動画制作・編集 公開日: 2022/10/19

【初心者向け】YouTubeの切り抜き動画の作り方やコツ、注意点について徹底解説!

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昨今、YouTubeで良くも悪くも話題となっているジャンルが「切り抜き動画」です。
実際動画を視聴したことはなくても、YouTubeでおすすめ欄や検索上位に表示されるなど
「切り抜き動画」を見かけたことがあるという人も多いはずです。
それでは、この切り抜き動画は、一体なんのために投稿されているのでしょうか。
今回は、切り抜き動画を作る目的から作り方まで徹底的に解説していきます。

切り抜き動画とは?

最近では、スーパーチャットと呼ばれるYouTubeの投げ銭機能の影響もあり、人気YouTuberの多くがライブ配信を行っています。切り抜き動画とは、この著名人やYouTuberの配信を録画し、一部分を切り抜いた動画のことです。

今話題の切り抜き動画ですが、どうしてここまで急速にその市場を拡大させることができたのでしょうか。そのヒントとなる切り抜き動画のメリットについて、作り手側と視聴者側、それぞれの目線で詳しく見ていきましょう。

切り抜き動画のメリット

切り抜き動画に関わらず、YouTube動画で新しいジャンルが流行する際、そのジャンルの動画には作り手側・視聴者側、双方にメリットがあるというケースがほとんどです。

例えば、数年前に流行した「ビジネス系動画」に関していうと、作り手側は凝った演出が少なくて済み、編集作業が楽なため動画の更新頻度を上げられるというメリットがありました。それに対して視聴者側のメリットは、従来書籍などを購入する必要があった情報などがYouTube動画という無料(もしくは少額)かつ比較的短時間の動画で得られるというメリットがあります。このように、作り手側・視聴者側、双方にメリットが生まれると、そのジャンルの動画は急速に市場を拡大、YouTubeで1つのジャンルとして確立されていきます。

それでは、切り抜き動画の場合はどうでしょうか。まずは「作り手側」の目線で、切り抜き動画のメリットについて見ていきましょう。

作り手側のメリット

切り抜き動画に限らず、YouTubeに動画を投稿する主な目的はチャンネルの収益化です。切り抜き動画のメリットは以下の2つです。

  • チャンネルの収益化が少ない労力でできる
  • 動画編集の練習ができる

チャンネルの収益化が少ない労力でできる

まず、切り抜き動画を作る目的で多いのは、YouTubeのチャンネルを収益化するためです。切り抜き動画はジャンルによって多くの需要があるため、再生数を稼ぐことができます。YouTubeの収益化の条件をクリアさえすれば、継続して収益を得ることが可能です。

また、切り抜き動画は自分で動画を最初から企画するよりも労力が少ないメリットがあります。YouTubeで収益を得たい人にとってみれば、ハードルが低い動画ジャンルが切り抜き動画なのです。今後も収益化を目的とした切り抜き動画はますます増えていくことでしょう。

動画編集の練習になる

単純に動画編集の練習として切り抜き動画を作っている人もいます。

切り抜き動画はすでにある動画を切り貼りしてテロップをつけるのが基本です。技術的には動画編集の基礎となる部分しか使いません。そのため、動画編集の初心者が練習のために切り抜き動画を作ることがあります。そこで動画編集の基本ノウハウを学び、さらにクオリティの高いジャンルへと挑戦していくのです。

視聴者側のメリット

YouTubeを筆頭に動画コンテンツが増える一方、国内における視聴者の可処分時間はここ数年横ばいといわれています。

忙しい現代人が多い昨今、この「切り抜き動画」は効率的に情報を得られると、多くのユーザーに支持されています。また、そもそも配信のアーカイブを残さないYouTuberも多く、見逃した場合や繰り返し視聴したい場合などに切り抜き動画を視聴するというユーザーも多いようです。「視聴者側」から見ると、この「いつでも視聴できる」という点と「効率的に情報を得られる」点が大きなメリットといえます。

貴重なシーンが記録された動画をいつでも視聴できる

貴重なシーンを記録として残しておくことも切り抜き動画の目的です。

切り抜き動画は主にネット上で生配信されたものを録画し、その一部を切り取るケースがあります。長時間の配信のなかで、特に残したい部分を短い動画としてまとめている側面があるのです。よくあるのは、アスリートやプロゲーマーが行った生配信の切り抜き動画です。生配信中にたまたま語られた経験談を残したり、盛り上がった試合を残したりします。生配信は配信者がアーカイブを残さない限り消えてしまうため、切り抜き動画が貴重な記録として機能しています。見逃してしまった生配信をどうにか見たい人にとって、切り抜き動画はとても便利な存在といえるでしょう。

