コラム

動画制作・編集

格安で動画制作を外注するメリット・デメリットと依頼のポイント

公開日:2022/07/04

ビジネスシーンで幅広く使われるようになった動画コンテンツを
情報量の多さと拡散力の高さから、自社でも活用しようと考えている人が多いのではないでしょうか。
しかし、そこで迷ってしまうのが外注する制作会社です。
できれば格安で企業に外注したいけれど
安すぎてきちんと制作してくれるのか不安になってしまうことがあるかと思います。
そこで今回は、格安企業に動画制作を外注するメリットやデメリット・具体的な方法を解説していきます。
記事後半では、格安で発注できる動画制作会社も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

格安企業と個人クリエイターの動画制作の相場

制作会社やプロの動画クリエイターには格安で依頼を受けていることもあります。個人クリエイターと格安企業に依頼した場合の相場は以下のとおりです。

動画の種類	格安企業に依頼する場合	個人クリエイターに依頼する場合
YouTube動画の編集	5万円～	簡単な動画編集やテロップ挿入　5万円～　/　動画編集や動画制作　5万～50万円
商品・サービス紹介	50万円～
会社などの施設紹介	30万円～
人材採用動画	50万円～
セミナー・イベント系	15万円～
アニメーション	30万円～
テレビCM	100万円～
研修用動画	5万円～
VR動画	20万円～

YouTubeにアップロードするための簡単な動画編集であれば、5,000円代から依頼することができます。

駆け出しの個人クリエイターに依頼する場合、実績作りのために上記の相場よりも安く請け負ってもらえることもあります。さらに動画の内容や交渉次第でも相場より安く外注できるケースも少なくありません。経験値の少ないクリエイターに依頼すると動画の質に不安があるかもしれませんが、とにかく格安で動画制作がしたい場合には依頼するのも手です。

ただし、動画制作はさまざまな条件により価格が変化するものです。上記の相場はあくまでも参考程度にしてください。

一般的な企業の動画制作の相場

次に、一般的な企業に動画制作を外注したときの相場を紹介します。具体的には次のとおりです。

動画の種類	費用相場
YouTube動画の編集	10万～20万円
商品・サービス紹介	30万～100万円
会社などの施設紹介	30万～200万円
人材採用動画	50万～200万円
セミナー・イベント系	15万～50万円
アニメーション	30万～100万円
テレビCM	50万～300万円
研修用動画	5万～200万円
VR動画	20万～500万円

格安企業や個人と比べると、3倍ほど高額な傾向にあります。特にアニメーションなどの高度な技術が必要な動画は、相場よりもさらに高くなることが多くあります。さらに、制作会社によっての得手不得手や経験値によってもかかる工数などが変わってくることは往々にしてあります。

こちらも動画の内容によって実際の見積りは異なるので、参考程度にしてください。

格安企業に外注するメリット

格安で動画制作したいなら、個人クリエイターに依頼することも1つの選択肢です。

しかし、メリットを考えるのであれば、個人クリエイターよりも格安企業に外注したほうが良いでしょう。格安企業に依頼するメリットは主に3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

定額プランが用意されている

格安企業に外注するメリットとして、定額プランが用意されている点が挙げられます。格安企業のなかには、決まった条件内であれば初期費用で何度も修正対応可能なプランを用意しています。動画に少しでもこだわりたいときに便利です。

通常、一般的な動画制作の契約だと修正回数が限られていることが珍しくありません。当然、工数が一定数を超えると別途追加費用が発生します。何度も修正依頼をすれば、当初の予算よりも大きく膨れ上がったというパターンもあり得るでしょう。

その点、格安企業では上限なしのプランが用意されているケースがあるので安心です。動画の内容に妥協したくない人は、定額プランを重視して制作会社を探してみるといいでしょう。

