無料デザインソフト20選!ジャンル・用途別にご紹介

さまざまなジャンルのものが存在します。
今回は、デザインソフトのジャンルや無料で使用できるデザインソフトについて紹介していきたいと思います。
自分が何をしたいかによって使用するソフトが変わってくるので
今回の記事を参考に、自分の目的に合ったソフトを選択していきましょう。
目次
無料デザインソフトを選ぶ方法

無料デザインソフトを選ぶうえで必要なことは「自分が何を制作するか」ということです。
ここでは、どのようなジャンルのデザインソフトが存在するのか解説していきます。
画像作成・編集向きのデザインソフト
まず、ラスターデータとは、ドットと呼ばれる点の画像が格子状に並び構成されているデータのことです。
ラスターデータを扱うソフトは、写真などの複雑な画像の表示に適しており、さまざまな濃度や明るさの色の点を多く並べることで、複雑な画像を表現することが可能です。
鉛筆や筆で絵を描く要領で絵を描いていくことも可能で、鉛筆などで描いたような柔らかいタッチや水彩画や油絵のような色の滲みやぼかしなども表現しやすいのが特徴です。
代表的な画像作成・編集向きのデザインソフトはAdobeの「Photoshop」です。
3Dグラフィック制作ソフト
3Dグラフィック制作ソフトは、ポリゴンなどを扱って、立体的な画像やアニメーションなどの3DCGを制作できるソフトです。
映画・アニメ・ゲームなど、3Dモデルを使用した場面は増え続けています。「人体」に特化した3D制作ソフトや「彫刻」に特化した3D制作ソフトなど、3Dグラフィック制作ソフトもさまざまです。
インフォグラフィック制作ソフト
インフォグラフィックは、データや情報をわかりやすく視覚的にまとめたデザインです。地図・チャート・相関図・フローチャートなどがインフォグラフィックに該当します。
電車の路線図や天気予報のシンボルなどもインフォグラフィックといえるので、目にする機会が多いデザインです。
ベクター画像作成向きのデザインソフト
ベクターデータとは、複数の点を繋ぎ、太さ・形状・色などを数値化したデータのことで、数値としてデータが管理されているので、描いたイラストなどはデータ量が小さく、変形しやすいのが特徴です。
拡大・縮小しても画像が荒くなることがなく、解像度についてもいくら大きくしても数値が変わるだけなので、データ量としては気にするほど変わらないので解像度を気にする必要はありません。
ベクターデータを扱うソフトは、クッキリとした輪郭を描くことを得意とします。アイコンやロゴのデザイン作成に向いており、線の形状をデータとして扱っているので拡大しても画像が粗くならないといった特徴があります。
代表的なベクター画像作成のデザインソフトはAdobeの「Illustrator」です。
無料デザインソフトを選ぶ際の注意点

次に、無料デザインを選ぶ際の注意点を解説いたします。
保障が一切ない
無料ソフトなので当然かもしれませんが、ほとんどのソフトは不具合が起きても利用に関しての保証が一切ないです。
ソフトを利用する際は、マニュアル等をしっかりと読み、できる限り自身で対応するようにしなければいけません。
ファイル形式によっては対応していない場合がある
ソフトによってはインポート・エクスポート時に対応していないファイル形式が存在します。
例えば、画像の書き出しの際に「JPEG」に対応していないため「PNG」で書き出しをしなければならないというように、ソフトによって対応しているファイル形式はさまざまですので、デザインソフトをダウンロードする前に使用したいファイル形式が対応しているかご確認ください。
では、無料で使用できるデザインソフトをジャンル別にご紹介致します。
画像作成・編集向きの無料デザインソフト

まずは、画像作成・編集向きのデザインソフトからご紹介いたします。
GIMP

「GIMP」は、無料とは思えないほど高性能かつ豊富な機能が搭載されたペイント系ソフトです。
使用状況によってはphotoshopの代替ともなる高機能ソフトです。種類が豊富なブラシ・フィルター機能・写真のレタッチ・画像の合成などが可能です。
エアブラシ・クローンブラシ・修復ブラシ・遠近ブラシ などの特殊ブラシ、レイヤー・パターン塗り・テキスト合成・グラデーションなどのお絵描き機能、回転・反転・トリミング・リサイズ・変形などの画像処理機能、豊富な領域選択機能・色調・明るさ補正機能・ エフェクト効果 ・ スクリプトが搭載されています。
サポートしているファイル形式は、bmp・gif・jpeg・mng・pcx・pdf・png・ps・psd・svg・tiff・tga・xpmなど、多くのファイル形式に対応しています。
Krita