また、切り抜き動画は配信の中で盛り上がった部分や重要な部分などを切り抜いて作成されます。切り抜き動画を視聴することで、多くの人が見たい(聞きたい)であろう部分のみを効率よく視聴できます。見たい配信や動画が多いという人にとっては効率よく配信の内容をチェックできる切り抜き動画は、今やなくてはならないジャンルの動画となっているのではないでしょうか。

議論のテーマにできる

切り抜き動画は議論のテーマにするためにも使われます。

切り抜き動画は、いわゆるインフルエンサーが語った主張や思想を取り扱ったものが多々あります。それらを記録して公開することで、世の中で議論を起こしているのです。例えば、政治的な主張をする専門家の切り抜き動画や、有名人が炎上した原因のシーンを切り抜いた動画はYouTubeに数えきれないほど投稿されています。各動画ではコメント欄で論争が起きていることもあり、他の視聴者の参考にされていることもあります。

世の中の問題を考えるとき、切り抜き動画が一種の資料として活用されているのです。

著作権法に触れてしまわないのか?

切り抜き動画は、無断で投稿すれば基本的に著作権法違反にあたります。他者の生配信や動画などを勝手に加工し投稿すれば、仮に自分で編集していようとも著作権を侵害しています。

しかし、著作権侵害は「親告罪」にあたり、著作者が訴えないかぎり罪に問われることはありません。現状、ネット上に多数投稿されている切り抜き動画は黙認されているだけのものがほとんどです。ただ、訴えられないとは限らないため、切り抜き動画の投稿はリスクがあると考えたほうがいいでしょう。悪質な編集を行っていたり、目に余るほど莫大な収益を得たりすれば、訴えられる可能性は高まります。訴えられずとも、無断で行うことは違法に変わりありません。切り抜き動画を作りたい人は、著作権者の許可を取りましょう。

万一、許可を取っていない切り抜き動画が著作権者に著作権侵害として訴えられてしまった場合、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が科せられる可能性があります。その他にも損害賠償や不当利得の返還請求など、著作権者は民事上の手続きで直接金銭を要求することも可能です。

もちろん、著作権者に許可を取るなど正しい手順を踏んで作成、投稿されていれば問題になることはありません。詳しくは次の項目で解説しています。

著作権者の許可を取れば合法

切り抜き動画は著作権者、つまり生配信や動画の投稿主に許可を取れば合法的にアップロードできます。

なかには、オリジナル動画の著作権者に収益配分を行っている切り抜き動画投稿者もいます。有名なのは、2チャンネル(現5ちゃんねる)の創設者であり配信者としても有名なひろゆき氏の切り抜き動画です。ひろゆき氏は収益配分することを条件に、自分の配信の切り抜き動画を認めています。

これから切り抜き動画を作りたいという人は、必ずオリジナル動画の著作権者に許可を取るようにしましょう。

切り抜き動画を作る準備をしよう!

切り抜き動画は必要な機材やツールも少なく、誰でも簡単に作成できる点もメリットの1つです。それでは、切り抜き動画を作る際に必要なものを具体的に紹介していきます。

切り抜き動画を作る際に必要なもの

切り抜き動画を作る際に必要なものは、以下の4つです。

  • PC・スマホ・タブレット
  • 動画編集ツール
  • テロップ挿入ツール
  • 動画ダウンロードツール

それぞれ詳しく解説していきます。

PC・スマホ・タブレット

これらの端末は切り抜き動画の元となる配信を編集・加工する際に必要です。切り抜き動画自体はカットとテロップ挿入を基本に、BGMや効果音の挿入が中心となります。そのため、スマートフォンでも作成可能なケースがほとんどです。

次に、それぞれの端末でよく使用されている動画編集ツールについて紹介していきます。

動画編集ツール

次に、動画編集ツールを用意しましょう。切り抜き動画は名前のとおり、動画を切り抜く必要があります。そのための動画編集ツールが必要です。

ただし、難しい加工や編集は行わないため、予算がなければ無料の動画ツールで問題ありません。主に使われる動画編集ツールは以下のとおりです。

<PC用動画編集ツール>

  • Adobe After Effects(有料)
  • Adobe Premiere Pro(有料)
  • iMovie(無料)
  • Clipchamp(無料)

