YouTubeは誰でも簡単に動画配信ができます。そのため、YouTubeに投稿されている動画のジャンルはさまざまです。さらに、バラエティやゲームなど数多くの人気チャンネルが存在するジャンルや個人の趣味を配信しているニッチなジャンルなど多彩なジャンルがあるため、ジャンルによってチャンネル数もさまざまです。
人気チャンネルが多いジャンルであれば、人気チャンネルの動画と似た構成の動画を配信することで人気チャンネルの視聴者に関連動画としてアピールできるなどのメリットもあります。対して、ライバルが少ないニッチなジャンルであれば、ピンポイントでワード検索したユーザーをほぼすべて自身のチャンネルに誘導することができます。
そのため、これからYouTubeを始める人にとっては、作成予定の自身のチャンネルがどのジャンルに該当するか把握しておきたいところです。
以下に、配信動画数の多いYouTubeでは比較的一般的なジャンルをご紹介します。自身のチャンネルがどのジャンルに当てはまるか確認しておきましょう。
はじめしゃちょーやHIKAKINといった有名YouTuberは主にこのジャンルに当てはまります。
ジャンル事態の需要は大きいですが、その分ライバルも多く、このジャンルで今から成功するためには独自性を強める必要があります。
マコなり社長やまなぶ、メンタリストDaiGoなどがビジネス系の代表的なYouTuberです。
主に成功者の体験談やお金の稼ぎ方、社会人に向けたライフハックなどが動画の内容になることが多いようです。
チャンネル登録者数を増やすためには動画の内容に説得力が重要で、ビジネス領域で何かしらの知見が必要になってきます。
漫画系動画には主に漫画を使って情報を発信するタイプと、漫画の解説・考察を発信する解説動画のタイプの2種類があります。
前者のタイプではフェルミ研究所などが有名で、後者のタイプはさまざまなYouTubeチャンネルで投稿されています。
人気の漫画・アニメの解説・考察動画であれば関連動画に載ることでユーザーの流入が期待できるため、チャンネル登録者数が少なくても再生数を増やせる可能性もあります。
音楽系はアーティストが公式にMVを配信しているYouTubeチャンネルや、弾いてみた・歌ってみたなどを一般のユーザーが配信しているチャンネルなどが該当します。
最近ではYouTubeの楽曲配信から、一般の人がメジャーデビューするケースも多くなってきています。
弾いてみたや歌ってみたなど音楽系でも更に細かく分類することもできますが、中でもストリートピアノを弾いている動画で人気のハラミちゃんは、最近では地上波テレビにもも引っ張りだこの人気YouTuberの1人です。
教育系は現役東大生や有名講師などが受験対策を教えるチャンネルや、アーティストが教える歌唱レッスンチャンネル、水彩画講師の美術系チャンネルなど、教育系の中にもさまざまなものが該当します。
最近では芸人・オリエンタルラジオの中田敦彦のYouTubeチャンネルが人気を博しています。
ペットと暮らす日常を主に配信しているYouTubeチャンネルで、カワウソのさくらが登場するma koなどが代表的でしょう。
ペット系はペットを飼いたくても飼えないユーザーや、自身と同じペットを飼っている人の情報を求めているユーザーなどが主なユーザー層となります。
ペットは日常を配信するだけでも動画の構成として成り立つため、比較的動画を作りやすいジャンルと言えます。
ゲーム系には主にゲーム実況とゲーム解説の2種類があり、ゲーム実況の中でも、実況(肉声)、ゆっくり実況(機械が読み上げるタイプ)、字幕実況の3種類に分かれます。
ゲーム解説は、ゲームの攻略動画のタイプや、ゲームの歴史や制作の背景などを解説するタイプの2種類があります。
ゲーム実況は画面のキャプチャ(音声の録音)、字幕挿入など編集作業が比較的多く、制作コストの高いジャンルでもあります。
代表的なTouTuberとしては兄者弟者が有名です。
カップル系は実際のカップル(夫婦)が配信するYouTubeチャンネルと、実際にはカップルではない異性2人組で配信するYouTubeチャンネルがあります。
カップルというのはあくまで配信者の関係性を表すだけですので、カップル系と呼ばれるYouTubeチャンネルはバラエティ(エンタメ)系も属することが多いです。
代表的なYouTuberとしては、ヴァンゆんチャンネルが有名です。
フィットネスは巣ごもり需要でチャンネル数が急増したジャンルの1つです。
再生数を増やすためには配信者の資格の有無よりもユーザーの境遇に当てはまる動画が配信されているかどうかが重要となります。
