コラム

手で作ったフレームと、その中に浮かぶ動画再生画面の簡易イラスト
動画マーケティング

もう使ってる?Pinterest動画の活用方法について解説します!

新たな通信システム5Gのサービスが2020年の春にスタートし、ますます動画市場が伸びていくと予想されている日本。限られたスポットでしか使えないとはいえ、早ければ2021年、遅くても2022年までには国内のどこにいても利用可能となるでしょう。
そんな賑わいを見せている動画市場で、いま、話題になっているのが「Pinterest動画 」です。従来は画像をメインに展開していたPinterestですが、ついに「動画投稿」ができる仕様に変更となりました。
そこでこの記事では、Pinterest動画について詳しく解説していきます。また、向いているジャンルやPinterest動画を活用するメリット、実際に活用している企業をご紹介していきます。

Pinterestに動画が投稿できるようになった

カップにスマートフォンを立てかけて、ギター演奏を動画撮影する女性

アメリカで誕生したPinterestは、もともとは画像に特化したビジュアル探索ツールとして話題のサービスでした。しかし、2020年7月に「動画」がアップロードできる仕様となり、さらに使いやすさが向上しました。

Pinterestの動画機能は、国内において一部のビジネスアカウントで初期導入パートナー(C ChannelやTasetemade Japanなど)として行っていましたが、ついにすべてのビジネスアカウントで使用可能となりました。

これまでのPinterestでは、動画をピン(お気に入りをブックマークするイメージ)するには外部サイトの動画プラットフォーム(YouTubeなど)で投稿した・された動画をピンする方法しかありませんでした。

しかし、今回の仕様変更により、「ビジネスアカウント」という制限はあるものの、Pinterestに直接動画をアップロードすることが可能となったことは、各企業において嬉しいニュースとなっています。

動画市場が右肩上がりに伸びている現在、Pinterestの動画需要はますます高まっていると言えます。その証拠に、Pinterestユーザーが他のメディアプラットフォームを視聴したあとよりも、Pinterestの動画を視聴したあとの方が、実際の行動に移す割合が半数を上回っていると回答しています。

『Pinterestは暮らしをさらに豊かにするインスピレーションが見つかるビジュアル探索ツールです。』
※出典:Pinterest公式HP

公式HPに記載されている通り、アイデアを発見する・役立つ情報を見つける・新しいことにチャレンジすることを目的に利用するユーザーが多いPinterest。すべてビジネスアカウントで動画が使用できるようになったいま、文字と画像だけでは表現できなかった新たなアイデアとインスピレーションの情報探索ができる「ブックマークツール」と言えるでしょう。

Pinterest動画に向いているジャンルは?

パソコンとカメラ

それでは、Pinterest動画にはどのようなジャンルが向いているのか?国内のPinterestユーザーは2019年8月時点で530万人。利用率を男女別に見てみると、約80%が女性です。年齢層は約半数のユーザーが35歳から54歳となっています。そのため、Pinterest動画に向いているジャンルは以下のようなものです。

  • ヘアスタイリング
  • おうちエクササイズ
  • 簡単パスタレシピ
  • 哺乳瓶の消毒法
  • メイク
  • ライフハック

利用者に女性が多いこともあり、女性に好まれるハウツーやチュートリアルが向いていると言えます。情報探索に特化したサービスのため、自分の興味や関心のある動画が見つかることが多く、動画視聴後に行動に移すユーザーが多いのがPinterest動画の特徴です。

Pinterest動画活用のメリット

ノートに木製ブロックでメリットの単語が置かれている様子

利用者が増えているPinterestですが、動画活用するメリットはなにがあるのか?そもそも、Pinterestを利用するユーザーの特徴は3つ。

  • Discover(発見)
  • Save(保存)
  • Do(行動)

上記の3つがPinterestで動画活用するメリットと言えます。利用する初期段階でユーザーが行動に移す意欲が高いため、どのメリットもとても重要な項目となっています。

Discover(発見)

Pinterestを利用するユーザーは、まず自分がイメージしていることや欲しいアイデアの情報探索するためにPinterestを利用します。もともと、画像で情報探索に長けているPinterestの場合、文字やビジュアルで伝えきれない情報を動画で情報探索できるようになったおかげで、ますます使いやすさが向上しました。

(例)