<スマートフォン・タブレット用動画編集ツール>

  • Adobe Premiere Rush(有料)
  • PowerDirector(無料)
  • iMovie(無料/iOSのみ)

基本的には、動画の切り貼りさえできればどんなツールでも大丈夫です。自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。

テロップ挿入ツール

切り抜き動画を効率的に作成するには、動画編集ツールとは別にテロップ挿入ツールがあると便利です。

主に使われているのは「Vrew」という無料ツールです。Vrewは、人工知能を応用し読み取った音声を自働的にテロップへ変換してくれるツールです。動画編集ツールと併用することで、作業の大幅な時短が行えます。PC・スマホ(iOS・Android)・タブレットと端末を選ばず使用できるため、切り抜き動画に限らず多くの動画編集者がテロップ挿入ツールとしてVrewを利用しています。継続的に切り抜き動画を作っていきたいと考えている人は、必ずインストールしておきましょう。

その他にも、2021年7月のアップグレードでAdobe Premiere Proに文字起こし機能が追加されました。 複数人の会話にも対応するなど多くのユーザーが使用感について良い評価を得ていますので、有料の動画編集ツールを検討している人はAdobe Premiere Proを無料お試し版で触ってみても良いかもしれません。

動画ダウンロードツール

最後に切り抜き動画を作るためには、動画ダウンロードツールが必要です。切り抜きたい動画をダウンロードしなければ、そもそも編集が行えません。もし、YouTubeの動画をダウンロードするなら「YouTube Video Downloader」がおすすめです。ブラウザに直接インストールができ、操作も難しくありません。

具体的なインストール方法は次の項目を参照してください。

  • YouTube Video Downloaderのインストール方法

まず、YouTube Video Downloaderを提供しているAddonCrop公式サイトのページへ行きましょう。

次に画像で赤く囲っている「INSTALL VIA CROSSPILOT」ボタンを押します。

すると、画像のようにGoogle chromeの設定画面に切り替わります。赤く囲っている「Chromeに追加」ボタンを押しましょう。

ポップアップが表示されるので、赤く囲っている「拡張機能を追加」を押してください。

画像のような画面に切り替わったら「Grant Permissions」という箇所をクリックします。

再びポップアップが表示されるので「許可」を押してください。

画像のような画面に切り替わればインストール完了です。

切り抜き動画を「投稿」する際に必要なもの

作成した切り抜き動画は、YouTubeへ投稿されなければ誰にも視聴されることはありません。切り抜き動画を作成する準備が整ったら、次は動画を投稿する準備を行います。

切り抜き動画を投稿する際に必要なものは、以下の2つです。

  • Googleアカウント
  • YouTubeチャンネルの開設

それぞれ詳しく解説していきます。

Googleアカウント

切り抜き動画を投稿するためにはYouTubeチャンネルの開設が必要です。YouTubeチャンネルの開設は誰でも簡単にできますが、開設にあたりGoogleアカウントが必要となります。

Googleアカウントの作成は以下の手順で簡単に行えます。

  1. まず、Googleアカウントのログインページへ移動します。
  2. 「アカウント作成」をクリックします。
  3. 「個人用」「ビジネス用」と選択可能ですが、「個人用」でもYouTubeの収益化は可能ですので「個人用」を選択します。
  4. 名前を入力します。
  5. 「ユーザー名」「パスワード」を入力します。

※ユーザー名・パスワードの代わりに「現在のメールアドレス」を利用して登録することも可能です。

これでYouTubeチャンネルの開設に必要なGoogleアカウントの作成は終了です。 それでは、いよいよYouTubeチャンネルの開設です。

YouTubeチャンネルの開設

先ほど作成したGoogleアカウントを使ってYouTubeチャンネルを開設しましょう。既にアカウントを持っている場合は、特に理由がなければ、既存のアカウントに紐づいているチャンネルを利用して大丈夫です。

新規にチャンネルを作成する場合は次の手順を踏んでください。

  1. まず、YouTubeのトップページにアクセスします。右上に自分のアイコンがあるので押しましょう。
  2. 各種項目が表示されるので、設定を押してください。
  3. 画面が切り替わったら、アカウントという項目から「新しいチャンネルを作成する」を選びましょう。
  4. 新しいチャンネル名などを設定する画面が表示されるので、それぞれにあったものを設定してください。

