「SNS運用代行サービスの費用相場を知りたい」と思っている方もいるでしょう。
SNS運用代行サービスの費用相場は、サポート範囲により異なります。
例えば、テキストの投稿のみであれば月額20,000円ほどで依頼できるケースもあります。
一見魅力的に感じるサービスですが、SNS運用代行の利用にはデメリットもあるので注意しましょう。
今回は、SNS運用代行サービスの費用相場やメリット・デメリット、おすすめのサービスなどをご紹介します。
本記事を最後まで読めば、どのくらいの費用でSNS運用代行を依頼できるかわかりますので、
ぜひ参考にしてください。
目次
SNS運用代行でしてくれること
SNS運用代行はTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSの運用を代行してくれるサービスです。具体的なサービス内容は、主に以下の7つです。
- アカウント運用の戦略・企画
- アカウントの開設
- 投稿代行
- コメントへの返信
- 広告の運用
- レポートの作成
- スケジュール管理
- キャンペーンの企画と実施
それぞれ解説します。
アカウント運用の戦略・企画
SNSといってもさまざまな媒体があり、利用ユーザーや相性のよい商品・サービスが異なります。SNS運用代行は、アカウント運用の目的や方向性、どのように運用していくかなどを示してくれるでしょう。
アカウントの開設
プロフィールの入力、必要なテキストの準備、カバー・アイコン写真の設定など、アカウント開設に必要な作業を代行してくれます。
投稿代行
作成した記事や写真などを、SNSに投稿する作業を代行します。ターゲットとする閲覧者に合わせた媒体やタイミングで、写真やイラスト、ビデオなどを投稿してくれるでしょう。
コメントへの返信
SNSに投稿した記事や写真に対してコメントなどのリアクションがあったときに、コメントの内容を確認して返信をします。コメントへの返信は、ブランドイメージの維持につながるでしょう。
広告の運用
ターゲットの年齢や生年月日、居住地などの基本情報から、引っ越しや結婚などのライフイベント、特定のコンテンツを通したほかのユーザーとのつながりなど、ターゲット個々の特徴に合わせて、最適な広告を配信します。
レポートの作成
記事作成や投稿、コメントへの返信や広告の運用など、SNS運用代行の結果をまとめたレポートを作成します。レポートをもとにミーティングを行い、改善案を提示するサービスを提供していることも多いです。
スケジュール管理
投稿のスケジュールを管理し、適切なタイミングでコンテンツを公開します。特定の日時やイベントに合わせた投稿の予約、戦略的なタイミングでの投稿などを代行してくれるでしょう。
キャンペーンの企画と実施
特定のキャンペーンやイベントに関連する投稿やプロモーションを企画し、実施します。コンテストやプレゼント企画、広告キャンペーンなどを通じて、ブランドの認知度やエンゲージメントの向上を目指すのです。
SNS運用代行を利用するメリット・デメリット
SNS運用代行にはメリットが多いですが、デメリットも存在します。
SNS運用代行を利用するメリット
SNS運用代行を利用するメリットは、以下の3つです。
- 作業時間を削減できる
- SNS運用による効果を高められる
- 結果を分析してくれる
それぞれ解説します。
作業時間を削減できる
SNS運用代行を利用する最大のメリットは、SNS関連の業務にかける時間や手間を削減できることです。SNS運用代行サービスを利用すれば、SNSに関わる業務を一括で管理してくれるため、SNSの運用にかけていた時間を、ほかの業務に振り分けることができます。
SNS代行を利用せず、ほかの業務が忙しくSNSへの投稿や返信が滞ると、ターゲットに不安や不満を感じさせる可能性があるのです。
SNS運用による効果を高められる
SNS運用代行サービスを提供している会社は、SNSに関する専門的な知識や実績をもちます。そのため、競合相手の分析や最適な記事の投稿、ネガティブなコメントへの適切な対応などを行えるでしょう。SNS運用代行を利用すれば、フォロワー数の増加などの成果を得られる可能性が高くなります。
結果を分析してくれる
SNS運用代行サービスでは、SNSの成果や効果を分析し、レポートを提供してくれます。フォロワー数やエンゲージメント率、クリック数などのデータを分析し、効果的な戦略を立案してくれるでしょう。
SNS運用代行を利用するデメリット
SNS運用代行を利用するデメリットは、以下の3つです。
