YouTube動画制作の料金相場と内訳！安く抑えるためのコツもご紹介！

YouTube動画制作の依頼先

YouTubeの動画制作を自社で行う場合、企画から動画の撮影、編集、投稿と多くのリソースが必要な業務となります。そのため、ほとんどの企業が動画制作を内製ではなく外注することでこのリソース不足を補っています。

YouTubeの動画制作を外注する際、大きく分けて「動画制作会社」と「フリーランス」の2種類の依頼先があります。

動画制作会社

• メリット：クオリティが高い、制作管理が得意、リソースが多い
• デメリット：費用が高い、柔軟な対応ができないケースがある

動画制作会社は、企業がしっかりと集客し、複数人で動画制作を行っているため、安定して高いクオリティの動画が制作できることが多い点が特徴です。また、リソースが多い制作会社であれば短納期での制作も可能です。

その分、必要となるコストは高くなってしまうことや、細かい打ち合わせを頻繁に行いたい場合など柔軟な対応ができないケースがある点はデメリットといえます。

フリーランス

• メリット：料金が安い、柔軟な対応ができることが多い
• デメリット：クオリティが安定しない、制作管理に不安がある

フリーランスは、動画制作を専門としているものの、あくまで個人が依頼先となるため、動画制作会社と比べるとクオリティや制作管理などのスキルは依頼先によって非常にバラつきがあります。

フリーランスは一つひとつの案件に柔軟な対応をしてもらえることもあるため、込み入った相談や調整などが必要な場合は動画制作会社よりも向いているかもしれません。また、料金も動画制作会社よりは安く設定されていることが多いため、費用を抑えたいときには有力な選択肢の一つとなります。

YouTube動画制作の料金相場と内訳

YouTube動画制作にかかる料金は依頼先によってさまざまですが、YouTube動画制作のどこからどこまでを依頼するかによっても大きく変わってきます。

すでに撮影されている元動画を編集するだけといった、工程が比較的少ないもので数万円、企画から撮影、編集までのすべての工程を依頼するとなると数万～100万円程度までと依頼先によって料金に開きがあります。

以下がYouTube動画制作における必要な工程とそれらを依頼した際の料金相場の内訳です。

工程	各工程のみ	企画～各工程まで	備考
企画・構成	数万～20万円	ー	ー
撮影	数万～100万円	20万～150万円	キャスティング除く
編集	数万～100万円	20万～250万円	ー

それでは、順番に工程ごとの内訳について解説していきます。

企画・構成

企画・構成は、YouTube動画の内容や演出など、動画の骨組みを決める重要な工程です。

とは言え、YouTube動画では1本あたり30分以上の長尺動画を撮ることが少なく、1本あたりの企画・構成に多額の費用が必要となることは少なく、数万円から高くても10万～20万円程度の制作会社がほとんどです。

撮影

撮影は、必要とする撮影機材や撮影場所、撮影回数などによって必要な費用も大きく異なります。

簡単な撮影であれば数万円程度で可能ですが、屋外で特殊なロケーションの撮影が必要など限定的な条件があると、数十万～100万円程度の費用が必要となる場合もあります。また、タレントを起用する場合は、別途キャスティングの費用も必要となります。

編集

編集の工程は、動画のクオリティに直結する工程で、制作会社の個性が出る部分でもあります。低価格をウリにしている制作会社であれば1本数万円から編集依頼が可能ですが、凝った演出が得意な制作会社では数十万～100万円程度の費用を設定しているケースもあります。

3DCGや特殊効果、アニメーション、ナレーションの挿入などさまざまな演出を盛り込む作業も編集の工程に含まれるため、これらの特殊な作業が必要な場合は費用も多くなります。

1本のYouTube動画を制作する際に必要となる費用は依頼する制作会社によってさまざまですが、どの工程でもクオリティを上げようと思うと、必要な人や機材、時間が増えるため、その分必要な費用も高くなる傾向にあります。そのため、凝った企画・演出の動画よりもシンプルな構成の動画のほうが安く制作できることが多いです。

また、フリーランスへ外注すると、依頼先によっては1本数千円から編集を受けてくれることもあるため、少ない料金で動画制作したい場合は、外注先としてフリーランスを選択するのも一つの手段です。

YouTube動画制作を依頼する前に決めておくこと

前述のとおり、YouTube動画の制作は、企画から編集までさまざまな工程が必要です。不必要な手間を制作会社にかけないため、また、それにより不必要な費用を発生させないためにも、動画制作を依頼する際は以下について決めておくことをおすすめします。

• 動画のコンセプト・目的
• スケジュール
• ブランディング・プロモーションの方向性
• 予算

それでは1つずつ詳しく解説していきます。

動画の目的・コンセプト

動画を制作する（企画する）際に、動画の枠組みを決める最も重要な要素は、動画の目的やコンセプトです。ただ漠然と商品・サービスの紹介をしたいというだけではなく、その動画を通してユーザーに何を伝えたいのか、どのような行動を起こさせたいのかを詳細に決めておくことが重要です。

