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ライブ配信とはオンライン上で映像や音声をリアルタイムで配信をすることです。これまでもテレビやラジオで生配信をされていましたが、ライブ配信ではそのプラットフォームがPCやスマートフォンのオンライン上になっています。
ライブ配信ではPCやスマートフォンでいつでもどこでも気軽に見れるため、ユーザーも増加しています。公共機関や企業がライブ配信を利用して情報発信をすることはもちろん、『ライバー』と呼ばれる個人配信者がゲーム実況や視聴者との雑談配信をするなど、利用される場面は多岐に渡っています。現在ではライブ配信で稼いでいるライバーや、マーケティング手法として活用している企業も増えてきています。
2007年から始まった『ニコニコ生放送』など何年も前からオンライン生放送はありましたが、画質の悪さや音声や映像のタイムラグが多く発生し、快適性や利便性がありませんでした。また、生配信をオンラインで視聴できる環境が現在ほどありませんでした。しかし、技術が進み今では画質も改善されタイムラグもほとんど無くなってきており、ストレスなく視聴をすることができます。
これらがライブ配信が急激に波及している要因になっています。今後5G技術が普及すれば、テレビの生中継のようにストレスなく視聴できる環境が整うことは、ほぼ間違いありません。
先ほどライブ配信は、PCやスマートフォンを通してオンラインで配信されると説明しました。生配信をしている点においてはテレビやラジオと変わりません。
ライブ配信の大きな特徴は、視聴者もリアルタイムで配信に参加してコミュニケーションが取れることです。テレビやラジオでは視聴者が一方的に聞いているだけなので、これが大きな違いす。
ライブ配信では、視聴者がオンラインチャットを通して配信者へリアルタイムにコメントを残すことができます。配信者が状況に応じて視聴者のコメントに反応をして、その場でコミュニケーションを取る場面が多々見られます。視聴者が配信者のライブに参加してコミュニケーションを取ったり、それにより配信内容に影響を与えることさえあります。そうした予測不能性が、ライブ配信の大きな魅力と言えるのです。
ライブ配信がマーケティングの手法として注目されている理由はなんなのでしょうか?これまでを振り返ると、マーケティングの手法としては、テレビや雑誌、SNS、動画配信が挙げられます。テレビや雑誌は費用がかかる上、視聴者や雑誌購入者が減っているため、この中でも現在では、 SNSを活用したマーケティングが注目されています。
そうした中で、ライブ配信マーケティングが注目されている理由は大きく3つあります。
ではそれぞれ見ていきましょう。
YouTubeをはじめとした動画配信市場が拡大し、『動画配信市場調査レポート2020』にあるように動画配信市場は毎年伸びており、3000億円以上の規模に拡大しています。(※1)それと同時にライブ配信も注目されてきているのです。
また、総務省の通信利用調査によると、インターネット利用者の割合が国民の約9割でスマートフォンの保有世帯割合が8割、個人の保有割合も約7割に登っています。(※2)
動画投稿サイトの利用者も増加しており、今後もスマートフォンの普及とともに市場が拡大していくでしょう。動画配信サイトの利用者が増えている理由として、インターネットの利用機器がパソコンよりもスマートフォンの利用者が多いことが考えられます。スマートフォンでいつでもどこでもネット環境がある背景の中、動画配信やライブ配信がマーケティングの手法として活用されてきているのです。
現代ではSNSの影響力は非常に強く、総務省の調査によると、2019年の時点で、SNS利用者も約70%と、前年よりも9ポイントも増加しています。特に10代から20代の利用者は80%を超えているのです。(※2)
このような影響力がある各種SNSに、近年ライブ配信機能が強化されています。そのことから、SNSマーケティングの一環としてライブ配信への注目度が高まっているのです。
ライブ配信の醍醐味は、視聴者とその瞬間を共有すること。それにより一体感が生まれます。そして、チャットを通して視聴者の反応を見ることができます。また、視聴者の反応にリアルの応える事で、新たなコンテンツにもなるのです。それはまるで、番組を視聴者と一緒に作り上げるような連帯感にもなるでしょう。
また、当然生放送なので視聴者は編集が一切ない、配信者のありのままの姿を見ることができます。視聴者の共感性と信頼感を得られることから、うまく活用すればマーケティング効果が高くなると、注目されているのです。
