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ツイキャスとは、モイ株式会社が運営するPCやスマホから動画・ラジオの配信や視聴ができるライブストリーミングサービスで、正式名称は「TwitCasting」といいます。
2010年よりサービスが開始されたのですが、同じライブストリーミングサービスである17LIVEやPocochaが2017年にサービスを開始していることを考えると、老舗のライブストリーミングサービスであるといえるでしょう。2021年7月には累計登録者数が3,360万人を突破し、ビジネスでの活用も少しずつ増加してきています。
※参照元:ツイキャス – ライブでつながるコミュニケーション・サービス
ツイキャスの基本的な機能について、表にまとめてみました。
| ツイキャスの機能 | 概要 |
|---|---|
| 配信内容 | 動画、ラジオ(静止画と音声のみ) |
| アカウント | Twitter、Instagram、Facebook、Google Accountにログインしてそのまま使用可能(視聴のみならログイン不要) |
| 配信時間 | 原則30分(視聴者から贈られるコンティニューコインの3分ごとに5枚消費して、最大24時間まで延長可能) |
| 録画 | ライブ配信を録画しても公開可能(YouTubeアカウントを連携すれば録画をYouTubeにもアップロード可能) |
| 料金 | 登録・配信・視聴・コメント・アイテムの使用は無料。プレミア配信やメンバーシップは有料 |
スマホ1台で気軽に配信でき、視聴のみであればログイン不要であることが手軽で、長くツイキャスが親しまれる要因の1つとなっているといえるでしょう。
また法人向けプログラムの内容は、次のとおりです。
| ツイキャスの機能 | 概要 |
|---|---|
| パブリック放送 |
広告や視聴人数・コメントなどを非表示にし、コイン不要で最大24時間まで配信することができる特別な配信モード 地域コミュニティや部活動・サークル活動での情報共有や、企業・学校・団体・報道機関による情報発信を目的とした公共性の高い配信で利用することができる(申し込み制で審査が必要) |
| タレントマネージャー | ツイキャス上で活動する配信者・Vtuber・クリエイターなどが所属する事務所向けに提供するアカウントの一括管理機能 |
| オフィシャルプログラム |
公式配信を行う企業・タレント向けに、配信機能の拡張や配信データの分析など、公式配信に便利な機能を提供する特別プログラム 24時間連続配信や、ツイキャスのライブアプリから配信することで超画質モードでの配信が可能 ライブ配信基本機能を利用でき、一般ユーザーよりも収益面で優遇(申し込み制で審査が必要) |
ツイキャスは元々が無料のサービスなので、収益化やビジネス活用にはあまり力を入れていないと言われていましたが、2020年12月以降収益機能を登録している個人を対象に源泉徴収を開始するなど、近年少しずつ変化してきています。
※参照元:ツイキャスヘルプ

ツイキャスで自分が配信した動画を保存したい場合は、どうすればよいのでしょうか。
まず前提条件として、配信後1週間以内に録画を公開するか、タイトルを設定せず視聴者が5人以下の場合、録画が「夢の島」へ移動され削除される可能性があります。
「夢の島」とは、ツイキャス内で削除対象となる録画が集められる場所を指します。「夢の島」に集められた録画は1週間経過すると削除されますが、ライブ履歴の録画タイトルに赤い点が表示されるので、今「夢の島」にあるということが配信者に把握できるようになっているのです。
録画が削除された場合は、録画の公開が終了し再度録画を公開することはできなくなります。
せっかく配信された録画をこのような形でなくさないためにも、次の手順で残しておきましょう。
また、ツイキャスで1時間以上連続して配信を行った場合、録画は分割して保存されることがある点に注意しましょう。
配信の種類と分割時間は次のとおりです。
| 配信の種類 | 分割時間 |
|---|---|
| プレミア配信 | 分割なし |
| 超高画質配信 | 1時間ごとに分割保存 |
| その他の配信 | 4時間ごとに分割保存 |

ツイキャスには、ライブ配信を配信者自身が録画できる機能があります。また、ツイキャスで人気があったライブ配信をYouTubeにアップロードするなどして、さらに多くの人にアピールする方法も効果的です。
それでは、ツイキャス・YouTubeそれぞれの公開方法を解説していきます。
ツイキャスでは、全てのライブ配信で録画機能を使用することができます。この録画機能を使って、ライブ配信をアーカイブとして公開することも可能です。
ライブ配信は、配信終了時に表示される「ライブの録画を保存する」を選択するだけで簡単に録画が可能です。「録画は後で公開」にチェックを入れることで、すぐには配信されず、録画を配信者のみが視聴できる状態で保存することもできます。録画したライブ配信をアーカイブとして公開するためには、ライブ録画のページから公開範囲を変更する必要があります。
選択できる公開範囲は「公開」「合言葉をつけて公開」「非公開」の3種類です。
ライブ配信の録画は、1週間以内に公開範囲を「公開」に変更する、もしくは、「タイトルの設定」のどちらかを行わなかった場合「夢の島」と呼ばれる場所へ移動されます。「夢の島」は、条件に該当する録画が移動する場所で、夢の島へ移動してから1週間が経過するとツイキャスから録画データが完全に削除されてしまいます。そのため、アーカイブの保存を考えているライブ配信に関しては、すぐに公開範囲を設定する、もしくはタイトルを設定するようにしておきましょう。
ツイキャスで人気が出た配信をYouTubeにもアップロードして、たくさんの人に見てほしいと思う人も多いでしょう。そのような時に役立つのが、ツイキャスとYouTubeを連携することです。
ツイキャスとYouTubeを連携する手順とYouTubeに録画をアップロードする手順について、それぞれ説明します。
ツイキャスとYouTubeを連携する手順は次のとおりです。
YouTubeで事前にチャンネルを解説しておく必要がある点に注意しましょう。
ツイキャスとYouTubeを連携すると、ツイキャスから録画をYouTubeにアップロードすることができるようになります。
YouTubeに録画をアップロードする手順は次のとおりです。
ツイキャスからYouTubeへ録画をアップロードする場合、ある程度の時間を必要とすることを覚えておきましょう。アップロードできる録画の上限サイズは128GBです。

