コラム

Goproで風景を撮る人
動画制作・編集

【GoPro入門】GoProの選び方を徹底解説!

プロアマ問わず多くの人に愛されるGoPro。
アクションカメラの代名詞とも言うべきGoProですが、現在公式サイトで販売されているだけでも4モデル、旧モデルも含めるとさらに複数のモデルが発売されています。
今回は「GoProってなに?」「使いたいけど選び方がわからない」そんな人に向けたGoProの種類、機能や使い方、相場や様々なシーンに合わせた選び方まで徹底解説していきます。

Goproとは

Goproで山と川を撮影する

GoPro(ゴープロ)は、アメリカの企業GoPro,Inc.からレジャーやスポーツなど様々な場面での使用を想定して製造販売されている、写真・動画撮影が可能なウェアラブル(アクション)カメラの総称です。

コンパクトかつ軽量、優れた防水性などアウトドアでの撮影に必要な機能を多く備えているため、プロアマチュア問わず多くの人に愛用されています。価格帯も一台数万円と、高画質多機能なウェアラブルカメラとしては比較的安価で手に入るのも魅力です。様々なスポーツシーンでの使用を想定されているため、公式から多くのアタッチメントツールが販売されているのも多くの人に愛される理由の一つです。

GoProはどんな時に使う?

カイトサーフィンを楽しむ男性

GoProは屋外での撮影に利用することを想定して作られた小型カメラです。

小型かつ軽量なため持ち運びに適しているカメラと言えます。三脚やセルフィーで利用する自撮り棒、ヘルメットや自転車などに直接装着するマウントを購入することで、様々な角度やハンズフリーでの撮影が可能です。そのため両手を使用する屋外アクティビティでの撮影や、多くの荷物を持参する必要がある旅行・レジャーでの撮影などに使用されることが多いようです。

GoProは型番によって搭載されている機能に違いがあります。使用シーンにあった型番のGoProを選ぶことも重要です。

GoProの機能や特徴

Goproで火山の火口を撮る男性の手元

GoProは数種類の型番が販売されていますが、そのどれもに共通する機能や特徴がいくつかあります。GoProに標準装備の機能はどの機能もアウトドアシーンで滑らかな映像を撮影するために必須の機能と言えます。

広角レンズ

GoProでは標準装備されている魚眼レンズを使い広い範囲を撮影することが可能です。広角、挟角、リニアの3種類のレンズから撮影モードを選ぶことができ、魚眼レンズで撮った際のゆがみの大きさを調整できます。小型カメラながら、広角レンズを使用した広範囲の撮影とゆがみの調整ができる点はGoProの特徴の一つです。

優れた防水性

屋外で使用するカメラにとって防水性は非常に重要な機能です。GoProはそのどれもが雨水などに対する防水性だけではなく、水中での撮影にも対応できるよう設計されています。ダイビングのような水深10メートル以上の潜水を行う場合は別売りの防水ハウジングケースの装着が推奨されていますが、プールや川など水深の浅い場所での撮影であれば本体だけで撮影が可能です。対応している深度は型番によって違いますが、本体単体で水深5メートルの防水性はどの型番でも保障されているようです。

高画質(4K対応)

高画質な写真や動画が撮影できる点もGoProが多くの人に愛される理由の一つです。GoProは高性能な手ブレ補正機能によって様々なスポーツ・レジャーなどの激しい動きも滑らかな動画撮影が可能です。型番によっては4K撮影にも対応しているため、高画質な動画撮影が必要な場面でも活躍します。

タイムラプス

GoProにはそれ単体でおしゃれな映像が撮影できる機能がいくつも搭載されています。タイムラプスは設定された任意の間隔で静止画を撮影、撮影した静止画を連続して再生する機能です。三脚などで固定してタイムラプスを利用した撮影をすることで時間の流れが感じられる一本の動画のような映像となります。また、タイムラプス機能を動きながら利用できるTimeWarpビデオを利用することで、早送りで再生しているかのようなテイストの動画撮影が可能です。

専用の編集アプリ

GoProにはスマートフォン向けに専用の純正アプリが無料で配信されています。インストール後、購入したGoProとアプリを同期することで遠隔での撮影やリアルタイムな撮影画面の確認、撮影した動画の編集を行うことできます。

