SNSのカバー画像の正しいサイズを確認しよう

「カバー画像のサイズはどれ?」
「SNSにカバー画像を登録したけど上手く表示されない…」
SNSにカバー画像を設定する時、表示が上手くいかず困ってしまう方は多いようです。というのも、SNSのカバー画像は、SNSごとにサイズ規定があり複雑です。また、閲覧する端末ごとに見え方が変わる点も難しくしている要因でしょう。この記事では、SNSのカバー画像の最適なサイズをSNSごとにお伝えするともに、無料で使えるオススメの画像編集ツールもご紹介しますので是非ご覧下さい。
目次
SNSのカバー画像のサイズ、気にしてる?
SNSのカバー画像は、第一印象を決める大事なポイントです。SNSに表示されるカバー画像は、一般的にプロフィール画像よりも大きく、見る側の印象を大きく左右します。例えば、SNSと同じくネットのみで情報発信する広告やホームページなどは、3秒で見るか見ないかを判断されると言われています。つまり、どれだけ良い発信をしていても最初のカバー画像の印象によっては、離脱されてしまうかもしれないのです。
そんな、SNSのカバー画像は、各SNSによって設定サイズが異なります。設定サイズを考えず投稿すると、高さや幅が足りず、本来見せたい部分が隠れてしまった、なんてことにもなりかねません。
また、各SNSのサイズの違い以外にも、PCで閲覧するか、スマートフォンで閲覧するかによって表示されるサイズ設定が違います。設定に細かい違いのあるカバー画像を正しく理解することで、閲覧者が興味を持つカバー画像を設定できるでしょう。
SNSのカバー画像を選ぶ時に注意するポイント
SNSのカバー画像を選ぶ時に気を付けたいポイントは以下4つあります。
- 解像度
- 情報の新鮮さ
- 文字やロゴの配置
- 写真の統一性
順番にご紹介しましょう。
解像度
カバー写真の解像度を意識しましょう。カバー写真の解像度が低いと閲覧する端末によっては、見えづらくなるためです。
例えば、スマートフォンでカバー写真を見ても気にならなかったのに、PCで見ると画像の粗さで文字が読めない、なんてことも…。これは、PCの表示画面がスマートフォンに比べて拡大されたことにより、画像の粗さが際立ってしまったのが原因です。カバー画像は、PCで閲覧されることを考慮して解像度を選びましょう。
情報の新鮮さ
キャンペーンや時期による告知をカバー写真に使う場合、情報が古くなることで閲覧者からアクティブではないアカウントと認知されやすくなります。情報の新鮮さは、写真選びにとって重要です。告知系のカバー写真を使うのであれば、こまめに更新が必要でしょう。
文字やロゴの配置
各SNSのカバー画像の表示サイズから文字部分がはみ出すと、勝手に切れてしまいます。また、スマートフォンとPCの表示サイズが端末によって自動変更されるSNSには注意が必要です。例えば、Facebook、YouTubeなどがこれに該当します。
文字やロゴが切れることで、本来伝えたい内容が伝わらず、不格好なカバー画像になってしまいます。各SNSの画像サイズを後述しますので、推奨サイズに合わせて文字やロゴが表示される画像を用意して下さい。
写真の統一性
カバー写真は、閲覧者がアカウントを認識するために重要です。長年使っていた写真をなんの関連性もない物へ変更すると閲覧者が困惑するでしょう。変更する時は、カバー写真に関連性を持たせるのが得策です。
例えば、キャラクターをカバー写真に使用するのであれば、背景だけを変更し同じキャラクター画像を挿入するなどです。関連性があると、アカウントが覚えられやすくなり信頼にもつながります。
SNSのカバー画像の最適なサイズ
SNSのカバー画像における最適なサイズは、各SNSによって異なります。ここでは、カバー画像の最適なサイズと端末ごとの表示サイズを以下5つのSNSよりご紹介します。
- YouTube
- LINE
- note
Facebookのカバー画面表示サイズは以下です。
カバー画面表示サイズ(横×縦)
- PC表示:820×312ピクセル
- スマートフォン表示:640×360ピクセル
表示サイズを見てわかるように、PCとスマートフォンでは、縦と横の表示サイズが異なります。PC表示サイズに合わせて幅一杯に画像を作ると、スマートフォン表示では縦幅が足りなくなるでしょう。また、スマートフォン表示に合わせると今度はPC表示の時に左右が足りなくなってしまいます。つまり、PC、スマートフォンどちらの表示でも切れない画像を作成するためには、切れない範囲に文字や画像を配置することが必要です。
