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会社のミッションやビジョン、社会に対して提供している価値などをクライアントや一般人に理解してもらうために制作する動画のことです。
製造業などでオフィス、工場、倉庫などが分散していたり、海外に事業所を構えていたりする場合、クライアントが直接確認するのは簡単ではありません。動画を用いることで、ふだんの対話や文章、画像では伝えきれない情報を伝えることができます。
会社紹介を動画で見せるメリットには、見てもらえる人数の多さや信頼感の高さなどがあります。パンフレットやプレゼンテーション(パワーポイント)よりも予算がかかる傾向はありますが、コスト以上のメリットを感じるケースも多いでしょう。
以下では、会社紹介を動画で見せるメリットについて詳しく解説します。
紹介動画を利用者に見せることで、信頼度を高める効果があります。
商品やサービスを実際に生産しているリアルな姿を見てもらうことで、利用者は親近感が湧き、商品やサービスに対する興味を持つきっかけに繋がります。商品の場合は、実際に売られている商品がどのような場所で作られ、どのような議論をしてできあがったのか知ってもらうことが大切です。商品に対する興味関心が生まれ、信頼に繋がっていくでしょう。
工場などの実際に足を運んでもらえない場所でも、動画にすることで利用者に紹介することができます。
また、工場見学を行っている場合でも、多くの利用者に知ってもらうには映像化することがより効果的となるでしょう。
動画は文字や静止画と比べて届けられる情報量が多いのが大きなメリットです。
また、視覚だけでなく耳からも情報を届けることで、視聴者の集中力の維持も期待できます。文字や画像では表現しにくい商品やサービスは、動画を用いることで伝えやすくなります。
会社紹介動画は、他社と差別化しやすいのもポイントです。文章や写真だと企業独自のカラーを出しにくく、ありきたりな内容になってしまいがちでしょう。
しかし、動画の場合、実写だけでなく、アニメやイラスト、漫画、CGなどさまざまな手法を使えるため差別化しやすいのです。ほかにはない独自の会社紹介コンテンツを作りたい企業に、動画はぴったりでしょう。
動画は、視覚と聴覚に訴えることができる表現手法です。1分間の動画でユーザーに伝えられる情報量は、WEBページの約数千ページにも匹敵するともいわれています。ユーザーはなるべく時間をかけずに情報を知りたい傾向にあるため、企業について知りたいと思ったときは、WEBページより動画を見る可能性が高いのです。
静止画や文字で伝えるよりも、多くの情報を短時間で伝えられることも動画の大きな魅力でしょう。
会社紹介動画にも、目的に合わせてさまざまな種類があります。ここでは、会社紹介動画の種類について解説します。
主に会社の「事業」にスポットを当てて紹介を行う動画です。事業や会社の変遷などを細かく紹介していきます。社長の挨拶、会社の歴史、事業紹介、各事業の紹介、それぞれの事業に携わる社員の心得、今後のビジョンという流れが一般的な内容です。
事業内容ではなく、企業のコンセプトを伝える動画です。企業が社会に与える影響や目指す社会の姿などを描くことが多いでしょう。グラフィックやエフェクト技術を十分に用いて表現し、会社自体のブランディングを行うことが目的です。動画の中で視聴者に質問を投げかけたり、強いメッセージを発信したりすることで、動画を通じてインタラクティブなコミュニケーションを行うことができます。
社長や社員の声を取りまとめて発信する動画です。企業で実際に働いている人々のリアルな声が聞けるため、採用動画などで多く用いられます。企業と社員が一体となっていることを伝えるように心がけると、より働くイメージがつきやすくなるでしょう。
会社名とサービス名が一体となっているなど、会社紹介がそのままサービス訴求となる動画です。ベンチャー企業や中小企業に多い手法といえるでしょう。サービスを考えた背景を発信しサービスの特徴を伝えるとともに、実績を可視化することで成長性を表現すれば、企業としてのPRに繋がります。サービスの紹介については、実写映像はもちろんですが、アニメーションを効果的に利用することで伝わりやすい動画を制作できます。
ここでは、効果的な会社紹介動画を制作するポイントをご紹介していきます。
ここで紹介するポイントを知っていると、自社の魅力を伝えやすくなるほか、差別化も図りやすくなるでしょう。これから会社紹介動画を制作する方は、ぜひ参考にしてください。
文字や画像を移動させるだけの動画ではなく、アニメーションやCG技術の活用、BGMや効果音を用ることで、視覚と聴覚の両方に訴えかけ、飽きさせない動画を制作できます。
動画としての内容のわかりやすさはもちろんですが、サービスが多岐にわたったり複雑であったりする場合、情報を整理して、初見の視聴者でもわかりやすい内容を意識してください。