個人クリエイターより品質が安定している

動画の品質が安定していることも格安企業に外注することのメリットです。

個人クリエイターの場合、提示した予算や納期によって品質が変わり、想定した動画にならないケースがあります。依頼した個人クリエイターによっては他案件で手一杯で、細かな要望に応じてくれないこともあるでしょう。

一方、企業の場合は複数のクリエイターを抱えているため、案件に割り振れるリソースも個人クリエイターよりは多くなります。また、あまりにも低い品質の動画では会社のイメージダウンにつながるため、どんな条件であれ最低限のクオリティを担保に努めてくれるでしょう。長期的に制作を依頼するのであれば、品質にムラのない企業の方がベストといえます。

動画制作以外のサポートがある

格安企業に外注すると、動画制作以外でもサポートが豊富な点が大きなメリットです。具体的には動画の運用方法や動画を使ったマーケティングなどのサポートがあります。制作会社によっては広告事業を手がけている場合が多くあり、そういったノウハウを共有してもらえるのです。

仮に動画を集客目的で運用するなら、アフターサポートがある制作会社を選ぶことで予算以上の効果を期待することができます。個人クリエイターの場合はほとんどの場合制作で手一杯で、それ以外のサポートはあまり期待ができません。

格安企業に動画制作を依頼する場合のデメリットとして、個人クリエイターに比べてコストが高くなり、融通が利きづらい場合があります。また、社外コミュニケーションとなるため意思疎通が大変という方もいらっしゃるでしょう。企業に見積もりや問い合わせをする際に、企業のルールやどの程度融通が利くか、しっかり確認しておきましょう。

コストは高くなりますが、納品時の安定した品質や細かなサポートを受けたい場合は個人クリエイターよりも企業を選んだほうが良いでしょう。

少しでも制作費用を抑えるために必要なこと

ここからは格安企業だけに外注するだけではなく、さらに制作費用を抑えるためのポイントを解説していきます。具体的には以下のとおりです。

企画・構成を考えておく
打ち合わせは最小限に抑える
素材は自分で用意する
部分的な素材だけ依頼する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

企画・構成を考えておく

まず、動画制作を依頼する前に、あらかじめ企画・構成を考えておきましょう。

動画制作費用には企画の立案など、ディレクション費用も含まれることが多いです。そのため、自前で企画・構成を用意することで、費用を削減することができます。定期的に動画制作を外注するのであれば、企画・構成書のテンプレートを作っておくと、急ぎで動画制作を依頼したいときに便利です。制作会社によっては無料で企画・構成書を提供してくれることもあります。

なるべく格安で動画制作を依頼したいときは、企画・構成を自分たちで作るように検討してみてください。

打ち合わせは最小限に抑える

次に重要なのは、打ち合わせを最小限に抑えることです。

外注先との打ち合わせが増えると、その人件費を見積りに上乗せされる可能性があります。なるべく1回の打ち合わせで外注先に動画の企画をしっかり伝え、無駄な打ち合わせが増えないようにしましょう。仮に動画のイメージや運用法がまとまっておらず、打ち合わせが増えてしまうと、追加費用を請求される可能性があります。当初の納期も伸びてしまい、計画が破綻することもあるでしょう。

制作会社と打ち合わせを行うときは、事前に話の内容をまとめておくようにしてください。

素材は自分で用意する

できるだけ素材を自分で用意することも費用を抑えるポイントです。

外注先に一から素材を制作してもらう場合、別途費用が必要となります。場合によっては撮影スタジオなど、設備費用も必要になるので気をつけてください。たとえば商品紹介動画の場合、動画に使う商品の撮影は自分たちで行えば費用を抑えることができます。もちろん撮影用の機材が必要となりますが、機材のレンタルサービスなどを使えば、そこまで大きな負担とはならないでしょう。

