コラム

カメラのレンズを通して風景を見る様子
動画制作・編集

旅行動画で旅しよう!旅行動画作成のコツからおすすめの会社まで解説!

楽しい旅行の思い出にフィルムカメラで写真を撮っていたのは過去のこと。今はスマホ片手に動画撮影する人が増えていますよね。多くの人が、美しい風景を楽しむ自分や仲間たち、地元の人たちとの出会い・おいしい料理などを撮影しSNSでシェアして楽しんでいます。自分でも作ってみたいと思いながらも、こんな不安を感じていませんか?
「きれいに撮れるかな?」 「編集はどうすればいいんだろ?」 「スマホだけでできるのかな?」
この記事では、そんなあなたのために旅行動画をきれいに撮るコツから編集の仕方まで徹底解説します。どうぞ、最後までお読みください。

旅行動画とは

観光しながら自撮りをする女性

旅で見つけた人やモノとの素敵な出会いを動画に撮影。BGMやテロップを付けて編集した動画を旅行動画といいます。単なる旅の記録ではなく、印象的なエピソードや出会いを強調し、ストーリー性のある動画は、視聴者に共感してもらうことができます。

下でも詳しく説明しますが、「旅Vlog」と言う旅行動画のジャンルも存在します。これも旅行動画と同義と言えますが、旅に特化したVlogとして注目を集めています。単に思い出づくりのためだけでなく、旅行動画を作ることはメリットがあります。それらを次の項から紹介していきます。

旅行動画を作るメリット

両手でOKサインをする女性

旅行動画を作ることは、楽しかった旅の記録を残す以外にも様々なメリットがあります。ここから詳しく説明していきます。

旅行気分を楽しめる

旅行に行く場所や、スケジュール、ご当地グルメなどを調べているだけで、旅行に行ったような気分になり楽しくなりますよね。一緒に行く友人や家族とわいわい計画を立てるのは、楽しいものです。

友人や家族と旅をシェアできる

SNSで旅行動画を投稿すれば、友人や家族に旅の様子をシェアすることができます。一緒に行けなかった家族は、旅先での元気な様子を見て安心します。友人に旅で見つけた珍しいものやきれいな風景をシェアすることで、一緒に旅を楽しむことができます。

旅先での出会いを楽しめる

旅行動画を撮影していると、通常ならただ通り過ぎてしまう地元の人と、積極的にコミュニケーションを取ろうとします。こちらから声をかければ、相手も気さくに会話してくれるでしょう。

いつもは自分から知らない人に話しかけるなんて考えられないという人も、動画を良いものにするためだと思って、挑戦してみてください。ただ観光地を巡るだけの旅では味わえない、楽しい出会いを楽しむことができますよ。旅先での出会いは、一期一会になることがほとんどなので、思い出の1ページとして貴重な記録になりますね。

旅の余韻に浸れる

旅行が終わって家に帰って来ると、途端に日常が始まってしまいます。でも、楽しかった旅行の動画を見ていると画面に映しだされた場面に戻って、旅の追体験をすることができます。日常に疲れた時の活力剤として動画を使うのもいいですね。

旅行動画制作6つのポイント

曇り空をスマートフォンで撮影する様子

この章では、旅行にも手軽に持っていけるスマホ撮影をする際のポイントをお伝えします。

手振れを防ぐ

スマホは手軽に撮影できるので、歩きながら撮影することもありますよね?でも、手で持って撮影していると、画面がぶれて見づらい映像になってしまいます。この手振れを防ぐために必要なのが、スマホ用スタビライザーです。コンパクトに折りたためる設計になっているので、荷物にもなりません。価格は10,000円前後しますが、スマホ撮影するなら必須アイテムです。

横向きで撮影する

SNSでは縦向きでも投稿できるのですが、左右に黒い余白が入ってしまうので、横向き撮影をおすすめします。建物や風景を撮る時全体を収めた方がきれいですから、横向き撮影の方が適しています。また、縦向きと横向きの動画が混在していると編集する時にも面倒なので、横向きに統一して撮影する方が便利です。

アングルを工夫する

観光地では、撮影者が動いて普通とは違うアングルで撮影しましょう。例えば、建物全体を撮影した後、人の足元アップから始まり、その人が歩いて建物に入っていくまでの様子をアップショットから全体映像にズームアウトしていくと、見ている人も一緒に建物に入っていくような気分になります。風景には人を入れて撮ると臨場感が出ます。一緒に行った人が風景を楽しんでいる様子を入れるとか、記念写真を撮っている人をその後ろから撮影するなどもおすすめです。

スローモーションで撮る

スローモーション撮影をすると、普通に撮るより雰囲気が出るのでおすすめです。それにBGMを付けると、更に雰囲気が盛り上がりますので、試してみてください。

動画の画質を選ぶ

スマホで撮影できる動画の画質は、フルHD・HD・4K・VGAがありますが、最近のスマホでは、フルHDが標準装備されています。フルHDは、YouTube動画(解像度1980×1080)で使われている画質で、PCで再生してもきれいに見えます。(解像度は画質を表していて、数値が大きい程きれいに見えます)

