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Web動画CMとテレビCMの違いとは?

複数の動画サムネイルと、リモコンを持つ手
CMと言えば真っ先にテレビコマーシャルが浮かぶという方も多いのではないでしょうか。番組の合間に流れる企業の新商品やサービスの紹介を視聴者の意思に関係なく流すことができるもので、日本のCMの大半がテレビで放送されてきました。
ただ、近年インターネット上のSNSや動画サービスが増えてきたことによってWeb動画CMが大きな影響力を持つようになりました。新商品やサービスの知名度を上げたり、売上アップを図ったり大きな宣伝効果を得ることができるなど、CMの幅が広がったと言っても良いでしょう。
今回はWeb動画CMとテレビCMの関係性、それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。

Web動画CMとはそもそも何?

ノートパソコンの上に浮かぶ動画プレイヤーのイメージと、それを指す男性の指

Web動画CMは、主にインターネットを通じたコンテンツの中で流れるCMです。代表的なものを挙げるとYouTubeの動画再生時や合間に流れるものであったり、Facebookのニュースのフィード、Twitterのタイムラインに流れるものなどが挙げられます。

テレビCMは不特定多数をターゲットにしていますが、Web動画CMはある程度ターゲットを絞って作られたものが大半です。その分ユーザーにマッチしたCMを流すことができるという大きなメリットも持っています。

例えば、ユーザーが動画やコンテンツの利用時の合間に数十秒程度の短いCMを流すことができるので、少ない広告費で大きな宣伝をすることも可能となっています。

配信できる環境がインターネットにつながっているユーザー限定となっていますが、動画から自社サイトをリンクしたり、ユーザーからもフィードバックを吸い上げることができるなど、テレビCMよりもユーザーとの距離感が近いという特徴も持ちます。

また、ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末で持ち運びができ、どこからでもCMを見てもらえるという特徴もあります。様々なケースが存在していますが、大きい枠組みとして、インターネット上で企業が商品やサービスを紹介する動画を「Web動画CM」と呼びます。

Web動画CMとテレビCMの違いは?

比較する女性

ユーザーに商品やサービスを宣伝するという方向性は同じですが、「Web動画CM」と「テレビCM」の違いはどこにあるのでしょうか。両者には大きく分けて3つの違いがあります。それぞれの違いを理解しておくことがマーケティング成功のカギになってきます。しっかり押さえておきましょう。

再生されるデバイスの違い

一言で言えば、Web動画CMはインターネットがつながっているパソコンやスマートフォンで配信されるCMで、テレビCMはテレビで流れるCMの事です。商品やサービスを宣伝するという意味合いでは同じですが、CMが流れる画面の大きさによって、ユーザーに与える印象も大きく異なってきます。

また、テレビCMはテレビのあるところでしか見てもらえませんが、Web動画CMはより広い範囲のインターネット環境さえあればどこでも再生できるという強みがあります。最近ではテレビCMで流れている映像を少し短くしてWeb版にしたものや、テレビCMと全く同じものを採用するケースも増えてきています。

ユーザーの関心度が違う

テレビCMは番組の合間で流れるものですが、ユーザーが興味に関わらず半ば強制的に流れるものとなっています。テレビという大きな媒体で不特定多数の方に商品やサービスを宣伝できますが、その分ユーザーの関心度は低いとも言えます。

一方で、Web動画CMは、インターネット上のコンテンツ上で流れるものになってくるので、ある程度若い世代や、日常的にインターネットを使っているユーザーに対象を絞る事が容易です。ターゲットが限定的なWeb動画CMを作ることによって、ユーザーの興味を惹くことができるという強みがあります。

Web動画CMでは、ユーザーのデバイス、ブラウザの利用履歴によって自動でその人にあったCMを表示できるという強みもあるので、ユーザーに響きやすいという特徴も持っています。

ユーザーとの距離感が違う

テレビCMはユーザーの意思に関わらず不特定多数の方へ流されるものですので、ユーザーにとっては受動的と言えます。たとえ興味があるCMが流れた場合でも、その場で2回3回と再生することはできません。