費用を抑えたいのであれば、外食より自炊といったイメージで、できる限り自分で用意するようにしましょう。

部分的な素材だけ依頼する

どうしても予算を抑えたいときは、部分的な素材だけを依頼するのも有効な手段です。

技術が必要な大がかりな演出だけ作ってもらい、残りは自分たちで編集を行います。外注するのは素材部分だけなので、動画1本の制作費用よりも安く抑えることが可能です。もちろん制作してもらった素材を編集する技術は必要ですが、大きなコストカットになります。

昨今ではYouTubeなどで動画編集のノウハウが気軽に入手できるので、どうしても予算を抑えたければ学んでみるといいでしょう。

格安で高品質な制作会社

ここからは、具体的に格安で高品質な動画制作を行っている会社を6つ紹介していきます。どの制作会社も独自の魅力があるので、自分たちのニーズに合った制作会社を見つけてみてください。

Mチーム（MTEAM）

Mチーム（MTEAM）は、過去に制作した動画が累計10,000本以上と圧倒的な実績があります。

高いクオリティの動画制作を心がけているのはもちろん、企業向けに動画の運用サポートも行っていながら、SNS広告動画であれば2万円〜、YouTubeも動画設定やサムネイル込で5万円〜依頼可能です。経験豊富なディレクターがいますので、相談するだけで企画から構成まですべて丸投げできるのも特徴的です。

ご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。ご状況に応じたプランをご提案させていただきます。

株式会社サムシングファン

株式会社サムシングファンは、企業・自治体向けの動画に強い制作会社です。「価値を映す」をモットーに低価格で高品質な動画制作を提供しています。

基本的な案件の見積りは無料で行っているため、気軽に相談することが可能です。企画・構成についても簡単なものであれば無料で作成してくれます。動画の知識がない企業にとっては、心強い味方となってくれることでしょう。

品質とコスパの両方を重視しているなら、ぜひ問い合わせてみてください。

ヴェン.カンパニー

ヴェン.カンパニーは、豊富なプランに定評のある制作会社です。多用なニーズに応えるために、低コストの制作プランを業界でもいち早く取り入れています。

特徴的なのは、低コストのプランでも品質がまったく落ちないことです。独自の管理システムを用いており、無駄な工数を減らしてコストを抑える工夫をしています。3万件を超える制作実績があり、優れたノウハウを持った制作会社です。

少ない予算で長期的な動画運用を考えているなら、相談してみるといいでしょう。

Global Japan Corporation

Global Japan Corporationは、動画マーケティングに強みのある制作会社です。動画を使った集客方法についてはずば抜けたノウハウがあり、さまざまな企業との取引実績があります。

最低依頼料金として3～10万円の制作プランがあり、中小企業でも気軽に相談することができます。ただ動画制作を請け負ってくれるだけではなく、運用方法まで細かく説明してもらえるので安心です。

動画マーケティングを低予算で行いたい場合はイチオシの制作会社といえます。

動画のワールド

動画のワールドは「脳科学からの動画コンサルテーション」という独自の制作理念を持つ会社です。理念のとおり、脳科学を基本にした動画マーケティングを得意としています。同時に安価でCGアニメーション制作を行っている点も魅力です。

社内教育向け動画やHow to動画など、CGアニメーションが真価を発揮する場面は多くあります。それを格安で依頼できるのは、動画のワールドだけといっても過言ではありません。ほかにもニーズに合わせて多くのプランが存在します。

CGを使った動画制作を依頼したい場合は、真っ先に問い合わせてみてください。

オーシャンズ

オーシャンズは、格安映像制作を自負する会社です。格安ながら対応している動画のジャンルは多岐に渡り、技術力には定評があります。

基本プランの1つである「スピードプラン」では15秒～60秒尺の動画を18,000～48,000円で依頼可能です。CGなどを使った簡易アニメーションで、依頼者の意図を汲んだわかりやすい動画に仕上げてくれます。制作は担当者が一人で行うため、信頼関係を築きやすいのもポイントです。内容によっては最短2日程度で納品してくれる点も見逃せません。

急ぎで動画コンテンツが必要になったときに、依頼してみるといいでしょう。