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そもそも、なぜ動画を編集しなくてはいけないのでしょうか?
もちろん、特に手を加えることもなく撮影したものをそのまま公開したとしても、別に問題はありません。しかし、撮影したままだと流れが単調になってしまい、見た人の印象に残りにくいものになってしまいます。
そのため、伝えたい内容やポイントも明確にならないのです。動画は、何かを伝えるために作るのですから、それが伝わらないのでは意味がありません。
しかし、編集のやり方によっては、伝えたい内容を変化させることも可能であり、伝えたいポイントや場面を自由に演出できます。つまり、伝えたいことが見た人にハッキリ伝わるようにするために、編集するのです。
また、動画を公開する場合は、長さも重要です。短すぎると物足りなくなりますし、長すぎても、今度は飽きてきてしまいます。不要な部分をカットして見やすくする必要もあります。
スマートフォンで見る場合などは、あまり長いものだと、容量の問題で敬遠されてしまう可能性もあるでしょう。見る人にとって見やすいものにするためにも、編集が必要なのです。
さて、動画は編集しなくては効果的なものにならないということは、お分かりいただけたことと思います。では実際に動画を編集しようという場合、なにが必要となるのでしょうか。
パソコンに関しては、WindowsとMacのどちらがよいかということが、しばしば議論になりますが、どちらにも長所・短所があり、一概にどちらがよいというものではありません。
ただ、パソコンの性能に関しては、少々注意が必要です。いわゆる低速なパソコンだと、実際の作業がスムーズにいかないことも出てくるでしょう。できれば、Core i5やCore i7などが搭載されている性能の高いパソコンを使う方がよいと思います。
また、動画を編集する際は、メモリを大量に使用しますので、なるべくならメモリ容量の大きいパソコンの方がよいでしょう。
なお、スマートフォンでも動画の編集をすることはできますが、やはりパソコンを使った方が格段に質の高い動画を作ることができますので、パソコンを使う方をおすすめします。
パソコンで動画を編集するには、動画編集ソフトというものが必要です。動画編集ソフトがあれば、「動画に音声を入れる」「不要な部分をカットする」「解像度を変更する』」いった、あらゆる編集作業を行うことができるようになります。
お持ちでない場合は、ご用意いただく必要があるのですが、無料のフリーソフトを提供している個人やメーカーもありますので活用するのもよいでしょう。フリーソフトは費用を気にすることなく気軽に入手できますので、これから始めるという方は、こうしたフリーソフトから使ってみるというのもよいと思います。
性能的には、有料の製品の方が上という場合が多いので、慣れてきて、もっと高度な動画を作りたいとなったら購入してもよいのではないでしょうか。フリーソフトの場合は、有料の製品より性能が劣るだけでなく、使える機能が制限されていたりする場合もあります。
また、メーカーや制作者からサポートが受けられない(サポートを行っていない)という場合も多くありますので、「いざという時、サポートがないと不安」という方は注意が必要です。
Macのパソコンに標準で搭載されている動画編集ソフトです。シンプルな作りで、機能性も高く、直感的に操作できますので、初めて動画を編集するという方でも使いやすいソフトです。ちょっとした映画のような動画を作ることもできます。また、iPhoneやiPadと連携させやすいというのも、iMovieの魅力の一つです。
Windows 10に標準で搭載されている動画編集ソフトです。機能は限定的で、自由度も低く本格的なオリジナル動画の作成などには向いていません。その分難しい操作などはなく、自動作成機能によりタイトルやBGMも自動で追加してくれるので、初めての方にとっては使いやすいソフトです。
Appleから出ている動画編集ソフトですのでMacでしか使えませんが、機能は本格的で人気YouTuberも使用するなど、おすすめのソフトです。
Adobeから出ている動画編集ソフトで、発売されている中では最高峰とも言える、高機能なプロ仕様の製品です。映像制作者のおよそ9割が使用しているという調査結果もあるほどで、IllustratorやPhotoshopなどのAdobe製品と連携させることもできます。
本格的な動画制作を目指す方にはおすすめですが、ある程度知識や経験のある方でないと、使いこなすのは難しいかもしれません。
実際に編集ソフトを使って動画を編集する時の基本的な流れは、以下のようになります。
実際の作業方法は使用する編集ソフトによっても違ってきますので、ここで具体的な説明までは省きますが、おおよそ、このような流れで作業していくことになります。
実際に動画を編集していく上で一つ気を付けなくてはいけないことがあります。それは、あまり編集しすぎないということです。
前述のとおり動画を編集する目的は、伝えたいことが見る人に明確に伝わるようにすることです。あまり演出に凝りすぎると、そこだけが印象に残ってしまい、肝心のメッセージは分かりにくくなってしまいます。
