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ユーザーが入力フォームへアクセスするということは、商品に高い関心があるということです。
ECサイトでの買い物、ライブのチケット申し込み、旅館やホテルの予約など、ユーザーがWebページより申し込みをする場合、必ずといっていいほど情報の入力をすることになります。
しかし、入力フォームで入力項目が多かったり、エラーが出てもどの部分を修正すればいいかわかりづらいなど、フォームに問題点があると煩わしさを感じページを離れてしまうことは少なくありません。
つまり、入力フォームでユーザーに煩わしさを感じさせずに、最後の申し込み完了までスムーズに誘導できるか否かはCV数を増やすことに大きく影響するということです。広告費用をかけている場合はここでの取りこぼしをなくすことで、費用対効果を最適化することができるでしょう。
フォームの自動入力とは、ユーザーの入力する情報を先回りして入力欄を埋めてくれる機能を指します。これにより入力時に感じる煩わしさを大幅に軽減することができます。
この機能は以下の2つに分けることができます。
オートコンプリートとも言われています。一旦入力をしたことのある内容を自動的に予測して、対象の入力欄を埋めてくれる機能です。具体例としては、クレジットカードの情報やメールアドレス、電話番号などが挙げられます。基本的にはGoogle Chromeなどに代表されるブラウザにデフォルトで付随している機能です。
入力補助機能とも呼ばれています。氏名のふりがなや、郵便番号から住所の市区町村を予測するなどの機能がこれにあたります。予測をして入力欄を埋めてくれることで、ユーザーの負担を大幅に軽減してくれます。
フォームの自動入力を取り入れるメリット・デメリットを確認していきましょう。
前述の通り、自動入力はユーザーの情報入力の手間を省いてスムーズにしてくれます。ショッピングサイトなどは入力する項目も多く、一度エラーがあると、それだけで多くの情報を再度入力しなければなりません。その場合自動入力機能は役立ちます。
入力しなければならない情報量が多くなるほど、それだけ手間がかかり、ユーザーがページを離れる原因となってしまいます。自動入力を導入し、ユーザーのサポートをすることで、途中での離脱を防ぐことができます。
自動的に入力をした場合、その情報が本当に正しいものかの確認をきちんと行わない場合が多くなります。自動入力を導入したとしても、エラーが出てユーザーの作業が増えてしまうと離脱の原因になります。こういったことが起こらないための対策が必要です。
自動入力される情報は個人情報である場合がほとんどのため、ユーザーによっては情報の漏えいに繋がっていないかを心配するケースがあります。その場合、入力ページフォームから離脱してしまうことが考えられます。
自動入力の活用に付随して、入力フォーム画面でいかにユーザーの入力のストレスを軽減し、スムーズに申し込み完了まで誘導するかがCV数を伸ばす鍵となります。
自動入力があったとしても、そもそもの入力項目が多いとページを離れる原因となります。極力、必要な入力項目は少なく絞る方が効果的です。
住所の入力は、相対的に入力する文字数が多く手間になります。入力支援機能で郵便番号から市区町村まで入力をサポートすると効果的です。
全ての項目を入力し終えてからエラーが見つかり、改めて修正をするとなるとユーザーは煩わしさを感じてしまいます。エラーがある場合は、間違っている項目の色が変化するなど、すぐにどこが間違っているのかリアルタイムにわかるようにすると良いでしょう。
入力フォームが閉じられそうな場合はポップアップで本当に閉じても良いのかユーザーに知らせるようにしましょう。誤って閉じてしまっていた場合、また一から入力作業を行うことになり、サイトから離脱してしまう要因になります。
サジェスト機能とは、入力を終える前に予測変換をして、候補を提示する機能です。主にメールアドレスや電話番号などに用いられます。この機能を有効にすることによって、より入力をスムーズにすることができます。
フォームによって数字やカタカナの入力が全角なのか、それとも半角なのかは異なるケースがほとんどです。この入力を自動で可能にすることによってユーザーの入力エラーを減らすことができます。
入力が必ず必要な項目が一目でわかるような目印をつけると、ユーザーのスムーズな項目入力を誘導することができます。
小さく細かい入力欄が並んでいると、それだけでこの先の作業の煩わしさを感じてしまいます。入力のストレスを軽減するために入力欄の幅を大きく設計すると良いでしょう。