  • 料理のレシピ
  • ヘアアレンジ
  • メイク

「今日はなにを作ろうか」「おすすめのヘアスタイル」「流行のメイクってどんなのがあるのだろう」など、自分のなかにはない情報を探索します。先述した「暮らしをさらに豊かにするインスピレーションが見つかるビジュアル探索ツール」という通り、「自分が求めている情報」をしっかりとキャッチできるところがPinterest動画を活用するメリットのひとつと言えます。

Save(保存)

メリット2つ目は、保存機能です。必要なハウツー動画や気になったチュートリアル動画は、自分の「ボード(動画や画像を保存しておけるフォルダのようなもの)」にピンできるのがPinterest動画のメリット。

簡単に言えば、お気に入りのWebページを増やしていくこと。ブックマークのようなイメージです。それを動画で残せるというところがポイントと言えます。

ボードに気に入った動画をピンしていくのですが、このボードに名前を付けられることで、「なにが保存されているのか」が一目瞭然になるのもユーザーにとっては有難い機能でしょう。

(例)

  • お気に入り
  • DIY
  • ファッション
  • 購入予定
  • プレゼント用

ボードに名前を付けておくことで、自分で見たときに「どういった理由でこの動画をピンにしたのか?」といった理由の判別がつくこともメリットのひとつです。

Do(実行)

3つのメリットの最後となるのが実行です。Pinterestを利用するユーザーは、「なにかしらの情報」を求めていることが多いため、最終的に商品購入やアクションの実行に移す割合が他のサービスよりも高いのが特徴です。情報に特化しているサービスのため、商品のアピールや使いやすさを前面に押し出すことも可能。

もちろん商品の見せ方やストーリー、動画のクオリティは工夫する必要がありますが、売上や認知が伸びるとわかっているため、各企業はPinterestをやらない理由は見つからないのではないでしょうか。

Pinterest動画と他の動画共有サービスとの違い

複数の白い風船と、1つの赤い風船

Pinterest動画と他の動画共有サービスの違いはなんなのか見ていきましょう。ここでは、Instagramを比較対象として違いを解説していきます。

Pinterest

  • ユーザー数:530万人
  • 女性の割合:80%
  • 年齢層:約半数のユーザーが35~54歳

Instagram

  • ユーザー数:3,300万人
  • 女性の割合:68%
  • 年齢層:90%のユーザーが35歳以下

※出典:UNIAD(https://www.uniad.co.jp/260204)

PinterestとInstagramとでは、ユーザー数や女性の割合、年齢層もまったく違います。また、似たようなサービスとして考えられがちですが、投稿形式やサービスの活用方法においては大きな違いがあります。

投稿形式

  • Pinterest:直接アップロードした動画、画像や動画のURL(掲載元のWebサイトURL)
  • Instagram:画像や動画

投稿形式について、Pinterestの場合は基本的に自分好みの動画や画像をWebサイトから集める形式です。自分好みのブランドや世界観などの画像や動画を他のユーザーに知ってもらえるサービス。それに比べてInstagramは、自分で撮影した写真や加工した画像を投稿するのがメインです。

サービスの活用方法

  • Pinterest:興味のあるコンテンツを集める・シェアすること=未来の投稿
  • Instagram:ユーザーが自らコンテンツを作成・発信すること=過去の投稿

サービスの活用方法としては、「過去」を投稿するか「未来」を投稿するかの違いがあります。Pinterestにおいては、「未来」を投稿するサービスと言えます。「気になるブランドの洋服」や「おいしいパスタ料理の作り方」など「これから」について投稿します。

では、Instagramはどうでしょうか。Instagramの場合、「購入した洋服」や「実際に作って盛り付けしたパスタ料理」など「過去」の行動を投稿しています。動画・画像を投稿することに変わりない両サービスですが、これから体験・経験することになるかもしれない未来を投稿するのか、それともすでに体験・経験した過去を投稿するかの大きな違いがあることを覚えておきましょう。

余談にはなりますが、Pinterestの動画・画像には「外部リンク」をつけることが可能です。もともと、Webページに掲載されている動画や画像にピンするため、そのまま掲載元のURLと紐づく形となっているのです。

一方でInstagramでも同じようにできるか言えば、それはできない仕様となっています。URLをテキスト入力し投稿しても外部リンクとしては機能しません。気になったハウツーやチュートリアル、またはブランドの洋服や料理方法など、ユーザーを最終的な「行動」に移すことに長けているPinterestならではのサービスと言っても過言ではないでしょう。