HDは解像度が1280×720と低く、再生すると画質が荒く感じますので使わない方がいいでしょう。4KやVGAはフルHDより解像度が高くよりきれいなのですが、解像度が高い分データ量が大きくなるため、スマホの動きが遅くなってしまいます。旅行動画を撮るのなら、フルHDで十分だと思います。

撮影後すぐにSNSでシェアする

旅行動画は、今起こっていることを見る人とリアルタイムで共有できるのが利点です。ですから、撮影したらすぐに編集してSNSに投稿しましょう。見ている人に共感してもらえる投稿がいいですね。

(番外編)地元の人と仲良くなる

地元の人と仲良くなると、ガイドブックには載っていない穴場スポットを教えてくれたり、地元の人だけが知っている隠れた名店を教えてくれたりします。こういう出会いが、旅の醍醐味ですよね。旅先での出会いは、短い時間であっても、楽しく交流しているうちに、とびっきりの笑顔を見せてくれることがあります。その人には、その時1回だけしか会えないかも知れません。そんな貴重な笑顔を動画として残せるのは素敵なことだと思いませんか?

旅行動画は自分で作れる?

動画を編集する女性

旅行動画の特徴は理解いただけたのではないでしょうか。では実際に旅行動画を作るには?ここからは、旅行動画を自分で作る際のポイントやコツを紹介します。

個人で楽しむ旅行動画とYouTube旅Vlog

これまでに説明したように旅行動画は、自分で作ることができます。いつも使っているスマホに加えてスタビライザーは必要になりますが、編集もスマホやアプリを使えば簡単にできます。サッと撮ってSNS投稿し、自分や仲間うちで楽しめます。

それとは別に、昨年からYouTubeに投稿され始めた「旅Vlog」という旅行動画があります。Vlogは、自分の思うことや日常生活を動画撮影したもので、旅Vlogは旅に特化したものなので、旅行動画と同じです。

旅VlogはSNSにも投稿されますが、主にYouTubeに投稿され、多くの視聴者に見られており、収益化しているチャンネルもあります。YouTubeに投稿し、収益化までしなくても視聴者に喜んでもらうためには、簡単な編集では難しいです。

YouTubeに旅Vlogを投稿するならPCで動画編集

スマホアプリでもテキストを入れたり、BGMを入れたりすることができますが、動画の長さの上限が決まっていたり、テキストのフォントや表示位置が限られていたりと機能が限定的です。容量も小さいので、作業中に固まって動かなくなることもあります。また、無料アプリの場合、ウォーターマークが消せないというデメリットもあります。

PCはスマホより容量が大きいため、作業がサクサク進みます。画面が大きいので、細かい編集もしやすいです。無料ソフトでも、PC用であればスマホアプリにはないエフェクトが使えたり、テキストのフォント数が多くなったり、と使いやすい機能が標準装備されています。以上の理由から、本格的な編集をするならPC用の動画編集ソフトが必要だと言えます。

それでは、ここで動画編集作業におすすめソフトを紹介したいと思います。

Premiere Pro

動画編集では一般的に使われているAdobeの編集ソフトです。このソフトを使えば、動画全体の色調補正が簡単にできるので、暗い曇った日の動画も一瞬で晴れた日のような鮮やかな映像になります。テキストを配置する位置も自由に変えられますし、フォントも数ある中から好きなものを選ぶことができます。また、テキストを好みの色に変えたり、変形したり、自由に編集することができます。動画の音声も編集できるので、不要な雑音を消すこともできます。

他にも数々の機能があるので紹介しきれませんが、YouTubeに投稿することを考えているのなら、このソフトがおすすめです。

Final Cut Pro

Final Cut Pro は、Macに対応した動画編集ソフトです。Macには無料でiMovieが入っていますが、その上位バージョンだと思ってください。OSがWindowsの場合は、Premiere Pro一択。MacOSの場合は、どちらかを選択できます。

他にもAviUtl・Lightworks・Filmora9(無料体験版)など無料ソフトもありますので、最初は無料版で試してから有料ソフトを購入しても良いかと思います。

旅行動画撮影のコツ

アクセサリー

望遠レンズ・広角レンズ・魚眼レンズなどを使って撮影範囲を変えて撮ると、撮りたいものにフォーカスできたり、広範囲なものを撮れたり、と通常範囲とは違うショットが撮れます。値段も手ごろなので、旅行に持っていきましょう。

望遠レンズは、本来遠くのものを撮影するためのレンズなのですが、違った使い方もできます。望遠レンズで撮りたい被写体にフォーカスして撮ると、無駄な映り込みが排除でき、迫力のある映像になりますのでおすすめです。例えば、料理を撮影する時に映したい部分にフォーカスすると、その他の部分が映らないので、その料理のおいしそうな映像が際立ちます。

