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フリーフォントは「フリー」と「フォント」を掛け合わせた言葉です。フリーは無料、フォントはコンピューターで使う文字のデザインを意味します。つまり、フリーフォントとは「無料で使用できるコンピューターの文字デザイン」です。
フォントは、サイト制作やアプリ制作をはじめ、さまざまな場面で使われています。今読んでいるこの文字も、一種のフォントが使用されています。
もともと使えるフォントがあるのに、フリーフォントをインストールしてまでこだわるべき理由は、以下の3つです。
特にWebサイトやECサイトは、ブランディングの観点で競合との差別化が重要です。ロゴやアイキャッチ、バナー画像に使うフォントのデザインを少し変えるだけで、ユーザーに与える印象は大きく変わります。フォントがサイトのイメージになり、ほかのサイトと差別化できます。特にロゴはサイトを象徴するものなので、使用するフォントにはこだわりましょう。
特に写真に文字を入れてデザインする場合は、世界観を統一することが大切です。例えば、海外リゾートのおしゃれなビーチの写真に文字を入れるとします。この場合は「明朝体」より「ゴシック体」を使ったほうがおしゃれな海外のイメージを与えやすく、統一感が出ます。京都ののどかな古い町並みの写真であれば「明朝体」が雰囲気にマッチするでしょう。
写真やイラストのイメージに合わせてフォントを選ぶことで、統一感や世界観を作ることができるのです。
フォントには言葉の意味だけでなく、ニュアンスや雰囲気を伝える役割があります。YouTuberが動画内で利用しているテロップ(字幕)をイメージするとわかりやすいでしょう。
かわいらしさや優しさを印象づけたいシーンのテロップには、丸ゴシック体などの丸みを帯びたフォントがよく使われています。怒りや迫力を伝えたいときには、角ゴシック体や尖った装飾がされたフォントを利用することが多いです。
フォントが違うだけで、見る人の読み取り方や感情の受け取り方が変わります。
無料で利用できるフリーフォントですが、利用するうえで注意するべき点が3つあります。
フリーフォントのフリーは「無料」の意味であり「自由」ではありません。
しかし、無料でダウンロードして自分の好きなように使えると勘違いしている方も多いです。フリーフォントにも著作権があります。制作者が利用ポリシーで商用利用の可否を明記しているので、ダウンロードする前に利用規約を確認し、商用利用して問題ないかを確認しましょう。
フリーフォントを利用する際に、制作者の名前やホームページを明記しないといけない場合があります。利用にあたっての条件もダウンロード時の利用規約に記載されているので、事前に確認しましょう。制作者を明記する必要がなくても「〇〇では利用不可」など、細かい条件がある場合もあります。
フリーフォントは日本以外で利用されるものも数多くあります。そのため、アルファベットのみ対応のフリーフォントも多いです。
英語表記での利用の場合はアルファベットのみのフォントで問題ありませんが、インストールしてから漢字やひらがながなくて困ることもあり得ます。日本語や漢字に対応しているかも事前に把握しておきましょう。
フリーフォントに限らず、Webデザインや動画制作には多種多様なフォントが使われています。使用するフォントはどのような基準で選べばよいのでしょうか。
フォントを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
フォント選びに悩んでいる方に向けて、それぞれ詳しく解説します。
フォントが数限りなく存在し今なお増え続けているのは、表現者が自分のデザインした制作物のイメージにより近いイメージのテキストを使いたいと考えているからです。フォントによってテキストから受ける印象やイメージが変わるのです。
例えば、明朝体は固いイメージや和のイメージをもちやすく、丸ゴシック体はかわいらしい、ポップなイメージをもちやすいフォントといえます。自身の制作物のイメージに合ったフォントを選ぶことが最も重要です。
デザイン性を重視したフォントも多く存在します。スタイリッシュでおしゃれなものが多いですが、デザイン性を重視したフォントはテキストとしてユーザーに読んでもらう場合には不向きです。テキストとして使用する場合は、デザイン性よりも可読性の高いフォントを選ぶことがポイントです。