Pinterest動画の活用事例

散らかった机に「CASES」と背表紙に書かれたファイルが置かれている

最後に、各企業がどのようにPinterest動画を活用しているか見ていきます。ここでご紹介する企業は、Pinterest動画の特徴を良く理解しており、動画の作り方も参考になるものばかりです。導入を検討している各企業の担当者様はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

紹介企業

  • Onnela
  • macaroni
  • kufura
  • HAIR
  • LIMIA

Onnela

最初にご紹介するのは「Onnela」です。

  • フォロワー:4万人
  • 月間閲覧者数:73.7万

暮らしのアイデアを紹介する国内最大級のメディアです。ライフハックを中心に、家事や収納のアイデアをはじめ、大人から子どもまで楽しめる「お家の過ごし方」を動画で紹介しています。ゴミの捨て方テクニックや掃除に役立つ便利グッズ、工夫をこらした収納方法など普段の生活で取り入れたい便利なハックが満載です。

主な動画

macaroni

次にご紹介するのは「macaroni」です。

  • フォロワー:12万人
  • 月間閲覧者数:469.1万

食と暮らしのライフスタイルメディアmacaroni。フォロワー数はなんと12万人!この記事を読んでいる方のなかには、macaroniを利用されている方もいらっしゃるかもしれませんね。macaroniでは、簡単でおいしい料理動画をお届けするほかに、話題のグルメニュースなども投稿しています。時短レシピをはじめ、美しい盛り付けの料理やおもてなし料理レシピなど、あなたの「作りたい」を叶えてくれる料理に特化したメディアです。

主な動画

kufura

3つ目のご紹介するのは、「kufura」です。

  • フォロワー:2万人
  • 月間閲覧者数:72.7万

小学館のwebメディアkufuraの公式Pinterest。働きながら家事や育児をこなす方に向けて、「自分らしく楽しむためのヒント」を動画にしてお届けしています。

投稿されている動画タイトルが他とは差別化されており、「具体的になにができるのか?」というユーザーの疑問を一目でわかるようなタイトル付けとなっています。また、動画のなかには「クイズ形式の動画」も投稿されており、単調な動画ばかりにならないように工夫されているのも特徴。数あるビジネスアカウントのなかでも、ユーザー目線を大切にした投稿が数多くあるkufuraをぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

主な動画

HAIR

髪型の参考にするなら「HAIR」がおすすめでしょう。

  • フォロワー:13万人
  • 月間閲覧者数:1,000万以上

時代の流行をピックアップしたヘアや髪型に合ったアレンジ方法などを動画投稿しているHAIR。投稿される動画は、実にバリエーションが豊富。「試してみたいアレンジ方法・髪型は見つからない」といっても過言ではないほどの量を誇ります。現在の髪型のアレンジ方法をはじめとした動画やロングからショートにする場合の参考事例、髪の染め方などユーザーの求めている情報を網羅していると言えるでしょう。女性の利用者が多いPinterestにおいて、このようなコンテンツは非常に需要のある動画となっています。

主な動画

LIMIA

最後にご紹介するのは、他メディアでも有名な「LIMIA」です。

  • フォロワー:10万人
  • 月間閲覧者数:581.5万

住まいや暮らし、DIYや生活の知恵などを中心に動画を投稿するLIMIA。100円ショップで購入した雑貨を可愛くリメイクする動画や、料理動画まで取り扱う動画の種類も幅が広いです。日常生活において、ちょっとしたアレンジを加えることでオシャレになり実用性も抜群な参考動画が揃っているLIMIA、ぜひご覧になってみてください。

主な動画

まとめ

スマホを操作する女性の手元

Pinterest動画について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。メリットでもお話しましたが、Pinterestを利用するユーザーは、「初期段階で行動に移す意欲が高い」特徴を持っています。企業にとっては、これらのユーザーにどのようにアプローチするかが重要なカギとなるでしょう。

意欲が高いといっても、動画内容やクオリティがユーザーの納得いくものでなければ、最後まで視聴されることはありません。Pinterestは未来を投稿するプラットフォームです。いかにユーザーの想像を掻き立て、興味を引けるか。そして、行動に移してもらえるかがポイントです。そのためには、他社とは差別化を図り、独自性を出すとともにユーザーファーストな動画を作成する必要があります。もちろん、投稿する内容の需要問題もありますが。

これからさらに需要拡大するPinterest動画。まだまだ始まったばかりの新しいサービスのため、絶対的な正解は見つかっていません。だからこそ、他とは違う「新しい動画共有サービス」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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