【総まとめ】無料動画サイト10選|エンタメからビジネスまで見放題!

ビジネスでもプライベートでも活用している人が珍しくなくなりました。
この記事では、おすすめの無料動画サイトを10個ご紹介します。
YouTube

Googleが2020年12月に開催した「Brandcast2020」で、日本での月間YouTube利用者数は6500万人以上、ユーザーの年齢層も18歳~64歳と幅広いことがわかりました。
2005年2月にアメリカで動画共有プラットフォームとして開設されたYouTubeは、瞬く間に世界で2番目に大きな検索エンジンへと成長したのです。
2019年5月現在、YouTubeには毎分500時間以上のコンテンツがアップロードされており、毎日10億時間以上のコンテンツが視聴されています。YouTubeのサービスは基本的に無料で使用でき、アカウントを持っていなくても動画視聴可能なのが特徴的と言えるでしょう。
YouTubeはYouTube広告でさまざまな広告メニューを提供していますが、一方定額制サービスである「YouTube Premium」で映像・音楽の広告なしでの再生も可能になりました。
YouTubeはビジネスでもプライベートでも使い勝手の良い動画サイトと言えるでしょう。
参照元:Tubefilter「毎分500時間以上のコンテンツがYouTubeにアップされるようになりました」
ニコニコ動画

ニコニコ動画はドワンゴ株式会社が運営する日本最大級の動画サイトで、2006年12月に開設されましたが、現在では「ニコニコ」に内包される動画サービスという位置づけとなっています。
動画の画面上にコメントをすることができるというシステムを持つため、動画の視聴者同士が掲示板のように情報共有を行うことができるのが特徴的と言えるでしょう。
動画の閲覧や検索は会員登録すれば誰でも無料で行うことができますが、有料会員であるプレミアム会員になると回線が混雑した際でも高画質の動画を優先的に受信できるなどのサービスを受けることができます。
そして動画を収益化できるクリエイター奨励プログラムというシステムがあり、プレミアム会員からの収入やWebサイト上のバナーや動画上に表示される広告からの収入を原資に奨励金が支払われるのです。
また、ニコニコのサービスには、ニコニコ内の気に入ったコンテンツをファンが広告主となって広告を出稿して応援する「ニコニ広告」という機能があり、ニコニコ動画もこの機能を用いてさまざまな広告枠でファンに宣伝してもらうことができます。
YouTubeと比較するとニコニコ動画の方がクリエイターとファン、またファン同士の距離が近いと言えるかもしれません。
IGTV

IGTVとは、画像・動画投稿SNS「Instagram」より2018年6月にリリースされた動画投稿・視聴専用のサイトです。
Instagramのアカウントを持っていれば無料で閲覧・投稿できますが、2020年12月にアライドアーキテクツ株式会社がInstagram利用ユーザー1104名を対象に行ったアンケート調査の結果によると、IGTVを知っていると回答した人が66%だったため、まだそれほど認知度は高くないと言えるでしょう。
IGTV専用のアプリがあるほか、Instagramアプリの中にも機能として内蔵されています。また、SNS内でも利用できる動画サイトとしては珍しく、フォロワー数が1万人以上の場合60分という長尺の動画を投稿できるのが特徴的です。
2020年5月にInstagramはIGTVに広告を実装するためのテストを開始したと発表しましたが、本格的に運用が開始されればこの長尺動画を投稿できるという強みとInstagramの拡散性の高さから、IGTVを用いたSNSマーケティングがさらに活発化することが予想されます。
dailymotion

