YouTubeチャンネル再生回数ランキング!日本は?世界は?

どんな動画が見られてる?
人気ジャンルは日本・世界共にやはりエンターテイメント!そしてキッズ・音楽系がランキングを占めています。さらに日本と世界それぞれの特徴を比較すると、日本ランキングではエンターテイメント系がトップ10内の5割を占めています。
一方、世界ランキングはエンターテイメントが4割・キッズ2割・音楽2割とバランスが良い印象です。また、スポーツジャンルがランクイン!日本にはスポーツジャンルはほとんどランクインすることがないため、ここは大きな違いかもしれませんね。詳しいランキングを表にしましたのでご覧ください。
※「UserLocal YouTubeランキング」12/7現在のランキングから検証しました。
YouTube総再生回数ランキング〜日本編〜
それではまずは、日本から総再生回数ランキングをチェックしていきましょう。
日本TOP10
順位 | チャンネル名 | 総再生回数 |
---|---|---|
1 | Fischer’s-フィッシャーズ- | 107億6862万7003回 |
2 | キッズライン♡Kids Line | 99億5139万1561回 |
3 | avex | 87億9147万4960回 |
4 | HikakinTV | 77億8520万8073回 |
5 | はじめしゃちょー(hajime) | 77億2209万5255回 |
6 | 東海オンエア | 72億9948万3324回 |
7 | せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii | 65億78万9225回 |
8 | 米津玄師 | 32億7424万3275回 |
9 | タキロン Takilong Kids’ Toys | 25億9349万6937回 |
10 | Yuka Kinoshita木下ゆうか | 20億6832万5369回 |
HikakinTV(ヒカキン)・Fischer’s-フィッシャーズ-・はじめしゃちょー(hajime)など、TV進出をはたし有名YouTuberがランキング内に健在です。東海オンエアも、10代20代では有名ですね。
一方、子育ての強い味方でもあるキッズ系チャンネル(エンターテイメントで登録されているが視聴者は子どもと予想されるチャンネル含む)が堂々のランクインとなりました。忙しいママ達の育児お助けツールとして視聴されているのでしょう。音楽も言うまでもなくトップ10入りです。
筆者が日本のランキングで一番興味深かったのがタキロン Takilong Kids’ Toysです。セリフがなく、おもちゃに特化している独自のチャンネルコンセプトに可能性を感じました。セリフやテロップがなくビジュアルと音楽のみだと言葉の壁がありません。海外からのチャンネル登録・視聴が見込めるのではないでしょうか?
YouTube総再生回数ランキング〜世界編〜
続いては、世界の総再生回数ランキングです。日本との違いがあるのかも見どころの一つです。
世界TOP10
順位 | チャンネル名 | 総再生回数 |
---|---|---|
1 | T-Series | 1345億1799万6379回 |
2 | Cocomelon – Nursery Rhymes | 857億2307万2317回 |
3 | SET India | 724億2140万9847回 |
4 | WWE | WWE |
5 | Like Nastya Vlog | 476億5475万6641回 |
6 | ✿ Kids Diana Show | 460億9836万1381回 |
7 | Movieclips | Movieclips |
8 | Ryan ToysReview | 435億1905万3531回 |
9 | SAB TV | 420億5584万9683回 |
10 | netd müzik | 399億9032万9492回 |
筆者はジャスティンビーバーの大ファンでもあるせいか、「世界」と聞くとつい“アメリカ”のイメージが出てきてしまいます。あなたはどうでしょうか?そんな感覚の私が世界のトップ10ランキングを見た時は正直驚きました。インド勢が強い!10チャンネル中4チャンネルがインドの番組です。
インドの人口を資料で調べてみると、アメリカの約4倍もの人口がいることがわかります。これはとてつもなく大きな市場です。このインドチャンネル4つのうち、2つのチャンネルはYouTubeマーケットを狙ってか1日に大量の動画を投稿していました。(SETindiaは1日54本 SABTVは1日24本)編集も本格的で組織的な取り組みを感じます。人口から考えても再生回数が伸び収入も爆上がりしそうですね。また、世界ではスポーツもよく見られているようです。
うらやましい!人気YouTuberになるには?