(※1)参考:2019年の動画配信市場規模は 2,770億円(前年比約126%)
(※2)参考:通信利用動向調査
ここまでで、ライブ配信の市場が拡大していることや、ライブ配信ならではの大きな特徴を紹介しました。ではここからは、具体的に、ライブ配信をマーケティングに活用するメリットとデメリットをお話ししていきます。
視聴者とのコミュニケーションが取れる点は先ほどお話ししましたが、その他にライブ配信を活用するメリットは以下のようなことが挙げられます。
ライブ配信のプラットフォームは基本的に無料で、企業向けの大型配信プランでも経費が比較的安いです。大型会場を借りて集客イベントをするよりも費用も安くなる可能性が高いです。
また、リアルな会場イベントでは収容人数が制限され、遠方の方は訪問ができません。この点ライブ配信であればどこにいてもイベント参加ができます。本来、直接足を運んだ人にしか訴求ができないイベントを、オンライン上でも訴求ができることはライブ配信ならではのメリットです。
もちろん生配信なので、動画編集をする必要もありません。常にオンタイムで視聴者に最新の情報を伝えることができます。同時録画もできるので、ライブ配信を見れなかった視聴者にも引き続き訴求をすることができるのも大きなメリットなのです。
一方でライブ配信ならではのデメリットもあります。
ライブ配信は生放送なのでトラブルがつきものです。機材トラブルが発生する場面もよく見られます。そして場合によっては、出演者による不適切な発言や不都合な場面が見えてしまう可能性がある点は大きなリスクにもなり得ます。編集ができないので、事前にトラブルが起きてもカバーができる体制や、出演者との内容の入念な打ち合わせをしなけらばならないことは、ライブ配信のデメリットと言えるでしょう。
ライブ配信マーケティングの注意点は、先ほどデメリットにあげた事前準備を徹底的にしなければならない点です。
配信トラブルなどの基本的なリスクの他、ライブ配信マーケティングのリスクとして
といったことが挙げられます。
ライブ配信では編集が効かないので魅力的な配信ではないと途中離脱率が高くなってしまいます。カメラワークや音響・配信内容の構成・会話のテンポなどが悪い場合、視聴者が途中で離脱してしまう場合があるのです。
編集があれば会話のテンポを調整できる上、テロップを使用して部分的に強調することもできますが、ライブ配信ではそれができないので、司会進行の確認など、事前の準備が重要になります。また、不適切な発言や不適切な場面が視聴者に見られてしまうと、たちまちイメージダウンにつながる可能性があります。視聴者とリアルタイムでつながっているだけに、配信内容によっては配信者の意図しない視聴者間でのトラブルも発生するリスクも少なからずあります。
ライブ配信で失敗をしないためには、ライブ配信のノウハウを持っている業者に依頼をすることがまずは重要です。ライブ配信のメリットはコストがかからず、内製化が可能である点ですが、先ほどの注意点であげたように、ライブ配信で視聴者の満足度をあげるためには、配信内容だけでなく、カメラワークや音響環境・ネットワーク環境など細かい部分でも注意が必要になります。
会場とライブ配信環境さえ作れば自社で内製化が可能ですが、自社で内製化をするにしてもある程度のノウハウが必要になります。いきなり自分たちだけで配信をしようとするのではなく、初めはコストをかけてでも専門の業者に依頼し、ノウハウを蓄積して環境を整えることをオススメします。
ライブ配信のプラットフォームは、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主に個人向けの無料のライブ配信アプリと、企業向けの有料のライブ配信サービスの紹介をしていきます。無料で幅広い層にリーチをすることが目的であれば、代表的なYouTube・Instagram・LINE・Facebookといった有名動画配信サービスやSNSを活用しましょう。
これらのプラットフォームでは気軽に利用ができる上、ユーザー数が多いので訴求力が強いです。また、SNSのライブ配信ではフォローをしてもらうことでライブを閲覧できるため、フォロワーを増やす効果もあります。
個人向けのライブ配信プラットフォームとして