最近では『〇〇な人におすすめの腰痛改善方法』や『〇〇な人の骨盤矯正』のように視聴者の細かい属性に合わせた動画を配信しているYouTubeチャンネルが人気です。
代表的なYouTuberとしてはMarina Takewakiチャンネルが有名です。
メイクもフィットネス同様、急増しているジャンルの1つです。
メイクは配信者自身のビジュアルも再生数の1つの要因となり得るため、このジャンルの人気YouTubeチャンネルはその多くがインフルエンサーや芸能人となっています。
メイク術や最新コスメを紹介する動画が多いため、人気になれば企業案件が獲得しやすいジャンルのため、YouTubeからの広告収入以外でも稼ぎやすいジャンルと言えます。
代表的なYouTuberとしてはまあたそチャンネルが有名です。
ファッションもフィットネス・メイク同様、成長しているジャンルの1つです。
一昔前はブランドファッションや芸能人のファッションを紹介するYouTubeチャンネルがほとんどでしたが、最近では比較的安価で買えるプチプラブランドに特化したファッションチャンネルなども増えてきています。
美容やメイクの動画も合わせて配信することで、多くの女性をターゲットとするYouTubeチャンネルの運営も効果的です。
代表的なYouTuberとしてはプチプラのあやチャンネルが有名です。
VlogとはVideoとBlogをミックスさせた造語で、配信者の日常を配信するジャンルのことを指します。
少し前にYouTube業界で流行った『モーニングルーティン』や『ナイトルーティン』もこのVlog系YouTuberが起源です。
多くのYouTuberが配信したルーティン動画ですが、そういった日常を切り取った動画をメインで配信しているYouTubeチャンネルがVlog系チャンネルです。
編集に拘らず取って出しのような動画で構成されていても比較的視聴者に受け入れられるため、定期配信のコストが低めな点も特徴です。
代表的なYouTuberとしてはin living.チャンネルが有名です。
VTuberはバーチャルYouTuberの略称で、あたかも3Dで描かれたアバターが配信しているかのようなテイストで作られた動画のことやその配信者を指します。
VTuberの動画を作成するためには一定の知識と技術が必要なため個人で一から作成するためにはある程度動画編集の勉強をする必要があります。
VTuberとしては『キズナアイ』などが有名で、最近では地上波のテレビ番組に出演するなど話題になりました。
料理系は数多くのジャンルがあるYouTubeの中でも、特に短時間の動画が多いことが特徴のジャンルです。
料理と言っても最初から最後までをじっくりと配信する動画は少なく、そのほとんどがダイジェストのようなテイストで作られた動画や、時短テクニックを紹介する動画のどちらかです。
主に家庭で料理をする人をターゲットとした時短料理動画もあれば、ひたすら魚をさばく動画など料理系の中にも様々なジャンルが存在します。
さまざまな珍しい魚などをさばく『きまぐれクック』は芸能人が紹介するなどして地上波テレビに出演するなど大きな話題にもなった、人気YouTubeチャンネルです。
旅行系は配信者が様々な土地を訪れる様子を収めた動画を配信するYouTubeチャンネルです。
旅行系はただ旅行する風景を流すだけではチャンネル登録者数を増やすことは難しいため、旅行+αのジャンルとなっているYouTubeチャンネルがほとんどです。
中でも最近では旅行+車中泊のジャンルで動画配信をしているYouTuberが人気です。
代表的なYouTuberとしてはらんたいむチャンネルが有名です。
YouTubeでは、前述のジャンル以外にも大小さまざまな動画が配信されています。YouTubeは誰でも無料で動画配信ができ、場合によってはお金を稼ぐことができるプラットフォームです。
配信者によってその利用目的はさまざまですが、収益化を目指す人にとっては運営するYouTubeチャンネルのジャンル選びは非常に重要です。
今回はその中でも副業に特化したおすすめジャンルを紹介していきます。まず、副業で運営するYouTubeチャンネルに必要な条件を考えていきましょう。
副業でYouTubeチャンネルを運営する場合、本業との兼ね合いがあるためYouTube運営にかけられる時間は限られます。
そのため、1本あたりの撮影時間・編集時間が短い方が望ましいです。また同様に、動画のネタ探しにかけられる時間も限られるため、継続的に配信できるネタが自分の中にあるものの方が好都合です。
