動画マーケティング

動画分析ツールを使いこなしてマーケティングに生かそう

ノートパソコンを操作する男性の手と、浮かぶ図形のイメージ
マーケティング活動の一環として動画を制作する企業は年々増えています。営利目的で動画を出す以上は、どのような環境で動画を見られているか把握することがマーケティングにおいて大切です。男女比や年齢、良く再生されている時間を知ることでマーケティングに生かし、サービスや商品の売り上げを伸ばすことにもつながります。いかにユーザーの興味を惹くことができるかどうかがという点も重要な要素です。 今回は動画分析ツールとマーケティングの関係性について紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

動画分析にツールは必要?

ノートパソコンと紙のグラフを見ながら分析を行うビジネスマン

マーケティング活動の一環として、良い動画をアップロードするために動画分析ツールを使用することは必須と言っても良いでしょう。

アクセス数やユーザーの動画滞在時間など、データを収集することによって今後の動画の方向性を決めることができ、結果的にマーケティングの成功にもつながってきます。マーケティングの一環として動画を配信する目的である場合、第一にユーザーに動画を見てもらうことが大切です。そして、再生される動画によってマーケティング活動が活発になるというのが理想的な形となってきます。

おもに「動画再生数」、「クリック再生率」、「平均視聴時間」などは動画がどの程度興味を持ってもらえているか図る指針で、最低限収集しておきたい情報となってきます。

マーケティング活動を目的とする動画には、動画分析ツールは必要となってきますので、正しい知識を身につけておくことが大切となります。動画を配信するためには動画分析ツールは必要ありませんが、マーケティング活動としての動画配信においては、分析ツールは必須です。

ツールを使って動画分析を行うメリット

浮かび上がる複数の図形と、それを見つめる女性の後ろ姿

動画分析をおこなう目的として「動画の質を上げる」ということが挙げられます。年齢層や性別など細かい情報を次回以降に生かすことができ、「視聴者の好みに合わせる」ということが可能となります。

例えば、得た情報の中から一番視聴数の多い特定の世代へターゲットを絞ることによって、動画を見る人にとって有益なものにつながり、長期的な目線でも大きなメリットを持つことになります。単発ではなく、有益な動画を長期的に提供することによって、これからもアップロードする動画を見てもらえる可能性が高くなり、マーケティング活動も安定してくることがあります。

動画分析ツールが無い場合は憶測による部分がどうしても強くなってしまいますが、動画分析ツールから得られる情報によって明確に情報を発信することができるというメリットがあります。やみくもに動画数を増やすといったスタンスではなく、1つ1つ意味のあるしっかりと意図を持った動画を配信するために動画分析ツールを活用するのが良いでしょう。

動画分析ツールを導入するメリット

  • 年齢や性別など動画を再生したユーザーの細かい情報を収集できる
  • 動画自体の再生数や視聴時間など、動画本体の質を測ることができる
  • 各動画を分析することでユーザーの好みを知ることができる
  • 憶測で進めるのではなく、長期的な目線で明確な目的をもって動画を出すことができる
  • 動画を通じて日常的にユーザーの傾向を知ることができる

YouTube Analyticsだけじゃだめ?

考える女性

動画分析ツールとして知名度が高いのがYouTube Analyticsです。YouTube Analyticsを使うことによって動画の視聴者がどのタイミングで動画を閉じたのかというところまで詳細を知ることができますが、「YouTube以外の動画分析に使えない」というデメリットもあります。

YouTube以外の動画配信サービスを使用する場合には他の動画分析ツールを使う必要があるということは知っておきましょう。逆を言うとYouTube専門の分析ツールとして、YouTubeとの相性はこれ以上ないほど抜群です。

動画配信のサービスによっては、動画をアップロードしておくとその動画の分析までをおこなうことができるものがありますが、使用するサイトによって相性の良い悪いはありますので、複数のツールを使い分けて良いものを選ぶというのも1つの方法です。自社の分析ができないサービスについては、専用の動画分析ツールを導入する必要があるということを覚えておきましょう。

動画分析で見るべき項目

ノートパソコンを操作する女性の手

動画分析では様々なデータが出されますので、注目すべきポイントがいくつかあります。

分析されたデータの項目、見方を知ることが動画の質を上げることにもつながってきます。まずは基本的な部分を理解しておくことが、マーケティング活動としての動画制作にもつながってきます。ここでは各項目の見方について紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

再生回数数

動画が何回クリック・再生されたか総数を示します。配信した動画がどの程度再生されているのか知るための数字となりますので、動画分析では最も大切な数字となります。

まずは動画が再生されなければたくさんの人に見てもらえませんのでこの数字を上げることがなによりも重要です。単純に再生回数を増やすことによって、マーケティング活動の幅を広げるといった認識で良いでしょう。

再生回数によって、単純に動画の人気度を測ることができるので、いろいろな項目がありますが、まずは再生回数に注目するのがマーケティングに生かす基本的な部分となります。

ユニーク再生数

1人の視聴者がその動画を再生した回数を表します。再生回数と混合しがちですが、動画自体の再生数ではなく、動画に対して何人の人が再生したかという数字です。「店舗に何人の人が来店したか」という数字と考えておくとわかりやすいです。何人の人が動画を見てくれているのか知りたい際に注目する数字となります。

より多くの人に動画を見てほしいという場合には、再生回数よりもユニーク再生数を重視して動画を制作すると良いでしょう。特に独自のサービスである場合、1人のユーザーに対して訴えかける動画が増えてくると思いますので、ユニーク再生数の数字も上がってくるかが重要となります。

