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動画制作・編集

【2024年版】マニュアルを動画化しよう!メリットや制作の流れ、制作のコツ5つを紹介

動画マニュアルは、紙のマニュアルを動画化したものです。
紙マニュアルでは、細かい部分まで伝えられない、正確に伝わらないといった問題があります。
動画マニュアルは、このような問題を解決することができるツールです。
今回は、動画マニュアルを使うメリットや作成方法、参考事例について詳しく説明していきます。

目次

動画マニュアルとは

パソコンを見ながら微笑むオレンジ色の服を着た女性

マニュアルは、説明を果たすのが役割で、紙マニュアルが果たしていた「説明」を動画化し、視覚と聴覚に訴えることで理解を促すものです。

紙マニュアルは、視覚からしか情報を得られません。視覚で確認できる情報は「文字・記号・イラスト・写真」のみです。動きを確認できないため、得られる情報が「点と点」だけになり、点と点をつなぐ部分については想像で補う必要があります。

反対に、動画マニュアルは視覚だけではなく、聴覚からも情報を得られます。視覚情報には「実写動画」「アニメ動画」「CG動画」が加わります。そのため、動画マニュアルでは、一連の流れを「線」で確認できます。紙マニュアルと違い、点と点の間を想像する必要はなくなります。

動画マニュアルのメリット

+が描かれたブロックの1つを掴んでいる

動画マニュアルのメリットを、制作する側と見る側で分けて解説します。

動画マニュアルを制作する側のメリット

動画マニュアルを制作する側のメリットは、次の5つです。

  • 情報を伝えやすい
  • コストを削減できる
  • マニュアルを紛失するリスクが低い
  • 配布の手間が省ける
  • 均一な研修ができる

それぞれ詳しく解説していきます。

情報を伝えやすい

動きで表現できる動画マニュアルは、紙マニュアルと比べて情報を伝えやすいです。言葉では伝えにくい箇所は動きを入れたり映像で解説したりすると、視聴者もスムーズに内容を理解できます。また、情報を伝えやすいことは、マニュアル制作者の負担軽減にもつながります。

言語化しづらい箇所は、ジェスチャーや映像などの動きを取り入れることで、スムーズに情報伝達できるでしょう。

コストを削減できる

マニュアルを動画化することで、印刷費用を削減できます。

印刷費用は、カラー付きで1枚10円前後です。1枚あたりの費用は高くありませんが、大量に印刷するならコストは膨れ上がります。また、研修を完全に動画マニュアル化できれば、トレーナーの人件費を割く必要がありません。

以上のことから、動画マニュアルを利用すれば、印刷費用や人件費の削減が可能です。

マニュアルを紛失するリスクが低い

紙マニュアルは、持ち出した際に紛失する可能性があります。書類の紛失は、情報漏洩につながりかねません。

一方で、インターネット上に保管された動画マニュアルであれば、書類のように物理的に紛失するケースは考えにくいです。

配布の手間が省ける

紙マニュアルを各自で保管してもらっている企業は、社員ごとに書類を配布するのが一般的でしょう。社員にいちいち紙マニュアルを配布するのは、手間がかかります。

一方で、社用ネットワークに動画マニュアルを保管している場合、パスワードを伝えるだけで視聴可能です。動画マニュアルを社用ネットワークに保管して、書類を配布する手間を省きましょう。

均一な研修ができる

研修は、トレーナーのスキルや経験によって、受講者の習熟度が異なります。

研修を動画マニュアルで実施すれば、トレーナーのスキルや経験に依存しない、均一な研修が可能です。

動画マニュアルを見る側のメリット

動画マニュアルを見る側のメリットは、次の2つです。

  • 場所問わずマニュアルを視聴できる
  • マニュアルを理解しやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

場所問わずマニュアルを視聴できる

社用携帯から動画マニュアルを見られるようにすれば、社員は場所を問わず視聴できます。また、スマートフォンからいつでもアクセス可能な状態にしておけば、マニュアルを繰り返し視聴することも容易です。

動画マニュアルを視聴しやすい環境を整えれば、社員は効率的に学んでくれるかもしれません。

マニュアルを理解しやすい

動画マニュアルは、聴覚からも情報を得られます。情報源が視覚のみの紙マニュアルと比べて、動画マニュアルは理解しやすいです。実際、社内研修を動画マニュアルで進める企業もいます。

