スマホで使えるおすすめ動画編集アプリと撮影のポイント

この記事では、スマホを使った動画編集アプリの紹介だけではなく、スマホで動画撮影をするときのポイントも合わせて説明していきます。動画マーケティングに興味があり、動画編集に取り組みたいと考えているa場合は参考にしてください。
目次
動画編集アプリとは
動画編集アプリではスマホで撮影した動画にBGMをつけ、テロップをつけたりなどの動画編集を手軽に行うことができます。
パソコンの動画編集ソフトは本格的なものが多く、ある程度の動画編集スキルを必要とします。しかしスマホで使える動画編集アプリは、スキルがないとしても問題ないものが多いので、敷居の高さを感じる場合はスマホの動画編集アプリを使うのがおすすめです。
ただし、後述するとおり、無料で使えても機能制限があるものが多いため、ビジネスで動画編集アプリを使う場合は、機能制限がない有料版の使用を検討する必要もあります。
スマホで動画を撮影するときのポイント
日常生活の中では深く意識しないでスマホで動画を撮影していることが多いと思いますが、ビジネスで使う可能性がある動画ならば、スマホでの撮影とはいえ品質を少しでも高めるようにするべきです。
機内モードで撮影する
スマホはデジカメなどと違い、撮影中にLINEや電話の着信音が鳴ることがありますが、スマホを機内モードにしておくだけで簡単に防ぐことができます。機内モードは、スマホで動画撮影するときならではの手順なので忘れずに設定してください。
三脚を使う
スマホでの動画撮影に限った話ではありませんが、動画撮影時の手ブレは動画の品質を大きく左右します。
スマホ用の三脚は、Amazonや楽天などで5,000円程度の費用で十分実用に耐えるものを購入できます。また、三脚にBluetoothリモコンが付属しているものも多いので、一人で撮影する場合はセットでの購入をおすすめします。
Bluetoothリモコンがあれば、スマホの動画撮影ボタンを遠隔操作することが可能になるので、撮影の利便性がグッと向上します。
なお、三脚を購入しないで手持ちで撮影をしたいという場合に、最低限の手ブレで抑える方法もあります。手持ちで撮影するときはスマホを必ず両手で持ち、脇を締めるようにすれば、普通の手持ち撮影よりは、手ブレを減らすことが可能です。
ただし、この方法により撮影した場合でも、手ブレをゼロにすることは難しいです。そのため、出来る限り三脚などでスマホを固定して撮影するようにしてください。
撮影するときのスマホの向き
撮影するときは、被写体や状況に合わせてスマホを縦に向けたり、横に向けたりすることが多いです。しかし、動画編集のために撮影する動画であれば、スマホの向きにより動画がどのように見られるのかを意識するべきです。
例えば、スマホを縦に向けて撮影した動画をパソコンで見ると、動画自体が横向きになって再生されます。縦向きに修正することも可能ですが、この場合でも動画が縦長サイズになっているため、動画の両端は切れてしまい適切なサイズで動画が再生されません。
そのため、動画撮影するときのスマホの向きは、基本的には横向きで固定するようにしてください。
ズーム機能を使用しない
撮影時のスマホは、被写体がちょうどよく収まるような位置に設置するようにしてください。被写体からスマホを遠くに置いて、ズームで調整すると動画の画質が落ちてしまいます。
ズーム機能を使わないことを前提として、被写体を置くようにします。動画内で被写体のアップが必要なときは、遠くからの動画とアップの動画を編集で繋ぎ合わせるようにしてください。
動画編集アプリは、このようなときに動画を取捨選択して繋ぎ合わせて、動画の質を高めることができます。
移動しながらの撮影をしない
基本的にスマホを三脚に固定したままで動かさないようにしてください。動く被写体に合わせてスマホを動かしたいという場合もあると思いますが、移動撮影は難易度が高いですし、専用機材の用意も必要だったりします。
移動撮影は動画に動きが出るため使用したくなると思いますが、スマホ動画の質を保つためにも、固定したスマホでどのように撮影するべきかを工夫すると良いでしょう。
自然光を活用する
スマホにも撮影用ライトはついていますが照明としては不十分です。そのため、撮影用に照明を用意すると動画の質があがります。しかし、撮影用の照明まで用意するのは、最初の動画撮影としてはハードルが高いかもしれません。
そんなときは、昼間の自然光を使うと照明を使ったときと同じような効果を得られます。自然光を使う場合は、窓際で撮影する必要があります。この際に、窓からの自然光がレースカーテン越しに入るようにすると、自然な明るさを演出することができます。
関係ない音が入らないようにする
動画に関係がない音が入っていると、動画の質が落ちます。そのため、動画撮影を行う際は静かな環境の中で行うようにしてください。
オフィスであれば、動画撮影中であることを周知して、関係のない音が入らないようにする必要があります。対応が難しいのが屋外での撮影ですが、早朝など人が少ない時間帯に撮影をすると、周りの音を抑えて動作撮影をすることができます。
また、さらに音にこだわりたいときは、スマホに外付けマイクをつけるという方法もあります。スマホでの動画撮影は周辺の音を拾いやすいですが、外付けマイクで集中的に拾うことができるようになります。
注意点として、Androidスマホでは機種によりデフォルトのカメラでは外付けマイクを認識しないことがあります。そのような場合は、外付けカメラを認識するカメラアプリ(open cameraなど)をインストールし、設定から外付けマイクを認識するように設定してください。
動画編集アプリの選び方
スマホで動作撮影ができれば、その動画素材を元にして動画編集を行ないます。
動画編集アプリの選び方は、何を重視するのかにより選ぶべきものを決める必要があります。具体的には次の3点を検討して、自社にあった動画編集アプリを選ぶようにしてください。
- 操作が簡単なものが良いのか?