dailymotionは2005年3月に開設されたVivendi S.A.が運営するフランスの無料動画サイトです。
利用登録者数100万人以上、ユニークユーザー数は750万以上というヨーロッパで最も人気が高い無料動画サイトであるため、日々9,000以上の新しい動画がアップロードされ、1日当たり約1,600万以上のページビューがあるのが特徴的と言えるでしょう。
多言語対応を進めており、現在、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・デンマーク語・スウェーデン語・ルーマニア語・トルコ語・日本語・韓国語・中国語でサービスを利用できます。
dailymotionではパートナーになることで収益化し広告収入を得ることができますが、YouTubeのような審査は特に必要ありません。収益化についてYouTubeと異なる点は次の3つです。
- 収益が発生するのは動画再生時に広告が表示された時に限定されていること
- 自身のWebサイトをdailymotionに登録して動画を埋め込み、その再生数に応じて収益化できること
- 有料コンテンツを配信できること
収益化の手続き自体は難しくありませんが、ルールが細かく設定されているので内容をよく確認するのが望ましいでしょう。
PandoraTV

PandoraTVは2004年10月に開設されたパンドラTV社が運営する韓国の無料動画サイトで、英語・中国語・日本語・朝鮮語の4か国語に対応しています。
アクセス過多でトラフィックが増えてしまった場合は動画を視聴することができませんが、プレミアム会員に登録することで安定した動画視聴を楽しむことができます。
Googleやカカオトークのアカウントからでもログインできるので、一度内容を視聴してから本格的に登録するというのも良いでしょう。
韓国向けの動画広告ネットワーク「プリズム」からの広告収入、他社広告ネットワークからの広告収入などで運営されているので広告が表示されますが、公式サイトには収益化についての記載はありません。
bilibili

bilibiliは2009年6月に開設された上海幻電信息科技有限公司と上海寛娯数碼科技有限公司が運営する中華人民共和国の無料動画サイトです。
アニメのコンテンツがとても多いことと、ニコニコ動画のコメントのように画面内にコメントが表示できる機能(bilibili弾幕網と呼ばれる)があることが特徴的と言えるでしょう。
またbilibiliは動画内に広告が流れないので、収益化は難しいのではないかと考えてしまいがちですが、収益化する方法が4つもあります。
- bilibili創作激励計画(再生数に応じた報酬が直接bilibiliから支払われる)
- 投げ銭・充電システム(投げ銭は動画ごとにお金を支払い、充電は配信者にお金を支払う)
- 懸賞プログラム(動画下にバナー広告を設置し広告収入を得る)
- 企業プロモーション動画作成による報酬(クリエイターが企業とコラボしてPR動画をアップする)
ただし、収益を得るための条件があったり、収益を得ても中国の銀行口座で受け取る必要があったりと、日本で運用するには難しい面もあるので、詳細をよく確認してから収益化をするのが望ましいでしょう。
FC2動画

FC2動画とは、2007年11月より開設されたアメリカの法人FC2の運営する無料動画サイトです。代表が日本人なので、最初は日本語のコンテンツとして開始し今では12言語で展開されています。
動画の再生や視聴は制限があるものの会員でなくても行えますが、動画をアップロードするためには会員登録が必要で、さらに会員は無料会員と有料会員に分けられます。
有料会員になると高画質・高速などの「優遇機能」を活用することができ、さらに無制限に動画を視聴することができるようになるのです。
また、FC2動画では広告掲載を受け入れていますが、収益化はこれとは別で動画アフィリエイトという制度で行います。「動画アフィリエイト」は、自分がアップロードした動画プレーヤー内やブログなどの外部に貼ったFC2動画のプレーヤーのリンク経由でユーザーが有料会員登録をすると、紹介報酬が発生する仕組みです。報酬はポイントで支払われるため、換金申請を必要とすることに注意が必要です。
优酷

优酷(YOUKU)は、2006年12月に開設された中華人民共和国の优酷信息技术(北京)有限公司が運営する無料動画サイトです。
名称にかっこいいという意味の英語「cool」に「酷」を当て字として用いたのは、「この世界はクールです」という会社のブランドイメージを表現するためです。
中国版YouTubeとも呼ばれていたことがあり、日本でも人気が高いサイトですが、一部の動画(日本のアニメやドラマなど)は日本からのアクセスを規制しており、「The clip has been blocked in your region」と表示されて視聴することができません。
优酷には広告収益を得る仕組みがあり、优酷に広告主として登録している企業とユーザーが契約し広告主が宣伝したい商品やサービスのCMを動画の前後に設置します。動画が再生されるとCMも再生され、宣伝料として広告主からユーザーにお金が振り込まれます。
Veoh

