュールに無理が生じ、結果として納期に間に合わなくなります。そのほか、編集ソフトや機材のトラブル、外部に委託しているナレーターやイラストレーターとの連携ミスといった、不測の事態が遅延を引き起こすことも考えられます。

このように、納期の遅延はどちらか一方だけの問題ではなく、様々な要因が絡み合って発生します。円滑なプロジェクト進行のためには、発注者と制作会社が密にコミュニケーションを取り、お互いの状況を理解し合うことが不可欠です。

動画制作のフローを知っておこう

動画制作のフローのイメージ

動画制作の知識がなければ、なぜ数秒の動画にこんなに制作時間がかかるのか疑問に思うかもしれません。その理由は、動画制作における工程の多さにあります。以下は一般的な動画制作のフローです。

  1. 発注・ヒアリング
  2. 企画・構成
  3. 撮影・編集
  4. 仮完成動画提出・修正
  5. 完成版納品

それぞれ詳しく見ていきましょう。

発注・ヒアリング

まず初めに行われるのは発注作業です。制作会社は発注元から依頼を受け、スケジュールの確保に努めます。この段階で簡易的に動画の概要・意図・希望予算を打ち合わせし、契約の前準備を行います。

注意しなければいけないのは、発注したらすぐに動画制作が行われるわけではないことです。制作会社は発注者の要望を正確に把握しなければならないため、発注後はまずヒアリングが行われます。ヒアリングでは動画のイメージや目的などを発注者と制作会社ですり合わせをするのが常です。この工程をおろそかにすると、完成品のイメージが双方でズレてしまい、後々トラブルになりかねません。動画の規模によっては何度もヒアリングが行われることもあり、この段階で数日を要することも珍しくありません。

企画・構成

次に行われるのは動画の企画と構成作りです。動画の企画では、動画の時間や運用方法、ターゲットなどを詰めていきます。この段階で発注者の予算で実現可能な演出などを提示する制作会社も多いでしょう。

企画が固まれば、具体的な動画の構成作りが始まります。構成はテキストと共に絵コンテと呼ばれる図面で制作してもらえることも多いです。実制作を行う前にイメージに相違がないか、簡略図で解説してくれるといえばわかりやすいでしょうか。発注者が提示された構成を確認し、GOサインを出した段階でようやく動画の実制作がスタートします。

撮影・編集

実制作がスタートしたら、まず素材の撮影や編集が行われます。これは動画の演出や内容によりますが、実写映像のワンシーンを撮影・編集する程度であれば、そこまで時間はかかりません。

ただし、複数のシーンを撮影したりCGの合成が必要だったりする場合は1か月以上の期間がかかることもあります。仮に実写映像を使わなくとも、凝ったアニメーションなどを要望している場合は素材制作に時間がかかるでしょう。動画制作は使われる技術が高度になるほど、時間がかかる場合が多いです。

仮完成動画の提出・修正

編集が一段落すると、制作会社は発注者に仮完成動画を提出します。この段階で修正点があれば都度修正を行い、細かな調整をしていきます。

ただし、多くの場合、動画を一から作り替えるほどの修正は受け入れられにくいでしょう。修正があまりにも大規模になると、新規料金を請求されるかもしれません。修正はあくまでも出来上がった仮完成動画がベースになるものです。修正箇所のヒアリングが終わった段階で、制作会社は動画の最終的な調整へと移ります。

完成版の納品

仮完成動画の修正と仕上げが行われると、いよいよ最終完成品が納品されます。あらかじめYouTubeの広告用など、運用方法が決まっているのであれば、適切な動画形式で納品されます。

完成動画を発注者がチェックし、特段の問題がなければ動画制作のフローは終了です。あとは発注者によって動画が運用されますが、制作会社によってはそのまま動画運用まで手がけてくれるケースもあります。