また、 Facebookの公式ヘルプにあるように、幅851ピクセルx高さ315ピクセルで、100キロバイト未満のsRGB JPGファイルだと読み込み時間が短くなるようです。画像読み込み速度まで気にされる方は参考にしてください。
Facebookページのプロフィール写真やカバー写真のサイズはどのくらいですか。
Facebookオススメの画像サイズ作成方法
PC、スマートフォンともに切れる部分を最小限に抑えるFacebookカバー画像の作成方法をお伝えしましょう。手順は以下です。
- スマートフォンの画像比率で、828×466(横×縦)ピクセルの画像を作成
- PC表示は、820×312(横×縦)ピクセル内のみ表示されるので、その範囲に文字・ロゴを挿入
- スマートフォンでカバー画像を登録(ドラッグで上下の表示領域を調整できる)
上記の手順で作成すると、スマートフォンは画像比率が合うため全画面表示されます。そして、PC表示は、820×312ピクセルの範囲のみ表示されます。
ですので、820×312ピクセル内に伝えたい文章やロゴの配置をしておけば、表示したい部分がPC、スマートフォンのどちらでも閲覧が可能です。
Twitterのカバー画面表示サイズは以下です。
カバー画面表示サイズ(横×縦)
PC・スマートフォン:1500×500ピクセル
画像サイズを1500×500ピクセルにすれば、PC、スマートフォンともに問題なく表示してくれます。注意点として、登録後に上下50ピクセルが隠れることがあります。画像作成の時は、縦幅400ピクセル内を目安に表示したいロゴや文字を配置するのが良いでしょう。また、左下に表示されるプロフィール画像とカバー画像が被りますので、その点も考慮してカバー画像を作成しましょう。
YouTube
YouTubeのカバー画面表示サイズは以下です。
カバー画面表示サイズ(横×縦)
- TV:2,560×1,440ピクセル
- スマートフォン:1546×423ピクセル
- PC:2,560×423ピクセル
各端末からの閲覧に適した推奨カバー画像作成サイズは、 2,560×1,440ピクセルです。
TVと同じ2,560×1,440(横×縦)ピクセルの画像作成になりますが、画面一杯に文字やロゴを配置するとTV以外の端末で画像が切れます。全ての端末で、文字とロゴを表示させたいのであれば、スマートフォンの1546×423(横×縦)ピクセル内に書き込むようにしましょう。そうすることで、全ての端末で切れない画像作成が可能です。
LINE
LINEのカバー画面表示サイズは以下です。
カバー画面表示サイズ(横×縦)
スマートフォン:720×1280ピクセル
スマートフォンの端末ごとに、若干カバー画像の表示領域が変わります。ですが、作成目安は720×1280(横×縦)ピクセルで大丈夫です。LINEの場合中央部分にプロフィールアイコンがカバー写真上に配置されているので、登録の際には被らないよう避けて登録しましょう。また、プロフィール上の文字を見やすくするためにカバー写真が少しトーンダウンするように設定されています。不具合ではないのですのでご安心ください
note
noteのカバー画面表示サイズは以下です。
カバー画面表示サイズ(横×縦)
- PC:1280×216ピクセル
- スマートフォン:詳細未定(※2020年6月16日時点)
PCからの閲覧に適したカバー画像作成サイズは、1280×670ピクセルとなっています。よりきれいに表示するなら1920×1006ピクセルがオススメです。カバー画像サイズは、2020年6月17日に変更予定です。PCとアプリでは、見える範囲が若干異なる可能性があります。
推奨サイズは、1280×670(横×縦)ピクセル、または、1920×1006(横×縦)ピクセルです。しかし、実際に表示される範囲は、1280×216(横×縦)ピクセルのみとなります。ですので、1280×216(横×縦)ピクセル内に文字やロゴを配置するようにしましょう。
SNSのカバー画像作成に使えるツール
SNSの画像サイズがわかったら、サイズに合わせて加工しましょう。
ここでは、ブラウザ上で簡単に画像が加工できるツールを以下4選ご紹介します。
- Canva
- PIXLR
- fotor
- befunky
Canva
Canvaは、インストール不要の無料で使える画像加工ツールです。主に、切り抜き、フィルター、明るさ、コントラスト調整などの基本的な画像編集ができます。また、Canvaならではの特徴としてテンプレートや素材のバリエーションが豊富な点が挙げられます。