ツイキャスで誤って録画を削除してしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。
まず前提条件として、誤って削除してしまった録画は、そのライブ開始日時から3日(72時間)以内であれば、必要な手順を踏むことによって復旧させることができます。
アプリを使用した復旧手順は、次のとおりです。
それほど難しい手順ではないので、まずは落ち着いてライブ開始日時を確認することから始めてみましょう。
次に、PCを使用した復旧手順です。
アプリでもPCでも同じですが、この操作を行った後に録画の作成が改めて開始されるため、復旧が完了するまではある程度時間がかかるということを覚えておきましょう。
※参照元:ツイキャスヘルプ「よくある質問」

ツイキャスには、リアルタイム配信を見逃したくない、あるいはあとから何度も視聴したいと感じるファンも多いでしょう。そんなとき役立つのが「録画」や「保存」の手段です。本記事では、視聴者が行える録画・保存の方法について、利用規約や注意点を踏まえた上で、iPhone/Android/PCそれぞれの端末別にわかりやすく紹介します。
ツイキャスの録画や保存を行う前に、まず確認しておきたいのが利用規約です。視聴者が録画・保存を行うこと自体は技術的に可能でも、ルールに反すると配信者とのトラブルやアカウント制限の対象となるおそれがあります。
そのため、以下の点を理解しておくことが重要です。
保存やダウンロードを行う際は、あくまで個人の範囲で楽しむ目的にとどめておきましょう。
リアルタイムで配信されているツイキャスを保存する場合、スマートフォンの画面録画機能や専用のアプリ、PC用キャプチャーソフトなどを利用することになります。ここではデバイス別に代表的な方法を紹介します。
iPhoneでは、標準搭載されている「画面収録」機能を利用するのが最も簡単です。
以下は録画の手順です。
録画ファイルは写真アプリ内の「ビデオ」に保存されます。
Androidでは、機種によって画面録画機能が異なるため、アプリの導入が一般的です。
おすすめのアプリ例としては以下が挙げられます。
これらのアプリを使ってツイキャスの配信画面を録画できます。
PCで配信中の動画を録画するには、無料で使える録画ソフト「OBS Studio」などがよく使われています。
手順(例:OBS Studio):
保存ファイルはMP4などの形式で任意のフォルダに出力されます。
配信者が録画を許可した配信は、後から保存・ダウンロードできることがあります。ただし、アプリによっては再生専用でダウンロードに対応していない場合もあるため、保存したい場合は専用ツールの利用が必要です。
iPhoneで録画済みツイキャスを保存する場合、以下の2通りがあります。
現時点ではClipbox+はApp Storeでの新規配信を停止しているため、使用は非推奨です。
Androidでは、再生中の録画を保存する方法として「画面録画アプリ」が使われます。端末によっては標準で録画機能が搭載されていることもあります。
また、一部ブラウザ拡張やダウンロードアプリを経由して録画済み配信の保存が可能です。
PCでは、「ストリームレコーダー」などChrome拡張を使うことで録画済み配信の保存が可能です。
以下が手順です。
保存ができない配信については、再生中にOBS Studioなどで録画保存する方法も併用可能です。

ツイキャスの配信者として録画機能を活用するなら、気に入った配信をYouTubeと連携してアップロードし、さらに多くの視聴者に見てもらったり、新たなファンを増やしたりすることにつながります。配信するプラットフォームが変われば視聴者層も変わるので、自分では予想していなかったような属性のファンが視聴してくれる可能性があるということです。
また、ツイキャスの視聴者として録画を行うなら、仕事や自分の予定などでリアルタイムでは配信時間に間に合わないといった時でも後日時間のある時に視聴することができますし、ラジオ配信などであればBGMのような活用方法も考えられるのではないでしょうか。アプリが必要となるので、そのインストールにひと手間かかるものの、録画の手順はどのアプリでもそれほど難しくはないので、自分に合ったものを選択するのがよいでしょう。

ツイキャスの録画は配信後1週間以内に行う必要があり、誤って削除してしまっても72時間以内であれば復旧可能だとわかりました。また、視聴者としてツイキャスの配信を録画することができます。録画をダウンロード したい場合は、iPhone・Android・PCそれぞれに合ったアプリをインストールする必要がありますが、インターネット上でおすすめされているアプリが複数あるので自分の使い勝手に合わせて選択できます。
ぜひ録画機能を積極的に活用して、ツイキャスのライブ配信を配信者としても視聴者としても楽しんでみてください。
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