演出はあまり過剰にならないように、シンプルなものにすることが重要です。シンプルな演出だと、見ている人が内容に集中できますので、メッセージは伝わりやすくなります。
ただ、あまりシンプル過ぎても、逆に味気なくなってしまう場合もあるので注意が必要です。演出面については、試行錯誤を重ねていくことで、少しずつコツをつかんでいくしかないでしょう。
また、演出だけでなく、動画の内容自体もシンプルにすることが大切です。できるだけ無駄を省き、重要な部分だけが残るようにすることで、伝えたいことが明確になるはずです。あれもこれもと欲張って、情報を詰め込みすぎると、内容は散漫になっていきます。それでは逆に、見た人の印象に残るものも少なくなってしまいます。
編集によって、不要と思われる部分を取り除き、伝えたいことがハッキリと伝わるような構成にすることが重要です。そのために、編集が必要なのです。
動画編集というものは、非常に手間がかかる作業です。1分の動画であっても、編集して仕上げるには1時間かかると言われています。現に、ある人気YouTuberは7分の動画を完成させるために、6時間かけて編集しているのだそうです。
できることなら手間や時間をかけずにやりたいものですが、「目に見えて時間が短縮する」とか「これで手間が激減する」という方法はないのが現実です。
ただ、劇的に効果があるという訳ではないにしても、少しでも手間が減るようにする方法をご紹介します。
「当たり前のことじゃないか」と言われてしまうかもしれませんが、ある程度の、そして即効性のある効果が、確実に期待できる方法であることは確かだと思います。
パソコンや編集ソフトも、日々性能がよくなっています。最新の高機能なものを使うことで手間や時間が短縮する可能性は十分あるでしょう。また、パソコンに関しては、一式買い換えなくとも、パーツを性能のよいものに取り替えてみるという方法もあります。
例えば、
ということでも効果は期待できるはずです。これだと、パソコン一式買い換えるよりは安く済むので、比較的試しやすいでしょう。
お金はかけられないという場合は、パソコンの環境改善を試してみましょう。
といった初歩的なことであれば、すぐに始めることができます。
もっと高度な方法や無料の高速化ソフトなどもありますので、「PC 高速化」などで検索してみてください。
もともと動画の編集は手間や時間がかかる作業ではありますが、気付かずに、意味のない作業で無駄な手間や時間を使っている可能性もあります。
例えば何十分もかけて編集したけど、結局後からカットすることになったなどということはありませんか?一度、ご自分のやり方を見直してみましょう。何か改善できる点が見つかるかもしれません。
社内で動画編集者を採用する、またはディレクターやデザイナーに慣れない作業をやってもらうなど、人的コストがかさんでしまう可能性が高くなります。そんなときは、動画制作会社などへ依頼してしまったほうが良いでしょう。
また、動画は作成したいけど、手間をかける時間はないというような場合も、信頼できるプロに任せてみるというのも方法です。
動画の作成・編集を専門に請け負っている会社は、全国各地にたくさんあります。きっと、みなさんの希望通りの動画に仕上げてくれるはずです。
当然自分で作るより費用はかかってしまいますが、クオリティも高くなり時間やリソースの削減になるため、結果的にその方がよいという場合も多々あるでしょう。
ここでは、数ある動画編集サービスの中から、使いやすい定額サービスをご紹介します。
実際にプロに任せてみる場合、ぜひおすすめしたいサービスがあります。画期的な定額制の動画編集サービス、『MTEAM 定額動画』です。
MTEAM 定額動画は、気軽に始められる『16時間プラン』(月額120,000円/16時間)や、量が多い方向けの『32時間プラン』(月額240,000円/32時間)というプランがあるので、ご自分に合ったものをお選びいただけます。
また映像だけでなく、マーケティング知識のあるディレクターが動画の企画から全面サポートを行うため、PDCAを回しやすくなります。仕上がった作品に、ちょっと気になる部分があるというような場合、何度でも修正を依頼できます。もちろん、定額ですので、追加料金などは一切かかりません。きっと、満足のいくものを手に入れることができるはずです。
今回は、動画編集の必要性とその方法や編集の手間を減らす方法、そして、おすすめの定額制サービスまでご紹介いたしました。
見た人の印象に残る見やすい動画にするために、動画の編集は必須の作業です。過剰な演出はせず、シンプルに編集していくことを心がけましょう。また、編集には手間も時間もかかりますが、機材や環境、そして作業方法を見直すことで、効率よく作業することもできます。
いざとなれば、プロに任せるという方法もありますので、まずはフリーソフトを使って、気軽に試してみるとよいと思います。
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