例えば、ポップや告知文などの画像作成を一から考えると構成に悩むでしょう。ですが、Canvaではすでに構成がまとまっているテンプレートの中から素材を選べるので、簡単に画像作成が可能です。さらに、テキストのフォントバリエーションも豊富なので、オリジナルの画像を作るのに適したツールと言えます。
価格
- 無料版:0ドル
- 有料版(プロ):9.95ドル/月払い
- 有料版(企業):30.00ドル/月払い
PIXLR
アカウントの作成なしですぐにブラウザで編集・加工ができるPIXLR。アカウント登録が面倒という方にはオススメの画像加工ツールです。
機能は、初心者向けのPIXLR Xとプロ向けのPIXLR Eの2つから選択できます。直感的に画像を編集でき、さらにPhotoshopのような本格的な加工も可能です。2020年末にPIXLR XとPIXLR Eの旧式であるPIXLR EDITORがAdobe Fash Playerのサービス終了により利用できなくなります。旧版をお使いの方は注意しましょう。
価格
- 無料版:0ドル
- 有料版(プレミアム):3.99ドル/月払い
- 有料版(プロフェッショナル):14.99ドル/月払い
fotor
無料で使えるブラウザ上で使える画像編集ツールです。日本語にも対応しているので気軽に利用ができます。また、アカウントを作成すれば、クラウド上に編集中の画像を保存できます。状況に合わせて様々な端末からアクセスできるのが便利です。
ツール内は、シンプルな構成でまとめられており、切り取りやモザイク、写真の一部を消すなど簡単な画像加工で困ることはありません。SNS画像の利用に嬉しい美顔機能も搭載しています。しわの除去や化粧加工など多彩なバリエーションで加工を楽しめるでしょう。有料版では、広告掲載がなくなるほか、画像編集機能が追加される特典が受けられます。
価格
- 無料版:0円
- 有料版:8.99ドル/月、39.99ドル/年
befunky
befunkyの特徴は、複数の画像を簡単に組み合わせられる点にあります。複数画像を組み合わせる際は、保存した写真をドラッグして組み合わるだけと大変簡単です。Befunkyは、ブラウザ上で操作できるので、すぐに利用ができます。また、ぼかし、切り取り、色調整など基本的な画像編集は備えているので画像編集ツールで迷ったら利用してみて下さい。
価格
- 無料版:0ドル
- 有料版:6.99ドル/月払い、59.88ドル/年払い
カバー画像でオリジナリティを出そう!
カバー画像は、できるだけオリジナリティを出すのが良いでしょう。もちろん、お洒落な素材を利用してカバー写真を設定するのもいいですが、ありきたりな素材を使用すると他のアカウントに埋もれてしまいます。
SNSで自分の発信を見てもらうためにも、オリジナル画像で差別化を図るのが得策です。オリジナルの画像であれば、印象に残りやすく、興味をもたれる可能性が上がります。
例えば、ビジネスアカウントのオリジナル画像であれば、イベント告知の画像、イベントの様子などをカバー画像にするとイベント内容が伝わりやすいカバー画像となるでしょう。
また、個人アカウントであれば、顔写真が一番印象に残ります。ですが、利用したくない方も多いので、代わりに自分のキャラクター画像やオリジナルで制作したイラストなどもオススメです。
オリジナルの写真を使用すると、興味を持ってもらいやすくなり、そして興味を持ってもらうことで、閲覧者を増やすことにつながるでしょう。
まとめ
SNSのカバー画像の選び方から、各SNSのカバー画像のサイズをご紹介しました。SNSのカバー画像は、SNSごとに違いがあるので、まずは推奨サイズを知る必要があります。また、表示端末によって切れる箇所があるので、気を付けましょう。カバー画像のサイズ選びは、SNSごとの推奨サイズを知って、全端末に対応した表示範囲を知ることが重要です。
また、画像を上手く加工する時は、無料の画像加工ツールの利用が一押しです。とくに、ブラウザ上で完結するものであれば、面倒なインストール作業も必要ないので、効率的に画像編集ができます。初心者にオススメなのは、Canvaです。Canvaは、テンプレート素材が多いので、写真を一からデザインするのが苦手な方もすぐにオリジナルの写真が作成できるでしょう。
もし、カバー画像を作成するのであれば、素材はオリジナルの物が最適です。ありふれた素材を使うよりも、オリジナル素材を利用することで、相手に強い印象を与えられるためです。閲覧者に興味をもってもらい、SNSを楽しく運用していきましょう。
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