全部自前は大変!動画素材を使う注意点からサービスまで紹介!

オーディオミキサーを操作する人の手
動画編集において、素材というものは必ず必要になってきます。例えば効果音・BGMや背景さらにアニメーションなどが該当します。
これらの素材を1から制作すると非常に時間がかかり、結果長いスパンでの制作時間を強いられることになります。クライアントも短納期を望んでいる場合が多いので難しいところですよね。
また制作者としては、「少ない労力で素敵な動画に仕上げたい」という思いの方も多いと思います。
そこで今回の記事では、素材の集め方や収集サイトについてまとめました。ぜひ、制作時間の短縮に本記事をご活用ください。

動画の素材、どうしてる?

考える女性

「素材のストックが多くないので、いつも同じような動画ばかりになってしまう」という制作者さんも少なくないと思います。筆者自身も、素材にかけるお金もないし、かといって低クオリティな作品を納品するわけにはいかないというジレンマに悩まされたことが多々あります。

しかし、現にプロの映像制作者は素材のストックを大量に持っており、各動画で最適なものをチョイスし活用します。「プロだから」と思うかもしれませんが、これはアマチュアの動画編集者にも言えることです。プロ・アマ限らず素材で動画のインパクトが違ってくるのは必然と言えるでしょう。ですので、アマチュアはアマチュアなりに工夫して素材を手に入れるべきということが答えと言えます。

動画の素材は様々で有料のものもあれば、高品質なのに無料のものも存在します。無料素材は素材のストックに困っている制作者からしてみれば、宝箱といえます。素材というものは動画のクオリティに直結するものなので、バリエーションが多い方が、様々なシーンに適応可能です。

またソフトに付随してくる素材も、初心者のうちは勉強と思って使ってみることも一つの手ですが、あまりに多用しすぎると「あれ?この効果どこかで見たような……。」という印象を与えてしまうので、そうなった時見ている側に初心者的な印象を与えかねません。ですので、ソフトに慣れかけてきた時点で新しい素材探しをすることは、魅力ある動画制作において重要なポイントと言えるでしょう。

動画素材ってどんなものがある?

サウンドミキサーの複数の調整ボタン

動画素材(動画を構成する要素)には大きく分けて7つの種類があります。

  • 装飾用動画
  • BGM
  • 効果音
  • テキスト
  • 背景
  • 音声
  • 元動画

一つずつ分かりやすく解説していきます。

装飾用動画

背景に使う炎の動画だったり、キャラクターをアニメーションさせる映像などが当てはまります。初めから「Adobe After Effects」で制作することは可能ですが、炎の揺れ具合から透過までいろいろなパラメーターを駆使する必要があるので、素材として手に入れておいた方が後々楽です。解像度もWeb用から4K用まで用意されていることが多いので、自分の制作物に合った素材動画を選びましょう。しかし、4K動画はハイビジョンTVに匹敵するものですので、そこまで高品質の素材を手に入れる必要はありません。

BGM

BGMは動画中に流れる音楽のことです。人は無音状態になると不快感を感じ始めるので、BGMというものは動画制作において必須となってきます。BGMに関しては様々なサイトからフリー音源または有料音源がリリースされています。その都度適切な音楽をダウンロードすることもいいのですが、「悲しいBGMはこの中」や「アップテンポはこの中」とフォルダ分けしておくと、動画制作の時短に繋がります。

ここで注意して欲しいのが、街中で流れてる曲やテレビで使用されている曲を、許諾なしに利用することは著作権法違反になるので、BGMの選定時には最新の注意を払いましょう。ちなみに著作権法違反と確認されれば、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金が課されることもあります。くれぐれも、違法なコンテンツ制作を行わないように注意しましょう。「iTunesから私の好きな曲を……」は絶対NGです!

