「暇があればYouTubeを見ている」という人は多いのではないでしょうか?私たちの生活に馴染んだ「動画」という媒体を、ルームツアーにも活用できます。
コロナウイルスの影響で人との接触を避ける中、不動産業界や住宅業界で、動画を使った「ルームツアー」を行う企業が増えました。気軽に見られるルームツアー動画は、さまざまな層にアピールでき、新たな商談や成約につながるでしょう。
今回は、ルームツアーを行うメリットや動画制作のポイントを解説します。あわせて、参考になるルームツアー動画や、おすすめの動画制作会社も紹介します。
目次
ルームツアー動画とは、部屋の内外装を動画に収め、Web上で公開するいわゆるWeb集客に優れた「部屋紹介」のことです。ルームツアー動画は、不動産や住宅業界で欠かせないコンテンツになりつつあります。
以下のような物件の紹介に、ルームツアー動画の活用が可能です。
まず挙げられるのが、新築戸建てのルームツアー動画です。「夢のマイホーム」という言葉もあるぐらいなので、戸建てに憧れている人は多いのではないでしょうか。新築の戸建ては、自由度が高く、自分が思い描いた家を実現できます。こだわりの設計やデザイン性など、企業の特徴と、お客さまの要望を掛け合わせた、オリジナリティ溢れるルームツアー動画を制作することが可能です。
新築マンションにもルームツアー動画を活用できます。
マンションは戸建てと比較すると、以下の三つのメリットがあります。
新築マンションのルームツアーも需要があります。内装はもちろん、セキュリティ面や収納スペースなど、マンションならではのメリットや特徴を紹介できます。
リノベーション物件にもルームツアー動画を活用できます。すでに戸建てやマンションを持っていて、リフォームやリノベーションをしたいと思っている人も多いはずです。リノベーションは、新たに家やマンションを買うより費用が安くなることが多く、住み慣れた家を手放さなくても良いというメリットもあります。
手を加える前のビフォーと、作業を施したアフターを動画にすることで、イメージが湧きやすくなるでしょう。「ここまで変わるならやってみたい」と思ってもらうことで、興味を持ってもらえ、成約につながります。
賃貸物件にもルームツアー動画を活用できます。先ほど言った「夢のマイホーム」は、少し前の話かもしれません。老後2.000万円問題などもあり、家を買う余裕のない若者が増え「若者の家離れ」という言葉も出てきました。
賃貸物件の需要が高まっているため、ルームツアー動画は新たな顧客の獲得に有効です。また、女性1人で内覧をすることに抵抗がある人も多いため、動画による内覧は安心してじっくり検討してもらえるでしょう。
ルームツアー動画を制作するメリットは、以下のようなものがあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
まず挙げられるのが、動画でルームツアーをすることで、繰り返しの説明が省けることです。店舗や窓口で接客する場合、部屋や家についてお客さまごとに何度も説明する必要があります。一方で、1度ルームツアーを撮影すれば、どのお客さまにも同じ動画の共有が可能です。何度も同じ説明をしなくて良いので、手間や時間のコストを削減できます。
2つ目のメリットは、物件のイメージが湧きやすく成約率が上がることです。
写真やテキストだけでは、部屋のイメージが湧きづらいですよね。部屋のイメージが湧かなければ、申し込もうと思う人は少ないでしょう。動画であれば、実際の部屋を細かいところまで見られます。
実際にその場所に住むイメージが湧きやすく、商談や成約につながる可能性が高まります。
3つ目のメリットは、気軽に見れるため集客の幅が広がることです。
家や部屋を内覧するとき、忙しくてお店まで足を運ぶ時間が取れない人もいるのではないでしょうか?