納期を早くするために準備すること

納期を早くするために準備することのイメージ

ここからは納期を早くするために必要な準備について解説していきます。具体的には次の3つについて準備しておきましょう。

1.企画書を準備しておく

まず、動画の納期を早めるには、事前の企画書が必要不可欠です。しっかりした企画書があれば、制作会社との打ち合わせもスムーズに進み、最終的な納期も早まります。

反対に、企画書もなく、制作してほしい動画のイメージがあやふやだと納期は延びていきます。制作会社はあくまでも発注者の要望を重視するため、なんとなくのイメージでは困惑してしまいます。動画の意図と予算を明確にし、制作会社にとってわかりやすい企画書を作成するようにしてください。

2.ヒアリングのスケジュールを空けておく

次に、制作会社と行うヒアリングのスケジュールを空けておきましょう。動画制作は発注者と制作会社の意見のすり合わせを実施しなければ、実制作に移ることができません。時間を取って入念にお互いのイメージを共有することが必要です。そのためには、事前に日時の候補をいくつか用意しておくといいでしょう。

制作会社も複数案件を抱えていることが多く、スケジュールの都合上、いつでも発注者の都合に合わせられるとは限りません。なるべく柔軟に対応できるように、余裕を持った日程を確保しておくことが肝心です。

3.責任者を明確にしておく

最後に重要なのは、責任者を明確にしておくことです。先にも触れたとおり、動画制作は構成や仮完成動画ができた段階で確認のために発注者へと提出されます。そこで迅速にGOサインを出せないと、必然的に納品まで時間がかかってしまいます。できれば、外注先とのコミュニケーションは権限を持った責任者が行うのが理想です。窓口となる別のスタッフが合間に入ると、連絡の祖語や認識の違いからトラブルが発生するリスクもあります。

動画制作を発注する前に、誰が構成やクオリティにGOサインを出すか、社内で打ち合わせをしておきましょう。

納品が早い制作会社の探し方

納品が早い制作会社を探すイメージ

納期を早くするために必要な準備を知ったところで、ここからは具体的に制作会社の探し方について解説していきます。具体的には以下のとおりです。

  • Webサイトから具体的な納品スピードを調べる
  • 過去の実例から得意分野を見極める
  • レスポンスの早さを見る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Webサイトから具体的な納品スピードを調べる

まずは気になる制作会社をいくつかピックアップし、それぞれのWebサイトを閲覧してみましょう。多くの場合、Webサイトのどこかに平均的な納品スピードが記載されているはずです。納品の早さを売りにしている制作会社だと、他社と差別化するためにトップページに記載していることもあります。

ただし、Webサイトに記載されている納品までの日数はあくまでも参考程度にしたほうが賢明です。実際のところ、納品スピードは動画の内容によって差が大きいため、一概には言えないからです。Webサイトで気になる制作会社をピックアップできたら、直接問い合わせてみましょう。

過去の実績から得意分野を見極める

次に、各制作会社のWebサイトから過去の実績を見てみましょう。そのなかに自分たちのイメージに近い実例があれば、納期が短くなる可能性があります。

制作会社の多くは、一度制作した動画はテンプレート化して効率化していることが多いです。過去の実例と似た動画であれば、新規に演出を考えるよりも早く制作することができるでしょう。依頼する側も、過去の実例を通じてイメージを伝えることができるので、打ち合わせもスムーズに行うことができます。

レスポンスの早さを見る

最後に、実際に問い合わせた際のレスポンスの早さを見てみましょう。レスポンスが早い会社は、打ち合わせなどもやりやすく、最終的な納品日が早い可能性が高いです。また、レスポンスが早ければ制作会社のスケジュールが空いており、余力があることも考えられます。逆に他の案件に忙しそうであれば、いくら短納期を自負している制作会社でも遅い納品日を提示されることもあるでしょう。

納期の早い制作会社を見つけるには、自分たちと同じスピード感で対応してくれるかを見極めることが重要です。

納品が早い制作会社5選

納品が早い制作会社のイメージ

ここからは納品の早さに定評のある制作会社を具体的に紹介していきます。制作会社ごとに特徴が違うので、自分たちの要望に合った制作会社を見つけてみてください。

Mチーム(MTEAM)

Mチーム(MTEAM)は、過去に制作した動画が累計10,000本を超える圧倒的な実績がある制作会社です。ハイスピード且つ高いクオリティの動画制作はもちろん、企業向けに動画の運用サポートも行っています。また、経験豊富なディレクターが在籍していますので、状況に応じたプランをご提案させていただきます。ご相談いただき、企画から構成まですべて丸投げすることも可能です。

動画制作だけでなく、運用のノウハウや効果測定も効率的に行いたいと考えている場合には、安心してお任せください!

