YouTubeのマネタイズは難しい?ポイントを押さえてスムーズに収入につなげよう

そしてなにより、Youtuberと呼ばれる人たちの、面白かったり勉強や暮らしの為になったりする、YoutubeチャンネルもYoutubeならではの楽しさですね。このYoutuberは個人やグループ、や企業や団体など様々な人たちが活動をしていますが、チャンネルを持ち動画を配信することを職業としています。職業である以上は収益を上げる方法、つまりはマネタイズができるということでもあります。
今回はyoutubeでマネタイズするときに抑えておきたいポイントを紹介したいと思います。
目次
YouTubeでマネタイズする、7つの方法
では、最初にYouTubeでマネタイズする方法をご紹介します。YouTubeの公式ヘルプページでは次に紹介する最初の5種類が収益、つまりマネタイズする方法として紹介されています。さらにそれらにプラスして2つの方法を紹介します。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
広告収入
ディスプレイ広告、オーバーレイ広告、動画広告から広告収益を得られます。一番シンプルでわかりやすいマネタイズ方法です。投稿した動画に企業などの広告表示をする設定にすることで投稿者の収益になります。動画の始まる前や終わった後、また途中に下の方から表示されるバナー広告など、それらが表示され、またはクリックされることで投稿者はマネタイズできます。
チャンネル メンバーシップ
メンバーは定期的に月額料金を支払うことで、クリエイターが提供する特典を獲得できます。これは、ユーザーに月額会員になってもらい、それを収益としてマネタイズする方法です。チャンネルのメンバーシップには、メンバー限定の配信や、コメントに使える特殊なスタンプなど起因限定ならではの要素がたくさん用意されてます。チャンネルが軌道に乗ったタイミングでメンバーシップを開放する方が多いようです。
グッズ販売
ファンは動画再生ページで紹介された公式ブランドグッズを閲覧して購入できます。こちらは少し特殊で、YouTubeにて公式でグッズ販売パートナーとなっているWebショップで販売している商品をYouTubeで紹介できる機能です。直接収益につながりにくいかもしれませんが、紹介するグッズと親和性の高い動画を作成することで、大きなマネタイズにつなげることも可能です。
Super Chat と Super Stickers
ファンは料金を支払って、チャット ストリーム内で自分のメッセージを目立たせることができます。こちらは、ライブ配信を見る方ですと、見かけたことがあるのではないでしょうか。いわゆる「おひねり」「投げ銭」になります。もちろんファンにとっては自分のコメントを目立たせることができるので、投稿者とのコミュニケーションに役に立ちますし、また投稿者は(この場合はライブ配信者)はスーパーチャットやスーパーステッカーによる収益でマネタイズできます。
YouTube Premium の収益
YouTube Premium ユーザーがコンテンツを視聴した場合、その利用料金の一部を得られます。こちらは、プレミアム会員が配信者の動画を視聴した際に収益になる仕組みです。YouTube Premiumとは月額を支払うことでCMや広告などを表示させずにYoutubeを楽しむことができるものです。その月額使用料の一部を、プレミアム会員に視聴された動画の配信者に分配することでマネタイズする方法です。
※参考:YouTube で収益を得るには – YouTube ヘルプ
案件収入
上記までがYouTubeの公式ヘルプに紹介されているものですが、Youtubeとは直接関係せずにマネタイズする方法も存在します。
これは企業とコラボして、企業のPR動画などを作成してマネタイズする方法です。ゲームを主に配信している配信者であればゲームの会社から、料理など日常のお役立ち情報を配信している配信者ならキッチン用品などの企業から声がかかるかもしれませんね。マネタイズの方法に関しては、再生数ベースの成果報酬であったり、または動画の買取であったりとさまざまです。
アフィリエイト
アフィリエイトと聞くとBLOGを連想してしまいそうですが、動画の説明欄などにアフィリエイトリンクを設定し、そのクリックによって収益を上げマネタイズする方法です。たとえば、上述にもある案件収入でゲーム会社などとコラボした場合、ゲームへのアフィリエイトリンクのCTRでマネタイズになるケースもあります。
以上、紹介した中で直接的にマネタイズに結びつきやすいものは「広告収入」「チャンネル メンバーシップ」「Super Chat と Super Stickers」「案件収入」であると考えられます。
それでは、次の項では実際にマネタイズする際のポイントについて考えてみましょう。
YouTubeでマネタイズするためのポイント
ここまでは主にマネタイズする方法を紹介しました。ここからは、比較的マネタイズのタイミングがわかりやすい、または測りやすいものを4点、そのポイントを説明したいと思います。
- 広告収入
- チャンネル メンバーシップ
