動画制作・編集

【2021年最新版】オススメの動画編集ソフトを紹介!

パソコンで動画を編集する男性
近年、4G環境の整備や動画プラットフォームの普及により、日常的に動画を目にする機会が多くなってきました。そのような状況に合わせ、ビジネス・プライベートを問わず、動画を活用する機会も増えてきており、自身で動画制作をしたいと考える人も増えています。
動画を制作をする場合、動画編集ソフトが必要になりますが、世の中には何種類もの動画編集ソフトがあり、どれを使えば良いのか分からないという人も少なくないはずです。
そこで今回は、動画編集ソフトの選び方を解説しつつ、おすすめの動画編集ソフトを紹介していきます。動画制作に興味のある方は、是非ご覧ください。

動画編集にソフトは必要?

映像編集する手元の様子

結論からいうと、動画編集は動画編集ソフトがないと行うことができません。 動画編集を行う上で必要な機能は以下のようなものです。

  • 動画素材(クリップ)のカット・長さ調整
  • SE・BGMの挿入
  • テロップの挿入
  • 各種エフェクトの挿入

上記のような機能は、基本的に動画編集ソフトを使用しないと扱うことができません。よって、動画を編集したいのであれば、まず動画編集ソフトを用意する必要があります。

また、MacにはiMovieという動画編集ソフトが標準搭載されているのですが、Windowsでは昔標準搭載されていたムービーメーカーがWindows10から非対応となってしまったので、「フォト」というアプリを使って静止画像から簡単な動画を作成することしかできません。

MacのiMovieもテロップの挿入場所を変えることができないなど、動画編集ソフトとしての機能が制限されているため、痒いところに手が届きません。上記のような理由から、イメージ通りの動画をストレスなく制作したいのであれば、高性能な動画編集ソフトは必須といえるでしょう。

動画編集ソフトを選ぶ際のポイント

「POINT」と書く男性

動画編集ソフトを選ぶ際には、以下のようなポイントがあります。

  • ソフトが自分のパソコンのOSに対応しているか
  • 必要な機能はあるか
  • プラグインなどによる拡張性があるか
  • 有料か無料か
  • 操作難易度画自身に合っているか

詳しく見ていきましょう。

ソフトが自分のパソコンのOSに対応しているか

動画編集ソフトを選ぶ際にまず確認しなければならないポイントは、自身の持っているパソコンのOSにソフトが対応しているかどうかです。当然の話なのですが、Windows専用の動画編集ソフトだった場合、Macでは正常に作動しません。対応OSの確認を怠ると、無料ソフトはまだしも、有料ソフトを購入した場合は買い損となり、悲惨なことになってしまいます。

また、同じWindowsでも10は対応していても8は非対応であったりと、バージョンによる対応の有無もあるので、動画編集ソフトを選ぶ際には注意しましょう。同様のことはスマートフォンやタブレットのアプリなどでもいえます。ソフトによって対応しているOSが違うので、ダウンロードする際にはしっかりと確認するようにしましょう。

必要な機能はあるか

次に確認しておきたいポイントは、必要な機能があるかどうかです。ちまたに出回っている動画編集ソフトは、基本的な機能は備えているものがほとんどですが、細かい機能にはソフトごとの特色があります。ソフトの購入の際に機能の確認を怠ると痒いところに手が届かず、自身がイメージしている動画が制作できないことも考えられるでしょう。

動画編集ソフトを選ぶ際は、自身がどのような動画を作りたいのかある程度イメージした上で、体験版やトライアルで使用感を確かめてみることをおすすめします。

プラグインなどによる拡張性があるか

動画編集ソフトの中には、後発のプラグインや連携ソフトによって機能を拡張できるものがあります。

例えば、無料の動画編集ソフトとして使用者が多い「AviUtl」は、元々はエンコードソフトとしての役割が強かったのですが、後発でリリースされた数々のプラグインによって、別のソフトといえるレベルにまで拡張できるようになりました。

また、有料ソフトでは世界中のプロに使用されている「Adobe Premiere Pro CC」などが、同社がリリースする他のクリエイターツールと連携が取れるようになっており、より応用的な作業が可能になっています。プラグインや連携ソフトを利用すれば、自身が行う作業に最適な環境を生み出すことができるので、特に動画編集の頻度が高い人にはおすすめです。