先ほどの例でいうと、明朝体はゴシック体に比べて、フォントサイズが小さくなると可読性が低くなる傾向にあります。Webデザインでは可読性を考慮して、タイトル部分には明朝体、本文にはゴシック体を利用するなど、可読性を保ちつつデザイン性も高める工夫がされているものもあります。
明朝体やゴシック体のように複数のフォントを一つのデザインに使用するケースも少なくありません。デザイン性と可読性を兼ね揃えたデザインを制作しようと思うと、一つのフォントでは表現できない場合があるからです。
複数のフォントを組み合わせる場合は、それぞれのフォントのイメージだけでなく、フォント同士の組み合わせにも注意する必要があります。例えば、一部分を強調するためにインパクトのあるフォントを使う場合は、強調したい部分以外には可読性が高いフォントを使用し、フォントサイズを小さく表示するなどの工夫をすることが重要です。
複数のフォントを組み合わせる場合は、それぞれのフォントの役割を理解して制作物全体に統一感をもたせるよう意識しましょう。
日本語対応かつ商用利用可能なフリーフォントを30個ご紹介します。
参照元:FONT BEAR しっぽり明朝
しっぽり明朝は「只野凡字」さんが作成したオールド系明朝体フリーフォントで、和風・レトロなデザインに適したフォントです。日本国内の風景写真や歴史的建造物の写真に文字入れしたい方に向いているフォントです。ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベットに対応しているので、タイトルやロゴ、本文まで幅広く使えるでしょう。
参照元:やさしさゴシック
やさしさゴシックは、ゴシック体なのに柔らかく優しい印象を与えることができるフォントです。手書き感のあるタッチがより優しさを感じさせます。
参照元:スマートフォントUI
スマートフォントUIは、デジタル感漂うスマートなフォントです。シンプルなイメージのデザインに合うゴシックスタイルで、読みやすいため本文にも使えます。WebやアプリのUI用としても適したフォントといえるでしょう。
たぬき油性マジックは、手書きならではの人間味溢れるフリーフォントです。本屋さんや雑貨屋さんのポップで使われるような雰囲気の文字を再現できるので、ポスターやアイキャッチの文字入れに使いやすいでしょう。
参照元:キリンフォント
キリンフォントは、その名のとおりキリンの首のように細長いフォントです。カタカナのみに対応しており、記号は「!」「?」「・」の3つのみ対応しています。ひらがなや漢字がないので本文用としては利用しにくいですが、タイトルやロゴには使えます。カクカクして目立つため、強く主張したい部分に使うとよいでしょう。
参照元:ロゴたいぷゴシック
ロゴたいぷゴシックは、ロゴに適したフォントです。もちろんタイトルや見出しにも活用できる印象の強いフォントといえます。かっこよさとかわいさを兼ね備えているため、バナーなどでも活躍するでしょう。
参照元:ふぉんとうは怖い明朝体
怖い印象や不思議な印象を与える明朝体フォントです。揺れるようなフォントは、柔らかな印象を与えることもできるでしょう。特徴をうまく活かして、アクセントに使うとよいかもしれません。
参照元:なごみ極細ゴシックフォント
なごみ極細のゴシックフォントは、漢字はモダンで直線的、かな文字は懐が狭くオールドスタイルデザインのフォントです。細いフォントのため使用できる部分は限られますが、繊細で優しい印象を与えることができるフォントでしょう。現在(2023年5月時点)は縦書きに対応していないため注意してください。
参照元:あさご本丸ゴシックmini
あさご本丸ゴシックminiは、天空の城ともよばれる竹田城のある、朝来市をイメージした丸ゴシック体です。幻想的な美しさをイメージさせる、流れるようなフォントです。特徴的なフォントのため、ロゴやブランディングにも活用できるでしょう。
参照元:アンニャントロマン
アンニャントロマンは、ゲームのタイトルやアニメキャラクターのセリフ用テロップとして使えそうなゴシック調のフォントです。ポケモンのゲームロゴをイメージさせます。ひらがな・カタカナ・アルファベットに対応しているので、お子さま向けのポップなデザインに適しているでしょう。