- Super Chat と Super Stickers
- 案件収入
では、どのようなポイントに注意すれば良いか見ていきましょう。
広告収入
広告収入とは、コンテンツ動画にディスプレイ広告、オーバーレイ広告、動画広告などを表示させることでアドセンス収益でマネタイズをすることです。アドセンス収益とは、YouTubeを運営しているGoogleが運用している広告であり、動画に広告を掲載する代わりに、チャンネルと紐付けている「AdSense」で掲載料を報酬として受け取れる仕組みになっています。このため、多くのYouTuberは、アドセンス広告から収入を得ています。
注意しなければいけないのは、収益単価が低いということと、掲載されたからといってまとまった収益になるとは限らないことです。多くの配信者は1再生あたり0.1円が相場となっており、広告の種類や視聴者層によっても単価がバラバラです。また、単価そのものもYoutubeの仕様変更などで変動するため安定しているとは言い切れません。広告収入は再生回数に依存していること、広告単価が小さいことから、最初のうちは不安定な収益源となってしまいます。
チャンネル メンバーシップ
チャンネル登録者数が増え、ある程度の視聴者(ファン)がついてきた場合に有効なマネタイズ方法がチャンネル メンバーシップです。チャンネル メンバーシップとは、メンバーになってくれた会員へ通常とは違う特別なコンテンツを提供できる機能です。
このチャンネル メンバーシップは主に月額490円となっています。規模が大きくなりチャンネルを応援したい視聴者が増えれば、メンバー会員担ってくれる可能性も高くなり固定収益につながるでしょう。
こちらで注意しなければいけないのは、チャンネル運営をしっかりと継続した上で、それに併せてメンバーシップ会員の特典についても考えなければいけないことです。特別なコンテンツを提供できなければ、会員になってくれる視聴者は少なくなってしまうでしょう、また会員にばかりコンテンツを提供していたら、もともとファンだった人が離れていってしまう可能性もあります。
Super Chat と Super Stickers
スーパーチャット(スーパーステッカー)とは、生配信やプレミアム配信のチャット欄から投げ銭ができる機能のことです。スーパーチャットは金額を自由に決めることができることと、金額によってはコメントをかなり目立たせて配信者にみてもらいやすくするメリットがあります。配信者の多くはスーパーチャットで収益を上げていることが多いです。熱狂的なファンや何かの企画で応援したいと思わせるなど、配信内容や視聴者層によっては大きな収益源になりうります。
ただし、あくまでも「投げ銭」であるため、露骨にスーパーチャットを求める行動などはファンを減らしてしまうでしょう。
案件収入
チャンネルの規模が大きくなり、影響力も大きくなると企業からコラボ案件の連絡が来るようになります。企業からの要望に沿った動画コンテンツを作り、動画内で商品やサービス紹介を行う事で報酬を得る事ができます。
単価は様々で、登録者、再生数などを元に計算される事が多いようです。チャンネルの規模が大きくなるほど、報酬が高く魅力的な企業案件が持ち込まれる可能性が高くなります。大きな収入源となる事が期待できます。
しかしそれだけに、魅力的な案件を獲得するのは容易ではありません。それだけ魅力的な発信者として認められていなければならないのです。そのためにも、日頃のチャンネル運営にも一層力を入れる必要があります。
YouTubeでマネタイズするのにかかる時間
ここまでで、マネタイズをする方法やポイントを説明しました。それでは、次は実際にマネタイズができるようになるまでには、どれくらいの時間が必要なのか説明したいと思います。
まずはYoutubeでマネタイズをする権利を有さなければいけません。現在YouTubeで収益を得るには、YouTube パートナー プログラム(YPP)に申し込み、参加を認められることが必要です。
審査資格の最小要件は次の5点です。
- すべての YouTube の収益化ポリシーを遵守している。
- YouTube パートナー プログラムを利用可能な国や地域に居住している。
- 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である。
- チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
- リンクされている AdSense アカウントを持っている。
このうち「総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上」「チャンネル登録者数が 1,000 人以上」この2点のハードルをまずは越えなければなりません。
12ヶ月で4,000時間以上の再生時間を単純に一月に換算すると「333時間」視聴してもらう必要があります。仮にチャンネル登録者数が1,000人いて、ほとんどのユーザーがアクティブに視聴をしてくれていると仮定すると一月に1人約20分チャンネルの動画を視聴してもらう必要があります。では、具体的な時間はどの程度かかるのでしょうか?