社内システムや業務が複雑なほど、内容を理解しやすい動画マニュアルは重要視されるでしょう。

動画マニュアルのデメリット

顔の前で手をクロスしている女性

動画マニュアルのデメリットを、制作する側と見る側に分けて解説します。

動画マニュアルを制作する側のデメリット

動画マニュアルを制作する側のデメリットは、次の3つです。

  • 初期コストが必要
  • 制作に時間がかかる
  • 更新に手間がかかる

それぞれ詳しく解説していきます。

初期コストが必要

動画マニュアルの制作には、専門的な知識やスキルをもった人材、動画の編集機材などが必要です。これらを一から用意する場合、人材育成にかける時間や機材の導入費用が必要です。

すぐに動画マニュアルを導入できない場合は、一旦は紙マニュアルで業務を運用しつつ、徐々に動画マニュアルに移行していくのも一つです。

制作に時間がかかる

動画マニュアルの制作には、撮影や編集、字幕の追加など多くの工程が含まれるため、制作に時間がかかります。

内容が複雑のマニュアルは動画化して、簡易的なものは紙マニュアルにするなど、業務の運用に柔軟性をもたせるのも大切です。

更新に手間がかかる

マニュアルが変更されれば、動画も編集する必要があります。紙マニュアルに比べると更新に手間がかかるでしょう。

動画マニュアルを見る側のデメリット

動画マニュアルを見る側のデメリットは、特定の情報を探しづらいことです。紙マニュアルは目次が見やすいため、書類を広げれば、どこにどのような情報が記載されているかがわかります。

一方で、動画マニュアルは、目次が網羅されているシーンは動画の冒頭です。特定の情報を探すために都度、動画の冒頭に戻っていれば時間がかかります。そのため、動画マニュアルは小分けにして複数用意するのが好ましいでしょう。

動画マニュアルの種類と活用シーン

複数の人を撮影しているカメラ

事業運営するうえで、動画マニュアルで説明をすることが有効なシーンは数多くあります。自社の紙マニュアルで運用されているものを、動画マニュアルに置き換えられる部分がないか、確認してみてください。

業務の手順や注意点を動画マニュアル化する

紙マニュアルしかない場合は、合わせて指導係の社員による講習を実施することが多いです。また、業務を行う様子も、実地で披露する必要が生じます。

一方、動画マニュアルの場合は、指導係がつきっきりになる必要はなく、動画マニュアルを視聴することで業務手順や注意点を把握できます。実際に業務を行う様子も実写動画で視聴できるため、実地で披露する必要もなくなります。

商品・サービスの説明書を動画マニュアル化する

自社商品の利用者が目にする説明書も、動画マニュアルにできます。特に、オンライン上で提供が終了する商品やサービスは、利用者に動画マニュアルを視聴してもらうことが容易なため、有効な活用方法です。また、実店舗で提供する商品やサービスについても、動画マニュアルの提供が可能です。動画マニュアルをYouTubeにアップロードし、そこに誘導するだけで問題ありません。

ただし、オフラインで商品やサービスを提供する場合は、できる限り紙マニュアルも併用したほうがよいでしょう。オフラインで商品やサービスの提供を受ける利用者は、インターネットを利用した動画の視聴習慣がない可能性もあるためです。

なお、副次的な効果として、動画マニュアルが自社商品やサービスの広告効果を発揮することがあります。商品・サービスの説明書を動画マニュアル化するのは、動画マニュアルのメリットである説明に誤解が生じにくい点が、自社商品・サービスの利用者にも適用されるため満足度向上に繋げることもできます。

研修内容を動画マニュアル化する

研修内容の動画マニュアルは、主に研修や業務スキルの復習で活用できます。研修では、トレーナーが研修生に動画マニュアルの視聴を促し、研修生の疑問点をトレーナーが解消する流れで進めるとよいでしょう。

また、業績に伸び悩んでいる社員に対して、研修内容を復習してもらうことで、悩みの解消につなげます。自社の状況に応じて、研修の動画マニュアルを活用しましょう。

営業ノウハウを動画マニュアル化する

営業ノウハウの動画マニュアルは、社員のスキルアップとして活用できます。例えば、営業のロールプレイングを行っている動画マニュアルの場合、営業のはじまりから終わりまでをロールプレイングしてもらいつつ、都度ポイントを解説します。