スタジオ ダ・ヴィンチ

『スタジオ ダ・ヴィンチ』は、広告動画をハイスピードで制作することを自負した撮影スタジオです。企画・撮影・編集までをワンストップで行うため、無駄な時間を取らずに納品が行えるようになっています。また、納品が早いのにも関わらず、クオリティには一切妥協していない点も見逃せません。スタジオには各分野のエキスパートが在籍し、高い技術力でスピードとクオリティの両立を実現しています。

取引先には大手保険会社や車メーカーもあり、業界でも信頼されているスタジオです。広告動画が急遽必要といった場合には、ぜひ相談してみてください。

ほーむびでお

『ほーむびでお』は、小規模・短納期に特化した制作会社です。基本的にカメラマンとディレクターの二人体制で撮影を行っており、突発的に必要な動画を制作することに長けています。具体的には、派手な演出を必要とするものよりも、情報のリアルさが要求されるニュース映像やSNSで公開するイベント動画向けといった感じです。無駄な演出を加えず、映像の撮影と編集だけを頼みたい場合には、うってつけといえるでしょう。

大がかりな動画ではなく、シンプルにまとまった動画が欲しいときは依頼してみてください。

ビビッド・ジャパン

『ビビッド・ジャパン』は、短納期動画制作サービスを手がける会社です。ビジネスプロモーションに使われる動画を競合他社よりも素早く納品することをモットーにしています。その早さの秘密は、依頼先の会議室などを借りて制作を行うことです。依頼先で制作を行うことでコミュニケーションと校正をリアルタイムで行えるようにしています。依頼先の責任者がすぐに制作物を確認できるため、GOサインを出しやすいのも特徴です。

短納期且つ細かい要望も叶えてほしい場合には、イチオシの制作会社といえるでしょう。

ワンダーグラフィックス

『ワンダーグラフィックス』は、企画の提案力が評判の制作会社です。依頼者の意図をスムーズに理解し、効果的な演出と運用方法を提示してくれます。また、自社で『Creative Stock』と呼ばれる技術ノウハウを蓄積しているのもポイントです。 2,000本以上の動画がカテゴリごとに定型化されており、効率化されています。そのため、新規案件でも素早い制作が可能で、高品質な動画を最短2週間という早さで納品まで完遂してくれます。

タイミングが重要なビジネスにおいて、心強い味方となってくれることでしょう。

E-WORKS

『E-WORKS』は、大阪にスタジオを構える全国対応の制作会社です。コストパフォーマンスに優れた動画制作を掲げており、レスポンスと実制作の早さで通常の半分以下の納品スピードを実現しています。納品から半年経過するまで無料修正に対応しており、品質に不安がある人でも安心して依頼することができます。制作している動画のジャンルは多岐に渡っており、流行りのドローン撮影も提供しているのが強みです。

社内向け動画から広告動画まで、頼れるシーンは多くあります。納品スピードと共に費用面も重視している人は、ぜひ相談してみてください。

まとめ

動画制作はどうしても時間が必要ですが、工夫をすることで納期を早めてもらうことができます。

納期の早い動画制作を実現するために必要なポイントを紹介してきました。動画制作はどうしても時間が必要ですが、工夫をすることで納期を早めてもらうことができます。急なイベントやリアルタイムの映像をすぐにでも公開したいとき、納期を早める手段を知っておくことは大いに役に立つでしょう。また、本記事で紹介した制作会社に依頼すれば、通常よりもさらに早い納期で動画を制作してくれるはずです。

ぜひ、本記事を活用し、ビジネスチャンスを逃さない動画運用を行ってみてください。

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