登録者や再生回数の増加で広告収入を得られることをご存じかと思います。それを知ると自分も人気YouTuberになりたい!と思う方もいるでしょう。そう思っているあなたに質問です。人気YouTuberになってどうなりたいのでしょうか?有名人になって知名度をあげたい?広告収入で稼ぎたい?トップYouTuberの傾向を独自に分析したところ、あなたが知名度アップか収入か?どちらを選ぶかで発信の戦略がちがうと分析しました。
どうして人気なのか?トップ10ランキング内のジャンルについて考えてみた
エンターテイメント
世界中で受け入れられているジャンルがエンターテイメント。ちょっとしたリラックスタイムに何も考えずボーッと見たいときがありますよね?疲れて帰ってきて、ついお笑い番組をみるようなそんな感覚でチャンネルをクリックするのではないでしょうか?予想外に面白かったりしたらチャンネル登録ボタンをクリックしてしまいます。Fischer’s-フィッシャーズ-や東海オンエアも親近感がありながら日常を感じられる内容が友達感覚で視聴できます。
また、以前はなかったことですがTV番組にYouTube動画の再生回数ランキングがピックアップされるようになりました。しかも、エンターテイメントジャンルが取り上げられることが多いように感じます。このことからも視聴者から受け入れられやすいジャンルであるということが言えるかもしれません。
キッズ
子育てツールとしても使用されるYouTube。子どもに静かにしていてほしい時、親はスマホでYouTubeを見せてお買い物…などよく見受けられる光景です。祖父母と同居する家族が逆に珍しいくらい、核家族が一般的になりましたので、これからもYouTubeはママのお助けツールであることは間違いないでしょう。こうしてものごころつく前から動画慣れしている子どもたちは、これからずっとYouTubeと付き合っていくはずです。子どもの心をつかむと、おのずと親の関心も得ることが可能です。子どもがまた見たい!となったら教育に良くないもの以外、親はコンテンツを見せるでしょう。
また、子どもの特徴として「繰り返しが好き」という点に注目します。お子さんをお持ちの方はわかるでしょうが、絵本・録画番組・映画などは、たとえ同じ内容だとしても何度も繰り返し視聴される傾向があります。それと同じように、YouTube動画も気に入ってもらえたら、たとえ素人であろうともアーティスト並みにリピート再生してもらえるというわけです。
音楽
わかりきったことですが、音楽ジャンルはアーティストの公式チャンネルだけではありません。音楽が好きな素人さんが人気の曲を演奏したり、歌ってみたりしています。音楽ジャンルの良いところは気に入ったらかなりの回数をリピートしてもらえるということです。アーティスト・米津玄師さんのチャンネルがいい例です。不定期更新にもかかわらずファンからのリピート視聴により莫大な視聴回数をたたき出しています。また、エンターテイメントと同様に音楽ジャンルもTV音楽番組で動画がピックアップされています。
登録者数ランキングと視聴回数ランキングはイコールではない
ランキングをまとめているUserLocal のデータを見比べると、登録者数が多いチャンネルが必ずしも視聴回数が多いというわけではありませんでした。日本のランキングではFischer’s-フィッシャーズ-が登録者数6位でしたが視聴回数が1位。反対に、せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shiiは登録者数2位ですが視聴回数では7位という逆パターン。たくさん視聴されるためにはまずはチャンネル登録してもらうところから始まりますが、最終的には内容が勝負を決めるのかもしれません。
独自の検証で見えてきた。稼ぎたい人はフィッシャーズ戦略で再生回数を意識しよう!