- 炎上する可能性がある
- 費用がかかる
- 業者とコミュニケーションが取りづらい
それぞれ解説します。
炎上する可能性がある
SNS運用代行を利用するデメリットとして、まず挙げられるのが炎上の可能性です。SNSはターゲットと直接的にコミュニケーションが取れる媒体です。そのため、社会の風潮に合わない投稿やターゲットの意にそぐわない返信は、炎上につながる可能性があります。
炎上を回避するには、運用代行会社に対して事前に明確なガイドラインを提示する必要があるでしょう。
費用がかかる
SNS運用代行は費用がかかるサービスです。最初からすべてのSNSで運用代行を依頼すると、経費ばかりがかさんで赤字になる可能性があります。ターゲットやSNSの特徴・傾向をよく見極めて、運用代行を利用する媒体を決める必要があるのです。
業者とコミュニケーションが取りづらい
SNS運用代行会社とのコミュニケーションはリモートで行われる場合が多く、タイムリーな対応やコミュニケーションの円滑さに欠けます。コミュニケーションのミスや誤解が生じる可能性があるため、明確なコミュニケーションプロセスを確立することが重要です。
SNS運用代行サービスの費用相場
SNS運用代行サービスの費用相場は、サポート範囲によって以下の3段階にわかれます。
- 月額20,000〜100,000円
- 月額100,000〜300,000円
- 月額500,000円〜
費用相場ごとのサポート範囲を解説します。
月額20,000〜100,000円
基本的な投稿作成と投稿のみを代行してもらう場合は、月額20,000〜100,000円が相場です。この費用相場でサービスを依頼する場合は、コメントへの返信や広告の運用、競合相手の分析などの業務は自身で行う必要があります。
投稿する記事の数も限られるため、はじめてSNS運用代行サービスを利用する場合に向いています。
月額100,000〜300,000円
投稿作成と投稿に加えて、コメントへの返信を依頼したい場合の費用相場は、月額100,000〜300,000円ほどです。ひととおりのSNS管理を代行してくれる料金帯で、サービス会社によってはレポートの作成も行ってくれます。
記事や写真の質を一定水準まで上げることができ、投稿数も増やせます。SNS運用代行サービスを利用する平均的な相場が、月額100,000〜300,000円といえるでしょう。
月額500,000円〜
ひととおりの運用代行にプラスして、広告運用や分析などを依頼したい場合の費用相場は、月額500,000円〜です。この料金帯で受けられるサービスには、広告運用のほかに競合相手の分析、レポートをもとにした改善点の提案などのミーティングが含まれます。
ミーティングで決定した方針をもとに、SNS運用のほぼすべての業務を依頼できます。SNSの専門家によるトータル的なサポートを希望する場合には、月500,000円以上の予算を確保する必要があるでしょう。
また、月額料金のほかに初期費用が必要なケースもあるため、事前に確認しましょう。広告の運用を依頼する場合は、別途広告費がかかります。SNS運用代行サービスの料金とは別に、予算を確保してください。
SNS運用代行サービス会社の選ぶときのポイント
SNS運用代行サービス会社の選ぶときのポイントは、以下の6つです。
- 知識と経験は豊富か
- ポートフォリオが掲載されているか
- サービス内容は自社に適しているか
- コミュニケーションとサポート体制が充実しているか
- 予算と費用は自社に適しているか
- 口コミやレビューに問題はないか
それぞれ解説します。
知識と経験は豊富か
SNS運用における知識と経験は重要です。SNS運用代行サービス会社を選ぶ際は、どのようなクライアントの運用を代行してきたのか、どの程度の結果を出してきたのかを確認しましょう。
ポートフォリオが掲載されているか
ポートフォリオ(実績)では、代行業者の実力を確認できます。ポートフォリオが掲載されていない場合は、知識や経験が乏しい代行業者の可能性があるでしょう。
ポートフォリオが魅力的な代行業者にSNS運用代行を依頼することで、高い成果を望めるかもしれません。
サービス内容は自社に適しているか
会社が提供する具体的なサービス内容を確認し、自社のニーズや目標と合致しているかを確認しましょう。サービス内容が自社に適している業者を選ぶことで、満足のいくSNS運用してくれるでしょう。
コミュニケーション体制が充実しているか