「今すぐ家が欲しいわけではないけど、どんなものがあるか見たい」という人もいるかもしれません。
小さなお子さまがいて来店できなかったり、今すぐ買いたい・借りたい人しか来店しづらかったりする場合があります。動画でのルームツアーであれば、どこからでも気軽に閲覧できます。ファミリー層や結婚を控えたカップルなど、幅広い集客が期待できます。
4つ目のメリットは、動画の視聴回数が増えると収益化の可能性があることです。ルームツアー動画をネット上にアップするのに、多くの企業がYouTubeを利用しています。YouTubeは、さまざまなユーザーが使っているため、馴染みがあり操作がわかりやすいことが特徴です。登録者数と再生回数が伸びたタイミングで広告を貼ることで、収益化できる仕組みがあります。
収益化の条件は以下の通り、二つあります。
上記をクリアしなければなりません。ただし、条件を満たしたとしても、収益化はそう簡単ではありません。付加価値や1つの目標として考えるといいかと思います。
ルームツアー動画を制作する際のポイントを紹介します。
この3つのポイントを詳しく解説します。
1つ目のポイントは、アピールポイントを絞ることです。さまざまな企業のルームツアー動画を見てみると、短いもので3分〜5分、長いもので12分〜13分ほどです。
細かいところまで映しすぎると、とても長い動画になってしまいます。そうなると、まず見てもらえなかったり、途中で見るのをやめてしまったりするかもしれません。そのため、アピールポイントを絞り、伝えたい部分にフォーカスすることで、家や部屋の魅力をわかりやすく伝えられます。
2つ目のポイントは、カメラを動かしすぎないことです。手ブレしている動画を見ると、酔ってしまい気分が悪くなってしまうことがあります。見やすい動画を作るためには、できるだけ手ブレしないように撮影することが大事です。
上記のように、工夫して撮影してみてください。
3つ目のポイントは、読みやすい字幕(テロップ)を入れることです。
テロップ入れは、多くの動画制作者が取り入れている方法は以下の通り、三つあります。
テロップを入れる作業は、時間がかかり大変ですが、視聴者が見やすい動画を制作するためには大切です。
住宅メーカーや不動産のおすすめルームツアー動画を紹介します。企業ごとにテイストが異なるので、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目のおすすめは、戸建て分譲住宅の販売・設計・施工を行う中尾建設工業株式会社(ナカオホーム)のルームツアー動画です。ナカオホームのスタッフが部屋の中を案内してくれます。BGMや効果音があり、字体などもポップで全体的に明るいルームツアー動画になっています。新生活を楽しく迎えるイメージができそうです。
2つ目は、京都で新築分譲住宅・分譲宅地など、不動産を販売する株式会社エルハウジングです。カット割やアングルなどが凝っていて、よく作り込まれている印象です。ゆっくりと部屋全体を写すアングルが多く、じっくり部屋を見れます。1本の動画が短いので、さくっと見れるのもいいですね。
3つ目は、リフォームやリノベーションから新築まで手掛けるLOHAS studioです。実際に、新築やリフォームをしたお客さまが、住んでいる家を紹介しているルームツアー動画です。住人のインタビューがあったり、実際に生活している様子を見れたりするので、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。落ち着いた印象のルームツアー動画になっています。
4つ目は、長野県にある窪田建設が自社開発したブランド「縁側家族」です。平家と縁側の魅力を伝える、シンプルで見やすい動画になっています。1つ1つのポイントをわかりやすく説明してくれており、「こんな家が欲しい」と思ってしまう素敵な動画です。登録者数は9,000人を超えており、最新動画の再生回数は43万回という驚きの数字です。
5つ目は、賃貸住宅を中心に分譲マンションや建売住宅を紹介する、みかん不動産です。賃貸住宅がメインのルームツアー動画で、一人暮らし用物件の紹介もあります。テロップやナレーションがないので、部屋だけをじっくり見られるシンプルなルームツアー動画です。登録者数1万4,000人超えの人気チャンネルです。
動画を使って新たな顧客を増やすためには、更新頻度を高めることや質の高い動画を制作することが大切です。
