これが無料!?おすすめ画像加工フリーソフト12選!

今回はそんな画像加工フリーソフトの特徴や使用するメリット・デメリット、選ぶ際のポイントやおすすめの画像加工フリーソフトについてご紹介します。
画像加工ソフトとは
画像加工ソフトとは、画像編集に使用するソフトウェアのことです。Adobe Photoshopのようにプロユースの本格的なものから、初心者でも気軽に使えるものまで様々なものがあります。Adobe Photoshopのようにプロユースのものはたいてい有料で提供されますが、近頃ではフリーのソフトでも高性能なものが多くあります。
使いたい機能にもよりますが、「少し画像を明るくしたい」「トリミングをしたい」と言うくらいで有料のデザインソフトを購入する前に、まずはフリーの画像加工ソフトで試してみることをおすすめします。本格的な有料のデザインソフトよりも格段に簡単なものが多いため、操作もスピーディーに行え、更新が頻繁な記事サイトの運営を妨げることもありません。
プロが撮った画像素材は最初からある程度加工が施されている場合が多く、ほとんど加工の必要性を感じることはないかもしれませんが、自分で撮影した画像を使いたい場合などにはより画像加工ソフトの必要性を感じるかもしれません。
また、画像加工のフリーソフトを大きく分類すると、オンラインで使うタイプのものとダウンロードしてパソコン上で起動して使うタイプのものとに分けられます。それぞれの特徴をこの後にも説明しますので、特性を加味した上でソフトを選択してみてください。
フリー画像加工ソフトを使うメリット・デメリット
フリーで使える画像加工ソフトの概要はつかめたかと思います。ここでは画像加工フリーソフトのメリットだけでなくデメリットも確認してみましょう。
フリー画像加工ソフトを使うメリット
- 無料で使える
まず第一に無料で使えるのが最大のメリットと言えるでしょう。いきなりプロユースの高額ソフトを購入しても、使いこなせずタンスの肥やしのようになる場合も多いのではないでしょうか。無料ソフトを使用して、もし物足りなく感じるようになったら有料ソフトの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
- 動作が軽い
使用するソフトにもよりますが、たいてい有料版のものよりもソフト自体が軽いため動作が軽い場合が多いです。重たいソフトの緩慢な動きにわずらわしさを感じることも少ないでしょう。
- 操作が簡単
こちらも使用するソフトにもよりますが、誰でも簡単に操作できるような優しい画面設計になっているものが多いです。プロ向けのツールのように解説本やサイトを読まなくても使えるものがほとんどです。
- デザイン性の高いものが簡単に作れる
Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorなどの有料の本格的なツールは高性能ですが、デザイン性の高いものを作るには相応のデザイン力が必要です。フリーソフトの中にはあらかじめテンプレートなどが用意されているものも多く、誰でも簡単におしゃれなデザインを作ることができます。
- 動作環境を選ばない
オンラインのサービスの場合、インターネットに繋がっていれば、使っているパソコンのOSなどを気にする必要はありません。また、クラウド上にデータが保存されるサービスなら、万が一パソコンが故障した場合などでも編集データが残るので安心です。
- アプリでも使える
上で説明した動作環境とも関係しますが、オンラインサービスの場合、iPhone/Androidアプリも用意されている場合が多くあります。いちいちパソコンを立ち上げる必要がなく、気軽にいつでも画像編集が可能です。
フリー画像加工ソフトを使うデメリット
- 機能が制限されがち
フリーソフトの場合、目的の機能が付属していない場合が多々あります。ただ、有料版であったとしても、目的の機能が最初から全て付属されているものはなかなかありません。フリーソフトに限った話ではありませんが、使用前に最低限機能の確認は行いましょう。
- スキルとして認められにくい
Adobe Photoshopなどのプロユースのものは、操作が複雑なこともありあまり一般向けではありませんが、その分習得してしまえばそれがスキルとして認められると言ったメリットもあります。デザイナーを志す方なら当然こちらのソフトを使用した方が良いといえます。ただ、色々なソフトを試しておくと、新しいツールへの興味関心が高いとして好印象を持たれる場合もあります。プロを志す方は、柔軟にツールを使い分けると良いでしょう。