SNS運用代行の依頼後、業者とのコミュニケーション手段は基本的にビデオ通話や電話、メールなどになります。特にSNS運用の知識が少ない方からすると、代行業者とのコミュニケーションがこまめに取れないと不安でしょう。
安心してSNS運用を任せるために、代行業者とのコミュニケーション体制が充実しているかを確認しましょう。具体的には、初回問い合わせ時のレスポンス速度やコミュニケーション手段を確認してください。
予算と費用は自社に適しているか
自社の予算に合わせて会社を選ぶことも重要です。価格設定や契約条件を比較し、提供されるサービスのコスト効率を考慮しましょう。
ただし、安価な業者を選ぶことが、必ずしも最良の選択肢ではありません。予算を抑えても成果が出なければ意味がないので、費用と提供されるサービスを比較して検討しましょう。
口コミやレビューに問題はないか
ほかのクライアントやユーザーからの口コミやレビューを参考にすることも重要です。信頼性や得られる結果などについて、実際の利用者の意見を参考にしましょう。
SNS運用代行サービス徹底比較
おすすめのSNS運用代行サービスをご紹介します。
- Members(メンバーズ)
- SmartPR(スマートPR)
- Gaiax-Sosial Media Marketing
- FrontSupport(フロントサポート)
- Write Up!(ライトアップ)
- GLOBAL LINK JAPAN(グローバルリンクジャパン)
- BUCKET(バケット)
- Cyber Buzz(サイバー・バズ)
- テテマーチ
- SNSアンバサダー
- 新大陸
- MARQS(マークス)
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
Members(メンバーズ)
Membersは、ソーシャルメディアマーケティングを推進することを目的とし、企業がもつ複数のSNSを一括運用して企業とターゲットのエンゲージメントを強めてくれるサービスです。日本でメジャーな、TwitterやFacebook、Instagram、YouTubeなどのほかに、微博(ウェイボー)などの海外SNSにも対応しています。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE・YouTube・LinkedIn・WeChat・微博(ウェイボー)など
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社メンバーズ
SmartPR(スマートPR)
SmartPRは、SNSの企画立案やターゲットにアクションを促すための支援、SNS運用時の日々のオペレーションなど、SNSの運用に必要な工程を代行してくれるサービスです。はじめてSNS運用代行サービスを利用する企業へのサポートが手厚いことが特徴でしょう。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社World Wide System
Gaiax-Sosial Media Marketing
Gaiaxでは、業界トップクラスの幅広いSNS支援サービスを展開しています。自社の悩みに寄り添った企画書を作成してくれる柔軟性が特徴です。サービスはパッケージ化されておらず、完全カスタマイズで依頼します。自社ならではの強みを活かして、効果的なSNS運用を行ってくれるでしょう。
対応SNS:Twitter・Instagram・TikTok・Facebook・LINE・LinkedIn・YouTube
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社ガイアックス
FrontSupport(フロントサポート)
FrontSupportは、各SNSの特徴に合わせた運用代行を行い、課題解決をサポートするサービスです。海外向けSNSの運用代行にも力を入れており、Twitter やFacebook、Instagram、LINEの国内・海外向けアカウントを、ワンストップで代行できます。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:アディッシュ株式会社
Write Up!(ライトアップ)
