ハイクオリティ!オススメの画像素材フリーサイトを紹介!

ここでは、そんな皆さんがうやむやにしている悩みや疑問、誤った危険な利用方法をすべて解決していきます!おすすめの画像フリーサイトも紹介しますので、ぜひこの記事を読み終わったら他人と差がつく正しい画像フリーサイトの使い方を実践してみましょう。
目次
画像素材フリーサイトって正直どうなの?
もしあなたがクリエイティブな作業を行う人だったら、例えばWebライターだったり、ビジネスマンだったり、YouTuberだったりすると、画像素材フリーサイトは欠かせないものかも知れません。
なぜなら、画像素材フリーサイトは、コンテンツを作成する上でとても有効な画像や写真などの素材がたくさんあるからです。例えば、Webライターがクライアントに提出する記事に画像を入れると、WEBライターが主張したい内容や、説明について、読者がよりイメージをしやすくなります。そうすることで、Webライターが作成した記事は、画像を活用していない場合よりも読者にとって価値のあるものとなります。
ビジネスマンの場合も同様です。ビジネスマンが社内でプロジェクトに関するプレゼンテーションを行う際には、社内の関係者に対してあなたのアイデアを理解してもらう必要があります。あなたのアイデアを画像を用いて表現することで、プレゼンテーションを受けた側にとって、より理解しやすく価値のある資料となります。
YouTuberにとっては、Webライターやビジネスマンとは少し異なり、画像のフリーサイトではなく音楽のフリーサイトを利用する傾向にあります。とはいえ、まったく画像素材を使わないわけではありません。動画の要素として画像を取り入れることで、視聴者に対してよりわかりやすい、イメージしやすいコンテンツとなります。
しかし、そんな画像素材フリーサイトを、よく理解しないまま危険な利用をしている人も多いです。
「どうして無料で利用できるの?」
「利用する際の注意点ってなに?」
これらを理解して、とても便利でクリエイターにとって欠かせないものとなっている画像素材フリーサイトを正しく効果的に利用する方法を、以降で紹介していきます。
画像素材フリーサイトを使う際の注意点
画像素材フリーサイトを、よく理解しないまま危険な利用をしている人も多いと、先ほどお伝えしました。画像素材フリーサイトを使う際には注意しなければならない点が、数多くあります。
「フリー」を勘違いしてはいけない!フリーサイトってそもそもなに?
著作権侵害に対する裁判例などでも、使用料無料のコンテンツを扱うウェブサイト等を「フリーサイト」と定義されていることがあります。ただし、勘違いしてはいけないことがあります。それは、無料で使ってよいとはいっても、無制限に何にでも使って良いわけではないということです。実際のフリーサイトでは、無料で使ってよい範囲が限定されているコンテンツがほとんどです。
クリエイターなら絶対に知っておかないといけない著作権について
クリエイターと著作権の関係は切りたくても切りきれません。なにかを創造する人であるクリ
エイターは、創ったものに対して著作権を持つことになります。また、なにかを創造する際に他人が創ったもの(著作物)を利用することも多いですよね。そこには著作権が存在します。
もしあなたが著作権について他人に説明できないままクリエイターとしての活動を続けているとしたら、急に損害賠償を求められる危険性があります。
だからこそ、クリエイターは著作権について絶対に知っておかないといけないのです。画像素材フリーサイトを使っている方も他人事ではありません。画像素材フリーサイトで提供されているコンテンツは、著作権がフリーであるわけではありません。
ではどうすればよいのでしょうか。安心してください。これから、著作権の基礎知識とチェックリストを紹介していきます。
基礎知識を下のようにまとめました。いろいろあり難しく感じるかもしれませんが、権利の名前は覚えなくても、なにがいけないのかを絶対に覚えておきましょう。
<人格権>
- 公表権
- 氏名表示権
- 同一性保持権
人格権は、作った人の名誉と、作品への感情を守る権利です。そのため、この権利を他人に譲ることはできません。例えば、あなたがイラストなどの作品を作ったとしましょう。それをテレビやインターネット上で公開したくないと思っているのに勝手に名前付きで公開されたらどう思いますか?さらに、内容を勝手に変えられていたら大変ですよね。こういった事にならないように、そもそも公開するのか、名前を公表するか、どんな内容で公開しようかなどを決めるのは作った人で、他人が許可なしに決めることはできませんと言っています。
<財産権>
- 複製権
- 上演権・演奏権
- 上映権
- 公衆送信権
- 公の伝達権
- 口述権
- 展示権
- 頒布権(はんぷけん)
- 譲渡権
- 貸与権
- 翻訳権・翻案権
- 二次的著作物の利用権