またBGMは動画内の音声を邪魔することがあってはなりませんので、音声ファイルとのバランスを重視しながら制作してください。筆者の経験では、動画編集の最終段階で音量レベルを調整する制作者が多いといった印象です。

効果音

BGMは動画全体に使用するものですが、効果音とは、拳銃の「バーン!」といった音や、殴り合いをするときの「ボコボコ!」という音が該当します。これらの音も素材としてインターネットで有料または無料で手に入れることが可能です。

効果音は視聴者の興味を惹きつける効果があるので、本当に些細な気遣いと言えますが、積極的に使用していくと閲覧数やリピート数の増加にも貢献してくれる素材と言えます。これもあまりにも多用するとウザッたく感じてしまうので、所々のエッセンスとして活用するといいと思います。

テキスト

動画内の人が発する言葉というものは、案外聞こえづらかったり、何を言っているのか分からないことが多々あります。そのような問題を解決するのが、「テキスト」です。テキストは閲覧者の聴覚の補助的な役割をするので、動画内の声が多少早口であったり声量が小さくても、閲覧者に動画内容を確実に伝えることが可能です。

また、閲覧者にアピールしたいポイントをテキスト化することで「ここは注目すべき点だな。」という意識を植え付ける効果も期待できます。全ての動画内の声をテキスト化することは、大変骨が折れますので、アピールしたいポイントのみ文章化するという技法も有効です。現在は動画から文章を検出するソフト「Vrew」も出ているので「文字起こしが面倒くさい!」という編集者さんは、ぜひそのようなソフトを使ってみるのもいいでしょう。

しかも「Vrew」は無料で利用可能です!!少々誤変換も出てきますが、最終校正は自分の目ですればいいだけですので、労力は抜群に軽減されると言えます。

背景

動画のイメージに関わってくる背景ですが、これも有料・無料が存在します。海のレジャー動画なら海岸の背景を持ってくると一層雰囲気が増しますし、企業用動画なら自社のイメージ画像を設定すると、企業色が出てPR効果も高まります。また、背景を切り抜き用(グリーンバック)として利用すると、人物の切り抜きも容易になるので、映像制作の幅も広がります。

某大物YouTuberのゲーム実況動画もグリーンバックで撮影しています。もしも実況動画を編集する際は、利用してみると表現の幅も広がります。海外のYouTube動画ではもうお馴染みの効果といった印象があります。

音声

音声とは動画内で話す人の声です。ここではBGMと調和するように音量の設定をすることが求められます。また、音声自体のノイズ除去も大切になってくるので、ソフトの音声レベルを調節しながら音声レベルを調節する必要があります。

PCから聞こえてくる音というものは、スピーカー次第という側面もあるので、高品質なヘッドホンでモニタリングすると、実際の音量やそれぞれの音のバランスに近い形で制作できます。

元動画

元動画の調整も気を使わなければいけません。明るさやエフェクト、アングル、カット割り・カンバスサイズなど、チェックする箇所はたくさんあります。特にカット割りは「どのタイミングで切るとベストか?」というこだわりが出てくる人も多いです。

しかし、これらの要素は初心者にとっては難しいことと思われがちですが、中級者になってくると、段取りや制作フローが身についてくるので、そこまで技術的な心配をする必要はないでしょう。

*テンプレートを使うという手もあり

ほぼ全ての動画制作ソフトには動画テンプレートという有難いサンプルが付属してあります。これは、ソフトを買えば付いてくるものなので、申告の必要性もありません。

例えば、魅力的な効果やテキストの挿入などを選んで、作っていくだけで立派な動画になります。結婚式ムービーや、簡単な自己紹介動画、YouTube動画に関しては、これだけで十分クオリティの高い動画が制作できます。Macなら初めからインストールされている、動画編集ソフト「iMovie」が有名ですが「iMovie」だけでも、高品質な動画を完成させることが可能です。

動画素材にかかるコスト

「COST」と書かれた木のブロック

動画素材をどこまで用意するかにもよりますが、素材の相場を調べてみました。有料サイトの場合はほとんど月額制でした。

  • 装飾用動画
  • BGM
  • 効果音

この3項目を毎月揃えるとなると、月に100,000円はかかってくると思われます。

特に高価なのが「装飾用動画」です。素材用メディアサイト「Pixta」では、NTSC/PALという一般的な動画を購入しようとするとだいたい5,000円程度かかってしまいます。しかし一度支払った動画に対しては再利用も可能ですし、商用利用可能のサイトも多いので、個人でも活用することもできます。この辺りはクライアントとの見積もりの段階で話し合うべきでしょう。

