動画編集って色々修正すると高い…格安動画編集サービスを徹底比較!

この記事では、動画編集の費用・動画編集では何をするのかなどを紹介するとともに、動画編集を行っている企業を複数ピックアップしてご紹介していきます。
目次
動画の需要が増えている理由
近年、YouTubeやTikTokといった「オンラインメディア」の普及により、動画の需要が拡大しています。その背景には、テレビやラジオといった既存メディアの落込み、世代問わずスマートフォンの普及などが理由とされています。
さらに、インターネットで何でも調べられる現在、テキストよりも動画で情報収集する人々が増加しているのも大きな理由のひとつでしょう。テキストに比べると、「情報量」や「記憶への残りやすさ」は動画の方が圧倒的です。2019年9月に総務省が発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、全ての世代で動画共有サービスの利用率は71.8%と高い数字を記録しています。(※1)
また、動画の需要が増えると同時に「動画広告市場」も年々規模が拡大。既存メディアの落込みは広告市場にも大きな影響を与えており、各企業はCMからWeb広告へと移行しています。株式会社サイバーエージェントの市場調査(※2)によると、動画広告の市場規模は、2023年には5,065億円にものぼるとの予想です。今後、5Gの時代が到来することも考えると、今までよりも少ないデータ量で動画視聴が可能となるため、動画広告市場はますます伸びていくことでしょう。
(※1)出典:情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査/総務省
(※2)出典:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施
動画編集サービスでできること
動画編集サービスといっても、編集サービス内容は多岐にわたります。そのなかでも、主要な編集サービスは以下の7つ。
- カット割り・構成
- テロップ追加
- BGM追加
- 尺の調整
- エフェクト
- つなぎの調整
- サイズ展開
順番に解説していきます。
カット割り・構成
ひとつの映像を映し続けるのではなく、Aという映像とBという映像をつなぎ合わせていく編集を「カット割り」と呼んでいます。ドラマや映画をイメージしてもらえれば、わかりやすいかと思います。つなぎ合わせ方ひとつで、映像の仕上がりも大きく変わるため、とても重要な作業です。
また、映像の「構成」も重要な要素になります。動画内容にもよりますが、動画の目的・用途に合わせた構成作りが基本です。たとえば、感動する動画を作る場合、やはりクライマックスに向けて徐々に盛り上がるように作ることが基本とされています。どのような構成で演出するのか、編集者の腕の見せ所でしょう。
テロップ追加
ニュース番組やバラエティ番組などで、画面下などに表示される文字や図形のことを「テロップ」と呼んでいます。最近では、YouTube動画にも多く使用されていますよね。そんなテロップですが、そもそもの効果をご存知でしょうか?テロップを使用することで、以下のような効果があります。
- 動画をよりわかりやすく伝える
- 動画の雰囲気を明るくできる
- 伝えきれない情報の補足ができる
そのときの状況や重要なコメントをテロップで流すことで、動画をよりわかりやすく伝えることができます。動画の内容によっては、バラエティ風に仕上げたい場合もあるでしょう。そういった場合は、カラフルな色でフォントもポップにすれば、映像の雰囲気をより明るくすることができます。また、動画だけでは伝えたい情報が足らないこともあるでしょう。そういった場合にも、テロップを使用することで情報を補足することが可能になります。
BGM追加
BGMを意識して動画を観ている方は少ないでしょう。しかし、BGMは動画作成において欠かすことのできない重要な要素のひとつです。映像で視覚に訴えると同時に、BGMを使用することで聴覚にも訴えることができるのです。
どんなに素晴らしい動画であっても、BGMの選択を間違えてしまえば、伝えたいことが上手く伝わりません。結果的に、動画のイメージがダウンしてしまう可能性もあるでしょう。そのため、BGMを使用する場合は動画の目的を明確にする必要があります。
尺の調整
動画を作成するにあたり、使用する素材(クリップ)の必要な部分を残したり消去したりする編集を「カット編集」と言います。たとえば、1本の長い動画素材を使用する際に、伝えたい要点部分だけを残して、残りの不必要な部分は消去するとします。残した要点部分だけをつなぎ合わせることで、動画の尺を短くすることができます。