もちろん、簡単に撮影・編集ができたとしても視聴者がいなければ収益化はできません。そのため、ある程度需要があるジャンルの動画を配信しなければいけません。
それでは、上記の条件にあてはまるおすすめのYouTubeチャンネルを、その理由と合わせて紹介します。
YouTubeを副業にしたいと考える人の多くが、本業は定時に近い時間で退社して副業に時間を捻出できる人だと考えられます。ビジネスマンとして定時で上がれる優秀な人であれば、ビジネス領域で何かしらアピール可能なスキルがある人も少なくないはずです。
自身のビジネスと絡んだ内容で動画を作成できれば、動画のネタで悩むことなく、継続して動画配信ができる点がビジネス系の最大のメリットです。
Vlogは圧倒的に動画の撮影・編集コストが少ない点が特徴です。そのため、『〇〇な会社員の日常』のような内容であれば常にネタに欠くことなく安定した配信が可能です。
競争率が高いジャンルでもあるため、動画に一貫して独自性をもたせる必要はありますが、時間が限られている副業YouTuberには魅力的なジャンルの1つです。
ペット系は、編集スキルが低い初心者でも動画作成・配信ができるジャンルの1つです。
また、ペットの日常は予期せぬ出来事も多く、ある程度の時間カメラを回していれば、それなりの撮れ高が期待できます。ネタを考えて撮影することもありますが、基本的にはペットとの日常を配信するYouTubeチャンネルが多いため、動画のネタに迷わない点もメリットの1つです。
ゲーム系は、撮影・編集に一定の機材やスキルが必要な少し難しいジャンルではあります。
しかし、自身が趣味でプレイしているゲームが配信する動画のネタになるため、動画投稿を継続しやすいというメリットがあります。YouTubeチャンネルが軌道に乗るまでは、初期投資と考えて動画編集を外注してしまうという配信者も多いようです。
人気のゲーム動画を投稿して、人気YouTuberや芸能人が投稿している実況動画に関連で載せることができれば、一気に多くの視聴者の流入も期待できます。
YouTubeは誰にでもチャンネル運営を通して収益を得るチャンスがあります。
しかし、動画配信=収入とはいかない点に注意が必要です。YouTubeチャンネルを収益化するためには、最低でも以下の2つの条件をクリアする必要があります。
※1.2.を満たしていても18歳未満の人が設立したYouTubeチャンネルは収益化ができません。
上記の2つを満たすことで、YouTubeを通して広告収入を得られるようになります。
チャンネル登録者数を増やすためには安定した動画投稿が必須で、一般的には100本ほど動画投稿をするとYouTube内での露出が増えると言われています。また、毎日決まった時間に動画投稿をすることで固定ファンを作りやすく、チャンネル登録者・総再生時間の両方に効果が期待できます。
その他にも、10分以上の動画を投稿することや人気YouTuberの関連動画に載りやすい動画を作成することなど、YouTube内で露出を増やすコツはいくつも存在します。そのどれもがYouTubeから公式に発表されているわけではありませんので、自身のYouTubeチャンネルの運営を通して実践し効果を検証する必要があります。
チャンネル登録者数1,000人・総再生時間4,000時間、そのどちらも一朝一夕で達成できるものではありませんので、あらかじめ中長期的な戦略をもってYouTubeチャンネルの運営をしていきましょう。
YouTubeは誰でもまとまった収入を得るチャンスがある、夢のようなプラットフォームです。
しかし実際は、収益化までのハードルは低くないため、あらかじめ中長期的な目線で運営することをおすすめします。
また、YouTubeではアナリティクスという自身のチャンネルを分析する機能が利用可能で、なかでもユーザーの流入経路と視聴維持率・離脱ポイントを把握することは、チャンネル運営において非常に重要です。視聴維持率が高い動画は、優良動画としてYouTubeのおすすめ動画に載りやすいと言われています。
また、離脱ポイントから視聴者に飽きられる理由を推察し動画の内容に反映させることは、チャンネルの総再生時間を伸ばすことに直結します。このようにYouTubeの運営・収益化においては、多くの要素を考えながら試行錯誤を繰り返す必要があります。
YouTubeでまとまった収入を得ることは簡単ではありませんが、YouTubeはストック型ビジネスと呼ばれ、安定した収入を得られればいわゆる不労所得の1つとなります。皆さんも、夢の不労所得を目指してみませんか?
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