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【無料】mp4をmp3に変換できるフリーソフト10選

PCをさまざまな機器に接続し操作している
高画質な動画が主流となった現代において、大きすぎる動画のデータを持て余してしまうことが多々あります。
そんなときに必要となるのがデータ形式の変換で、mp4からmp3へと変換する機会は多くなってきています。
おそらく、本記事をお読みのみなさんもmp4をどうにかmp3に変換したいと考えていることでしょう。
そこで今回は、mp4をmp3に変換可能なフリーサイト・フリーソフトを紹介していきます。

mp4・mp3形式とは?それぞれの違い

MP4とMP3とボリュームとしぼりのアイコン

最初にmp4・mp3形式の違いを解説します。

両者は名前は似ていますが、その用途は大きく違います。具体的には扱えるデータに違いがあります。

mp4の場合、多くは動画を高品質かつデータサイズを最小限に抑えるために使われるデータ形式です。たとえば、高画質カメラで撮影した動画をYouTubeに投稿する場合、そのままではデータが大きすぎて投稿することができません。

しかし、mp4形式に圧縮することで、画質を維持しながら既存のインターネット回線でも快適に視聴できるデータサイズにすることができます。また、mp4は映像データだけではなく、テキストファイルや画像データにも対応しているのが特徴です。

mp3も基本的には品質を保ったまま、データサイズを圧縮するために使われます。ただし、mp4とは違い、映像データは扱えず音声ファイルでしか使えない形式です。つまり、mp4をmp3に変換する場合、mp4に映像データが含まれていても変換後は音声データしか読み取ることができません。映像データとしてmp4をmp3に変換したいと考えている人は、仕様の問題で実現できないので注意してください。

mp4をmp3に変換できるフリーサイト5選

MP4のアイコンが2つ並んでいる

ここからはmp4をmp3に変換できるフリーサイトを紹介していきます。手軽にデータを変換したいときや変換する頻度が多くないときは、これから紹介するフリーサイトを使ってみてください。

Online UniConverter

『Online UniConverter』は日本語に対応したフリーのデータ変換サイトです。ブラウザ上に表示された項目を設定するだけで、カンタンにmp4をmp3に変換することができます。

具体的な使い方はトップページ下部に記載されているため、データ変換に不慣れな人もすぐに使うことができるでしょう。mp4やmp3以外のデータ形式にも幅広く対応しているため、クリエイティブな趣味や仕事を行っている人は利用する機会が多くなるはずです。

欠点としては、まとめて変換できるファイルの数が少ないことです。一度に大量のファイルを変換したいときは時間がかかります。また、変換後の音質を指定することもできません。mp4をmp3に変換することはできたものの、思ったような音質にならない可能性があることには注意してください。

Online Video Converter

『Online Video Converter』は直感的に操作しやすいフリー変換サイトです。シンプルな画面とボタン配置で、とくに説明されなくてもファイルを変換することができます。最大4GBまでのファイルサイズに対応しているため、ビデオカメラで撮影した映像なども気軽に変換することができます。大きなデータをすぐに圧縮したい、高画質映像の音声を取り出したいというときに便利です。

ただし、変換するデータサイズに比例して変換速度は遅くなります。お使いのインターネット回線によっては変換したいデータをアップロードするのにも時間がかかることでしょう。急ぎでデータを変換したいときは、ファイルサイズに注意してください。

Aconvert.com

『Aconvert.com』は見やすいサイトデザインが好評の変換サイトです。海外サイトのため、日本語には対応していませんが、データを変換するだけなので何の問題もありません。サイトを開けば、トップページ下部に変換用のメニューが表示されています。

主な特徴としては、出力するmp3のビットレートを調整できる点です。複数のファイルのビットレートを一定にしておきたいときに役立ちます。

ただし、変換後の音質は不安定な傾向にあるため、ライブやコンサートの音声ファイルを変換するには向いてないかもしれません。また、mp4をmp3に変換する速度は他サイトに比べて遅いとの評価もあります。変換するファイルの数が多いときは気をつけてください。

Audio Convertio

『Audio Convertio』は操作性に優れた日本の変換サイトです。mp4ファイルを画面上にドラッグ&ドロップするだけでカンタンにデータを変換することができます。変換するファイルが1つしかないときは、気軽に使えて便利です。

ただし、変換できるmp4のサイズは100MBまでという制限があるため、長時間の動画や高画質動画の変換には向いていません。スマホなどで撮影したショートムービーなどを変換する際に使ってみてください。

SphereMP3

『SphereMP3』は個人が運営・公開しているフリーの変換サイトです。トップページに細かくサイトの使用方法が記載されているため、初心者も安心してデータの変換が行えます。使用端末のOSも関係なく使えるため、職場と自宅で端末が違うなど、環境が変わっても困ることがありません。

ただし、個人が運営しているサイトのため、前触れもなく更新が止まったり、サイトが閉鎖されたりする可能性があります。定期的にデータを変換する必要がある人は、他サイトやこれから紹介するフリーソフトも併用して使っていくといいでしょう。

mp4をmp3に変換できるフリーソフト5選

PCをさまざまな機器に接続し操作している

ここからは、PCにインストールして使えるフリーの変換ソフトを紹介していきます。データの変換をする機会が多い人はフリーサイトではなくフリーソフトを使うことで作業効率が上がるでしょう。