有料か無料か

有料か無料かも、動画編集ソフトを選ぶ際の大きなポイントです。近年、動画編集ソフトはどんどん進化してきており、先述の「AviUtl」のように、高度な動画編集作業ができるものもあります。よって、結婚式用の動画制作など、プライベートで利用するちょっとした動画を制作したいのであれば、無料の動画編集ソフトでも充分な可能性が高いです。

しかし、無料ソフトには既に更新が止まっており、現在の環境に対応できていないものや、UIが悪く使いづらいものも多くあります。また、プライベートの範疇を超えるようなクリエイティブな動画を制作したいのであれば、無料ソフトの機能では心もとないことがほとんどです。より高度な動画編集を求めていたり、使いやすさを優先したいのであれば、有料ソフトを使用すると良いでしょう。

操作難易度が自身に合っているか

操作難易度が自身に合っているかどうかも、ソフトを選ぶ上での重要な指標です。動画編集ソフトには決まったフォーマットがなく、操作方法はそれぞれのソフトによって大きく違います。ソフトによっては操作方法が難しく、簡単な編集を行うのにもかなりの労力を費やすものもあるため、注意が必要です。

有料ソフトはできることが多い分、操作が複雑になることが多いのですが、代わりに簡単に操作できる簡易操作ツールが搭載されているものも多く、動画編集に慣れていなくてもある程度の動画が制作できるようになっています。

注意が必要なのが無料ソフトです。無料なだけあって、開発側は利用者のニーズを汲み取って使いやすいソフトを提供しよう、と必ずしも考えているわけではありません。それでも使いたい方は自己責任でどうぞ、と言うスタンスの場合もあります。

ソフトによっては単純に使いづらいというものも存在するので、動画編集ソフトを選ぶ際は操作難易度にも注目するようにしましょう。

オススメの動画編集ソフトを紹介(PC編)

ノートパソコンで仕事をする男性

動画編集ソフトの選び方が分かったところで、おすすめの動画編集ソフトを紹介していきます。まずは、パソコンで使える動画編集ソフトを有料・無料問わずに見ていきましょう。

今回紹介するPC向け動画編集ソフトは以下の通りです。

  • Adobe Premiere Pro
  • Final Cut Pro X
  • PowerDirector 18 Ultra
  • AviUtl
  • Filmora9

詳しく見ていきましょう。

Adobe Premiere Pro

「Adobe Premiere Pro」はAdobeがリリースしている動画編集ソフトの中でも最上位のもので、多くのクリエイターが使用しています。プロが要求するような操作を含め、「Premiere Pro CC」ではほとんどのことを行うことが可能です。

Adobeのクリエイターツールの例に漏れず操作方法は少々独特で、慣れるまで時間がかかりますが、ショートカットキーなどを完全に把握してしまえばかなりの速さで作業を行うことができるようになるため、業務として常に動画編集を行う人には最適なソフトとなっています。

今後クリエイターを目指している人や、どんどん高度な動画編集を身に付けていきたい人におすすめのツールです。

Final Cut Pro X

「Final Cut Pro X」は、「Premiere Pro CC」と双璧をなす動画編集ソフトとして知られています。「Final Cut Pro X」はApple純正のソフトで、Macにしか対応していないのですが、「Premiere Pro CC」に匹敵するほどにほとんどの作業が可能であり、かつUIも使いやすくまとめられているため、Windowsユーザーであるにも関わらず「Final Cut Pro X」を使用するためにMacを購入する人も多いです。

基本的な使用感はMacに標準搭載されている「iMovie」を踏襲しており、「Premiere Pro CC」よりもカジュアルに使用することができます。Macで動画編集をしたいという人には、おすすめできる動画編集ソフトです。

PowerDirector 18 Ultra

「PowerDirector 18 Ultra」は、国内シェアNo.1を誇る「PowerDirector」の最新版です。直感的に操作できるUIと分かりやすい操作フローが最大の特徴で、初心者でも簡単に編集作業を行うことができます。

また、プラグインも充実しているため、より高度な動画編集を行うことも可能です。プライベートからビジネス用途での使用まで、幅広く使用できる動画編集ソフトになります。

AviUtl

「AviUtl」は、自由度の高い動画編集ができる無料ソフトです。最大の特徴はプラグインによる高い拡張性で、単純な動画編集からモーショングラフィックスソフト的な作業まで、非常に幅広い作業を行うことができます。