ここまでで切り抜き動画を作成する準備、切り抜き動画を投稿する準備がそれぞれ整いました。ここからは投稿する切り抜き動画の作り方について詳しく解説していきます。

切り抜き動画の作り方

事前準備が整ったら、実際に動画を作っていきましょう。この記事ではPCでの作成手順について解説していきますが基本的な工程や考え方はスマートフォンやタブレットでも同様です。

PCでの具体的な作業手順は次の通りです。

  1. 切り抜きたい動画をダウンロードする
  2. 動画編集ソフトに動画を取り込む
  3. 不要な部分をカットする
  4. テロップをつける
  5. BGMや効果音をつける
  6. サムネイルを作る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

切り抜きたい動画をダウンロードする

最初に行うのは、切り抜きたい動画のダウンロードです。

先に紹介したYouTube Video Downloaderをインストールしている場合、画像のようにYouTubeの再生画面にダウンロードボタンが表示されます。基本的には最高画質でダウンロードを行いましょう。画質を落としてダウンロードしてしまうと、編集後にさらに画質が悪くなる可能性があります。画質が悪い動画は当然、人気を得ることは難しいため、必ず元の動画は最高画質でダウンロードしてください。

動画編集ソフトに動画を取り込む

切り抜きたい動画をダウンロードできたら、いよいよ編集作業を行っています。

まずはダウンロードした動画をカットやテロップ挿入などの加工をするため、動画編集ツールに取り込みます。取り込み方法は使用する動画編集ツールによってさまざまですが、多くの場合「読み込み」や「メディアの読み込み」と表示されている部分をクリック、読み込みたい動画ファイルを選択することで読み込みが可能です。

画像はAdobe After Effectsでのファイル読み込みの方法です。動画編集ツールによってはドラッグ&ドロップで読み込み可能な場合もあるなど、動画の読み込みに関しては、どの編集ツールも初心者でも簡単に行えるよう設計されています。

不要な部分をカットする

動画ファイルの読み込みが終わったら、次は動画のカットを行っていきます。

カット編集自体は必要なシーンを切り抜くだけの簡単な作業ですが、後に挿入するテロップと必要な映像が重ならないようにトリミングを行うなど、編集者のこだわりが反映される部分でもあります。 カット編集は使用する動画編集ツールによってその方法がさまざまですが、編集ツールの多くがタイムラインと呼ばれる作業スペースを使って直感的な操作が可能になっています。

画像はAdobe After Effectsを使って実際に動画のカット編集を行っている画面ですが、①がタイムラインと呼ばれる作業スペース、②が実際にカット編集を行う動画素材です。

Adobe After Effectsでは、素材を選択した状態でキーボードのCtrl+Shift+Dを押すことで、タイムラインの現在位置でその素材がカットされます。

※MacOSの場合は、Option+Shift+Dとなります。

<※動画の不要な部分を分割した状態のタイムライン>

<動画の不要な部分を削除、必要な部分の前後を詰めた状態のタイムライン>

こうして不要部分を分割して削除、必要な部分の前後を詰める、という編集を繰り返すことが一般的にカット編集といわれる工程です。

Vrewを使ってテロップを挿入する場合は、カット編集が終わったものをMP4形式で出力しておきましょう。

テロップをつける

次にテロップをつけましょう。ここでは先に紹介したVrewを使ってテロップをつけていきます。

まずはVrewを起動しましょう。画面が表示されたら、左上にある「新しい動画で始める」をクリックします。すると、ファイル選択画面になるので、動画編集ツールで出力した動画を読み込んでください。

すると、画像のように動画の言語を選択する画面が表示されます。動画の内容に沿って選んでください。あとは確認ボタンを押すだけで、自働で動画の音声が解析され、テロップが出力されます。

あとは出力されたテロップが正しいかチェックしていきましょう。もし、間違っている箇所があれば、画像のように該当のテロップを選択すれば、カンタンに編集することができます。