これらのプラットフォームは全て無料で視聴や配信が可能なことです。スマートフォンにアプリをインストールすれば、配信もスマートフォン1台で可能になります。個人でも容易にライブ配信が可能なことや、投げ銭機能もあるので、ライブ配信で稼ぐことも可能です。若者向けのアプリになるので、若者をターゲットとしたサービスのマーケティングにおいては有効な手段です。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
17Liveは若者を中心に利用されているアプリで、10台から20台前半の若い女性が中心に配信や視聴をされています。また若い女性向けに、イケメン男性が雑談ライブをしている光景もよく見られます。
このアプリの特徴は
このアプリはライブ配信アプリではトップクラスのダウンロード数があります。利用者数が多い分ライバルも多くなるため、収益化をするには時間がかかる可能性があります。しかし、マーケティングとして活用をするのであれば利用者が多い分、多くのユーザーにリーチが可能になるため、中長期的に効果が大きくなることも見込まれます。
Pocochaも17Live同様に若者を中心にしたライブ配信アプリです。若者向けにマーケティングをしていくのであれば、17Liveと並行して配信をすることも考えてみても良いでしょう。
このアプリの特徴は
このアプリはまだリリースされてから日が浅いためダウンロード数もまだ少ないです。まだユーザーすが少ない点から、芸能人や大物YouTuberの参戦も少ないです。17Liveに比べると圧倒的に競合が少ないので今のうちに力を入れておけば、人気ライバーになれる可能性も高いです。配信者の応援ミュニティもあるため、ライブ配信アカウントをじっくり育てたい方にはオススメです。
ライブ配信アプリの中では利用者が一番多く老舗アプリといっても良いでしょう。年齢層の幅やジャンルの幅も広く、マーケティングとして有効に活用がしやすいでしょう。
このアプリの特徴は
ツイキャスは登録ユーザー数が多く、国内のアクティブユーザー数も多いことが大きな特徴です。TwitterやFacebookと連携してライブ配信の告知ができるので、SNSも並行してマーケティングをするのであれば利用するべきです。ライブ配信のプラットフォームではエンタメ系の配信も多いですが、ビジネス系のYouTuberなどもツイキャスでライブ配信も行うようになり、幅広いジャンルでライブ配信が行われています。
無料のライブ配信サービスでもマーケティングとして活用ができますが、コンテンツのクオリティの担保やセキュリティの安全性から、有料サービスを利用することもオススメします。特に社内教育や広報などで企業向けのプラットフォームは多く使用されています。
企業向けのプラットフォームのメリットは
ライブ配信を将来的には内製化をしたいがまだノウハウがない企業や、ライブ配信のための人員が割く余裕がない場合は企業向けの有料プラットフォームを利用してみましょう。
ここでは
こちらの2つを紹介します。
国内最大級の企業向け動画配信プラットフォームの1つです。
このプラットフォームの特徴は
国内最大手のプラットフォームだけあり、導入実績が非常に多いです。そうした中で企業がライブ配信を内製化するための導入サポートが充実していること特徴です。独自のアプリを利用することで気軽にライブ配信をすることもできます。有線環境で配信を行うことができるので安定性と拡張性の高いライブ配信をすることができます。ライブ配信後のアーカイブや編集を自社で内製するための支援機能も付いています。簡単に編集がしやすい機能になっているため自社で内製化もしやすいサービスになっています。
クラストリームはユーザー限定公開に特化したプラットフォームです。目的に合わせて様々なプランがあることが大きな特徴で、業界の中でも動画の保存容量が大きく安定した配信が可能です。
クラストリームの特徴は
クラストリームでは様々な管理機能や視聴制限機能が無料で利用ができます。他のプラットフォームではオプション機能になるような機能も標準で利用することができます。ユーザー限定配信向けのプラットフォームになるため、クローズドなマーケティング手法として有効です。
ライブ配信は様々なプラットフォームがあるので、目的に応じてオープンなライブ配信からクローズドなライブ配信と様々な使い分けができるでしょう。ライブ配信市場はまだ成長途中です。ライブ配信は無料のプラットフォームが多く、誰でも参入がしやすいです。また企業向けのプラットフォームを活用しても費用がかかりません。ターゲット層に合わせて適切なプラットフォームを活用すればマーケティングの効果を高められるでしょう。
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