スケジュール

動画の企画段階から動画を実際に使用するまでのスケジュールは、依頼する企業や動画の内容によってさまざまです。急ぎの場合はもちろん、特に急ぎではない動画制作の場合でも、依頼から納品まで希望のスケジュールをある程度決めておくことをおすすめします。

動画制作会社によってはスケジュールによってかけるリソースや料金が変わってくるケースもあるため、スケジュールに関して譲歩できる状況であれば、その状況も含めて動画制作会社に伝えるとよいでしょう。

ブランディング・プロモーションの方向性

動画の目的・コンセプトと通じる部分もあるブランディングやプロモーションの方向性ですが、これらによって動画の企画や動画内で使用する演出なども大きく異なるため、目的・コンセプトと合わせて正しく動画制作会社に伝える必要があります。

同じ商品・サービスの紹介動画であったとしても、エンタメ系YouTuberが企業案件として取り扱う紹介動画と企業自体が自社チャンネルに投稿する紹介動画ではプロモーションの方向性は大きく異なります。これは極端な例ですが、このようにブランドイメージを共有することも、質の高いYouTube動画を作るうえで欠かせない要素の一つです。

予算

YouTube動画制作にかかる料金は、依頼する動画制作会社や依頼する内容、外注する工程によってさまざまです。費用をかければかけるほど高いクオリティの動画が仕上がるというわけではありませんが、多くの工程を依頼し、かつ、高いクオリティの動画を求める場合は一定以上の料金が必要になります。

YouTube動画は、1本ではなく継続して制作することも少なくないため、あらかじめかけられる費用を決めたうえで動画制作会社を探すようにしましょう。

YouTube動画制作の料金を安く抑える方法

一定の費用が必要となるYouTube動画制作ですが、少しでもかかる料金は安く抑えたいものです。そこで、ここではYouTube動画制作において料金を安く抑える方法をいくつかご紹介します。

必ずしも料金を安くできるというわけではありませんが、これらを意識することで不要な料金を減らし、結果として料金を安く抑えられるケースがあります。

• ビジョンを共有する
• 素材を準備する
• 撮影場所を限定する
• 納品日の調整
• 修正・追加を少なくする

それぞれ詳しく解説していきます。

ビジョンを共有する

動画制作において、企画・構成などにかかる料金は安くありません。

動画制作を企画段階から依頼する場合、企画のヒントとなる企業のイメージや動画のコンセプト、動画のビジョンを詳しく伝えることで、企画にかかる料金を安く抑えられるケースがあります。

素材を準備する

動画制作には、メインとなる動画以外にもさまざまな素材が必要です。企業のロゴ、商品画像などから、BGMや効果音など必要となる素材の種類も動画によってさまざまで、これらを可能な限り依頼する側で準備し支給することで、料金を安く抑えることができます。

企画段階であらかじめ必要となりそうな素材について打ち合わせを行い、手配できるものは自社で用意するのも、料金を安く抑えたいときに効果的な方法の一つです。

撮影場所を限定する

動画の撮影からを依頼する場合、動画の撮影場所を限定する（提供する）ことも料金を安く抑える方法の一つです。

動画撮影のためにふだん使用しない場所を押さえる場合は、高額な料金が必要となることが多いため、撮影場所を提供することが大幅なコストカットに繋がる場合もあります。

納品日の調整

動画の用途によってはあらかじめ動画が必要な日が決まっている場合もありますが、納品日を調整することで費用を抑えられる場合もあります。動画制作会社によっては「最短〇日～」のような表記で納期の速さがウリの会社もありますが、多くの場合最短での納品を希望すると料金が高額になってしまいます。

納期と料金に関しては動画制作会社によってさまざまなため、最短納期での納品が必要ない場合は、納期によって料金が変わる動画制作会社かどうかも併せて確認するようにしましょう。

修正・追加を少なくする

動画制作に限らず、クリエイティブを外部の企業に依頼した場合、完成品として納品されたものが必ずしも満足のいく仕上がりになっているとは限りません。そのため、多くの動画制作会社が「修正〇回まで無料」など、完成品に対しての修正対応までサポートしてくれています。

とはいえ、修正の回数や内容によっては対応の手間がかかり、場合によっては追加料金が必要となります。動画制作において、どの時点でも修正・追加を少なくするように意識することも料金を安く抑えるポイントの一つです。

このように、いくつかのポイントを意識することで動画制作にかかる料金を安く抑えることができます。もちろん、動画制作に必要な料金は依頼する動画制作会社によって大きく異なります。

ここからは、費用や実績、サポート内容など動画制作会社を選ぶポイントについて解説していきます。

動画制作会社を選ぶポイント

動画制作会社と一口に言っても、対応している範囲や得意としているジャンルなど、その特徴は動画制作会社によってさまざまです。そのため、初めての動画制作会社に依頼をする場合には、以下のポイントを意識して動画制作会社を選ぶようにするのがおすすめです。

• 実績
• コミュニケーション
• 予算
• アフターフォロー

それぞれ詳しく解説していきます。

実績

動画制作会社のほとんどがインターネットを使って集客をしています。そのため、ほとんどの動画制作会社が自社のWebサイト（もしくはYouTubeチャンネルやSNSなど）に今までの制作実績を公開しています。