1回あたりの平均視聴時間

1人あたりの平均視聴時間:総視聴時間÷ユニークユーザー数で算出されます。動画に対して1人が平均どの程度時間を使って見てくれているかという数字です。動画がつまらないものであれば視聴時間が下がりますので、平均視聴時間を出すことによって、動画に対しての視聴者の興味を測ることができます。より長くみられている動画を増やすことで自社の商品やサービスに興味を持ってもらえているという指標となります。

平均視聴時間が短い動画は内容が薄い、平均視聴時間が長い動画は動画の中身が濃く、質が高い動画とも言えます。ユーザーが興味を持っている動画を出せている場合には、平均視聴時間の数字は上がります。

再生率

再生時間÷動画コンテンツの尺で算出されます。1つの動画に対して最後まで再生されているのか、ユーザーがどの部分で動画を離れてしまっているのかを測ることができます。

動画コンテンツや内容の充実が足りているのかを知るためにも再生率を知っておく必要があります。再生率の高い動画を参考に今後の動画配信に生かすことができます。特に動画の序盤や終盤でユーザーが離れてしまっている場合には、動画全体の構成を考え直さなければいけません。

再生完了率

最後まで再生した数÷総アクセス数で算出されます。動画を再生してから自動で停止するまですべてを見てもらえているのかどうかを測ることができます。

動画の内容に満足しているユーザーが多い場合には再生完了率の数字が上がってきますので、再生完了率を知ることによって動画の質を知ることができます。再生完了率が高ければ高いほど、動画全体がしっかり作られているものと言えるのです。

コンバージョン数

コンバージョン数は、動画をクリックしたユーザーが企業の商品購入や資料請求、お問い合わせなどアクションを起こした数字を測ることができるものです。通常の動画では気にする必要はありませんが、マーケティングが絡んでいる動画に関しては非常に重要な項目となってきます。コンバージョン率をクリック数で割った数字が「コンバージョン数」となり、この数字が高いほど動画がユーザーに影響を与えていると判断できます。

逆に、クリック数に対してコンバージョン率が低い場合には、動画の内容と商品、サービスのイメージにずれが出ていて、ユーザーに響かない動画になっていると言えます。

動画分析に使えるツールを紹介

パソコンのキーボードの上に乗った虫眼鏡と、そばに置かれたノートとペン

動画分析をする際に使用できるツールは、主にインターネット上からダウンロードやログインをして使っていくものが大半です。それぞれの会社、サービスによって特徴がありますので、ここでは動画分析でおすすめのツールをいくつか紹介していきます。

vimeo

「視聴者の動向を把握」といったものを第一に掲げているツールです。ダッシュボード画面からSNSの統計や各種レポート、Googleアナリティクスとの統合などにも対応しています。1つのツールによって動画全体の解析をまかなうことができるので、迷ったらvimeoを入れておくと問題ないでしょう。

無料トライアルから始めることができますが、より高度な分析をおこないたい場合にはPlus、Pro、business、premiumと各種有料プランもあります。まずは無料で使用して使い勝手を確かめておくと良いでしょう。

Vidyard

「視聴者を顧客に変えます」というキャッチフレーズを掲げているツールです。動画マーケティングをより円滑にするために、リアルタイムで動画データのインサイトデータや顧客の位置、使用しているデバイスやブラウザなど深いところまで知ることができます。特にインターネット上の動画に関してはどのデバイスで再生されているかが重要となってきますので、パソコンで良く再生されているのか、スマートフォンで再生されているのかといった細かいところまで知ることは大切です。ユーザーの動画視聴環境を知りたい時に使うと強いツールです。

Viralstat

動画ごとの高評価、低評価、コメントを追跡ができるツールです。ユーザーが利用している環境を国、デバイス、利用環境など細かいところまで見ることができます。どのコンテンツがリアルタイムでどこで拡散されているのかを特定してくれるので、動画の再生数を気にしたい場合に強いツールです。

無料トライアルから始めることができるので、まずは無料登録して使い勝手が良い場合には各種有料プランに切り替えるという使い方も可能です。

Timing is everything

Twitterに新機能として追加されたTwitter上の動画を分析できるツールです。アップロードした動画に対して曜日ごとの視聴数や再生回数などを分析することができます。リアルタイムで動くTwitterに対してリアルタイムで分析することによって、フォロワーの傾向を知ることができるので、配信する動画を最適化したい時に役立ちます。Twitterのサービス内で完結できるので比較的容易に活用できるツールと言えます。

他の動画サービスに対応していないなどTwitter動画限定的というデメリットはありますが、Twitterをメインに動画分析をしたい方にはおすすめのツールです。

Wistia

ユーザーの情報を収集したい際に活用できるツールです。ユーザーのデバイス、ブラウザだけに限らず、これまでに再生している動画の追跡など傾向をつかむための情報を得ることができます。動画ヒートマップの機能ではユーザーが動画のどの部分を再生し、再視聴、スキップしているかなど細かいところまでデータを見ることができます。1つの動画に対して細かいところまで突き詰めて分析したいと言ったときに活用できるおすすめのツールです。

まとめ

Toolsと書かれたキーボードのボタンを押す指

ここまで、動画分析ツールとマーケティングの関係について紹介してきました。商品やサービスを売るために動画を作っても、その動画が再生されなければ意味がありません。動画の質を高めるためにも動画分析ツールが必要となってきます。

動画自体の再生回数や視聴率などを知ることも大切ですが、ユーザーの年齢層や使用しているデバイス、ブラウザなど細かいところまで知ることで、次回の動画作成に生かすこともできます。

また、動画と商品、サービスの距離感を測ることができる、コンバージョン数はマーケティングとの関連性が高いため、数字を意識しておく必要があります。インターネット上の動画が再生されるかどうかはユーザーにかかっていますので、どんな動画が好まれるのかを知るためにも、動画分析ツールを活用していきましょう。

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