また、動画編集ソフトの中では動作が軽いことも特徴で、クリエイターパソコンのようなPCスペックを必要としないのも大きな特徴です。ただし、プラグインの導入が少々複雑で、慣れるまでに時間がかかる可能性が高いでしょう。無料で高度な編集作業まで行いたいという人にはおすすめの動画編集ソフトです。

Filmora9

「Filmora9」は、簡易編集モードが搭載されている初心者に優しい動画編集ソフトです。ライトユーザーを想定した作りになっており、できることは今回紹介した他のソフトより少ないですが、知識のない初心者でも簡単に動画が作れるようになっています。

特に簡易編集機能は優秀で、テンプレートに素材を追加していくだけで自動で動画を作成してくれるので、動画作成のノウハウがない人でも安心して動画を制作することが可能です。

また、無料体験版もリリースされており、ほとんどの機能が使えるため、問題が無ければ体験版を無料の動画編集ソフトとして活用することができます。有料版、体験版を問わず、知識はないがとりあえず動画編集をしてみたいという人におすすめのソフトです。

オススメの動画編集ソフトを紹介(アプリ編)

スマートフォンからポップアップする動画アイコン

続いて、スマートフォンやタブレットで使える動画編集ソフトを紹介していきます。紹介するPC向け動画編集ソフトは以下の通りです。

  • Premiere Rush
  • VideoShow
  • VivaVideo

詳しく見ていきましょう。

Adobe Premiere Rush

「Adobe Premiere Rush」は、動画作成からSNSへの公開までをスピーディーに行えるアプリです。動画はクラウドで共有され、スマートフォンやタブレットでも編集することができます。

高度な編集も行うことができるため、クオリティの高い動画をスマートフォンやタブレットで制作したい場合には最適なアプリとなっています。ただし、月額980円とアプリとしては高額なのが玉にキズです。スマートフォンやタブレットでも妥協なく動画編集を行い人には間違いなくおすすめできるアプリです。

VideoShow

「VideoShow」は、自動編集と手動編集が選べる動画編集アプリです。

簡易編集ツールによる自動編集によって簡単に動画編集ができる他、手動で編集することもできるため、臨機応変に作業をすることができます。また、スマートフォンやタブレット用の動画編集アプリは動画の再生時間が限られおり、長編の動画を制作することができないことが多いですが、「VideoShow」は時間に制限がないので、長編の動画も制作が可能です。全ての機能を使用するには課金が必要ですが、長編の動画をある程度自由に制作したい人におすすめの動画編集アプリになります。

VivaVideo

「VivaVideo」は、カジュアルにコミカルな動画を制作したい場合に便利なアプリです。

最大の特徴は独特のエフェクトや効果音素材が使用できることです。動くスタンプやコラージュ機能など、動画内に違和感のある要素を簡単に盛り込むことができます。効果音素材にも笑い声など、コミカルなものが多く用意されているので、動画制作の経験が少ない人でも比較的簡単に面白い動画を制作することが可能です。

もちろん、動画制作に必要な基本的な機能を使用することもできるので、編集の自由度は高くなっています。ただ、無料版では5分までの動画しか制作できないので注意しましょう。プライベートやSNSのマーケティングなどで動画を活用したい人におすすめなアプリです。

目的に応じてソフトを使い分けよう

"パソコンで動画を編集する男性

動画編集ソフトを選ぶ際のポイントを紹介してきました。動画編集ソフトを選ぶ際には、まず用途を明確化することが重要です。

例えばプロが日常の業務で使用するソフトと、結婚式ムービーの制作など、プライベートで使用する場合では、重視するべきポイントが変わってきます。前者の場合は応用性や拡張性、ショートカットの充実具合などが重要になってきますが、後者の場合は緒感的な操作性や、操作フローの分かりやすさが重要になってくるはずです。

まずは当記事で紹介した動画編集ソフトの体験版などを使ってみて、自身に合ったものを探すのがおすすめです。自身の知識や用途に合わせて、操作難易度や必要な機能が適切な動画編集ソフトを選びましょう。

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