一方で、Web動画CMはユーザーが使用しているスマートフォンやパソコンで再生されますので、もし興味があるCMが流れた際にはもう1度再生したり、リンクから商品やサービスのページに移動することができますので、ユーザー側に選択権があると言っても良いでしょう。半強制的に流れるテレビCM、途中で再生を中止できるWeb動画CMといった特徴もありますので、Web動画CMのほうがユーザーとの距離感は近いと言えるでしょう。

また、Web動画CM内に関連ページのリンクを設置することによって、ユーザー側が能動的に、興味を持った商品やサービスの情報をキャッチしに来てくれる事も期待できます。ユーザーのその後の行動を促しやすいのも、Web動画CMの特徴と言えるでしょう。

Web動画CMのメリット・デメリット

「MERIT」「DEMERIT」と書かれたタグ

インターネット上で再生されるWeb動画CMには、それぞれメリット・デメリットがあります。Web動画CMにおいて成功を収めるためには、それらがどういったものか理解を深めていきましょう。これまで説明した内容と重複する部分もありますが、ここでは、テレビCMと比較したうえで、どのような特徴があるのかを紹介していきます。

メリット

  • インターネットがつながっている環境であればどこからでも再生できる
  • ユーザーの年齢や性別、キーワード連動や時間帯設定などフィルタリング条件を設定できる
  • 新商品やキャンペーンなど力を入れたい時にタイミングを合わせて期間限定で広告を増やすことができる
  • Web動画CMに興味を持ってもらえた場合、ワンクリック、ワンタップで詳細ページに飛ばすことができる
  • テレビCMに比べると費用を抑えられるのでコストパフォーマンスが良い

デメリット

  • インターネットの環境がなければ見てもらえる機会が無い
  • 利用しているデバイスやブラウザによってはブロックされてしまう可能性がある
  • パソコンやスマートフォンなど各端末に合わせて制作しなければいけない
  • インパクトのある内容でなければユーザーにスキップされてしまう
  • ユーザーとの距離が近いため、より興味を惹く内容でなければいけない

2019年9月の時点で、インターネット普及率は89.8%(※)と、日本人の約9割がインターネットを利用したことがある結果が出ています。

このデータからも、インターネット上のCM動画が今後益々、効果を得られるツールとして活用されていく可能性が高いということが言えます。Web動画CMの内容がインターネット上のサービスであれば、なおさら大きな効果を期待できるものとなっています。

※参照:令和元年通信利用動向調査 総務省

Web動画CMの活用事例

これまでに企業の大小を問わず活用されてきたWeb動画CM。企業の商品やサービスによって、CM動画の魅せ方やユーザーへ訴えかける内容も異なってきますので、今現在成功をおさめている企業から学ぶことも大切です。

ここでは、Web動画CMの活用事例として、主にYoutubeにアップロードされているものをいくつか紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

日清カップヌードル

“SAMURAI-K”CM(錦織圭さん)はTVCMとYouTubeやFacebook で配信。YouTubeのこの動画だけでも2020年9月現在で30万再生以上を記録しています。単純に30万回ユーザーの目に触れているということだけでなく、すぐにインターネットで検索して商品を調べることもできるので、売り上げへの貢献度は非常に大きくなっています。Amazonや楽天市場など、現代はインターネット上でも買い物ができる環境が整っていることも強みです。インターネットで買い物をする環境が整備されているからこそ成功を収めた活用事例と言えます。

ソフトバンク5G

ソフトバンクの「5Gってドラえもん?」シリーズ。テレビCMでも同じものが配信されています。各キャリアで5Gについて広告を打っていますがソフトバンクではドラえもんとのコラボをすることによって、ユーザーへ興味を持ってもらう施策を取っています。

5Gの導入前の段階ですので、ユーザーとしてもCMの内容を見て実際に検索してもらえる確率やサービスを知ってもらえる可能性も高いので、長期的な広告効果にも期待できます。CMごとに芸能人を活用すること、ストーリー性を持たせることによって、CM動画を最後まで見てもらえるような作りこみもされています。