- 使用しているパソコンに対応していない場合がある
この後の選ぶ際のポイントでも触れますが、ツールによってはお使いのパソコンのOSに対応していない場合があります。インストールする前によく確認しましょう。
- サポートが不十分、または英語
オープンソースなどの無料サービスの宿命かもしれませんが、サポート体制が整っていないことが多くあります。たとえサポートがあったとしても、日本のサービスではない場合、英語が苦手な方はハードルが高く感じてしまうかもしれません。サービス選定の際にはそうした背景も加味すると良いでしょう。
- サービスが終了する場合がある
どのサービスにも共通して言えることですが、ツールの開発が突然止まってしまったり、最悪の場合終了してしまうこともあります。有料ツールの場合には、サポートがあり問い合わせることもできたりしますが、無料ツールの場合、開発者が任意でサービスを公開しているようなことも多く、利用者としては文句を言うのもはばかるかもしれません。
フリー画像加工ソフトを選ぶ際のポイント
それでは、フリー画像加工ソフトを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
ダウンロードして使うかオンラインで使うかを確認
ダウンロードして使うソフトの場合、起動に時間がかかったり、ソフト自体が重たいためパソコンのメモリを消費して動きが緩慢になりがちです。例えば、画像のトリミングなどのちょっとした作業だけを行いたい場合は気軽に使いづらいかもしれません。
ただ、ダウンロードして使うソフトの場合、インターネット環境がなくても作業できると言ったメリットもあります。用途に応じて使い分けると良いでしょう。
使っているパソコンに対応しているか確認
目的のソフトがWindows、Mac、Linuxすべてに対応していれば良いですが、たまにWindowsのみ、またはMacのみに対応と言った場合があります。使いたいソフトの対応環境には注意しましょう。
行いたい機能がついているか確認
画像加工ソフトで何を行いたいか、ソフトを使い始める前によく確認する必要があります。
画像補正、トリミング、リサイズ、明るさ調整、コントラスト調整、サイズ変更、赤目補正、色調補正、エフェクト、画像フォーマットの変更、イラスト作成、テキスト追加など、フリーソフトでも出来ることはたくさんあります。ただし、フリーソフトの場合少し機能に制限があったり、一部有料登録が必要だったりすることもあるため、無料でどこまで行えるかはよく確認してください。
出力される画像フォーマット形式に注意
意外と見落としがちなのが出力される画像フォーマット形式です。無料だとJPEG形式だけの対応になっていて、有料プランでなければそれ以外のフォーマットに対応できないものもあります。
具体的な使用例で言えば、LINEスタンプをフリーソフトで作りたい場合、ファイル形式はPNGと指定があったりします。フリーソフトでデザインやイラストなどを制作する際はよく注意するようにしましょう。
配布元をよく確認する
フリーソフトのダウンロードボタンを押したらウィルスに感染した、と言うようなトラブルがあるのも事実です。気軽に使えるのがフリーソフトのメリットですが、ダウンロードする前に配布元をよく確認しましょう。
おすすめのフリー画像加工ソフト
最後に、使いやすいおすすめのフリー画像加工ソフトをご紹介していきます。やりたいことやパソコンの環境などを確認して、自分に合ったものを選んで試してみましょう。
Photoshop Express Editor
Adobe Photoshopを提供するAdobe公式の画像編集サービスです。Photoshopほど多機能ではありませんが、それに近い機能を兼ね備えており、ウェブサイトや記事に使う画像を加工するには申し分ありません。注意としては、保存できる画像フォーマットはJPEGのみとなっています。その他の画像フォーマットで保存したい場合には、有料のPhotoshopを使うか、別のツールを使うなどして対応する必要があります。
モバイル端末で使えるアプリ(App Store/Google Play)もあるので、お使いのスマートフォンで撮影した画像を加工したい場合にもスムーズです。
Fotor
基本的な画像加工だけでなく、あらかじめ用意されたテンプレートからコラージュやデザインを作成することもできます。操作画面もわかりやすく、簡単にデザイン性の高いものを作ることができます。