撮影の構図

日の丸構図
アングルの真ん中に人を配置して撮影することが多いと思います。この構図を多用すると、素人っぽく見えてしまうので、意識して他の構図を使うようにしましょう。

三分割構図
スマホカメラについているグリッド線で区切られた9つの位置に被写体を入れると、バランスよく撮れます。更にその位置をずらしながら配置するようにすれば動きのある動画になります。

対角線構図
画面の対角線が交差する位置に被写体を置きます。こうすると奥行の感じられるバランスの良いアングルになります。

音質

人が多い観光地や店を撮影していると、どうしても雑音が入ってしまいます。編集ソフトでもある程度除去できますが、風切り音を消すのは難しいです。また、話している人の声が小さいと、音量調整も必要になります。YouTubeの視聴者には、移動中にイヤホンで音声を聞いている人もいますので、音質にはこだわらなくてはいけません。

外付けマイクにはピンマイク・ガンマイクなどがありますが、ピンマイクは撮影者が自分の衣服に付けて話す時に有効です。無指向性と単一指向性がありますが、自分の声だけを拾って外部の雑音は入れたくないので、単一指向性を選びます。

ガンマイクは、TV番組でも見かける音声さんが持っている周りに毛が付いた大きなマイクです。離れた所から真正面の音声を拾うことがでるので、近寄ることのできない動物の鳴き声を取る時などに効果的です。

屋外での撮影で気を付けることは、風切り音です。スマホ内蔵マイクだと、微風でも動画に入ってしまいます。この風の音は聞いていて不快になるので、入らないように注意が必要です。ガンマイクやピンマイクの風切り音防止カバー(別売り)を付けて対策しましょう。

旅行動画制作におすすめの会社

カチンコとノートパソコン

前章でお話した通り、YouTubeに旅行動画を投稿するには、PCでの動画編集をする必要があり、そのためのソフトを用意する必要があります。スマホアプリと違って、細かい部分まで編集できますが、操作は難しくなります。スマホアプリは、直観的に操作できたと思いますが、PC用の編集ソフトはある程度勉強しないと操作できません。動画のカット・テロップ入れ・BGMの追加まで覚えるのにかかる時間は、大体1か月くらいです。そして、次に気になるのが購入費用だと思います。代表的な有料ソフトの価格を調べましたので、参考にしてください。

Premiere Pro
単体で2,480円/月です。サムネイル作成用のPhoto Shopを初めAdobeソフト20種類以上が使えるコンプリートプランがありますが、5,680円と少々高めです。買い切りではありません。旅行動画の作成だけなら単体で十分だと思います。

Final Cut Pro
Macユーザー向けのこのソフトは、買い切りで36,800円です。Premiere Proに比較すると価格は抑えられています。ここまでは、自力でYouTubeに旅行動画を投稿するまでにすべきことをお伝えしてきました。なかなか大変ですよね?動画を撮るのは楽しいけど、本格的な編集はできそうもないな…そう思われた方に朗報です。あなたが旅行中に撮影した動画の編集については、プロに任せることもできます。

これから動画編集ソフトを購入し、編集方法を勉強しなくてもいいのです。プロに頼めば、あなたの撮影した動画をYouTubeにあるようなオシャレな旅行動画に仕上げてくれます。次の章では、あなたの代わりに旅行動画の編集をしてくれるプロをご紹介します。

旅行動画制作におすすめの会社

動画編集センター

企業の求人動画・商品紹介動画・セミナー動画の編集実績がある制作会社です。依頼に応じて、タイトル・静止画像・テロップ・BGM挿入をしてくれます。どんな動画にしたいかイメージを伝えれば、希望に応じた動画を作成してくれます。

クラウドワークス

クラウドソーシングの会社です。発注者としての登録が必要ですが、発注内容を投稿し応募を待てば良いだけなので簡単です。自力で動画編集者を見つけなくてはなりませんが、発注価格を自分で決定できるので、低価格で依頼することができます。ですが、中には初心者もいるので、ポートフォリオの提出を義務付けることをおすすめします。

Mチーム

YouTube動画に関することなら、編集は元より企画・構成から撮影まで、どの工程でも引き受けます。YouTube以外にも企業の採用動画や商品・サービスのプロモーション動画の制作実績が多数ありますので、動画制作に関することなら、何でも相談してみると良いでしょう。

まとめ

タブレットを視聴する女性

いかがでしたか?旅行動画の作成に必要なツールからスマホでの撮影方法までご紹介してきました。本格的に編集しYouTubeに投稿するには、編集ソフトやスキルが必要なことも分かりましたよね。これから勉強して本格的な旅行動画(旅Vlog)を作るのも良いですし、旅の動画だけ撮影し、あとの編集はプロにお任せでも良いと思います。以前のように自由に旅行する機会が少なくなりましたが、次に旅行する時には、ぜひ素敵な旅行動画を作ってみてください。

WEBでのお問い合わせはこちら