実務形式で学べるため、社員はスムーズにスキルアップできるでしょう。

動画マニュアル制作の流れ

動画編集

動画マニュアルを制作する流れは、次の7ステップです。

  1. 構成を考える
  2. 台本を作る
  3. 撮影の手配をする
  4. 撮影する
  5. ナレーションを収録する
  6. 編集する
  7. レビューを行う

それぞれ解説します。

1.構成を考える

動画マニュアルの制作は、構成を考えることから始まります。

構成を考えるときに最初に決めるべきことは、動画マニュアルのターゲットです。自社だけではなく、自社商品の利用者などの社外に向けて公開するのであれば、一定以上の品質となるように構成を練る必要があります。自社内で使用するなら、会社の規模にもよりますが、品質に多少の妥協は許されるでしょう。

また、自社内だけで利用するのであれば、スマートフォンでの視聴は考慮しないなどの判断もできます。加えて、動画マニュアルで達成したい目標の設定も重要です。目標を達成するために、どのような構成にすればいいのか、おおまかな流れを書き出してください。

2.台本を作る

構成を考えていくと、ある程度は動画マニュアルの流れが見えてくるでしょう。次は、台本というかたちで、動画マニュアルの最初から最後までの詳細を台本に落とし込んでいきます。

台本は、テキストをメインにした方法と絵コンテにしていく方法があります。どちらの方法でもよいのですが、完成形をイメージしやすい絵コンテで台本を作るのをおすすめします。絵コンテのイラストはラフ描きで問題ないですし、上手である必要もありません。

ただし、動画に入れるテロップや図表はわかるようにしておく必要があります。実写動画の場合で、人物が登場する場合はどのような台詞を喋るのか、どのタイミングで喋るのかも確定しておきます。ナレーションも同様に決めておきましょう。

3.撮影の手配をする

台本が完成したあとは、撮影に必要なものや場所の手配を行います。

スタジオやカメラマン、機材などを借りるのであれば、その予約を行います。自社で撮影する場合も、会議室を使うのであれば、当日に使えるように手配しておき、撮影当日に行き当たりばったりで撮影を行うという状態にならないようにしてください。いずれの場合も、初めての撮影となるため、予定よりも時間がかかることを想定して、プラス2時間程度の余裕をもって手配するとよいでしょう。

また、撮影に関わる人すべてに台本を配布して、当日までに読み込んでもらいます。台詞がある人に演技経験がない場合は、どのような調子で台詞を喋るのか、事前に擦り合わせておくことも必要です。この段階で、台詞を喋ることに難があると考えられる場合は、役割の変更も検討したほうがよいでしょう。会話をするシーンがある場合は、出演者同士での台本の読み合わせを事前に行うのが望ましいです。

4.撮影する

台本が完成し、撮影の手配が完了したら、実際に撮影を行います。

あとから編集を行いやすいように、同じシーンであっても複数回角度を変えて撮影しておくとよいでしょう。

なお、動画をCGなどで制作する場合はパソコンを使った作業のみになり、撮影は行わずに台本を元に動画制作作業を行うことになります。

5.ナレーションを収録する

動画マニュアルは、基本的には聴覚に訴えることができるナレーションも入れることが好ましいです。

ナレーション収録も台本に沿って行います。ナレーターとはどのような調子で喋るのかを入念に打ち合わせしておきましょう。ナレーションを外注に出す場合は、オンラインで依頼できるところもあり、比較的安価に依頼することが可能です。自社社員によるナレーションに不安がある場合は、外注を検討してください。

6.編集する

動画制作の最後の工程が、編集作業です。

どんなによい構成・台本であっても、編集をしっかり行わないと動画の質が下がります。誰に向けた動画マニュアルなのかを意識して、それに見合う動画に仕上げるようにしてください。

ナレーションに合わせて適宜テロップを入れると、視覚と聴覚の両方に訴えることができ、より効果的な動画マニュアルになります。合わせて、音楽や効果音を入れる場合はその選定も行います(台本制作時に行うのも可)。

音楽や効果音については、必ずしも有料の音源を用意する必要はありません。インターネット上には、著作権フリーで利用できる音楽や効果音もありますので、そちらを利用するのがおすすめです。社外に向けて発信する動画マニュアルであれば、音楽や効果音も有料で利用できる質の高いものを導入するのもよいでしょう。