モバイル端末で使えるアプリ(App Store/Google Play)もあります。
fotojet
こちらもFotorと同様、画像加工だけでなくデザインやコラージュも作成できるツールです。ユーザー登録なしでも使えます。有料のダウンロード版(windows版/Mac版)もありますが、オンライン型でまずは試してみることをおすすめします。
canva
Fotorやfotojetと同様に、画像加工のみならず、デザイン作成もできるツールです。豊富なテンプレートの中から好きなものを選んで編集するだけで簡単におしゃれなデザインができてしまいます。iPhoneやiPadアプリでも操作可能です。
モバイル端末で使えるアプリ(App Store/Google Play)もあります。
Pixlr Editor
基本的な画像加工はほとんど網羅しています。それに加えて、レイヤー機能があるのが大きな特徴です。画像の上にテキストやステッカーを重ねたりして、簡単にデザイン性の高いものが作れます。Photoshopに慣れた方なら、操作感が似ているのですぐに使いこなせるでしょう。
Sumo Paint
Adobe Photoshopに操作感が似ているため、比較的デザインツールに慣れた方であれば簡単に使いこなせるでしょう。力士のキャラクターがチャーミングです。
GIMP
ダウンロード型(動作環境:Windows、Mac、Linux)
フリーで使えるソフトとして最も有名なのがGIMPです。Adobe Photoshopの代用と言われることも多いソフトですが、フリーソフトとしては申し分ないくらい高性能です。
レイヤー機能も備えており、Photoshopに慣れた方には比較的使いやすい操作感です。Photoshop同様、プラグインやスクリプトで機能をカスタマイズすることも可能です。解説本も出ているので、より深く理解したい方は、解説サイトや解説本をチェックしてみてください。
Photoscape
ダウンロード型(動作環境:Windows、Mac)
機能はシンプルですが、その分初心者でも使いやすい画像加工ソフトです。リサイズ、トリミング、テキスト挿入等の基本的な作業は可能です。凝ったデザイン性の高いものを作るには少し物足りなく感じるかもしれませんが、操作が簡単なので気軽に使うことができます。
Jtrim
ダウンロード型(動作環境:Windows)
操作が簡単で、初心者向けのソフトです。リサイズやトリミングなどの基本的な加工を行うことができます。使い方に困ったら、解説サイト「JTrimを使ったフォトレタッチ、画像加工支援サイト」もチェックしてみてください。
Pixia
ダウンロード型(動作環境:Windows)
もともとはイラスト作成などのために開発されたペイントツールですが、画像加工にも使うことができます。Windows版にしか対応していないので、Macユーザーは使うことができません。
Inkscape
ダウンロード型(動作環境:Windows、Mac、Linux)
ベクター編集ができるドローソフトです。もちろん画像加工も行えます。Adobe Illustratorの代替として使われることも多いようです。Illustratorを使ったことがある方には使いやすいソフトと言えるでしょう。
MedibangPaint
ダウンロード型(動作環境:Windows、Mac、iPad、iPhone、Android)
こちらも無料とは思えないほど高性能なドローソフトです。画像加工と言うよりはイラストやマンガ向けのツールではありますが、サイトも充実しているので、使い方に困った時にも安心です。
おわりに
画像加工フリーソフトについて確認してきました。高性能すぎる有料ツールに振り回されて機能を持て余すよりも、ほどほどに高性能な無料ツールで機能をふんだんに使い倒す方が、コストパフォーマンスは高いと言えるかもしれません。
メリットばかりでなくデメリットもそれなりにあるフリーソフトですが、そうした点を踏まえても、無料で使えることはやはり一番の強みです。ちょっとした画像加工をしたい方だけでなく、デザインに興味がある方にとっても、デザインに触れる最初のきっかけになるかもしれません。
まずは今回おすすめしたツールを気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。今回の記事がツールを選ぶ際の参考になれば幸いです。色々試して、自分のお気に入りを見つけてくださいね。
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