しかし、自分たちで企画から撮影、編集まで行うのはとても大変ですよね。そんなときは、ノウハウを持った動画制作会社に依頼するのも1つの方法です。数多くの動画制作会社がありますが、ここではおすすめの動画制作会社を5社紹介します。
おすすめ制作会社1つ目は、弊社のサービスMチームです。Mチームは、YouTube動画、広告動画、プロモーション動画の制作や編集、デザイン制作など、多岐にわたるサービスを提供する動画制作会社です。これまでの豊富な実績を活かし、不動産業界向けのルームツアー動画にも対応しています。
Mチームのルームツアー動画制作では、リサイズやカット割、テロップ挿入といった基本的な編集作業をはじめ、物件の魅力を視覚的に効果的に伝えるための動画構成に力を入れています。動画内にテキストや図を適切に挿入することで、視聴者にとってわかりやすい内容に仕上げることが可能です。
また、BGMの加工や調整も含めた編集作業を行い、視覚と聴覚の両方から物件の雰囲気を伝える工夫をしています。さらに、Mチームは「定額動画」というサービスを提供しており、動画制作と編集を定額で依頼できるプランを用意しています。
このサービスは、短期間で複数の物件を紹介したい不動産業者にとって、コストを抑えながら安定的な動画運用を実現できる点で特に魅力的です。また、料金体系が明確であるため、予算を立てやすいという利点もあります。企画から構成、撮影、編集まですべてを一括して依頼できるMチームのサービスは、初めて動画制作を依頼する企業にとっても利用しやすく、不動産業界での動画活用における頼れる選択肢です。
2つ目のおすすめ制作会社は、YouTubeチャンネルコンサルや動画制作、WEB制作を行う「サンキャク株式会社」です。企業の自社チャンネル立ち上げの開発から動画の企画、撮影、編集、配信、分析、改善までサポートしてくれます。
サンキャク株式会社の戸建て物件とモデルルームを魅力的に伝える、ルームツアー動画制作のサービスをスタートさせました。既存のYouTubeチャンネルがあれば課題の洗い出し、改善提案、最適化などもサポートしてくれます。
おすすめ制作会社3つ目は、おうちで内覧です。株式会社エスティールが提供する動画作成サービスです。おうちで内覧のスタッフは、すべて元不動産仲介営業マンで構成されているため、信頼感はバツグンです。
さらに、オプションで営業経験者の案内ナレーションを追加できます。伝わりやすく、親しみやすい動画制作が可能です。SUUMOの物件動画も手掛けていることから、レベルの高い動画が期待できます。
おすすめ制作会社4つ目は、株式会社ピークスマインドです。ピークスマインドは、ブライダルプロデュースや映像制作、さらに音響・照明・映像機器のプラン・設置工事、そのほかにもさまざまな分野を手掛けています。
不動産ルームツアーの実績があるため、ノウハウを生かした、クオリティの高い動画制作が可能です。
SUUMOの物件動画も手掛けていることから、レベルの高い動画が期待できます。
おすすめ制作会社5つ目は、住宅撮影.comです。住宅業界に特化した写真・映像制作会社で、全国300社以上との取引実績があります。年間1,000物件以上の撮影を手掛けており、ハウスメーカーから地域のビルダーまで幅広く対応しています。
ルームツアー動画の原稿制作、撮影、編集、YouTubeへのアップロードまで一貫して行い、
短時間での撮影とスピーディーな納品が特徴です。
ルームツアーを動画で行うメリットや、動画制作のポイントを解説しました。コロナウイルスの影響で人との接触を避ける中、動画によるルームツアーの需要は高まりました。ルームツアー動画は、写真やテキストだけでは伝わらない、細かい部分までリアルに届けることが可能です。
内覧予約などが必要なく、いつでも気軽に閲覧できるため、潜在顧客に届く可能性もあります。多くの人に見てもらうことで、新たな商談や成約につながるかもしれません。ただ、自分たちで企画から撮影・編集まで行うのはコストや時間がかかります。動画制作会社に依頼することも検討してみてください。
しかし、動画制作会社は数多くあり、選ぶのが大変かと思います。以下のおすすめの制作会社を参考にしてみてください。
おすすめの制作会社は以下の5つです。
ノウハウを持ったプロに任せることで、効率的に多くの人にルームツアー動画を届けられます。ルームツアー動画を制作して、新規顧客を獲得しましょう。
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