テロップが完成したら、再び動画をMP4形式で出力すれば終わりです。

サムネイルを作る

最後に、動画のサムネイルを作りましょう。

作らなくても動画を投稿することはできますが、サムネイルをきっちり作ったほうが視聴者を増やすことができます。例えば、YouTubeに投稿されている切り抜き動画の多くは、サムネイルに動画タイトルを載せています。誰のどんな発言を切り抜いたのか、どんなシーンを切り抜いたのか、わかるようにしているわけです。ときには、あえて全容を明かさずに視聴者の興味を引くようなサムネイルを設定しているケースもあります。

サムネイルは画像編集ツールさえあればカンタンに作れるので、手間を惜しまずに挑戦してみてください。

切り抜き動画をYouTubeに投稿する方法

ここからは完成した切り抜き動画をYouTubeに投稿する方法を解説していきます。

まずは動画を投稿するためのアカウントで「YouTube Studio」にログインしましょう。次に「ダッシュボード」という項目にある「動画をアップロード」ボタンをクリックします。

すると、画像のようにアップロード画面が表示されます。「ファイルを選択」ボタンを押して、投稿したい動画を選ぶ、もしくは投稿したい動画を画面にドロップしましょう。

次に動画タイトルやサムネイルなどの各詳細を設定します。それぞれの動画に適した内容に設定しましょう。

最後に動画の公開日時などを決めます。これで動画の投稿は完了です。動画の公開日時を過ぎれば、全世界に向けて自分が投稿した動画が公開されます。

再生回数が増える切り抜き動画を作るためのコツ!

切り抜き動画は今注目されている人気の動画コンテンツです。

とはいえ、ただ人気YouTuberの配信をカット編集しただけの切り抜き動画では一定以上の再生数は期待できません。再生回数が増える切り抜き動画を作るためには、どういったポイントを意識すれば良いのでしょうか。再生数を上げるコツを具体的にいつくか紹介していきます。

興味・関心を引くサムネイル

切り抜き動画を視聴するユーザーの多くは、見たい(聞きたい)部分だけを視聴したいと考えています。そのため、多くのユーザーに視聴してもらうためには、サムネイルを見た時点でその切り抜き動画が見たい場面を切り抜いているかどうかがハッキリと伝わる必要があります。

再生数の多い切り抜き動画では、その切り抜き動画で主に話されている内容をテキストで大きく表示することや、文字の配色・フォントなどでテキストを強調すること、気になる部分を伏字にするといった工夫がされているサムネイルがよく見られます。

YouTubeチャンネルのジャンルを統一

投稿動画の再生数を伸ばすためには、チャンネル登録者数を増やすということも重要となります。

チャンネル登録者数を増やすためには、チャンネル内に投稿されている動画のジャンルをある程度絞っておく必要があります。一口に切り抜き動画と言っても、ビジネスについて語るYouTuberの切り抜き動画とバラエティ系YouTuberの切り抜き動画では視聴するユーザーの属性は異なります。できるだけ多くの視聴者に繰り返しチャンネルの動画を視聴してもらうためには、視聴者が興味のあるジャンルに絞って動画を投稿していく必要があります。

配信の中でさまざまなジャンルの話題に触れるYouTuberの切り抜きを中心に行う場合、その中でもある程度ジャンルを絞って切り抜き動画を投稿することで、チャンネル登録者数や再生回数を伸ばすことに繋がります。

切り抜き動画を作るうえでの注意点

切り抜き動画はYouTuberが話した内容や投稿した動画などから一部分を切り抜いて編集された動画です。そのため、切り抜き方によっては配信者(投稿者)の意図とは違った印象を与える動画になりかねません。

ほとんどの投稿者が切り抜き動画の投稿自体は著作権者に許可を求めているはずですが、切り抜き動画の内容次第では著作権者から動画の削除を求められる場合もあります。このようなケースに陥らないためにも、切り抜き動画を作成する際には配信全体を視聴し、配信者の文脈を無視して一部分のみが強調された編集とならないように注意するようにしましょう。

まとめ

切り抜き動画は、コンテンツの内容を自身で考える必要がないため、比較的誰でも簡単に参入・収益化ができるジャンルです。著作権者に許可を取るなど、正しい手順を踏んで作成すれば法的に問題になることも少なく、また、編集自体も無料ツールを使って誰でも簡単に行えるため夢のあるジャンルといえるのではないでしょうか。

切り抜き動画はこれから益々需要が伸びていくと考えられています。これを機に、あなたも切り抜き動画のチャンネル運営を始めてみてはいかがでしょうか。

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