実績を確認する際は、動画の平均的なクオリティだけでなく、得意としているジャンルや企画内容、構成などを確認することも重要です。

コミュニケーション

動画のような制作に複数の工程が必要なものを外注する際に気になるのが、コミュニケーションコストです。

最初の打ち合わせからそれぞれの工程で発生する可能性があるため、このコミュニケーションに問題がない外注先を選ぶことも不必要な手間をかけないために重要なポイントです。

予算

どれだけ理想の動画に近いものを制作できる制作会社でも、必要なコストが予算を大幅にオーバーしているようでは外注先としては適切とは言えません。

多くの動画制作会社が動画の内容に応じた価格帯を公開しているため、自社の予算内で依頼できる制作会社を選定しましょう。

アフターフォロー

YouTube動画は動画を投稿して終わりというわけではなく、投稿後の効果検証や次に活かすための分析などを行うことで高い効果が期待できます。この分析の部分を含めた「YouTubeチャンネル運用」や「YouTubeコンサル」までをサポートしている動画制作会社も少なくありません。

動画制作会社は、多くのYouTube動画の制作実績や運用実績をもっていることが多いため、その知見を活かした効果的なYouTube動画の制作・運用が可能です。YouTubeチャンネルの運用にはかなりのリソースが必要となるため、社内でそのリソースが避けないという企業は、このアフターフォローをサポートしている動画制作会社を探すことをおすすめします。

これからYouTube動画の制作を外注する企業は、これらのポイントを押さえたうえで動画制作会社を探してみましょう。とは言ったものの、これだけでは数多くある動画制作会社から一社を絞り込むのは骨の折れる作業でもあります。

そこで今回は、YouTubeの動画制作に強いおすすめの動画制作会社をいくつか紹介します。

YouTubeの動画制作に強い動画制作会社

日々増え続けているといっても過言ではないほど、今では数多くの動画制作会社がYouTubeの動画制作を行っています。今回は、そんな動画制作会社の中でもYouTube動画の制作実績が豊富な動画制作会社を紹介します。

Mチーム（M TEAM）

Mチーム（MTEAM）は、当社（株式会社AtoOne）が運営している動画制作サービスです。当社には大手メディアでマーケティング施策の実績を積んだスタッフやTV業界、YouTube事務所出身の編集者が多数在籍しています。当社では、これらの在籍スタッフの知見を活かして、Webマーケティングという視点からクオリティの高いYouTube動画を制作することが可能です。

また、チャンネル登録者数100万人以上のアカウント運用経験など運用実績が豊富にある点も当社の強みの1つです。当社では、これらの実績を元にYouTube動画の企画段階からサポートさせていただいているため、撮影の立ち会い・完成品のご確認のたった2つの工数で満足度の高い動画を納品させていただけます。

複数の料金体系も用意していますので、YouTubeの動画制作でお悩みの企業様はぜひ一度お気軽にお問合せくださいませ。

株式会社フロンティアチャンネル

株式会社フロンティアチャンネルは、YouTubeだけでなく、プロモーション動画やイベント動画など、幅広いジャンルの動画制作を行っている制作会社です。YouTube動画制作のジャンルではYouTubeのアカウント運用管理、コンサルティングまでサポートしています。

キャスティングやカメラマン、イベントにおけるMCナレーターの手配にも対応しているため、リアルイベントの収録から動画制作を考えている場合などにはおすすめの動画制作会社です。

Webサイトに細かい料金表も掲載されているため、相談する前からある程度の費用感が掴める点もありがたいところです。

株式会社サムシングファン

株式会社サムシングファンは、多くの機材と人材を有している大規模な映像制作会社です。撮影に必要なカメラマンの手配はもちろん、撮影に使われる特殊機材なども併せて手配、特殊な撮影が可能な数少ない映像制作会社の一つです。

そのほか、動画制作が可能な専門スタッフを依頼元へ出向、依頼元の社内で動画制作に対応してくれるサービスや、素材を入稿するだけで30秒のアニメーション動画が3日で納品されるサービス「VEND」など対応力の高さも特徴といえます。

株式会社Crevo

株式会社Crevoは、2,000社7,000件以上と、動画制作実績の豊富な動画制作会社です。同社では国内外に7,000人以上のクリエイターを抱えており、独自の制作管理ツールで制作にかかる工数を可能な限り削減することで、低コストかつハイクオリティな動画制作を実現しています。

Webサイトにいくつかの価格帯が掲載されており、それぞれ盛り込める演出が決まっているため、初めて依頼する場合にもあらかじめ動画のクオリティを予想しやすいように工夫がされています。

まとめ

YouTube動画は、ブランディング、商品・サービスの紹介や求職者に向けた会社紹介などYouTubeチャンネルの収益化以外にもさまざまな目的で活用されています。

当社も含め、1本数万円から動画制作を受けている動画制作会社も複数あるため、YouTubeの動画制作を考えている方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

WEBでのお問い合わせはこちら