Kritaは、多数のブラシ・手振れ補正・筆圧感知など、お絵描きに必要な機能が充実した高機能ペイントソフトです。
初心者からプロまで扱えるフリーのペイントソフトで、高品質なブラシや高度なお絵描き補助機能を備えているので、「画像の編集・加工」よりも「イラストを描く」ということに重心を置いているソフトです。
MediBang Paint

MediBang Paint Proもkrita同様にイラストに特化したペイントソフトです。
iPhone・iPad・androidにも対応しているので、さまざまなデバイスで使用ができます。フォント・テクスチャ・背景・トーン・吹き出しなど、無料で使える素材が豊富なのでイラストやマンガの制作に向いています。
アンチエイリアスの切り替えや手振れ補正、ソフトエッジというふちのぼかしの切り替えも可能です。
PIXLR エディター

PIXLRエディターは、ブラウザ上で動作するペイント系ソフトです。トリミングなどの基本ツールはもちろん、各種フィルターやトーンカーブなどの色調補正機能など、さまざまな機能が搭載されています。
また、Photoshopとインターフェースが似ているのでPhotoshopを使ったことある人には馴染みやすいソフトです。機能の名前もPhotoshopと同じ項目名が多いので、PIXLRで慣れていき満足できなくなったらPhotoshopを使用するのも良いでしょう。
言語は日本語に対応しているので英語が苦手な方でも安心して操作できます。
クラウドで保存する場合は、アカウントの登録が必要となりますが、ローカルであれば登録不要なので、手っ取り早く使用したい方は登録せずにローカルでの保存がおすすめです。
Paint.NET

Paint.NETは、GIMPと比較すると機能が少なくなりますが、軽量かつシンプルなソフトといえます。Windowsのペイントを拡張したような仕様となっているので、ペイントでは物足りない方には最適なソフトです。
写真の合成・切抜き・連結・合成・文字入れ・ペイント調整(セピア・レベル・白黒・明るさ/コントラスト…)・効果(油絵・モザイク・ノイズ・ぼかし・赤目補正…)などが利用できるので、軽量でシンプルといってもできることは多いです。Photoshop自動選択やヒストグラム補正などの高度な機能も使用が可能です。
Windowsのみの対応でMacやLinuxでは使用ができないので、注意が必要です。
3Dグラフィック作成向きの無料デザインソフト

次に、3Dグラフィック作成向きの無料デザインソフトについてご紹介していきます。
Blender

無料で使用できる3DCGソフトとして知名度が高いBlenderは、初心者でも導入しやすく、3DCGがどのようなソフトか体感するのにはいいソフトです。
インターネット上でBlenderについて多くの操作方法などの情報があるので、習得しやすいです。機能も豊富で、モデリングからレンダリングまで一貫して制作できるので、無料とは感じさせない3DCGソフトといえるでしょう。
SketchUp free

SketchUpは三次元のモデリングソフトで、直感的な操作ができ、見やすいUIなので、初心者でも期待できるソフトです。
AutoCADのような3次元でのCADの練習をしたいという人に向いています。動作が軽いため、比較的低スペックのパソコンでも利用できます。
無料版は機能制限がありますが、簡単な3次元モデリングであればこのソフトから試してみるのも良いでしょう。
Daz Studio

Daz Studioは、初心者でも簡単に「人体」の制作ができるモデリングソフトウェアです。キャラクターのポーズや表情などのアニメーションが可能で、DazStudioで作成したキャラクターは、MAYA・3ds max・blenderなどの3DCGソフトにも書き出しが可能です。
素材を購入できるショップ「Daz SHOP」もあります。英語のみの対応となるので英語が苦手な方は操作が難しいかもしれません。
Sculptris

Sculptrisは、粘土をこねて彫刻するような感覚で3DCGを作成するソフトです。さまざまな彫刻ブラシを使って実際に粘土に凹凸を付けるようにディテールを付けることができるので、細部にわたり制作していくことが可能です。
初心者にも使いやすいく、慣れれば実物並みのクオリティーの3DCGを作ることもできます。また、Sculptrisで制作したモデルをBlenderで動きを加えることも可能となります。
インフォグラフィック作成向きの無料ソフト

次に、インフォグラフィック作成向きの無料ソフトをご紹介します。
Canva

Canvaは、インフォグラフィックはもちろん、ポスターやフライヤーといった印刷物・SNSやブログのアイコン・バナー・ロゴなどのデザインが可能で、テンプレートが豊富に用意されています。
簡単な画像変更・文字入れ・配置変更だけで、思い通りのデザインを作成できます。スマートフォン対応のアプリがあるので場所を問わず制作することができますが、アプリをダウンロードしなくてもブラウザでの制作も可能です。
Easel.ly