7.レビューを行う

編集作業が完了したら、制作に関わっていない人にも問題点などがないか確認してもらい、問題点が見つかった場合は編集に手を加えていきます。

視聴により問題がなくなれば、動画マニュアルの完成です。

動画マニュアル制作の6つのコツ

カフェでパソコンを開いて資料を確認する男性

動画マニュアル制作のコツは、次の6つです。

  • 目的・ターゲットを決める
  • 構成を作る
  • テロップを使う
  • 動画に情報を詰め込みすぎない
  • 専門用語・難しい言葉を使わない
  • 責任者を決めて大勢の意見を聞きすぎない

それぞれ解説します。

目的・ターゲットを決める

動画マニュアルを制作する初期段階で、目的やターゲットを決めましょう。

目的が明確になれば、動画の内容やスタイルを適切に設計できます。例えば、製品の操作方法を説明する動画の場合、知識のない方でも簡単に理解できるような手順を提示することが重要です。また、ターゲットを特定することで、ニーズに応じた内容の提供ができます。

目的やターゲット選定は、動画マニュアルの質に直接影響する重要な要素です。時間をかけてでも、具体的に決める必要があります。

構成を作る

動画マニュアルは、内容がまとめられており、なおかつ一貫性があることが重要です。

最初に全体の流れを計画し、どのような内容をどの順番で提示するかを決めることで、視聴者は情報を順序立てて理解できます。また、構成を作ることは、動画マニュアル制作時の情報収集の効率化にもつながります。理由は、構成があれば「必要な情報」が明確になるためです。

構成を作って、動画マニュアルへの理解を促したり、効率的に制作したりしましょう。

テロップを使う

テロップで視覚的な情報を追加することで、視聴者の理解は深まります。

しかし、解説している内容すべてにテロップをつける必要はありません。動画マニュアルが長いと、テロップをつけるだけでも時間がかかります。

特に重要なポイント、専門用語や難易度の高い部分について、テロップを使うと良いでしょう。

動画に情報を詰め込みすぎない

動画に情報を詰めすぎると、途中で何を解説している動画かわからなくなります。そのため、視聴者に知ってもらいたいことを明確にして、それを詳しく解説している動画を複数制作しましょう。

動画は、一つの内容に焦点を当てて解説することで、よりわかりやすい内容に仕上がります。そのため、動画のはじまりに「この動画で知ってもらいたいことは〇〇です」などと明示するのもいいでしょう。また、動画の尺が長すぎても、視聴者は疲れます。

動画に情報を詰め込みすぎず、なおかつ尺を短くすれば、わかりやすい動画マニュアルに仕上がります。

専門用語・難しい言葉を使わない

構成を考えて台本を作成するときは、専門用語や難しい言葉を使わないことを意識してください。

動画マニュアルの目的は「説明すること」であるにも関わらず、動画マニュアルの中で説明されることの意味がわからなければ、その目的を果たすことができません。

言葉の使い方、説明の仕方を平易なものにできるように工夫しましょう。

責任者を決めて大勢の意見を聞きすぎない

動画マニュアル制作にあたって、周りの意見を参考にすることは重要です。

しかし、大勢の人から意見を聞いてしまうとさまざまな意見が集まるため、集約して動画マニュアルを制作すると、芯が通っていないブレたものになる危険性があります。

動画マニュアル制作時は、最終決定を行う責任者やリーダーを決めて、重大なこと以外は任せるようにしてください。周りの意見を参考にするのは大事ですが、その取捨選択をする人がいるのが重要です。

参考にしたい動画マニュアル事例

スーツを着用した人を撮影している

参考にしたい動画マニュアルを、次の3つに分けて、計5つの事例を紹介します。

  • 接客の動画マニュアル
  • 新人研修の動画マニュアル
  • 商品紹介の動画マニュアル

それぞれ解説します。

接客の動画マニュアル

本動画は、接客の一環である、料理の提供シーンをマニュアルにしています。

料理の置き方やお客さんとの接し方などが学べ、接客が初めての方でも配膳をイメージできます。また、ポイントごとにテロップが入っていたり、動画が41秒にまとめられていたりするため、短時間で効率的に学べます。

