COLUMNコラム
パソコン上のカラフルな編集画面
動画制作・編集

撮影から編集までのコツを解説!動画制作を成功させるステップとは?|初心者向け

「スマホで動画を撮ってみたけど、手ブレがひどくて見づらい」 「編集ソフトを触ってみたが、どこをカットしていいか分からない」
動画制作が身近になった今、多くの初心者が「撮影」や「編集」の壁にぶつかっています。
この記事では、動画制作の基本的な「流れ(企画・撮影・編集)」に沿って、初心者がつまずきやすいポイントと、すぐに実践できる「コツ」を徹底的に解説します。
「三分割法」などの構図の基本から、無料アプリを使った編集の工夫まで、プロの技術を分かりやすく紹介。まずはこの記事で基本を学び、動画づくりの第一歩を踏み出しましょう。

動画制作の流れを把握しよう

動画制作をスムーズに進めるには、あらかじめ全体の流れを理解しておくことが大切です。基本的な流れは以下の3つのステップに分かれます。

1. 企画・構成

2. 撮影

3. 編集・仕上げ

企画では、「誰に何を伝えたいのか」「どんな構成で見せるか」を明確にします。初心者のうちは、台本を用意しておくと撮影もスムーズになります。 次に撮影フェーズでは、構図やアングル、カメラの安定性などに注意を払いながら素材を撮っていきます。そして最後の編集では、不要なシーンをカットしたり、テロップやBGMを加えて、視聴者に伝わる映像に仕上げていきます。 どの工程も慣れれば楽しくなりますが、特に撮影と編集は初心者がつまずきやすいポイントです。次に、具体的なコツを詳しく紹介していきます。

企画・構成のコツ:伝えたいことを明確にしよう

動画制作の第一歩は、やみくもにカメラを回すことではなく、「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にすることです。初心者がつまずきやすいのが、構成を考えずに撮影を始めてしまい、後で編集に苦労するケースです。動画づくりでは、まず「企画」と「構成」を整えることが重要です。

企画の段階では、動画の目的とターゲットを明確にし、「商品紹介」「Vlog」「ハウツー」「レビュー」など、どのジャンルで進めるのかを決めていきます。 ジャンルが定まると、どんなシーンを撮るべきか自然と具体化してきます。 また、視聴者の年齢層や興味に合わせて、動画全体のトーンや雰囲気を事前に想定しておくことで、全体がぶれずにまとまりやすくなります。 

構成は、動画の流れを組み立てる作業です。 冒頭で何を見せるのか、情報をどの順番で提示するのか、最後をどのように締めるのかを考え、視聴者が迷わず見られる流れを作ります。

最初に「導入」、次に「本編」、最後に「まとめ」といった3部構成を意識するだけでも、視聴者にとって非常に見やすい動画になります。時間配分やナレーションの位置、必要なカットの種類などを事前に簡単な台本(構成メモ)として書き出しておくと、撮影・編集ともに効率がぐんと上がります。

初心者ほど、「準備に時間をかける」ことが成功のカギです。動画の土台をしっかり作ることが、見応えある作品へとつながっていきます。

撮影のコツ①:構図を意識する

撮影のコツ①:構図を意識する

動画における構図とは、フレーム内に被写体や背景をどのように配置するかという「画面作り」のことです。初心者がまず取り入れやすいのが「三分割法」というテクニック。画面を縦横3分割したときの交点に被写体を配置すると、自然でバランスの取れた構図になります。

撮影では、構図を少し工夫するだけで映像の印象が大きく変わります。 たとえば人物を撮影する際、画面の中央ではなく少し左右に寄せて配置すると、視覚的に整った印象になり、映像全体が引き締まります。 背景が広く見えるように調整することで、画面に奥行きが生まれ、情報量のある映像になります。 

また、カメラの角度にも気を配ると効果的です。 上から撮るハイアングルは柔らかく親しみやすい印象につながり、逆に下から撮るローアングルは力強さや迫力を演出できます。 同じ被写体でも、角度の取り方によって伝わる雰囲気が変わるため、意図に合わせて使い分けることが大切です。動画のテーマや伝えたい雰囲気に合わせて構図を変えると、初心者でもワンランク上の映像を作ることができます。

撮影のコツ②:安定したカメラワークを心がける

いくら構図やアングルが良くても、映像がブレていては視聴者が酔ってしまったり、内容に集中できません。そこで初心者にとって重要なのが、カメラを安定させる工夫です。

手持ち撮影ではなく、スマートフォン用の三脚やスタビライザー(ジンバル)を使用することで、手ブレを大幅に軽減できます。また、カメラを固定した上で「パン(横移動)」「ティルト(縦移動)」といった基本的なカメラワークにチャレンジすると、映像に動きと流れを加えることができます。

また、動画に動きを加えたい場合は、被写体が動く構図を活用するのも効果的。例えば、人物がフレーム内を移動する様子を静止カメラで捉えると、自然な流れが生まれます。初心者は「カメラを動かす」よりも「被写体に動いてもらう」方がコントロールしやすいため、まずはそこからスタートしてみましょう。

