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【いまさら聞けない】高品質な動画制作とは

動画制作を外注先に依頼するなら品質にこだわりたいけれど
具体的にどのようなことに気を付ければ良いのかわからない
と悩んでいる人はいませんか?
この記事では、高品質な動画を制作する際のポイントやおすすめの動画制作会社を詳しく解説します。

動画制作を依頼する際の工程

ビジネスマンと工程

高品質な動画制作を行うために、どのような工程を経て動画が完成するのか知っておく必要があるでしょう。それぞれの工程で、どのようなことに気を付ければよいのかをご紹介します。

問い合わせ

動画制作の依頼先に電話やホームページから問い合わせをする段階です。

依頼先には個人(フリーランス)・動画制作会社・広告代理店の3つがありますが、個人への依頼は納期や品質への保証がないことと信頼できる依頼先を探しにくいことから、高品質の動画制作を目指すなら避けた方がよいでしょう。

また、問い合わせをする前におおまかでもよいので次の3つを依頼先に伝えられるようにしておきましょう。

  • 動画制作の目的
  • 動画制作の予算
  • 動画制作の納期

問い合わせをする際は、依頼先とスムーズにコミュニケーションが取れるよう事前に準備しておくことが大切です。

ヒアリング・打ち合わせ

動画制作の依頼先担当者とヒアリングや打ち合わせを行う段階です。

ヒアリングでは次のようなことを聞かれる可能性が高いため、あらかじめ準備しておくのがよいでしょう。

  • 動画制作の目的
  • ターゲットとする視聴者層
  • 動画で伝えたいメッセージ
  • 動画を配信する媒体
  • 動画制作の予算
  • 動画制作の納期

動画制作の目的・予算・納期については、問い合わせ時よりも明確になっていることが望ましいです。

また、ターゲットとする視聴者層が絞りにくい場合は、ペルソナを設定してみるのもよいでしょう。ペルソナはWebマーケティングでよく用いられ「自社の商品やサービスにおけるたった1人の理想的な顧客像」を指します。これを動画の視聴者に置き換えて作成してみるということです。

ペルソナは架空の人物ですが、氏名・年齢・性別・居住地・職業・勤務先・年収・家族構成といった定量的なデータと、ライフログ・身体や性格的特徴・人生のゴール・ライフスタイル・価値観・趣味嗜好・消費行動や情報収集行動などの定性的データとを合わせて作成するため、非常にリアルな人物像となります。ペルソナをしっかりと設定できれば、ターゲットとする視聴者層を依頼先と共有しやすくなるでしょう。

ヒアリング・打ち合わせ時は、動画の完成イメージを依頼先と共有するのはもちろんですが、コミュニケーションがスムーズにできるかどうか、担当者との相性を見極めておくことも重要です。

見積もり・提案

ヒアリング・打ち合わせの内容から、依頼先担当者が見積書や提案書を提出する段階です。

見積書や提案書において次の内容が曖昧になっていないかをチェックしましょう。

  • 制作費
  • 制作スタッフの人数
  • 動画制作全体のスケジュール
  • 動画の長さ
  • 無料の修正回数
  • 納品のフォーマット

上記の項目が曖昧な提案書や見積書を提示された場合、納得がいくまで質問し認識のズレがないようにすることが大切です。また、費用の面で後々揉めることのないよう、追加費用の有無をこの段階で確認しておくことも忘れてはいけません。

企画

企画とは動画制作の骨格を組む段階のことです。具体的には「動画制作の目的」「視聴するターゲット層」「動画を配信する媒体」「動画の構成」を決定し、次のような作業を行います。

  • シナリオ(絵コンテ)作成
  • キャスティング
  • スケジュール表の作成
  • ロケハン(ロケが必要な場合のみ)

企画とは住宅造りでいうと基礎工事にあたるため、企画がしっかりできなければ高品質な動画を制作するのは難しくなります。不明な点などがあれば企画の段階で確認し、依頼先担当者と共有しておきましょう。

撮影準備

撮影機材・大道具・小道具・撮影現場の手配などを行って、撮影の下準備をします。ドローンやクレーンなど依頼先が所持していない機材がある場合は、レンタルで調達する場合もあるでしょう。

