SNS運用代行ってなにをしてくれるの?料金相場やおすすめサービス比較

この記事では、おすすめのサービスを比較とともに、選ぶときのポイントも解説します。
目次
SNS運用代行でしてくれること
SNS運用代行は、TwitterやFacebook、InstagramなどSNSの運用を代行してくれるサービスです。具体的なサービス内容は主に、以下の6つで成り立っています。
アカウント運用の戦略・企画
SNSといっても様々な媒体があり、それごとに利用ユーザーや相性のよい商品・サービスが異なります。アカウント運用の目的や方向性、どのように運用していくかなどを示してくれます。
アカウント開設
アカウント開設に必要な作業(プロフィール入力、必要なテキストの準備、カバー・アイコン写真の設定など)を代わりに行ってくれます。
投稿代行
作成した記事や写真などを、SNSに投稿する作業を代行してくれます。ターゲットとする閲覧者に合わせた、媒体やタイミングで投稿します。
コメントへの返信
SNSに投稿した記事や写真に対して、コメントなどのリアクションがあったときに、その内容を確認して返信をしてくれます。
広告の運用
ターゲットの年齢や生年月日、住まいなどの基本情報から、引っ越しや誕生日、結婚などのライフイベント、特定のコンテンツを通した他のユーザーとのつながりまで、ターゲット個々の特徴に合わせて、最適な広告を配信してくれます。
レポートの作成
記事作成や投稿、コメントへの返信や広告の運用など、SNS運用代行の結果をまとめたレポートを作成してくれます。レポートを元にミーティングを行い、改善案を提示してくれるサービスもあります。
SNS運用代行を利用するメリット・デメリット
SNS運用代行にはメリットも多いですが、デメリットも存在します。メリットとデメリット、それぞれについて解説します。
SNS運用代行を利用するメリット
SNS運用代行を利用する最大のメリットは、SNS関連の業務にかける時間や手間を削減できることです。
SNS運用代行サービスを利用すれば、SNSに関わる業務を一括で管理してくれるため、SNSにかけていた時間を、他の業務に振り分けることができます。他の業務が忙しくSNSへの投稿や返信が滞ってしまうと、ターゲットに不安や不満を感じさせてしまう可能性があります。そこでSNS運用代行サービスを利用することで、コンスタントにSNSへの投稿や返信が可能となるのです。
また、SNS運用代行サービスを提供している会社は、SNSに関する専門知識や実績を持ちます。そのため、競合相手の分析や、最適な記事の投稿、ネガティブなコメントへの適切な対応などを行うことができるようになり、フォロワー数の増加などの成果を得られる可能性が高くなります。
SNS運用代行を利用するデメリット
SNS運用代行を利用するデメリットとして、まず上がるのが炎上の可能性です。SNSはターゲットと直接的にコミュニケーションが取れる媒体です。そのため、社会の風潮に合わない投稿をしたり、ターゲットの意にそぐわない返信をしてしまうと、そのSNSは炎上してしまう場合があります。炎上を回避するためには、運用代行会社に対して、事前に明確なガイドラインを提示する必要があります。
また、目的によって適したSNSの種類は異なります。SNS運用代行は費用の掛かるサービスなので、最初からすべてのSNSに対して運用代行を依頼すると、経費ばかりがかさみ、赤字になる可能性があります。ターゲットやSNSの特徴や傾向をよく見極めて、運用代行を利用する媒体を決める必要があるのです。
SNS運用代行サービスの費用相場
SNS運用代行サービスの費用相場は、依頼する内容によって異なります。基本的な投稿作成と投稿自体のみを代行してもらう場合は、月額2万円~10万円が相場です。この費用相場でサービスを依頼する場合は、コメントへの返信や広告の運用、競合相手の分析などの業務は自身で行う必要があります。また、投稿する記事の数も限られるため、はじめてSNS運用代行サービスを利用する場合などに向いています。
投稿作成と投稿に加えて、コメントへの返信を依頼したい場合の費用相場は月額10万円~30万円ほどです。ひと通りのSNS管理を代行してくれる料金帯で、サービス会社によってはレポートの作成も行ってくれます。記事や写真の質も一定水準まで上げることができますし、投稿数自体も増やすことが可能です。SNS運用代行サービスを利用する平均的な相場が、この月額10万円~30万円くらいでしょう。
プラスして広告運用や分析などを依頼したい場合は、月額50万円~が、運用代行の費用相場です。この料金帯で受けられるサービスには、広告運用の他に競合相手の分析や、レポートを元にした改善点の提案などのミーティングが含まれます。ミーティングで決定した方針を元に、SNS運用のほぼすべてを依頼できます。
SNSの専門家によるトータル的なサポートを希望する場合には、月50万円以上の予算を確保する必要があります。また、月額料金のほかに、初期費用が必要なケースもあるため事前に確認することをおすすめします。
広告の運用を依頼する場合は、別途広告費がかかります。SNS運用代行サービスの料金とは別に、予算を確保しておきましょう。
SNS運用代行サービス徹底比較
おすすめのSNS運用代行サービスを、その特徴や対応SNS、料金などを元に比較します。これらの違いを把握することで、目的に合ったサービスを見つけることができます。
Menbers(メンバーズ)
Menbersは、ソーシャルメディアマーケティングを推進することを目的として、企業が持つ複数のSNSを一括運用し、企業とターゲットのエンゲージメントを強めてくれるサービスです。日本でメジャーな、Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、などの他に、微博(ウェイボー)などの海外SNSにも対応しています。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTube、LinkedIn、WeChat、微博(ウェイボー)など
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社メンバーズ
SmartPR(スマートPR)
SmartPRは、SNSの企画の立案から、ターゲットにアクションを促すための支援、SNS運用時の日々のオペレーションまで、SNSの運用に必要な工程を代行してくれるサービスです。はじめてSNS運用代行サービスを利用する企業へのサポートが手厚いという特徴を持ちます。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社World Wide System