参照元:けいふぉんと
けいふぉんとは、有名アニメのタイトルロゴを参考に作成されたフリーフォントです。ゴシック体でありながら丸みを帯びた文字は、某アニメのイメージどおりの明るくポップな印象を与えます。インパクトのあるフォントのため、見出しやタイトルなど目立たせたい部分に使えるでしょう。
参照元:JKゴシックM
JKゴシックMは、女子高生をコンセプトにしたフリーフォントです。丸みを帯びたひらがな・カタカナと、少し小さめの文字が特徴といえます。JKゴシックMよりも文字が細い「JKゴシックL」も配布されているので、もっと線の細いかわいらしいフォントを探している方には「JKゴシックL」が適しているでしょう。
参照元:バナナスリップ plus
バナナスリップplusは、しっかりとした輪郭でゴシック体のように高い視認性を確保しながら、丸みを帯びたポップな印象のフォントです。柔らかい印象を与えつつインパクトがほしいときに適しています。2023年5月時点では4,211文字が収録されており、ボリューム面でも申し分ないフリーフォントといえます。
参照元:自家製Rouded M+
自家製Rounded M+は、多くの人に愛用されている丸ゴシック体フリーフォントの一つです。第一水準漢字のすべてと第二水準漢字の一部、計4,972文字が使え、丸みの強さを変えた3つの類似フォントが配布されています。
参照元:うつくし明朝体オールド
うつくし明朝体オールドは、縦書きを想定してデザインされたオールドスタイルの明朝体を、横書きでもきれいに見えるようにリデザインしたフリーフォントです。明朝体ながら、漢字・ひらがなともに先端部分に少し丸みを持たせることで、柔らかい印象の書体に仕上げています。一部のひらがなには墨書きに近い印象をもたせるため、墨だまりが再現されています。
細部までこだわって作られたうつくし明朝体オールドは、横書きで明朝体を使いたい人に適したフリーフォントの一つです。
参照元:機械彫刻用標準書体
機械彫刻用標準書体は、屋外看板などに機械で文字を彫刻する際に使われていた書体をデジタル化したフォントです。配布されているWebサイトには、このフォントに対する拘りが詳しく書かれているため、興味のある方は一度Webサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。
対応している文字は限られていますが、現在でも対応文字が追加されるなど、今後注目度が増す可能性のあるフォントの一つです。
参照元:コーポレート・ロゴ
コーポレート・ロゴは、源ノ角ゴシックに会社ロゴイメージのひらがな・カタカナを組み合わせた人気のフリーフォントです。企業がロゴやサービス紹介などで使うようなシンプルなイメージで、癖が少なく汎用性が高いフォントといえます。
参照元:コーポレート明朝
コーポレート明朝は、源ノ明朝をベースにひらがな・カタカナにコーポレート・ロゴのフォントをアレンジして加えたフリーフォントです。全体的にコーポレート・ロゴのようなシンプルで読みやすいイメージを維持しながら、明朝体の高級感やレトロな雰囲気が加わった非常に使いやすいフォントといえます。
参照元:ラノベPOP
ラノベPOPは、その名のとおりライトノベルのイメージに合うポップなフォントとして作成されたフリーフォントです。ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・数字・記号と収録文字が多く、ライトノベルに限らず多くのシーンで違和感なく使える汎用性の高いフォントでしょう。
参照元:はんなり明朝
はんなり明朝は、築地体をベースに、日本語のもつ柔らかさをより印象的に加工したフリーフォントです。ひらがな・カタカナはふんわりとした優しいフォントで、漢字・英数字・記号は「IPA明朝体」で補われています。和風なイメージのデザインや、高級感・清潔感を与えたいデザインにも適したおしゃれなフォントです。
参照元:LINE Seed JP
LINE Seed JPは、多くのスマートフォンユーザーが利用しているLINEアプリをリリースしている、LINEが提供しているフリーフォントです。メッセージアプリの開発元ということもあり、デジタル上での可読性に優れています。アルファベットとひらがな、カタカナ、漢字などが混在しても可読性が落ちないようにデザインされた安定感のあるフォントです。