一般的には1,000人の登録者がいれば視聴時間4000時間はクリアするのは簡単です。問題は1,000人の登録者を作るまでの時間です。動画のコンテンツや内容にもよりますが、順調にチャンネル運営を行ったケースで4ヶ月から半年ほどかかると言われています。
このハードルを超えてやっとYPPに申し込み申請をすることができるのです。そうして申請後、約1ヶ月程度で収益化の権利を有することができます。(※場合によってはそれ以上かかることもあります。)このように、Youtubeチャンネルで収益化しマネタイズするには、順調に行ってもおよそ半年程度はかかるでしょう。
YouTubeはレッドオーシャン?実際マネタイズできる?
およそ半年をかけ、Youtubeでのマネタイズの権利を有しました。しかし、本当にマネタイズできるのでしょうか?マネタイズする方法を復習しながら考えてみましょう。
広告収入
広告収入、いわゆるアドセンス収益は再生回数に依存していることと、広告単価が小さいことから不安定な収益源となっていることはすでに述べた通りです。広告収入を頼りにマネタイズを効率化させるのは難しいと考えられます。ですが、ファンが増え視聴回数が多くなるにつれ、大きく飛躍できる可能性も秘めています。
チャンネル メンバーシップ
メンバーシップは月額で固定の収益を出すことができる方法です。一度会員になった人は定期的に動画を見にきてくれる回数も増えるため、広告収入にも結びつきやすくなるでしょう。ですが、こちらもすでに注意をいたしましたが、チャンネルとしてのコンテンツに魅力を維持しつつも、それにあわせてメンバーシップ会員の特典についても考えなければ、会員の解約などにつながるでしょう。
Super Chat と Super Stickers
スーパーチャットやスーパーステッカーはいわゆる「投げ銭」ではありますが、初期のうちからでもコンテンツによっては期待できるマネタイズ方法になります。
「投げ銭」の基本は応援したい気持ちからくるものです。着実にチャンネル運営をしてコンテンツを充実させていけば、ファンも増え、そこからスーパーチャットがされることでしょう。また、スーパーチャットをしてくれる視聴者はメンバーシップに加入してくれる可能性も高いでしょう。ですが、あくまでもスーパーチャットは「投げ銭」であるため、これも固定したマネタイズには結びつきづらいです。
案件収入
企業とのコラボ案件は、大きな収益であると言えます。収益以外にもコラボ先の企業のブランド知名度により、ファンが増える可能性もあります。
ですが、当然企業案件を得るためにはチャンネルの規模や認知が大きくなっていなけれなかなか案件を取得することはできないでしょう。また、うまく案件を得たとしても、コミュニケーションの問題が起きたり、自分のチャンネルとはあまり向いてないような内容でコンテンツ動画を作成してファンが減るなど、リスクもそれなりに有します。
実際マネタイズの権利を有した時点では、なかなか思うようにマネタイズはできないかもしれません。ですが、引き続きしっかりとしたチャンネル運営を行い、ファンを作り続けていくことで徐々にではありますが確実なマネタイズへと繋がっていくでしょう。
YouTubeのマネタイズで悩んだらプロや先駆者の知恵を借りよう
ここまでYoutubeでのマネタイズに関して説明してきましたが、最初の関門である登録者数1,000人に向けて、それでもやはり悩んでしまった場合もあるでしょう。そんな時はプロに相談することもお勧めです。動画制作に関しては思い切って制作会社に相談してみるのも良いでしょう。もしくは事務所に所属して活動する方法もあります。
また、先駆者の経験や知恵を借りるのも良いでしょう。やはりどの方も最初の1,000人を目標に試行錯誤をされています。しかし確実に登録者数1,000人を達成した方の経験からのアドバイスならば、確実に参考になるでしょう。
まとめ
今回の記事は少しだけ固い印象になってしまったかもしれません。ですが、Youtubeでマネタイズすることに関して、またマネタイズするために必要な知識として説明させていただきました。そのうえでYoutubeでのマネタイズの基本はなにかといえば、「しっかりとしたチャンネル運用とファンの獲得」にあるといえるでしょう。
華やかにみえるYoutubeですが、マネタイズするには地道にコツコツ続けていくことが大切なようですね。これからYoutubeでマネタイズを考えている方や、なかなかうまくマネタイズできない方の参考になれば幸いです。
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