Social Media Lab(ソーシャルメディアラボ)
Social Media Labは、SNSのコンサルティングから運用代行まで一貫してサポートするサービスです。特徴として、炎上対策などのリスク管理の徹底が挙げられます。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社ガイアックス
FrontSupport(フロントサポート)
FrontSupportは、各SNSの特徴に合わせた運用代行を行い、課題解決をサポートするサービスです。海外向けSNSの運用代行にも力を入れており、Facebook、Instagram、LinkedIn、Twitterの国内・海外向けアカウントを、ワンストップで代行可能です。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:アディッシュ株式会社
Write Up!(ライトアップ)
Write Up!は、投稿コンテンツの企画・制作から投稿代行、コメントやメッセージの監視と返信、レポート制作、改善提案、リプレイスなどをサポートするサービスです。コメントやメッセージは人の目による監視を行っていて、炎上の種がないか確認します。コメントの監視だけなど、部分的な業務代行依頼も可能です。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社ライトアップ
GLOBAL LINK JAPAN(グローバルリンクジャパン)
GLOBAL LINK JAPANは、訪日外国人に向けたSNS運用代行サービスや、各SNSのフォロワー獲得ツール(AI搭載)など、特色のあるサービスを展開しています。SNSごとに分かりやすくプラン分けが成されているのも特徴です。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTube
料金:要見積り
運営会社:株式会社グローバルリンクジャパン
BUCKET(バケット)
BUCKETは、SNSを効果的に活用するための企画と運用をサポートするサービスで、実際に運用代行を行いながら、継続的に改善を続ける運用力が強みです。コンテンツの作成や広告運用の代行も行っています。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど
料金:要見積り
運営会社:株式会社バケット
Cyber Buzz(サイバー・バズ)
Cyber Buzzは、Instagramの運用に強く、企画・制作・投稿・広告キャンペーンの企画と実施など、Instagramの運用をすべて代行してくれるサービスです。Instagram以外に、TwitterやFacebookの運用も請け負っています。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram
料金:月額35万円~(基本運用プラン)
運営会社:株式会社サイバー・バズ
テテマーチ
テテマーチは、Instagramに特化したサービスで、ターゲットと目的に合わせた戦略の立案から企画までを総合的にサポートするサービスです。Instagramのハッシュタグ機能を利用してターゲットとの接点を持つことで、企業とターゲットのエンゲージメントを強化します。
対応SNS:Instagram
料金:要問い合わせ
運営会社:テテマーチ株式会社
SNSアンバサダー
SNSアンバサダーは、自社撮影スタジオを持つという特徴を生かし、SNS映えする写真や映像を作成してくれます。また、専属のSNSライターも付きコンテンツ作成から投稿までをサポートする、SNS運営代行サービスです。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE
料金:月額10万円~(ライトプラン)
運営会社:株式会社ジェー・ピー・シー
新大陸
新大陸は、セクションごとに専門家を4人置いてサポートをしてくれる運用代行サービスです。東京と静岡県浜松町をメインにサービスを展開しており、直接の取材も受けられるという特徴を持ちます。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram
料金:要問い合わせ
運営会社:株式会社新大陸
MARQS(マークス)
MARQSは、時代やターゲットに合わせたアプローチの立案や広告運用など、総合的にマーケティングの支援を行う運営代行サービスです。打ち合わせでのヒアリングに重点を置いています。
対応SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE
料金:要問い合わせ
運営会社:MARQS株式会社
Recourse(リコーズ)
Recourseは、飲食店専門の集客支援サービスです。SNSのデータ分析と運用コンサルティングに特化したサービスです。企業の特徴を踏まえたうえで、最も効果的なSNSの活用法を提案、サポートしてくれます。食べログやホットペッパーといったグルメサイトのコンサルティングも行っているため、飲食事業の集客を考えている方におすすめです。
対応SNS:Facebook、Twitter、Instagram、LINE
料金:月額3万円~
運営会社:株式会社ビゴップ
SNS運用代行を選ぶときのポイント
SNS運用代行サービスを選ぶときは、代行を依頼するSNSやターゲット層に対して実績があるかを見定める必要があります。SNSの種類やターゲットによって、注目を集めやすい記事や写真、広告は異なります。そのため、自身が希望するSNSやターゲットに対して実績がある会社かどうかは重要なポイントです。
また、独自の強みがあることも大切です。他社と同じ戦略のみを施策するサービス会社では、効果は得られません。独自の具体的な手法、強みを持つSNS運用代行サービス会社を選ぶようにしましょう。その上で、効果を図る物差しが明確かどうかを見極めます。
依頼したSNSのアクセス数を3ヶ月以内に2倍にする、などの具体的な提示を行えるサービス会社は、それに見合ったノウハウを持つ可能性が高いと言えます。
おわりに
いかがでしょうか?
SNS運用代行は、メリットの多いサービスです。しかし、目的に合ったサービスを選ぶことができなければ、掛けた費用が無駄になってしまいます。それぞれのSNS運用代行サービスの特徴や強み、料金を参考に、最適なサービスを選んでSNS運用に役立ててください。
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