複雑な動画編集には対応していませんが、写真・動画のトリミングや結合などは専用アプリ内で編集可能です。撮影した動画をすぐSNSにアップしたい時にもアプリは役立ちます。また、YouTubeなど動画投稿サイトへのライヴストリーミング機能も備わっているため、予め登録しておけば専用アプリからのライヴ配信も可能です。多くの機能が使える専用アプリが無料でインストール可能な点も、GoProが動画編集者に人気の理由の一つです。

GoProの選び方

チェックリスト

GoProに限らず、ガジェットを購入する際は搭載されている機能が気になるところです。多機能かつ高性能と言われているGoProですが、型番によって搭載されている機能や画質、価格が違います。比較的安価とは言え、数万円はするものだけに失敗しないように必要な機能を備えたものを選ぶ必要があります。

GoProと一口に言っても旧モデルも含めると十種類以上の型番が販売されており「どれから買えば良いかわからない」という声をよく耳にします。そんなGoPro初心者の方に向けてGoProを選ぶ際のポイントを機能、画質、価格の3つに分けて解説していきます。

GoProの選び方 ~機能~

GoProには多くの機能が搭載されていますが、以下の3つの機能は購入時にチェックしておいた方が良いです。

チェックすべきGoProの機能 その1【360度撮影】

GoProの現行モデルには大きく分けて二つのタイプがあります。

スポーツ、レジャーなどアクティブな動画撮影に適した通常のGoProが1つ。もう1つは360度撮影が可能なタイプのアクションカメラGoPro MAXです。360度撮影が可能なGoPro MAXはワンタッチでパノラマビューでの写真撮影が可能で、搭載されているカメラとマイクで臨場感のある動画撮影が可能です。臨場感のある動画、個性的な動画の撮影にチャレンジしたい方には360度撮影が可能なGoPro MAXがお勧めです。

チェックすべきGoProの機能 その2【タイムラプス】

GoProの現行モデルにはタイムラプス機能が搭載されています。併せて、移動しながらタイムラプス動画が撮影可能なTimeWarp機能も現行モデル全てに搭載されていますので、手軽におしゃれな動画撮影をしてみたい方には4つの現行モデルどれかがお勧めです。

チェックすべきGoProの機能 その3【防水性】

GoProは屋外での使用を前提に作られている、ためどのモデルにも防水設計が施されています。雨天での撮影や生活防水程度であればどのモデルにも搭載されているので、ダイビングなど特殊な条件での撮影を予定している人以外は特に気にする必要がない機能でもあります。

現行モデルの中ではGoPro MAXは水深5メートルまでの防水性を備えており、残りの3つのモデルは水深10メートルでの撮影が可能です。そのため、ダイビングなどで海底での撮影を計画している方にはGoPro MAX以外の現行モデルがお勧めです。

GoProの選び方 ~画質~

高画質での撮影が可能なGoProですが、もちろん型番によって画素数にも違いがあります。旧モデルに比べると現行モデルの方が画素数も多くより高画質での撮影が可能です。最新モデルのHERO9 Blackは5K対応、2000万画素とGoProの中で最も高画質での撮影が可能なモデルです。画質では次点となるGoPro MAXが1660万画素、残りの現行モデル二つが1200万画素とどれを選んでも高画質での撮影が可能ではあります。

高画質が特徴のGoProの中でも最高の画質を体験したい方はHERO9 Blackを、高画質な360度撮影を体験したい方はGoPro MAXがお勧めです。

GoProの選び方 ~価格~

高画質かつ高性能なGoProですが1台数万円とリーズナブルで本格的なカメラ体験ができる点も特徴の1つです。多機能、高画質であればそれだけ価格ももちろん高くなるので、目的と予算にあったものを選択することが重要です。機能重視や「とにかく新しいモデルが欲しい」という人は、現行モデルの中から必要な機能が搭載されているものの購入がお勧めです。

モデルによって価格は上下しますが、GoPro MAXを除く3つのモデルが30,000~40,000円程度、GoPro MAXが50,000円弱の価格で購入が可能です。

アクションカメラの入門として安価での購入を検討している方には、旧モデルのHERO7 SILVERやHERO7 WHITEもお勧めです。どちらも手ブレ補正機能なども充実、高画質での撮影も可能で20,000円程度で購入が可能です。HERO7 WHITEは4K撮影に対応していないので、4K動画を比較的安価なカメラで撮影したいという方にはHERO7 SILVERがお勧めです。