撮影

台本を基に映像素材を撮影していきます。

撮影にかかる日数は制作する動画のジャンルによって異なりますが、特に実写動画の場合はあとからの修正が難しくなります。高品質な動画を制作するためにも、クライアントとして現場に立ち会い、イメージに合った素材が撮影できているかどうかを確認するようにしましょう。

編集

動画編集ソフトを使って映像素材を台本に合わせて構成し、ナレーション・BGM・テロップなどの演出効果を加える段階です。

映像素材は台本の通りに撮影したとしても、画面で見るとイメージと異なる場合があります。高品質に仕上げるためには、ここで要望に沿った動画に仕上がっているかを丁寧にチェックすることが重要です。

納品

見積もり・提案の段階で決めておいたフォーマットで動画が納品される段階です。

どのフォーマットであれば高品質で、サイズの面でも便利かというのは一概には言えませんが、公開するプラットフォームや媒体に応じて次のフォーマットにすることが多いでしょう。

プラットフォーム フォーマット
オンライン共有プラットフォーム MP4、WMV
テレビやコンピュータ AVI、MOV、MKV
Webサイト WebM

高品質な動画を制作するためには、動画制作の各工程において、受け身ではなく積極的にコミュニケーションを図り、自社の考えているイメージを依頼先に都度伝えることが大切だとおわかりいただけたのではないでしょうか。

高品質な動画の要素

さまざまな要素が点と線で結ばれている

動画制作の基本的な工程をご理解いただいたところで、高品質な動画とはそもそもどのような動画のことを指すのか考えてみましょう。

高品質な動画に当てはまる要素を4つご紹介します。

映像が美しいこと

2020年より携帯電話の販売会社各社がeMBB(高速大容量)を実装した5Gのサービスを開始したのを皮切りに、5Gの特徴である高速・大容量というメリットを活用した4K/8Kの画像・動画配信が積極的に行われるようになりました。

また、最近ではVimeoのように、Wi-Fi環境でなくても高画質で動画を視聴できる動画プラットフォームが企業にも利用されるようになってきています。これらのことから、日本では映像ができるだけ美しいことも高品質な動画の条件の1つになってきたといえるでしょう。

スマホファーストを意識して作られていること

ニールセンデジタル株式会社が2019年上半期のPCとスマートフォンの利用実態をまとめた「Digital Trends 2019上半期」によると、スマートフォンからの動画視聴時間が2015年6月には1時間51分だったのに対し、2019年6月には7時間13分に達しています。

同調査は、スマートフォンがインターネット利用のメインデバイスになっているのみならず、その中でも特に動画視聴のメインデバイスにもなっていることを示しています。そのため、今後ますますスマホファーストを意識した動画制作が必須となっていくでしょう。

ユーザーが求めている情報が動画に含まれていること

当たり前のようですが、ユーザーは何らかの解決したい課題を持っており、その解決のために検索をかけて動画にたどりつきます。そのため、ユーザーが求めている情報が動画に含まれていなかったり、課題の解決につながらなかったりすると、すぐに離脱してしまうのです。

高品質な動画とは、ユーザーのニーズに的確に応えられる動画だということを覚えておきましょう。

オリジナリティがあること

企画や構成が類似しすぎている動画や著作権がグレーゾーンな動画が世の中にはあふれていますが、このような動画は高品質な動画とはいえません。動画制作をする際は、必ずオリジナリティを意識して作るようにしましょう。

依頼先を選ぶ際のポイント

木製のブロックにPOINTと描かれている

高品質な動画制作を目指す場合、依頼先をどのように選べばよいのでしょうか。

ポイントは次の5つです。

  • 自社が依頼したいジャンルにおける動画制作の実績が多い
  • 見積りに曖昧さがない
  • 企画の根拠がはっきりしている
  • クライアントの持つイメージを理解しようと努力してくれる
  • 担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れる

見積書や担当者との関係はどのような取引においてもチェックすべきことですが、高品質な動画制作を行いたいなら、さらに自社の持つ動画のイメージを尊重して制作してくれるかどうかを見極めることが重要だといえるでしょう。

高品質の動画制作会社5選

撮影中のカメラ

高品質な動画を制作したい時におすすめの動画制作会社を5つご紹介します。

Mチーム(MTEAM)