エフェクト
エフェクトとは「効果」のことです。動画に特殊な効果を加えることで、視覚効果を与え、通常の撮影では作れないような映像効果も作ることが可能。インパクトがあり、動きがある素材であれば、それだけで魅力的な動画になるかもしれません。しかし、あまり動きのない映像が続く動画では、観ている方が飽きてしまう可能性があります。そんなときにこそ使用してほしいのがエフェクトです。
あまり動きのない映像でも、映るものを利用したエフェクトを使用するだけで、雰囲気が大きく変わることもあります。簡単なひと手間を加えるだけで、劇的に変化する可能性を秘めているのがエフェクトという編集技法です。
つなぎの調整
素材同士のつなぎ目を調整することも、動画編集においては重要とされています。Aの素材からBの素材に切り替わる際に、切替効果(トランジション)を使用することで自然な場面転換をすることが可能です。
つなぎ目の調整が自然であれば自然であるほど、視聴者を惹きつけることができます。動画素材同士をつなぎ合わせることもあれば、動画素材と静止画素材をつなぎ合わせることもあるでしょう。作成する動画のペースやトーンに合わせて上手に使用することで、映像にリズムが生まれ、統一感のある動画が出来あがります。
サイズ展開
動画の用途によってサイズも変わります。サイズはさまざまですが、基本となるのは以下の2つ。
- スタンダード(画面比率=4:3)
- ワイド(画面比率=16:9)
スタンダードは正方形に近い作りになっており、ワイドの場合は長方形のようなイメージです。また、動画の種類によって使用する画像サイズにも決まりがあります。画面比率によって画像サイズはさまざまですが、スタンダードの場合は「640×480」が主流となっており、ワイドの場合は「1280×720」が主流です。
ここまで、動画編集の主要なサービスを紹介してきました。どのサービスも、動画編集においてはとても重要な要素です。しかし、一番大切なことは「どのような動画を作成したいのか」という点です。動画のテーマや伝えたいポイント、あなたがやりたい事を表現できるかどうか。完成してから「イメージと違う」ということにならないように、動画の目的を明確にしてから動画作成を始めましょう。
動画編集をすべて行う場合の価格相場
動画編集をすべて行う場合の価格相場ですが、企業によって違いはあります。しかし、先述した主要な動画編集サービス7つ(カット割り・構成、テロップ追加、BGM追加、尺の調整、エフェクト、つなぎの調整、サイズ展開)をお願いする場合、だいたい5万円~25万円が相場となるでしょう。大まかな編集でラフを作成し、全体の流れや完成のイメージを擦り合わせしながら動画を作成していきます。
余談になりますが、編集費用以外にも別途で費用がかかる場合があります。それは「修正費用」です。修正無しで完成するのがベストですが、一か所でも気になるところがあれば、修正依頼をしますよね?ここでのポイントは「修正回数の制限」があるのかどうかです。細かな修正依頼をしていたら回数制限があり、別途費用を請求されるパターンもあります。そのため、契約時には「修正回数の制限」の有無についてもしっかりチェックしましょう。
動画編集の価格を抑える方法
個人であれば大金を出すことは難しいでしょうし、企業であればあらかじめ使える予算が決まっているかと思います。そうなると、動画編集かかる費用はできるだけ安く抑えたいですよね。ここでご紹介する方法は3つです。
- 用意できるものは自分で準備する
- 複数の企業から見積りを取る
- 企業ではなく、個人に依頼する
詳しく見ていきましょう。
1.用意できるものは自分で準備する
素材からすべてを企業に用意してもらう場合、その費用も別途でかかります。動画で使用する映像や画像、音楽など自分で準備できるものは用意しましょう。依頼する項目が増えれば増えるほど、費用も高額になってしまいます。
2.複数の企業から見積りを取る
動画編集を行っている企業は、世の中にたくさんあります。最初からひとつの企業に絞って考えるのではなく、複数の企業から見積りを取って比較することをおすすめします。また、作成する動画の雰囲気も企業によって違いがあります。企業のHPには、実際に作成した動画の例が掲載されている企業もあるので、事前にチェックしましょう。
3.企業ではなく、個人に依頼する