財産権は、作った人の財産的価値を守る権利です。あなたが有名なイラストレーターだとします。あなたのイラストはとても人気で、お金を払ってでも見たいという人がいます。有料で多くの人に公表できるのですから、あなたが作ったイラストは財産となります。その財産となる著作物を、コピーしたり、どのように多くの人に公開するかの権利です。この権利があるからこそ、記事などの著作物を、営利目的で他人が勝手にコピーしたり、掲載するなどして公表することはできません。
こんなに厳しくてうまくやっていけるのかといった疑問を抱いた方もいるかと思います。著作権の実際の扱いはどうなっているかというと、例えばクラウドソーシングでクライアントと契約をするWebライターのほとんどは「著作者人格権を行使しない」という契約をクライアントと結んでいます。
そのため、多くの場合はライターが作成した記事をクライアントが修正することができ、実際にメディアに掲載する時もライターの名前を掲載しないことが多いのです。
クライアントとしては、勝手に公表しているわけでも、勝手に名前を非公表にしているわけでも、内容を改変しているわけではありません。ライター(著作者)の許可を取っているために問題がないわけです。ただ、人格権がクライアントに移動したわけではありません。
多くのクラウドソーシングサービスでは利用規約として、業務が完了した時点で、つまりライターが報酬を受け取った時点で、財産権はライターからクライアントに譲ると決めています。(すべての利用者は利用規約に同意済みのはずですね)
つまり著作権の観点から見ると、クライアントはライターに対して報酬(ライセンス料)を払うことで、それを使って利益を得る行為が可能になる財産権(ライセンス)を買っているとも考えて良いでしょう。
もしその著作物の財産権が侵害された場合に損害賠償を求めることが可能なのは、そのクライアントであり、ライターではありません。
画像素材フリーサイトを使う際のチェックリスト
著作権はこういうものなんだなというように大まかに理解してもらったところで、次に実際に画像素材フリーサイトを使う際に気をつけるべきことをリストにしました。
これは、使う画像素材フリーサイト上で明記されているはずです。利用規約にて必ず確認しましょう。
チェック項目 | なぜ |
---|---|
加工の可否 | 加工してはいけない場合がある |
クレジット表記の義務 | クレジット表記が義務付けられている場合がある |
リンク掲載の義務 | リンク掲載が義務付けられている場合がある |
商用利用の可否 | 不可の場合あり。また、可能でも有料の場合がある |
スクリーンショットを撮っていないか | スクリーンショットは著作物の加工とみなされ、してはいけない場合がある。配布元からダウンロードすること |
一次配布場所の確認 | 画像フリーサイト自体が、コンテンツの一次配布場所であるなら利用規約を確認さえしておけば問題はない。しかし、Google画像検索で「商用利用可」を条件にして画像を見つけるなど、一次配布場所でない場合、実際にどういった利用であれば「商用利用可」であるのかを知るためには、一次配布場所にて確認する必要がある |
モデルリリース(肖像権) | 個人特定が可能である場合は、肖像権の許可が必要。許可されていない場合もある。利用範囲が限定されている場合もある |
利用規約などを確認していくなかで聞き慣れない言葉も出てくるかと思います。主なものを解説します。
- パブリックドメイン
“著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態または消滅した状態のこと”
引用元:パブリックドメイン - パブリックライセンス
“どこまでの範囲なら無断で利用して良いかの意思表示”
引用元:〈コラム〉パブリック・ライセンスについて - クレジット表記
”その写真が自分が撮ったものである、著作権があるといういわば署名のようなもの“
引用元:写真のクレジット(コピーライト)は必ず必要?記載方法の基本を解説
画像素材フリーサイトが無料で使える理由
画像素材フリーサイトはなぜ無料で使えるのでしょうか。それは以下の理由からです。
Web広告により収益を得ているから
運営元の利益に関する理由です。無料であることでWebサイトの利用者が多くなれば、広告を設置することでユーザーが広告をクリックする期待ができます。Webサイトの運営元は広告収益を得ることができるため、わざわざ有料にする必要がなくなります
著作権トラブルに関して責任を負わないから
Webサイトの運営元が確実な権利処理を行い、利用規約を明記していれば、どんなに多くのユーザーが著作権を無視した使い方をしたとしても運営元に責任は及びません。運営元が困るのであれば、有料にして悪質な利用を行うユーザーを制限することは可能です。しかし責任が運営元に及ばない限り、困らないのです。だからこそ、無料で運営することができます。
品質を保証していないから