Write Up!は、投稿コンテンツの企画・制作や投稿代行、コメント・メッセージの監視と返信、レポート制作、改善提案、リプレイスなどをサポートするサービスです。コメントやメッセージは人の目による監視を行い、炎上の種がないか確認します。コメントの監視だけなど、部分的な業務代行依頼も可能です。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE
料金:月額30,000円〜
運営会社:株式会社ライトアップ
GLOBAL LINK JAPAN(グローバルリンクジャパン)
GLOBAL LINK JAPANは、訪日外国人に向けたSNS運用代行サービスや、各SNSのフォロワー獲得ツール(AI搭載)など、特色のあるサービスを展開しています。SNSごとにわかりやすくプランがわけられていることも特徴です。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE・YouTube・TikTok・WeChat・微博(ウェイボー)
料金:要見積り
運営会社:株式会社グローバルリンクジャパン
BUCKET(バケット)
BUCKETは、SNSを効果的に活用するための企画と運用をサポートするサービスです。実際に運用代行を行いながら、継続的に改善を続ける運用力が強みでしょう。コンテンツの作成や広告運用の代行も行っています。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINEなど
料金:要見積り
運営会社:株式会社バケット
Cyber Buzz(サイバー・バズ)
Cyber BuzzはInstagramの運用に強く、企画・制作・投稿・広告キャンペーンの企画と実施など、Instagramの運用のすべてを代行してくれるサービスです。Instagram以外に、TwitterやFacebookの運用も請け負っています。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社サイバー・バズ
テテマーチ
テテマーチは、InstagramやTwitter、TikTokを中心に運用を支援してくれるサービスです。クライアントごとに、ディレクターやライター、プランナーなどを設けたチーム体制を構築するなど、手厚いサポートが特徴です。ターゲットと目的に合わせた戦略の立案から企画まで、総合的にサポートしてくれます。
対応SNS:Instagram・Twitter・TikTok
料金:月額600,000円〜
運営会社:テテマーチ株式会社
SNSアンバサダー
SNSアンバサダーは、自社撮影スタジオをもつ特徴を生かし、SNS映えする写真や映像を作成してくれます。専属のSNSライターがつき、コンテンツ作成から投稿までサポートしてくれるSNS運営代行サービスです。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE
料金:月額100,000円〜(ライトプラン)、月額200,000円〜(ベーシックプラン)、月額500,000円〜(プレミアムプラン)
運営会社:株式会社ジェー・ピー・シー
新大陸
新大陸は、セクションごとに専門家を4人置いてサポートしてくれる運用代行サービスです。東京と静岡県浜松市をメインにサービスを展開しており、直接の取材を受けられる特徴があります。
対応SNS:Facebook・Instagram
料金:月額299,800円(税抜)〜
運営会社:株式会社新大陸
MARQS(マークス)
MARQSは、時代やターゲットに合わせたアプローチの立案や広告運用など、総合的なマーケティング支援を行う運用代行サービスです。打ち合わせでのヒアリングに重点を置いています。
対応SNS:Twitter・Facebook・Instagram・LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:MARQS株式会社
おわりに
SNS運用代行サービスの費用相場は、テキスト投稿などの簡単な作業であれば月額20,000〜100,000円で依頼できます。レポート作成やテキスト作成・投稿などの基本的な作業の運用代行であれば、月額100,000〜300,000円で依頼できます。より成果を求めるなら、月額500,000円〜のサービスの利用を検討するとよいでしょう。
SNS運用代行サービスの選び方を押さえて、自社に適したサービスを活用しましょう。どの代行業者がよいかわからない場合は、ぜひ本記事でご紹介したSNS運用代行サービスの利用をご検討ください。
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