現在は、副業やフリーランスとして動画編集を行っている方が数多くいます。企業よりも、個人のクリエイターに依頼した方が費用は大きく抑えることができるでしょう。クラウドソーシングサイトを利用すれば、依頼したい編集内容や費用をこちらで決められるメリットがあります。応募者のなかには、元テレビ局出身の方だったり、編集歴が5年以上の方がいたりと十分な実績と能力を持っている方がいます。
しかし、企業でなく個人に依頼するとなると、気になるのは「クオリティ」ではないでしょうか。この問題については、応募者の見極めが必要になります。ただ、個人同士のやり取りとなるので、連絡を密に取り合いコミュニケーションを図ることで納得のいく作品に仕上げることも可能でしょう。
動画編集サービスを比較
動画編集サービスは、動画の種類や長さ、素材提供の有無によって費用はバラバラです。ここでは、数社ピックアップしてご紹介していきます。
Mチーム
YouTube動画をはじめ、広告動画やプロモーション動画の制作・編集を行っているMチーム。あらゆる業種に対応しており、取り扱う動画の種類も豊富です。
- SNS動画広告:20,000円~/本(30秒までの動画・絵コンテ等の決定、編集まで)
- YouTube動画:50,000円~/本(30分までの動画・企画、編集、サムネイルまで)
- マニュアル・ハウツウ動画:100,000円~/本(3分までの動画・絵コンテ、撮影、編集まで)
- 商品・サービス紹介動画:160,000円~/本(3分までの動画・絵コンテ、撮影、編集まで)
- 会社紹介・施設案内動画:200,000円~/本(1時間までの撮影・絵コンテ、撮影、編集まで)
長さや難易度によって価格が変更することはありますが、だいたいは上記の金額がかかります。
イートラスト株式会社
イートラストの料金パターンは3つ。
- ライトプラン:98,000円~(打ち合わせ・撮影・編集・修正1回まで)
- スタンダードプラン:198,000円~(打ち合わせ・撮影・編集・修正2回まで・テロップ)
- プレミアムプラン:398,000円~(打ち合わせ・撮影・編集・修正3回まで・テロップ・カスタムサムネイル)
イートラストでは、無駄なコストをできるだけ省き、低予算で提供するために外注を使わず、自社の映像ディレクターが撮影から制作まですべてを行っています。
株式会社Global Japan Corporation
Global Japan Corporationは、業界相場の半額で提供しており制作実績も3,000社を突破している動画制作会社です。料金体系もとてもシンプル。
- 30,000円~100,000円プラン
- 100,000円~300,000円プラン
- 300,000円以上プラン
プランは3つから選ぶ形となっており、各プランでどのような動画が作成できるのかイメージしやすいように、動画サンプルも用意されています。
合同会社OCEANS
動画制作の工程(打ち合わせ・コンテ作成・撮影・編集)をクリエイターが一人で行うことで人件費を抑え、なるべく低価格で動画制作を提供している会社です。各種プランは以下の通り。
- スピードプラン:18,000円~48,000円
- スタンダードプラン:58,000円~148,000円
- ハイクオリティプラン:158,000円~
- ブライダル映像プラン:10,000円~48,000円
低価格のスピードプランでは、素材を提供することにより「撮影」の工程を短縮することが可能。さらに「撮影」の料金を抑えることにより低価格を実現させています。
株式会社ロックハーツ
ロックハーツは、「Zoom」を利用したオンライン動画編集・制作サービスを展開している会社です。料金体系は「時間=料金」というシンプル会計。作業時間30分ごとに5,000円となっています。YouTube動画やプロモーション動画、ウエディング動画など取り扱う動画の種類も豊富となっています。
まとめ:低価格でも高クオリティ動画編集は可能!
動画編集サービスについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。企業のPRはもちろん、個人での利用も増えている動画編集サービス。「料金が安い=クオリティは低い」はもう昔のこと。技術は日々進歩しており、どこの動画制作会社もこれからさらにクオリティの向上に努めるでしょう。
今回の記事で、少しでも動画編集サービスに興味を持って頂けたなら、まずは見積りを取ってみてはいかがでしょうか。
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