もし運営元が、ハイクオリティなコンテンツのみを掲載し、それを保証しようとするとどうなるでしょうか。基本的には多大な運営コストが発生します。そうなれば広告収益だけでコストを回収できないかもしれません。
画像素材フリーサイトを利用するメリット・デメリット
これまで著作権をおもに紹介してきました。これからはメリットとデメリットについて紹介します。メリットとデメリットを理解して上手に活用できるようになりましょう。
メリット
- 気軽に利用できる(無料、ダウンロードが簡単)
しかし、多くの画像素材フリーサイトは掲載しているコンテンツの品質を保証していません。だからこそ無料で運営することができるのです。
- 知名度向上に有効であるから
無料でコンテンツを提供することで、有料では利用しなかったであろうユーザーまでもが利用することができます。多くのユーザーにWebサイトを訪れてもらえば、そのWebサイトを運営している人(企業)自体も有名になれます。有名になるとその分、他の商品が宣伝できたり、他のサービスに誘導したりと多くのメリットがあります。だからこそ無料で運営されている画像素材フリーサイトが存在しています。
メリットとしてはこの他にも、
- 記事やWebサイトの雰囲気にあった、目的にあった画像を探し出すことができること
- 解説系、紹介系コンテンツで、内容を視覚的に整理しやすくなる
- ポジティブな印象を与えられる
などがあります。気軽に、無料で簡単にあなたのコンテンツの質を向上できます。どうでしょうか。クリエイターにとってはもはや「無くては困る存在」ではないでしょうか。
デメリット
- 既に誰かのコンテンツなどに利用されている場合がある(オリジナリティがなくなる)
- 利用規約のチェックが手間(これは有料サイトの場合でも変わりません。避けれません)
- 会員登録をする必要があり手間がかかる(不要な場合もある)
- 運営元から来る広告メールがうっとうしい場合がある(まったく広告メールがない場合もある)
デメリットとしては以上のような点が挙げられます。どうでしょうか。人によってはそんなの全然気にならないという方もいらっしゃるとは思いますが「うわぁ……嫌だな」と考える人もいるでしょう。
おすすめの画像素材フリーサイトを紹介
さて、ここからは実際に使うことを想定しておすすめの画像素材フリーサイトを紹介していきます。
これまでに著作権についてや、利用する際に注意しなければいけないことを知ったあなたはもう怖くありません。欲しい画像の種類など、あなたの目的に応じて上手に使い分けましょう。
Pixabay
- 160万枚以上の画像や動画
- ベクターイメージ、イラストなど
- ブログのアイキャッチ画像やイメージ画像におすすめ
GRSTISOGRAPHY
- ゆったりとした雰囲気の画像が多い
- 各テーマごとに検索可能
- 写真を見るだけでも楽しめる
PAKUTASO
- 高品質、高解像度
- 時事ネタ関係がすぐにアップされる
- 自然風景、人物
- Web制作者におすすめ
足成(あしなり)
- 全国のアマチュアカメラマンの写真が使える
- 自然風景、飲食、人物
タダピク(サイト横断系)
- 42のサイトを横断して検索可能なので効率的
- 日本人の写真
photoAC
- 日本人の素材多め
- 小物や雑貨など幅広く掲載
- クリエイター検索で好みのテイストを追える
画像素材有料サイトも検討してみよう
有料サイトには、無料サイトに比べて圧倒的に質が高く、量が豊富といったメリットがあります。その分、利用料も高額であったりしますが。
もしあなたが
「無料サイトには欲しい画像が見つからなくて結局時間がかかる……」
「もっと高品質な画像を使えば、自分のWebサイト利用者が安心感、信頼感を持って利用することができるのでは」
というように、有料サイトを使う方がメリットが大きいと感じるのであれば、ぜひ有料サイトを検討してみましょう。
Shutterstock
- 海外サービス
- 素材数がとても多い(1億種以上)
- ハイクオリティ
PIXTA
- イラスト、動画、音楽素材
- 比較的リーズナブル
- 人物、感情、習慣、シーン、風景などに特化
アマナイメージズ
- ハイクオリティ
- 日本人モデル画像多数
- 他では使われていない画像が多く見つかる
ゲッティイメージズ
- 人物、自然、風景に特化
- 世界の報道系ページに使われており有名
- ナチュラルテイストが多め
まとめ
実は知らなかった知識や注意点、知っておかなければならなかった知識や注意点など、クリエイターである皆さんにとってなにか感じるものがあったでしょうか。
正しい画像サイトの使い方を通して、著作権を意識したコンテンツの創作活動、さらに高品質な価値あるコンテンツの創作に繋げていただくきっかけになればと願っております。
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