編集のコツ①:使いやすい無料編集ソフトを選ぶ

編集のコツ①:使いやすい無料編集ソフトを選ぶ

動画編集に初めて挑戦する初心者にとって、操作が複雑な編集ソフトはハードルが高いもの。そこでおすすめなのが、無料で使える編集アプリです。たとえば「iMovie(iOS専用)」「CapCut」「VN」などは、スマホひとつで直感的に操作でき、基本的な編集機能がすべてそろっています。

これらのアプリでは、動画の不要な部分をカットしたり、テロップやBGMを追加したり、シーンの切り替えにトランジションを入れるといった編集が簡単に行えます。操作もタップやドラッグ中心なので、初心者でもすぐに慣れるでしょう。

編集のコツは「伝えたい内容を簡潔にまとめること」です。冗長なシーンや間延びした映像は、視聴者を飽きさせてしまいます。テンポよく、情報がスムーズに伝わるよう意識してカット・構成を行いましょう。

以下の記事では、無料の動画編集アプリを紹介していますので、興味のある方はチェックしてみてください。

無料の動画編集アプリおすすめ20選!初心者向け・スマホ対応も紹介【2025年版】

編集のコツ②:視聴者に伝わる工夫をする

編集作業では、単に映像をつなげるだけでなく、視聴者にわかりやすく情報を届ける工夫が求められます。そのための具体的な手法として、テロップ・BGM・効果音・トランジションの活用があります。

トランジション・・・映像やプレゼンテーション、デザインなどの分野で使われる用語で、場面の切り替えや変化の演出を意味します。

テロップは、話している内容を文字で補足したり、強調したい言葉を目立たせるのに便利です。字幕のようにすべてのセリフを入れる必要はありませんが、要点をピックアップして配置すると、より親切で理解しやすい動画になります。

また、映像に合ったBGMを加えることで、動画全体の雰囲気を引き立てることができます。静かなシーンには穏やかな音楽、テンポのある展開にはリズミカルなBGMを選びましょう。効果音も必要に応じて取り入れると、臨場感がアップします。

一方で、これらを使いすぎると動画が雑多な印象になってしまうので、「伝える目的」を軸に、バランス良く配置することがコツです。

仕上げのコツ:細部の調整で完成度をアップ

編集作業が終わったからといって、すぐに投稿してしまうのはもったいない!最後にもう一手間、「仕上げ」の工程を行うことで、動画の完成度が一気に上がります。特に初心者のうちは、以下の3つの仕上げポイントを確認しておきましょう。

1. 音量バランス
BGMが大きすぎてナレーションやセリフが聞き取りづらいと、視聴者の離脱につながります。各トラックの音量を整えて、心地よく視聴できるようにしましょう。

2. 色味・明るさ
撮影時の光の状況によって、映像が暗くなっていることがあります。編集ソフトで明るさやコントラストを微調整するだけで、映像が格段に見やすくなります。色味を統一することで、全体の印象も洗練されます。

3. 最終チェック(プレビュー再生)
一通りの編集が終わったら、最初から最後まで通して視聴しましょう。誤字脱字のあるテロップや、不自然なカットが残っていないかを確認するのが大切です。視聴者目線で見直すことで、見落としがちなミスを防げます。

この仕上げ作業を丁寧に行うことが、動画の信頼感と完成度を引き上げ、視聴者の満足度を高める重要なステップです。

初心者が最初にやるべき練習方法とは?

初心者が最初にやるべき練習方法とは?

いきなり複雑な編集や長尺の動画に挑むと、初心者は途中で挫折してしまいがちです。まずは簡単なテーマを決めて、短い動画を作る練習から始めてみましょう。テロップ、bgm、効果音が必要なく自然な編集スタイルになるので、最初の練習になります。

おすすめなのは「30秒のVlog」や「日常の一コマ」です。例えば「カフェに行った」「ペットと遊んだ」など、身近な題材をスマホで撮影し、数カットを組み合わせて編集するだけでも十分な練習になります。

このとき、構図やカメラの動きを意識しながら撮影し、編集ではテロップを1〜2か所入れるだけでも、動画の完成度がぐっと上がります。自分で撮って、編集して、見返してみる。この繰り返しが何よりの成長につながります。

また、他人の動画を見ることも勉強になります。人気のYouTubeチャンネルをチェックして、「どんな構図を使っているか」「どんな編集の工夫があるか」を観察してみましょう。

まとめ:撮影と編集の基本とコツを知れば動画制作は楽しくなる!

まとめ:撮影と編集の基本とコツを知れば動画制作は楽しくなる!

動画制作は、一見難しそうに感じるかもしれませんが、「撮影」と「編集」の基本的なポイントとコツを押さえることで、初心者でも質の高い作品を作ることができます。

まずは構図やアングルなど、撮影の基本を意識すること。そして無料編集ソフトを活用し、伝わる編集を心がけることが大切です。最初はうまくいかなくても、何度か挑戦していくうちに、撮影・編集のスキルは自然と身についていきます。

「動画を作ってみたい」「編集に挑戦したい」という気持ちは、すでに立派な第一歩です。 まずはできる範囲から始めてみてください。 あなたが作る一本の動画が、誰かの心に残る作品になる可能性は十分にあります。 

WEBでのお問い合わせはこちら

資料請求 無料相談