Veohは正式名称を「Veoh Video(ヴィオ・ヴィデオ)」と言い、2005年9月にアメリカで開設され2013年にFC2にサイト運営権が譲渡された無料動画サイトです。
既にFC2動画という無料動画サイトを持っているのに、どうしてサイト運営権を譲渡してほしいと考えたのか不思議に思う人も多いでしょう。
VeohはFC2動画にはない特徴がいくつもあるので、それらを比較して表にまとめてみました。
Veoh | FC2動画 | |
---|---|---|
投稿できる動画容量 | 無制限(100MB以上を推奨) | ・無料会員1GB ・有料会員2GB |
視聴できる動画 | すべての投稿動画は無料で視聴できるが、30分以上の動画を視聴するには無料会員登録が必要 | 販売動画は所定のポイントを支払って視聴する必要がある |
動画の公開範囲 | Veoh Pro版に登録し、各サイトのアカウントを持っていれば「YouTube」「Google Video」「MySpace」に自動的に動画をアップロードすることが可能 | 非公開・全員に公開・友だちにのみ公開・有料会員のみに公開から選択する |
アップロードできるファイル形式 | AVI・WMV・QuickTime(拡張子がMOVのファイルが投稿でき、MQVのファイルはエラーメッセージが出るので投稿できない)・MPEG4(DivX・Xvid) | flv、avi、wmv 他、各種MPEG |
画質 | Veohプレーヤーを利用することでフルスクリーン・高画質で視聴可能 | ・解像度160×120 ~ 640×480 の範囲内 ・コマ数8fps~15fps |
FC2動画は短めの動画を手軽に楽しみたいユーザー向けで、Veohは映画のような長尺かつ高画質を求めるユーザー向けなのがわかります。
動画内には広告がなく、収益化の方法が以前はあったようですが現在ホームページ内には記載がありません。動画視聴に特化して使用するのがおすすめです。
TED

TED(Technology Entertainment Design)は正式名称をTED talksと言い、世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催・配信している非営利団体のTEDがインターネットを通じて行っている、2006年に開始された動画の無料配信プロジェクトです。
TED talksで使用できる言語は110種類以上あり、TEDの事業で行われた学術・エンターテイメント・デザインなどのさまざまなジャンルの講演の中から選ばれた3,700本以上の動画が公開されています。
TEDの精神は「ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」と表現され、カナダのバンクーバーで毎年開催されるTEDの中心的な活動であるTED Conferenceにとどまらず、さまざまな事業のかたちで世界中に広まっています。ジェームズ・ワトソン、ビル・クリントン、ジミー・ウェールズといった非常に著名な人物が講演を行っているのが特徴的と言えるでしょう。
TED Conferenceに出席するためには審査を受けたうえで年会費10,000ドルを支払って、TEDの会員になる必要があるのですが、TED talksを使用すればすぐにさまざまな講演を聞いて自分のビジネスやプライベートに役立てられます。
また、時間のない人でもスマホで手軽に講演会の動画を視聴できるよう、アプリも用意されています。TED talksは、業界の有識者の話を直接聞きたい人のための無料動画サイトだと言えます。
TED talksに広告はありませんが、メンバーシップで毎月5ドルの寄付をすることができます。
まとめ

無料動画サイトは種類が増加し、目的に応じてサイトを選択できるので、まずは自分が無料動画サイトで何をしたいのか、優先したいニーズは何かを整理するのが望ましいでしょう。
収益化や広告の表示についても、各無料動画サイトにおいてオリジナリティのある形式を取っているので、ビジネスで活用する場合は必ず公式サイトのヘルプなどに目を通し、詳細を確認することをおすすめします。
ぜひ無料動画サイトを自分に合った形で積極的に活用してみてください。
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