- 操作が多少複雑でもできることが多いものが良いのか?
- 無料か有料のどちらが良いのか?
動画編集アプリの多くが制限はありますが無料で使うことができるので、いくつかの動画編集アプリをインストールして、使いやすいものを選ぶようにしてください。
なお、無料で使える動画編集アプリには、使用制限がついている(有料にすると解除)ものが多いので、どのような使用制限があるのかを確認しておきます。
制限例1:ウォーターマーク
無料にも関わらず編集でできることが多く、質の高い動画を作れるものもあります。しかしアプリは編集した動画にウォーターマークが入っていることが多いです。
ウォーターマークとは、動画に重ねる形で透かし画像が入るようなものと考えればわかりやすいです。多くの場合、使用している動画編集ソフトのロゴが入ります。
ビジネスで使う場合は基本的にはウォーターマークが入っているものは使えません。そのため、無料の動画編集ソフトを選ぶ際は、ダウンロードが無料だとしてもウォーターマークが入るものは避けるようにしてください。
なお、ウォーターマークは課金をすることで外せるものが大半です。そのため、無料の動画編集ソフトで気にいったものがあった場合は、課金をしてウォーターマークを外すと良いです。
制限例2:動画の長さ制限
ウォーターマークが入らないとしても、動画の長さが制限されているケースもあります。
作成したい動画が短尺(1分程度)であればこのような制限があっても問題はないのですが、数分程度の動画を作りたい場合は避けるようにしてください。
おすすめ動画編集アプリを紹介
それではおすすめのスマホ用動画編集アプリを紹介していきます。
基本的に無料で利用開始できるものが多いですが、機能などに制限があることが多いためよく検討してみましょう。
Adobe Premiere Rush
パソコン用の動画編集ソフトとして定番のAdobe Premiereのアプリ版です。iPhone、iPadからいつでもどこからでも動画編集を行うことできる大変便利なツールです。スマホで撮影した動画をする編集し、SNSにすぐ共有できるのがうれしいですね。
本格的に編集したい場合は、パソコン用動画編集ツールのAdobe Premiere Proへ読み込むことができます。
- 対応OS: iOS
- ダウンロード:iOS
VLLO
広告が表示され、全機能を利用するには課金が必要ですが、無料でも十分に使えるのがVLLOです。動画テンプレートも豊富で、アニメーション付きのものもあるので、手軽に質の高い動画編集を行うことができます。
VivaVideo
編集の自由度の高さでおすすめするのがVivaVideoです。音素材なども豊富に揃っているため、質が高くオリジナリティ溢れる動画を手軽に制作することができます。
スマホ内音源も使えるようになっているため、ナレーションを別撮りして動画編集で追加するという使い方も可能です。
VideoShow
自分である程度、動画編集を自由にしたい場合はVideoShowもおすすめです。
無料でもある程度使えますが、テロップを好きな位置に入れることができるようになるため、有料で使うのに適した動画編集アプリになります。
撮影した動画素材の一部をズームイン、ズームアウトさせる編集も可能なため、動画に注目させたい箇所がある場合に活用すると、オリジナリティある動画に仕上げることができます。
Magisto
動画編集をある程度自動でしてもらいたい場合におすすめなのがMagistoです。
素材となる動画とBGMを選ぶだけで、自動で質の高い動画を制作してくれます。細かい設定はあまりできませんが、手軽に動画を作りたい場合におすすめできます。
基本的にはイメージ動画のようなものを作るのは得意としていますが、商品説明のような動画制作には向かないと考えてください。無料では短い動画しか作れませんが、有料で長い動画も作れるようになるため、ビジネスシーンにおいては基本的には有料で使うものになります。
おわりに
動画編集はパソコンではなく、スマホだけでも行うことが可能ですスマホで使える動画編集アプリは、パソコンで使えるものと比べると限られた機能しか使えないものが多いですが、だからこそ初めての動画編集には適したものともいえます。
動画によるマーケティングに興味はあるが、パソコンの動画編集ソフトへの投資が難しい場合や、動画編集をするスキルがない場合はスマホによる動画編集アプリは使い勝手もよくおすすめできます。
この記事を参考にして動画編集を行い、動画を活かしたマーケティングを自社で行えないか、ぜひ検討してみてください。
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