UniConverter

『UniConverter』は、フリーソフトで紹介した『Online UniConverter』の製品版です。基本機能は無料で使うことができ、機能が物足りなければ有料版にアップデートすることもできます。主な特徴は、シンプルな操作性と変換スピードの速さです。

同様のソフトに比べるとスムーズに変換が終わり、作業効率がよいとされています。変換したファイルの音質も安定しており、動画から音声だけを抽出するのに最適です。

mp4をmp3に変換できるソフトを探している人は、まずはこちらを試してみてください。

Any Video Converter

『Any Video Converter』は日本語対応したシンプルな動画変換ソフトです。直感的な操作でmp4をすぐにmp3に変換することができます。操作方法もインターフェイス上に記載されているため、迷ったときも安心です。

変換スピードも速く、ストレスを感じさせません。PCをあまり触ったことがなく、フリーソフトに不慣れな人には使いやすくておすすめです。

ただし、PCの性能などによっては音質の劣化やノイズが混ざる可能性があります。試しに使ってみて、操作に慣れてくれば他のフリーソフトや有料ソフトの使用を視野に入れてみるといいでしょう。

Batch Video To Audio Extractor

『Batch Video To Audio Extractor』は海外製の動画変換ソフトです。海外製のため、日本語には対応していませんが、インターフェイス・操作性がシンプルなので誰でもカンタンに扱うことができます。

主な特徴は、出力するmp3のボリュームやテンポを調整できることです。元のmp4データの音が大きいときなどは重宝することでしょう。音声のテンポを変えることで、ネタ動画の素材なども作ることができます。

注意点としては、Macには対応していないことです。動画や音声の編集をMacで行っている人は、他のフリーソフトを使いましょう。

XMedia Recode

『XMedia Recode』は従来から使われているフリーの動画変換ソフトです。もともとはiPodやPSPなど、旧世代の携帯端末用に音声データを作ることを目的に開発されていました。現在でも最新OSに対応しており、mp4をmp3に変換するだけなら使いやすいソフトです。

対応しているファイル形式も多いため、慣れてくれば細かく設定を変えてmp4・mp3以外のデータ変換でも活躍します。あらかじめプリセットが入っているため、知識がない人でもある程度の細かな調整が可能です。

幅広い用途で使えるフリーソフトを探しているなら、ぜひインストールしてみてください。

MP4 to MP3 converter

『MP4 to MP3 converter』は名前のとおり、mp4をmp3に変換するためだけに開発されたフリーソフトです。その他の機能が一切ないため、初心者も迷うことなくデータ変換が行えます。やり方も変換したいファイルをインターフェイスにドラッグするだけです。最大32個までのファイルを同時に処理できるため、データをまとめて変換したいときにも便利です。

やや変換スピードは遅いですが、個人制作のソフトであることを考えれば充分なクオリティといえます。細かな仕様は制作者のサイトに記載されているため、不明点があれば問い合わせてみるといいでしょう。

mp4をmp3に変換するときの注意点

キーボードの上にパトカー

mp4をmp3に変換する場合、いくつかの注意点があります。具体的には次のとおりです。

変換サイトの安全性を確認しておく

mp4をmp3に変換するためにフリーサイトを使うときは、そのサイトの安全性を確認しておきましょう。本記事では安全性が高いといわれているサイトを紹介していますが、それ以外のサイトではコンピューターウイルスなどに感染するケースがあります。

とくに海外のサイトはファイル変換の際に他サイトに誘導するバナーなどが多く設置されているため、意識していなくとも危険なサイトを表示してしまう可能性があります。

もし、お使いのブラウザが変なバナー表示を連発したり、PCの動作が不自然と感じたりした場合はセキュリティソフトでPC全体をチェックしてください。

動画の変換が違法になるケースに注意

mp4からmp3にデータを変換する場合、多くは動画から音声を抜き出すことが目的かと思います。その際は、元の動画の著作権を侵害していないか確認しましょう。

たとえば、市販の映像作品のデータや他者が撮影した動画を勝手に変換した場合は、著作権侵害に問われる可能性があります。とくに変換したデータを無断で動画サイトやSNSに投稿した場合は、権利者から指摘が入る可能性が高いです。

インターネット上では、アニメの映像を合成したMAD動画や、ドラマやニュースの映像を組み合わせたネタ動画が流行っていますが、基本的にはどれも著作権を侵害しているものです。

データを変換するときには権利者に許可を取り、基本的なマナーを守るようにしましょう。

YouTubeはそもそもダウンロード自体が規約違反

現在もっともユーザーが多いといわれているYouTubeでは、動画をダウンロードすることを規約で明確に禁止しています。おそらく、本記事をお読みのみなさんのなかにも、YouTubeからダウンロードしたmp4をmp3に変換したい人がいるのではないでしょうか。

しかし、そもそもダウンロード自体が規約違反のため、今一度考えを改めたほうがいいでしょう。無断でダウンロードしたことが発覚した場合、YouTubeのアカウントが利用停止になるなどの処置が行われます。あまりにも悪質な場合は、法的な手段で対処されることもあるでしょう。

データを変換する前に、そのデータを扱うルールを守れているか、しっかりチェックしてください。

まとめ

コンピューターのコアチップグラフィック

mp4をmp3に変換できるフリーサイト・フリーソフトを紹介してきました。気に入った動画の音声だけを取り出したいときは、mp3に変換することでデータサイズを小さくすることができます。

もしデータの変換が必要になった際は、ぜひ本記事をご参考に、使いやすいサイトやソフトを探してみてください。

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