参照元:源暎こぶり明朝
源暎こぶり明朝は、小説や電子書籍など、日本語を中心に縦書きで表現するデザインに特化したフリーフォントです。ほかの明朝体などと比べると少し小ぶりなフォントなので自然と文字と文字の間に余白が生まれ、可読性が高くなります。
参照元:アオハルマーカーmini
アオハルマーカーminiは、手書き文字をイメージしたフォントで、線の細い、もの寂しげなフリーフォントです。ひらがな・カタカナ・アルファベットと一部の記号のみが使用可能で、漢字は今後追加対応予定です。商用利用の際は制作者の方のTwitterをフォローするなど一部条件があるため、商用利用を検討している人は注意事項をしっかり読みましょう。
参照元:源柔ゴシック
源柔ゴシックは、多くのシーンで活用されている人気のフォント、源の角ゴシックが丸みを帯びたフリーフォントです。ゴシック体の視認性・可読性を維持したまま、柔らかい印象を与えるフォントへと生まれ変わりました。タイトルやキャッチコピーなどインパクトが必要な場面から、解説やテロップなどの短文まで幅広く活躍してくれるフォントです。
参照元:フロップデザインフォント
フロップデザインフォントは、ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字がそれぞれ別々のコンセプトでデザインされており、かつそれぞれを組み合わせた際には統一感が出る珍しいフリーフォントです。フォントのサイズによらず可読性が高いフォントのため、さまざまなシーンで活用できるでしょう。
参照元:源暎ぽっぷる
源暎ぽっぷるは、LINE Seed JPをベースに、手書き感を強くすることでインパクトのある柔らかい雰囲気に仕上げたフリーフォントです。全体的に太いフォントのため、長文のテキストには不向きです。タイトルやセリフ、テロップなどに使用することで、かわいらしい雰囲気を演出することができます。
参照元:略字超少明朝ステンシル風
略字超少明朝ステンシル風は、一部の文字を略字表現にしたステンシル風のフリーフォントです。どのようなデザインにも馴染むフォントではありませんが、Webサイトのタイトルや動画のサムネイルなど、インパクトが重要なデザインにおいて活躍するでしょう。
参照元:クラフト明朝
クラフト明朝は、手書き風フォントの一つで、文字のかすれ具合がおしゃれなフリーフォントです。第一水準の漢字が収録されているため、さまざまなシーンで印象に残るフォントとして使うことができるでしょう。
参照元:夏蝉丸ゴシック
夏蝉丸ゴシックは、丸ゴとよばれる丸ゴシックを角丸加工し、レトロな雰囲気が増したフリーフォントです。縦書きでも使用でき、漢字の収録数も多いため、幅広いシーンで活用できる丸ゴフォントになっています。
参照元:マメロン
マメロンは、デジタルデバイスで見ることを想定して作られたフリーフォントです。教科書体をベースに手書きに近いフォントになるように調整され、可読性と柔らかさを兼ね備えた非常に使いやすいフォントです。
フォントにはさまざまなコンセプトがあり、制作者のこだわりが詰め込まれたものもあります。企業がリリースしているフォントのなかには、デザイン性や汎用性が高く魅力的なものも数多く存在するでしょう。
数多くリリースされている有料フォントのなかでも見栄えがいい、使いやすいフォントを10個ご紹介します。
参照元:ヒラギノ角ゴ
ヒラギノ角ゴは、iPhoneやMacOSのPCでシステムフォントとして使用されているフォントです。iPhoneを使用している場合、メッセージアプリに表示されるテキストがヒラギノ角ゴなため、多くのユーザーにとって馴染みのあるフォントではないでしょうか。可読性に優れた非常にシンプルなフォントで、読ませるテキストを表示するのに最適なフォントといえます。
参照元:ヒラギノ明朝
ヒラギノ明朝は、ヒラギノ角ゴ同様、MacOSに標準搭載されている明朝体フォントです。多くの人にとって見慣れた親しみのある明朝体の一つでもあります。ウェイト(太さ)のバリエーションがW2~W8までと豊富なため、有料フォントで明朝体を探している人は試してみるとよいでしょう。