MチームのHP画像

Mチーム(MTEAM)は、YouTube動画やプロモーション動画などの制作を得意とする動画制作会社です。企画・構成・撮影・編集とすべての工程を請け負うだけではなく、制作した動画で何をするかという制作後を見据えたサービスも展開しています。

具体的なサポート内容は次の通りです。

  • 集客戦略の策定
  • 評価指標の策定
  • CVRの改善

また、YouTube SEOのサービス実績も500社以上にのぼります。動画をただ作るだけではなく、視聴され、その先の目的であるコンバージョンへと導く高品質な動画制作を行っています。

弊社ホームページから必要事項を入力するだけで簡単に無料相談ができるため、動画制作後も含めて提案が必要であれば、ぜひお任せください!

CREVO株式会社

CREVO株式会社のHP画像

CREVO株式会社は、動画制作を専業として9年目を迎えた、2000社以上4000件もの制作実績がある動画制作会社です。商品・サービス紹介から採用動画やサイネージ広告など制作実績が多岐に渡り、事例と価格が多数掲載されているため、予算ごとの動画の品質がどのようなものなのかわかりやすいでしょう。

また、自社開発した制作管理ツール「VideoWorksクラウド」を使って動画制作を進めていくため、関係者間の意思疎通をスムーズに行うことができます。動画制作においては自社と外注先でできるだけ動画のイメージを早期に共有し、随時コミュニケーションを取りながら制作を進めるのが、高品質な動画を目指すための1つの条件とも言えます。そのため、適宜管理ツールを用いて効率的に制作を進められることは魅力的であるといえるでしょう。

問い合わせをする前にホームページから資料をダウンロードすることができるため、興味のある人は内容を確認してみましょう。

株式会社プルークス

株式会社プルークスのHP画像

株式会社プルークスは、大手企業からベンチャー企業まで年間1,000本ペースで動画制作・映像制作を手掛けている動画マーケティング会社です。動画のジャンルは多岐に渡りますが、実写動画だけではなくアニメーション動画も数多く手がけているのが特徴です。

コンサル型で効果の出る映像制作を強みとしているため、動画制作の骨子ともいえるヒアリングをしっかりと行って課題を見出し、それを解決するための高品質な動画を提案しているのです。また、ホームページから問い合わせを行うと24時間以内に連絡してもらえるスピーディーな対応も特徴です。

ホームページから動画制作実績を見ることができるため、気になる方はまず実際の動画を見てみることをおすすめします。

株式会社サムシングファン

株式会社サムシングファンのHP画像

株式会社サムシングファンは、年間1,300件以上の動画制作だけではなく、LIVE配信サービス・動画クリエイターの派遣サービス・ライバー事業など、動画に関する幅広い事業を手掛けている会社です。

ホームページでは実際に動画制作を手掛けるディレクターの経歴も掲載されています。会社の実績だけではなく、個人の実績も確認できることで、高品質な動画を制作するうえで大切な信頼関係をより築きやすくなるのではないでしょうか。また、高品質というニーズだけではなく、ドローン撮影・短納期での制作・社内担当者の育成といった動画制作に関わる多様なニーズにも対応しています。

動画を通じて行いたいことが多数あるなら、株式会社サムシングファンに問い合わせをしてみましょう。

株式会社JPC

株式会社JPCのHP画像

株式会社JPCは、広告制作・Webサイトの制作・動画制作など幅広い事業を手掛けている会社です。動画制作においては「映像制作をワンストップで。」をテーマに、ジャンルの異なる動画を複数本まとめて制作するサービスや、CG制作サービスやCMソング制作サービスなども提供しています。

また、東京と京都に自社スタジオを構えています。最新の設備・機械が備え、カメラマン・スタイリスト・フードコーディネーターなど、400名以上の専門スタッフから選ばれたメンバーによる撮影が行われます。

機材からスタッフまでこだわって制作を行いたい人は、株式会社JPCに問い合わせをしてみましょう。

まとめ

撮影中ののカメラ

高品質な動画を制作するためのポイントをお伝えしました。依頼時は見積書や企画に根拠があり曖昧さがないことをチェックするのはもちろんですが、動画制作の各工程で自社の持つ動画イメージを伝え、依頼先の担当者に理解してもらえるよう積極的にコミュニケーションを図ることが一番重要です。

ぜひこの記事も参考にして、高品質な動画を作ってみてください。

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