再生回数を狙ったフィッシャーズ戦略とは?…リピートしてもらうには内容が大事。かといってプロ・芸人さんをTVで見るような完璧である必要もない。不快な気持ちにならず、ほんのちょっと楽しくて役に立つ。そしてTVと違う“身近な存在”であること。飾らないその人らしさが「また見たい」という気持ちにさせるのではないでしょうか?
知名度をあげたいならインド戦略で登録者数を増やそう!
登録者数を意識するインド戦略…まずはチャンネルをアピールすることを意識しましょう。それは、露出度アップのために配信回数を増やすということです。次の項目で詳しくお伝えしますが、随時新しい情報が更新されていることで他のチャンネルに差をつけることができるでしょう。
この二つに共通するポイントは動画保存・登録してもらうための行動喚起です。人間は促されないと忘れてしまうことが多いため、してほしい行動を具体的にわかりやすくお願いしましょう。そのためにアイコンを作成したりなど、動画内でアピールしましょう。また、「つぎの動画」というYouTubeからのお勧め動画になるためにも、ハッシュタグ活用などのSEOを意識することも重要です。
気になる配信頻度。日本と世界の違いを調べたら驚きのデータが!!
YouTuberによる「1日1投稿やめます」という宣言を聞いたことはありせんか?お笑い芸人の宮迫さんや中田敦彦さんもわざわざ宣言するほどの1日1投稿について。トップ10内のそれぞれのチャンネルを開き、本当に1日に1投稿が大事なのか?数を検証してみました。
まず気づいたことは「定期的な更新」グループと「それ以外の更新頻度」グループに分かれるということ。「それ以外の更新頻度」とは何か?米津玄師さんの全くの不定期更新や、インドチャンネルのけた外れの数を更新するというものがそれに当たります。米津玄師さんを見ると、曲の数だけ動画配信されています。新曲が出たあたりは更新が多いのですがそれ以外は更新がほとんどありません。
インドのチャンネル(SETindia)はなんと1日54更新!コンテンツをたくさんアップロードしてブルドーザー式に登録者数を伸ばして再生回数を増やしたようです。2020年11月までは読者登録者数がしばらく横ばいでしたが12月に入り急上昇しています。11月の更新頻度を調べようとしましたが動画が多すぎてさかのぼっての調査をあきらめてしまいました。それくらい毎日たくさんの動画が投稿されているということです。
トップ10チャンネルの更新頻度データ
定期的な更新グループ | それ以外の更新頻度グループ | |||
---|---|---|---|---|
日本の平均 | 世界の平均 | 米津玄師さん | SET india | SAB TV |
1日0.8本 | 1日3.2本 | 不定期 | 1日54本 | 1日24本 |
※筆者が各チャンネルの更新頻度をカウントし、独自に割り出した1日当たりの平均配信回数(12月7日現在)
YouTubeを日常的に見ている人なら、お気に入りのチャンネルが毎日更新されていたらワクワクします。加えて、ある程度有名なYouTuberも更新を頑張っているということは、同等かそれ以上更新頻度を上げて露出を増やすということが大事なのかもしれません。
まとめ
最後にランキングをざっくりまとめると
- 視聴者から好かれているのは日本・世界共にエンターテイメント
- 日本ではスポーツジャンルがまだ少ない
- 世界ではインドがアツイ!
という3つになります。
また、独自のランキング検証から人気YouTuberになるためにチャレンジできることは、以下の3つです。
- ジャンルと内容、自分が提供できることの洗い出しをしてみよう。コンセプトが決まったら配信回数を増やしてチャンネルを充実させよう
- スポーツなど、先手に出られるジャンルは他にないか?もっと深堀りしてみよう
- マーケットは日本だけでなはい!工夫次第で世界中からチャンネル登録と視聴があるかもしれません。
YouTubeチャンネルのランキング、視聴回数をメインにお伝えしましたが、あなたの気になるチャンネルはランクインしていましたか?この記事をきっかけに新しいチャンネルとの出会いや、動画配信へ興味を持っていただけたら幸いです。
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