参照元:筑紫 A 丸ゴシック
筑紫 A 丸ゴシックは、フォントワークスが提供しているフォントで、丸みを帯びたかわいらしい印象と可読性を兼ね揃えた、丸ゴのなかでも有名な有料フォントです。親しみやすい印象を受けるフォントのため、街中でもさまざまなデザインで見かけます。
参照元:新ゴ B(モリサワフォント)
モリサワフォントとは、株式会社モリサワからリリースされているフォント全般を指す言葉で、高いクオリティとデザイン性、可読性から多くのデザイナーに愛用されています。新ゴBは、モリサワフォントのなかでも非常にスマートで美しいゴシック体の一つで、サイズによらず高い可読性がある点も魅力のフォントです。
参照元:イワタ横太明朝体オールド
イワタ横太明朝体オールドは、株式会社イワタからリリースされている横書きを想定した明朝体で、文学作品にも使用されるなど、美しいフォルムと可読性を備えた有料フォントです。古くから使われてきた岩田明朝体をもとに、デジタル書体としてリデザインされたイワタ明朝体は、古くから多くのファンがいるフォントの一つでもあります。
参照元:TP明朝
TP明朝は、Type Projectからリリースされている明朝体の一つです。横画と縦画の太さの比率を変えるという、フォントにおける新しい概念を導入した一風変わった有料フォントです。
太さの比率はコントラストとよばれていて、ローコントラスト・ミドルコントラスト・ハイコントラストの3つから好きな比率を選択できます。比率の極端なハイコントラストでは横画やハネ部分のシャープさが増し、より高級感の強いクラシックな印象になります。ローコントラストでは明朝体でも少し柔らかい印象になるため、ゴシック体に近い使い方ができるでしょう。
参照元:パルラムネ
パルラムネは、Fontworksからリリースされているデザインフォントで、手書きのようなかわいらしい印象が強い有料フォントです。「脱力系でゆるかわいい」をコンセプトに制作されているだけあって、柔らかい印象と合わせてどこか抜けているような印象のフォントになっています。
さまざまな製品で実績のあるフォントで、キャッチコピーやタイトルなど、インパクトがほしいときにも重宝するおすすめのフォントです。
参照元:すずむし
すずむしは、モリサワフォントの一つでありながら、同じくモリサワフォントとしてリリースされている新ゴとは違い、かわいらしい印象が強いフォントです。全体的に墨をたっぷり含んだ筆で書いたような線で表現されていて、組み上げたときの軽快なリズムを意識して制作されています。
参照元:ラグランパンチ
ラグランパンチは、アニメやゲームなどのメディアでもよく使われているフォントです。Fontworksから有料フォントとしてリリースされています。フォント全体が極太でインパクトが強いフォントでありながら、文字の白抜き部分を大きく取ることで可読性も保っています。タイトルやキャッチなど、ある程度のフォントサイズが確保できるシーンはもちろん、見出しサイズでも十分に使える魅力的なフォントです。
参照元:AXIS Font
AXIS Fontは、多くのデザイナーから高い評価を得ているフォントで、和文フォントとしてはベーシック・コンデンス・コンプレスの3種類がリリースされています。この書体一つで雑誌紙面をすべてデザインする、をコンセプトに設計されているため、さまざまなシーンで活用できる汎用性の高いフォントです。
和文と英文が混在するシーンでのバランスや、ベースのサンセリフ書体の可読性が重視されているため、高いクオリティで幅広い人におすすめできるフォントの一つです。
今回は、おすすめの商用利用可能なフリーフォントを30個と、見栄えがいい有料フォントを10個ご紹介しました。あわせて、フリーフォントを使う際の注意点やこだわるべき理由についても解説しました。
フリーフォントといっても、インストールすれば自由に使えるとは限りません。フォントをダウンロードする前に利用規約を確認し、商用利用できるのか、自由に編集・装飾してよいか、制作者の明記は必要かなどを把握しましょう。
今回ご紹介したフリーフォントを使いこなして、差別化がされた統一感のあるデザインを作れるようになりましょう。
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