VAIO ノートパソコン

1997年薄型軽量の先駆けとなったノートパソコンの代表的なブランド。2014年にソニーのVAIOというブランドからVAIO株式会社へ独立した際にも注目されましたが、リピーターだけでなく、乗り換え層を意識したWeb動画CMを出しています。製品の性能や強度に加え、ブランド、社名を宣伝するイメージ全体を印象付けることができるCMとなっています。

VAIO公式ストアへのリンクを記載することによって、自社製品のオンライン上での販促活動にも大きく貢献しています。また、CM内で工場での製造過程の映像を公開することによって、ブランドをより身近にすることに成功しています。自社の公式オンラインストアを持っていることを最大限に活用している成功事例と言えるでしょう。

ライザップ

「結果にコミットする」というキャッチフレーズでテレビCMでもおなじみのライザップのCMです。すでにテレビで有名になっているCMですが、同じ形式でWeb動画CMでも流すことによって更なる拡散効果を狙っています。広告等に芸能人を使用するだけでなく、実際にライザップのサービスを利用したビフォーアフターをCM内で公開しています。

実際にライザップを利用した結果をCMで分かりやすく流すことによって、「私にもできるのではないか」というユーザーに良い印象を与えることに成功しています。トレーニング前の体重、トレーニング後の体重を実際の数字で公開するだけでなく、映像にすることによって会員を増やすことに成功した事例です。

WebのCM動画におすすめの制作会社

CM動画の制作会社に依頼をする際には「過去の実績があるか」、「価格が明確であるか」という2点に注目しましょう。それぞれ会社の予算やスケジュールに合わせて選択していく必要はありますが、ここでは実際におすすめのCM動画制作会社をいくつか紹介します。

Mチーム

Mチーム

YouTube動画からプロモーション動画まで幅広く対応しているだけでなく、企画、構成についても対応してくれます。実績も十分で今現在も有名芸能人のYouTubeの動画編集を担うなど人気のCM動画制作会社です。

ホームページ上に価格も明確に記載があるので、CM動画制作にかかる費用を事前に明確にできるオススメの会社です。はじめてWeb動画CMを作成するという場合でも安心して利用できるというのが強みです。

サムシングファン

サムシングファン

年間300社1000本以上と実績十分の動画制作会社です。独自の動画効果分析ツールを使用することによって、集客や増収まで提案してくれる徹底したこだわりも人気の理由です。複数の大学やPanasonicなどの大きな実績もあります。

ある程度制作費用はかかってきますが、完成度の高いCMを作りたい際の利用におすすめの制作会社です。企業のイメージの作り方や魅せ方などコンサルもしてくれるので、Web動画CMの再生数に伸び悩んでいるという場合にも利用できる会社です。はじめてWeb動画CMを制作したいという場合でも丁寧に相談に乗ってくれます。

ピクト

ピクト

電通の100%子会社という大きな動画制作会社です。テレビCMを中心にアサヒビールやトヨタ自動車など大企業とも複数取引があり実績は十分です。企画、制作、撮影まで最終的にクオリティを重視した動画を作ってくれるので、商品やサービスを世に広めたい際に利用したいおすすめの会社です。こちらもある程度制作費用がかかるので、商品やサービスが軌道にのって更に知名度を上げたいという際の利用をおすすめできる制作会社です。テレビCM中心に制作を請け負っているので、特に企画や制作には強い会社です。

まとめ

スマートフォンとノートパソコンが机の上に置かれている様子

ここまでWeb動画CMとテレビCMの違いについて紹介してきました。商品やサービスの知名度を上げたり、売上アップを図ったり大きな宣伝効果を得ることができるCM。Web動画CMはテレビCMと違う点は「デバイスの違い」、「ユーザーの関心度の違い」、「ユーザーとの距離感の違い」などが挙げられます。

不特定多数のユーザーに商品やサービスを全面的にアピールするテレビCMと違い、ある程度ユーザーを絞って、より興味を持ってもらう意図があるのがWeb動画CMです。インターネット上でユーザーとの距離感が近いという特徴もありますので、ユーザーに寄り添ったCMを制作するといった意識が大切になってきます。

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