Easel.lyは、情報やデータの視覚化に特化しています。あらかじめ15のテンプレートが用意されていて、それらを使うか、オリジナルのものを作ることもできるので自由度は高いです。
画像をインポートして配置することも可能です。初心者でも簡単に使用できるので、プレゼンなど資料を簡単に制作したい方にオススメです。
アニメーションのインフォグラフィックを制作することができるのも特徴の一つです。
Infogram

Infogramは、インフォグラフィックやサムネイルなどを直感的に作成できるブラウザベースのサービスです。
あらかじめ用意されたテンプレートを選択し、画像・表・グラフなどをはめ込んでいくだけで、簡単にデザイン性の高いインフォグラフィックを作成できます。ズームやバウンスなどのアニメーション作成が簡単にできます。
作成したインフォグラフィックは、PNG・GIF・PDF形式でダウンロードできます。共有URLの発行ができるため、クラウド上での共有が可能です。
Piktochart

Piktochartは、インフォグラフィック以外にもポスターやプレゼンテーションなどの制作が可能です。
シンプルでマニュアルを読まなくても制作できることが特徴の制作ツールです。ロゴまたはWebサイトのスクリーンショットをドラッグして、ブランドの色を自動的に抽出して反映させることも可能です。
無料版は自分で作った作品が公開状態となってしまい、誰でも見ることができるので注意が必要です。
ベクター画像作成向きの無料ソフト

次に、ロゴやポスターデザインに向いているベクター画像作成向きの無料ソフトについてご紹介します。
Gravit Designer

Gravit Designerは、日本語対応のドロー系ソフトです。ベジェ曲線などのパスツール・オブジェクトの変形などが使えるので、基本的なことであれば問題なく使用できるソフトです。
5分ごとに自動保存されるので、保存し忘れてデータがなくなってしまうということはありません。
WebGL・HTML Canvas・JavaScriptなどで構築されているので、Webアプリとしてブラウザで使用できるのも特徴のひとつです。iOSやAndroidのタブレットでの使用も可能です。
Vectr

Vectrは、ブラウザで使用ができるドロー系ソフトです。保存にはアカウントの登録が必要となりますが、まずは触ってみたいという方はアカウントの登録をせずに操作することも可能です。
デザインの確認など、ほかの人に共有が必要なときは、URLを共有することですぐに共有できるのもおすすめです。機能については最低限の機能となるのでUIはシンプルです。
Inkscape

InkscapeはAdobe Illustratorの代替ソフトとなり得るソフトで、初心者にもわかりやすい画面となっています。
ビットマップ画像のトレースも可能なので幅広く活用できます。SVG形式対応のオープンソースのグラフィックエディターで、無料とは思えないほど機能が充実しており、日本語にも対応しています。
Method Draw

Vectrと同じような機能ですが、Method Drawはレイヤー機能などがないので、よりシンプルで機能は少ないです。
ツールバーについてはIllustratorに似ているので、Illustratorを使用したことがある方は迷わず使用できると思います。
editorAC

editorACは、無料写真素材サイトの「写真AC」やイラスト素材サイトの「イラストAC」が運営する「ACワークス」が公開した、完全無料のデザインツールです。
素材サイトを運営しているだけあって豊富なテンプレートで制作が可能です。名刺やメニューなどの印刷物やSNSやブログ用のバナーなど、幅広いテンプレートや素材があるので、無料ながら充分な制作ができます。
会員登録すると作成したデザインの保存・ダウンロード・印刷が可能となり、イラストACや写真ACの使用もできるので、使用する際は会員登録しておきましょう。
無料Webデザインソフト

ここからは、無料でWebサイトやアプリケーションのデザインなどに使用できるWebデザインソフトをご紹介します。
Adobe XD

Adobe XDは、PhotoshopやIllustratorなどのイラストやデザインの制作を目的としたソフトウェアを多く出しているAdobe社が開発したデザインツールで、UIデザインやワイヤーフレームなどの作成ができます。
また、スタータープランは無料で使用できます。機能面では有料版とそこまで変わらず、スターターキットが無料で配布されているため操作しながらすぐに覚えることができるため、人気が高いです。
機能においても、リピート機能やコンポーネントなどいろいろあるので、操作を覚えれば楽にデザインができます。また、共有やコメント機能もあるのでフィードバックも簡単にできます。
Figma

Figmaは、デスクトップアプリケーションのみならずブラウザ上でも簡単にデザインができます。ブラウザ上で使用する際は、オンラインで使用する必要があります。
日本語に対応していないので慣れは必要ですが、共同編集機能などが優れているので、国内でも人気があるデザインソフトです。機能面については「Adobe XD」と大きく変わらないので、使用しやすいツールを選びましょう。
まとめ

今回はいろいろなジャンルから多くのデザインソフトを紹介させていただきました。ジャンルによって使用するソフトが大きく異なるので、自分の制作目的をしっかり考えやうえでソフトを選定することが大切です。
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