新人研修の動画マニュアル

研修の動画マニュアルを2つ紹介します。

  • KURS
  • 三井不動産商業マネジメント

KURS

本動画は、新人研修用に制作された、製造業務のマニュアルです。一章から四章の構成で解説されています。まずは業務で使うセメントとコンクリートの概要から解説されています。その流れで、実際の業務内容が解説されています。

専門用語をおさえたうえで、業務内容を学べる構成で動画マニュアルが制作されているため、視聴者は実際の業務をイメージしやすいです。

三井不動産商業マネジメント

研修マニュアル動画は、主に社内向けに作られるマニュアル動画です。

新入社員研修や業務に必要となる技能研修など、繰り返し行う必要のある研修内容を動画化することで業務効率の向上や研修コストの軽減に繋がります。

営業マニュアル動画

営業マニュアル動画は、多くの企業で必要となる営業活動をまとめたマニュアル動画です。

営業は企業によってはその母数が多く、均一なトレーニングを行うことが難しい職種の1つです。また、営業職に対するトレーニングは営業職に携わっている社員が行うことも多く、トレーニング時間の捻出という点が課題となっている企業が多いのも現実です。最近では、こういった課題を解決する1つの方法として、多くの企業が「営業マニュアル動画」という手法を取り入れだしています。

商品紹介の動画マニュアル

商品紹介の動画マニュアルを、3社紹介します。

  • Dyson
  • GoPro
  • 無印商品

それぞれ解説します。

Dyson

Dyson(以下、ダイソン)は、商品の動画マニュアルを提供しています。例えば、ダイソンの掃除機です。掃除機の紹介動画では、製品の内蔵がどうなっているか、吸引力がどれほど優れているかなどをわかりやすく紹介しています。

具体的に機能紹介することで、利用者の購買意欲がそそられるでしょう。

GoPro

GoProは、カメラの性能紹介の動画マニュアルを提供しています。噴火口や海中、ジャングルなどをドローンで撮影しています。アクロバティックなシーンなども撮影の舞台としており、高画質の映像が動画化されています。

性能が詳しく紹介されているわけではありませんが、動画マニュアルを視聴するだけで、GoProの性能の高さを瞬時に把握できます。加えて、絶景をカメラにおさえているため、性能紹介と同時に視聴者を動画に惹きつけることにも成功しています。

無印良品

無印良品は、生活に関わる商品が幅広く展開されています。動画マニュアルは、商品の使い方を日常生活に溶け込ませて説明しており、一見すると説明されていると感じさせない工夫がされています。

商品の使い方を細かく説明するのではなく、日常生活のどのようなシーンで、どのように使われているのかをイメージさせることを意図した動画マニュアルということです。日常生活での使い方を動画でイメージ化して説明しているため、視聴者に「説明されている」と感じさせません。

動画マニュアルは、説明を果たすのが役割ですが、説明臭さを薄められると、動画マニュアルが広告効果を発揮することにも繋がる好例といえます。

自社で制作ができない場合は動画制作会社に依頼しよう!

Webマーケティングの打ち合わせをする若いチー

動画制作のスキルを有している社員がいない場合、動画制作会社に依頼するのも一つです。動画制作会社はその道のプロですので、自社のニーズに沿った高クオリティの動画を制作してくれます。

業務手順や研修内容の動画マニュアル制作の依頼も可能です。費用は内容により異なりますが、社内動画を制作する場合、20〜300万円が相場です。スライドを利用した動画制作であれば、20万円ほどでおさまるケースもあります。アニメーションのような制作スキルがより求められる内容を依頼すると、費用は300万円ほどかかるケースも珍しくありません。制作会社によっては、一本2万円から依頼できるケースもあります。

求めるクオリティや動画のボリュームに応じて依頼費用は異なるため、詳しくは動画制作会社に問い合わせましょう。

おわりに

パソコンの前で親指を立てている笑顔の女性

動画マニュアルとは、特定の説明や機能紹介を動画化したものを指します。紙マニュアルよりも情報を伝えやすいため、視聴者の理解を促せるメリットがあります。

ただし、動画マニュアルを制作するには一定のスキルが必要です。スキルを有した社員がいない場合は、制作会社に依頼するのも一つです。制作会社はその道のプロですので、要望を反映した動画マニュアルを制作してくれます。

社内で動画マニュアルの制作を完結したいと考えている方は、本記事でご紹介した手順を参考にして制作しましょう。

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