GoProのラインナップ、種類

カメラ屋の前で悩む男性

GoProはGoPro,Inc.が製造販売しているアクションカメラの総称で、現在現行モデルとして4つのモデルが公式より販売されています。新しいモデルが次々と発売される中、旧モデルを現役で使用しているカメラマンも多く、コストパフォーマンスの高いモデルとして注目されています。

GoProの最新モデル ~GoPro HERO9 Black~

GoPro HERO9 Blackは2020年9月に発売された5Kでの撮影が可能なハイスペックな最新モデルです。強力な手ブレ補正(HyperSmooth 3.0)や8倍スローモーション、GoProの代名詞タイムラプス撮影もTimeWarp 3.0の搭載でより強化されるなど、より個性的な動画撮影が可能な一台になっています。

まだまだ現役 ~GoPro HERO8 Black~

2019年10月に発売された一世代前のモデル。HERO9には及ばないものの、HyperSmooth 2.0による手ブレ補正、TimeWarp 2.0でのナイトラプス撮影など必要な機能は全て揃っていると言っても過言ではありません。挟角、リニア、広角、SuperViewの四つのレンズから撮影モードを選べるため、シーンに合わせた臨場感ある動画撮影が可能です。

360度撮影の最新モデル ~GoPro MAX~

HERO8と同時期に発売された360度撮影が可能なモデル。360度撮影のMAXモードと通常撮影のHEROモードを切り替えることができ、これ一台で二パターンの撮影体験ができるお得なモデルです。MAX HyperSmoothによる強力な手ブレ補正機能に加え、水平維持機構も強化されており、様々なアクティビティで安定した動画撮影が可能です。アプリと連携することで撮影した写真や動画を再フレームすることができ、360度映像から通常のビデオや写真を切り出すなど、お手軽におしゃれな映像が編集できます。

GoProと言えばコレ! ~GoPro HERO7 Black~

2018年9月に発売されたモデル。現行モデルでは一番古いものの、必要十分な機能が搭載されている安定感のある1台です。アクションカメラには必須の手ブレ補正もHyperSmoothによって軽減され、安定感のある動画撮影が可能です。音声認識機能も搭載されているため、各種マウントと合わせて使用することでハンズフリーでも安定した動画撮影が可能です。カメラ単体で水深10メートルまでの潜水撮影が可能な耐水性も備えており、多くのシーンで活躍できる機能を備えている1台です。

旧モデルながら今でも人気 ~GoPro HERO7 SILVER~

画素数こそ10万画素と現行モデルに劣るものの、その他の機能はHERO8と比べても遜色ないコストパフォーマンスの高いモデルです。2018年9月にHERO7 Blackと同時に発売されたモデルということもあり、4K撮影対応、水深10メートルの防水性などは搭載されていますが、HyperSmoothによる手ブレ補正機能などHERO7 Blackにはある機能でもこちらには搭載されていないものもあります。しかし、何と言ってもHERO7 Blackより比較的安価で購入できる点が魅力のモデルです。

GoPro入門機? ~GoPro HERO7 WHITE~

HERO7シリーズとしてBlack、Sliverと同時に発売されたモデル。4K撮影機能が搭載されていないため、同シリーズの2台に比べて安価で購入が可能です。

その他の機能はSilverと同様で画素数こそBlackに劣るものの、GoProの入門編としては十分なスペックを持つ1台です。現在であれば20,000円強で購入可能な場合もあり非常にリーズナブルなGoProとして今も人気のモデルです。

まとめ:動画市場の拡大とGoPro

スカイダイビングする男性

インターネット回線4Gが普及したことにより動画市場が急激に成長し、動画視聴が非常に身近になったと言われています。それに伴って動画撮影の需要も増え、昔は一部のプロやテレビ撮影などでしか使用されていなかったアクションカメラが、現在では一般的なものになってきています。中でもGoProはアクションカメラの代表格としてアクティブな動画撮影の必需品となりつつあります。最近では多くのYouTuberがGoProを愛用していることを公言し、そういった影響もあってか自身のレジャー撮影用にGoProを購入する人も増えてきています。

今回は現行機種プラス2つのモデル、計6つのモデルのみ紹介させていただきましたが、旧モデルを含めると10種類以上のGoProが現在でも多くの人に使われています。旧モデルでも十分に屋外での動画撮影を楽しめる性能ですので、購入を検討している方はぜひ旧モデルのスペック詳細なども確認してみてください。

多くのスポーツ、レジャーで活躍しているGoPro。これを機に、自身に合った1台を見つけて、おしゃれな動画撮影ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

WEBでのお問い合わせはこちら