また、会社の歴史などの紹介は単調になる傾向があり、話し方やグラフィックによっては会社に暗いイメージをもたれる可能性があります。声のトーンやBGM、色彩などに注意し、視聴者に誤った印象を与えないように気をつけましょう。
動画を見ている人に「飽きさせない工夫をすること」は、非常に大切です。
例えば、画面の「寄り」や「引き」を組み合わせることで、同じ角度の動画を見続けるのでなく、視点が瞬間移動できるので動画に動きが生まれ、テンポの良い動画に仕上がります。そのため、動画をみている人は飽きることなく動画を見続けることが可能です。このように、編集を少し工夫するだけで印象に残る動画を制作することができます。
動画を撮影する場合、3つの基本的な構図である「日の丸」「2分割」「3分割」を押さえると良いでしょう。この3つの軸を抑えておくことで、安定感のある動画を作ることができます。
例えば、動画を撮影する際に真ん中に被写体を置いてしまいがちですが、これはNGです。真ん中に被写体を置くテクニックは周りに建物などがないときに使うと映えるテクニックで、素朴な背景を撮るときに用います。このように、自社で撮影を行う場合は、基本的なことを押さえておくだけでも質の高い動画へ仕上げることができるでしょう。
目的を決めることで、動画の構成に一貫性が生まれ、効果測定の際の指標を定められます。
例えば、外部向けに制作しブランディングをしたいのか、社内向けに制作し社員のモチベーション向上を期待したいのかによって、制作する動画の内容は変わるでしょう。
また、構成がはっきりしていないと、社外秘情報を外部に展開してしまったり、社員にとって当たり前の内容を社員向けとして制作してしまったりする恐れもあるため、目的とターゲットは明確にする必要があります。
会社や商品のブランドイメージと動画が合致しているか、すり合わせを行いましょう。
ブランドイメージは企業にとって重要です。ブランドイメージと動画の内容が異なる場合には、イメージが崩れないよう調整を行っていきましょう。
無印良品では、家具から家そのものまで、すべて無印良品の商品で生活できるコンセプト住宅を提供しています。無印良品の商品に囲まれて素敵な生活ができるというイメージづけに成功しました。
日本マイクロソフトの働き方に関する取り組み紹介の動画です。柔軟な働き方を実現するツールの開発・活用や、社内連携が取りやすくなるような取り組みなどについて、社員インタビューを交えながら紹介しています。
清水建設の社員インタビューを、現場の様子とともに紹介する動画です。インタビュー音声が流れ続ける中で、インタビュー映像と現場の映像が交互に登場する構成となっています。現場の様子や雰囲気と、社員の生の声が聞けるのが特徴です。
バンダイナムコの動画では、お馴染みのゲームで遊ぶ風景で惹きつけ『楽しいアソビ』を演出しています。途中から社員の一言メッセージを取り入れ、楽しく働くことをアピールしているのがわかるでしょう。
サイバーエージェントの動画では、実写映像にアニメーションやイラストを加えることで、会社の概要を分かりやすく伝えています。長めの動画ですが、YouTubeのチャプター機能を活用して視聴しやすくしている点もポイントです。
Softbankの動画では、実写・静止画・アニメ・グラフ・CGなど、あらゆる素材を用いて会社の歴史や事業内容を紹介しています。通信インフラやソフトウェアなどの実物が存在しないものに関しては、こうしたアニメやCGを活用した動画作りが適していることがわかるでしょう。
村田製作所のブランドムービーの特徴は、日・英・中3カ国語のバージョンがあることです。映像は、実写映像にテキストを載せる形式で作られていますが、字幕や映像のテキストを各言語に変更して、3種類のバージョンを制作しています。村田製作所のようにグローバルに活躍する企業には、こうした制作方法も参考になるでしょう。
ソニーの新卒採用の会社紹介動画です。会社のビジョンやミッションの説明、社内の映像、ソニー製品やプロダクトの説明をしっかりと行っています。
弊社Mチームは、2014年に創業した企業で比較的新しい企業です。「低価格×スピード×高品質」をコンセプトに動画制作を行っています。会社紹介動画の制作では、アパレル・工業・コンサルなど、幅広い業種で動画制作の実績があります。動画の種類としては、実写だけでなく、アニメーションの動画も対応可能です。
価格と納品スピードの弊社の強みで、5分尺の動画を5営業日で25万円/本ほどで制作したケースもございます。速く安く会社紹介動画を制作したいという方は、ぜひ弊社にご相談ください。
新卒、中途入社を検討している方に向けて、職場の環境や働いている人、働きやすさを伝えるために制作しました。現場社員の働く風景をリアルに撮影し、入社した際の働くイメージがしやすい動画に仕上がっています。