また個人レベルのYouTube動画であれば、無料素材を駆使するという手もあります。今ではスマホ一台で動画編集をすることも可能ですし、大方必要なBGMや効果音は付属しています。映像制作初心者は、スマホで映像制作の手順を体に覚えさせるのも良い方法です。初めから本格的な動画制作を目指すのもいいですが、基礎を学んでから有料の素材に手を伸ばしていくのもおすすめです。

動画の素材を使う際の注意点

指さす女性

動画素材や効果音・BGMなど、全てのメディアには著作権というものが存在します。メディアの第一次制作者が不利益を被らないように、著作権法というルールで守られています。この著作権法というルールを回避するには「フリー・商用利用可」というサイトを見つけるほかないです。非常に面倒くさいルールですが、破ってしまうと後々さらに面倒くさくなるので準拠しましょう。

全ての制作物にはライセンスというものが付与されていますが「自由に使っていいですよ!」というライセンスが、「クリエイティブ・コモンズ・パブリック・ライセンス」です。このライセンスが表記してあるメディア(画像・動画など)であれば、営利目的に使用可能で改変も可能です。

著作権というルールは時に疎ましいものではありますが、無視をした場合、あなたが制作した動画でクライアントの評価が失墜することもあり得ます。ここは制作者として著作権のルールは守っておきたいところです。もし摘発という事態になってしまった場合、制作者はおろか、その動画も公にできなくなってしまいますので、ルールの確認は絶対条件と言えます。

動画素材サービスを紹介

ここでは無料・有料動画素材提供サイトをご紹介します。無料だからショボいということはなく、編集次第でカッコよく見せることも可能です!

有料動画サイト

PIXTA

PIXTA

商用利用可能で素材の種類も大変多いサイトです。4K動画は値が張りますが、Web用でしたら最低価格は2,000円以下という動画も多数用意されています。登録しておいて損はないサイトです。

Shutterstock

Shutterstock

こちらも有料サイトですが、外国人の動画が多いです。グローバルな企業動画や海外向けの動画には最適です。

無料動画サイト

動画素材.com

動画素材.com

モーショングラフィックという抽象的なイメージの動画制作に適しています。一部の動画には著作権が絡んでくるので、よく確認した方がいいです。

無料画像サイト

画像サイトは無料のものが多いです。特に使えそうなサイトをピックアップしました。

イラストAC

イラストAC

動画中で使えるアイコンや人物キャラ画像がたくさん揃っています。基本的には無料ですが、ライセンスを購入しなければいけない画像もあるので注意しましょう。

pixabay

pixabay

無料で画像を入手できますが、海外の画像が多いです。抽象的な画像も多いので「なんだか背景が寂しいな」という時に活躍します。

無料音声サイト

DOVA-SYNDROME

DOVA-SYNDROME

全てフリーのBGM・効果音が揃っています。莫大な量なので探すのが大変かもしれませんが、人とかぶることはほぼないと言っていいです。ダウンロードも自由なので使いやすいサイトです。

まとめ

映画撮影用カメラのミニチュア

動画制作をする前に素材を集めておくと、制作スピードは全く違ってきます。行き当たりばったりの制作よりも、計画性を持った動画制作を心がけたいですね。今回紹介したサイトも、まずは無料のサイトで試してみるのもいいと思います。例えになりますが、

野球をやったことのない人が、いきなりプロ野球でヒットを打てるわけはなく、まずは草野球でもいいから始めてみる、というのと一緒です。最初のうちは無料素材でどれだけ魅力的な動画を制作できるか模索してみるのが堅実でしょう。

また、動画制作者として一番注意して欲しいポイントは著作権です。無断使用はトラブルの元ですので、正規ルートで安全な素材を手に入れるように心がけましょう。ぜひ、動画素材を適切に使って、素敵な動画を作ってみましょう。

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