自動入力を導入していたとしても、入力欄の配置がバラバラになっていて、分かりづらければ意味はありません。どこに、どの情報を入力するのかを視覚的にわかりやすく整えることが重要です。
フォームへの入力はスマートフォンからの場合も多々あります。スマートフォン専用の入力ページを作成する、もしくはスマートフォンの画面でも見やすく整える必要があります。
確認のためにメールアドレスを2回入力させるパターンが多く見受けられます。誤送信を防ぐ意味合いでも重要と思われがちですが、実際に入力をするユーザー側からすると二度手間となり、煩わしく感じます。メールアドレスの入力が一度で済む方が、スムーズにその先の手続きへ誘導することができます。
入力前の項目に入力例を示すことで、ユーザーの誤入力をあらかじめ防ぐことができます。空欄にしておくと全角半角の判断や、ハイフンの有無などでミスの起こる原因になりやすいです。
ユーザーがどの項目を入力しているのか、視覚的にわかりやすくすることでストレスを軽減することができます。
「送信する」などの最後に押すボタンは大きくしたり、目立つ色にしたりするなど、ユーザーが一目見てわかるものにすると入力から送信までの誘導がスムーズになります。資格移動にも注意しながら、わかりやすい場所へ配置することも大切です。
入力フォームにリンクを貼ってしまうと、ユーザーの情報入力の妨げになる可能性があります。極力余計なものは省くということが入力フォームづくりの鉄則です。
キャンセルボタンを設けると、誤って押してしまい入力した内容が全て消えてそのページから離脱してしまう原因となります。こうしたことが起こらないようにキャンセルボタンは用いない方が無難です。
EFO(Entry Form Optimization)、つまりエントリーフォーム最適化の中のひとつのカテゴリーとして捉えられています。EFOツールの導入をすることで自動入力を簡単に導入することができます。
ここでは、おすすめのEFOツールをご紹介していきます。
様々な業界で広く認知され、導入フォーム数は3,746件にも登ります。主な離脱の原因を解決してCV数を増やしていくことに長けたツールです。FacebookやYahoo! IDから自動入力をサポートするなど、外部との提携が多いことが特徴です。タグを埋め込むだけ実装できるシンプルさも魅力です。
導入フォーム数は2,902件で、そのうちの27%は不動産業界に導入されているEFOツールです。導入までにかかる時間が15分程度とスピーディに取り入れることができます。設定もサイト運営側で自由に組み合わせることが可能です
リアルタイムで入力ミスを通知する機能や、住所入力補助や文字変換など、手厚いサポートでユーザーのフォーム画面からの離脱を防ぎます。既存のフォームに設定タグを貼り付けるだけで利用開始できるため、手間がかかりません。
また、蓄積したデータを解析し、入力ミスや離脱の原因になった項目を入力フォームの改良に役立てることができます
業界内でも破格の月々9,800円から導入することができるEFOツール。安価でありながら、自動ふりがな入力や自動住所入力など、20種類ものサポート機能を利用することができます。スマートフォンサイトにも対応しています
導入後、アクセス数、CV数が増加したとしても、月額6,000円から導入できるEFOツールです。価格とは裏腹に入力補助機能やデータ解析機能など、利用できる機能は充実しています。サイト運営にかけられる予算が限られている小規模の店舗などにも安心して導入しやすいツールといえます。
営業、コンサルタント、サポート部門一体となってフォームの最適化を手厚くサポート背てくれる体制が魅力のEFOツールです。特にコンサルタントにいたっては業界別に専任の担当がいるので、専門的な相談をすることができます。
そのほかに、オートコンプリート機能というForm Assist独自のシステムがあります。これは、端末に残っている一度入力した内容を用いて、ワンクリックで入力を完了させることができるシステムです。
機能はシンプルではありますが、1,000円から使用できるというコストパフォーマンスが魅力です。サービスを使用するフォームのPV数に応じて金額が変化していく料金システムですので、個人経営の店舗などでも導入しやすいでしょう。
サイトへの流入数を増やしていくことは、言うまでもなく重要なことではありますが、関心の高いユーザーからのアプローチを実感できる入力フォームも、優先的に見直すべき部分となります。
ユーザーの離脱を防ぎ、どれだけ取りこぼしを少なくしていくのかがCV数に大きく影響します。CV数が上がらずに悩んでいる場合は、自社サイトの入力フォームの見直しを行うことが問題解決の近道となるかもしれません。
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