これから入社してくる方に向けて、企業のコンセプトや特色、仕事内容のをわかりやすく伝えることを目的としています。他の法人とは違う一面や入社してからのイメージを伝えるために、スタイリッシュな編集に仕上がっています。
世紀東急工業の新卒女性による座談会動画です。同期社員らしい和気あいあいとした雰囲気で、会社の魅力や社内の雰囲気がよくわかるかと思います。こうした座談会形式は、社員インタビュー動画と同様に、社員の雰囲気が伝わりやすいスタイルです。今回は同期社員の座談会でしたが、同じ部署の先輩後輩や役員同士など、さまざまなグループで動画を制作できます。
経営コンサルティング会社出身のメンバーが立ち上げた動画マーケティング会社です。動画の制作だけでなく、コンテンツの企画から効果測定まで幅広く企業のマーケティングを支援しています。
自由で楽しく生産的に働くスタイルを推奨している企業です。新卒、中途入社を検討している視聴者向けに、働きやすさを伝えるための動画です。現場社員の声や働く風景をリアルに撮影し、なるべく加工せずに配信する方法で、入社した際の働くイメージが着きやすい動画に仕上がっています。
2018年9月にオープンしたデータセンターを紹介する動画です。企業への来訪者向けに、企業のコンセプトや特色、メッセージをわかりやすく伝えることを目的としています。馴染みのない人々にデータセンターの役割を伝えるため、映画テイストで通信全体の歴史から会社の歴史、業界での役割を紹介する動画に仕上がっています。
企業・会社のPRやセミナー・イベント撮影など、幅広く映像制作に関わる企業です。会社の魅力を伝えるためのポイントや用途に合わせた構成について、企画段階から制作、編集まで一貫して行っています。
トヨタ自動車の社内有志団体であるトヨタ技術会が考えた2050年のトヨタをコンセプトに、CG技術を用いて迫力のある動画に仕上がっています。
クライアントの要望に自由度をもって対応し、社員一人ひとりが高い技術力を備えながら、ひたむきに仕事に取り組む姿をインタビュー形式で紹介する動画に仕上がっています。
Crevo株式会社は、動画制作専門としては10年目になる動画制作会社です。7,000件以上の制作実績があり、幅広いジャンルの動画制作に対応しています。Crevoの特徴は、ブランディングやウェブプロモーションなど、領域ごとの専門家が所属していること、さらに国内外の約13,000名のクリエイターとネットワークを築いていることです。独自の動画制作管理ツールもあり、効率的かつ低価格で、高品質な動画を制作してくれます。
アニメーションを用いた新卒者向け採用動画です。約1分半とコンパクトな動画ですが、アニメとナレーションを用いて活動内容をわかりやすく紹介しています。業務内容が多岐にわたり動画で統一感が出しにくい場合やプライバシー配慮の観点から動画を使うのが難しい場合、アニメーション動画は非常に有効的といえるでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=2VaPmeCHOSk
KDDIエボルバの社員インタビューを活用した採用者向け動画です。「自分のライフプランを崩さず働ける」「やりがいがある」といった現役社員の生の声は、信頼感と説得力があります。また、応募者が気になる「職場の雰囲気」についても触れられていて、短い動画ながらも、応募時の不安や疑問をしっかりと解決できる内容になっているのが特徴です。
株式会社ビデオマッチングは、動画制作やイベント運営、LP作成、動画配信サービスなど、幅広い業務を手がけている会社です。通常の実写動画はもちろん、アニメーションや漫画動画、さらにCGにも対応しています。クオリティの高い紹介動画を制作したい企業や、ウェビナーやイベント運営など幅広く依頼したい企業におすすめです。
オープンハウスの社員紹介動画です。社員の就職・転職活動の経験やこれまでのキャリアについて詳しくインタビューしています。こうした経験談を聞けると、応募者は「自分はどうやって就職・転職活動をすべきか」「この会社は最適か」が明確に分かるでしょう。
桜十字グループのグループ説明動画です。実写動画・プレゼンテーションアニメ・インタビューなど、さまざまな素材を活用しているのが特徴的な動画となっています。実写では病院の雰囲気を伝え、インタビューやグラフなどではグループの現状が伝えられています。伝えたい内容によって、さまざまな形式の素材を使い分けるのは、参考にしたい手法です。
今回は、会社紹介動画について、その概要や利用するメリット、制作時のポイントや参考にしたい制作例、おすすめの制作会社についてご紹介しました。
会社紹介は、動画を用いることで多くの情報量を届けることができ、視聴者の理解を深めることができます。動画制作の際は動画の目的とターゲットを明確にし、企業のブランドイメージと齟齬のない内容となるよう心がけましょう。
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