Web・グラフィックデザイン

便利なABテストツールの特徴や選び方を解説

ツールを使ってABテストをスタート
ABテストツールはとても便利なツールです。いくつもの優れたABテストツールが開発され、サービスを提供しています。
今回はそれぞれのABテストツールが持つ特徴を詳しく説明していきます。最適なABテストツールを見つけ、成果をあげていきましょう!

ABテストの目的とは

ABテストの成果

ABテストを行う目的は、Webサイトのコンバージョン率を上げることにあります。コンバージョンとは、Webサイトで獲得できる成果のことです。

ABテストツールがなかったころには、この作業に多くの時間とコストがかかりました。現在、いくつものABテストツールが開発されています。これらのツールを導入することで、時間とコストを抑えて、コンバーション率を上げることができるのです。

無料のABテストツール

無料イメージ

ABテストは、その結果がわからなければ意味がありません。まずは無料で利用できるABテストツールをご紹介します。

Googleアナリティクスのウェブテスト

Googleアナリティクスの機能のひとつに『ウェブテスト』というものがあります。この機能を使うことで、ABテストを実行することが可能です。Googleアナリティクスで設定したコンバーションを、そのままテストの指針として使用できます。

Googleアナリティクスのウェブテストは、設定や操作が簡単なので、ABテストに慣れていなくても簡単にテストを実施できます。

※今後サポートが終了する予定です。

Googleオプティマイズ

Googleオプティマイズとは、Googleが提供するABテストツールで、Googleオプティマイズ360の無償版です。Googleアナリティクスを使ったことがあれば、直観的な操作でABテストができます。また、Googleアナリティクスとの連携も可能です。

有料のABテストツール

Optimizely(オプティマイズリー)

Optimizelyのトップページ

アメリカで開発された、世界最大シェアを誇るABテストツールで、日本語にも対応しています。マイクロソフト社やSONYなど、世界中の大企業が採用しているツールです。

Webサイトを編集するには、Webデザイナーに依頼する必要がありますが、Optimizelyを導入することで、専門知識がなくても、サイトの編集が可能になります。Web担当者のみでサイトの改善が完了するため、時間とコストの削減ができるのです。

料金:要見積もり

Kaizen Platform(カイゼンプラットフォーム)

Kaizen Platformのトップページ

日本人がサンフランシスコで開発したABテストツールです。Kaizen Platform最大の特徴は、ABテストツールと、クラウドソーイングの組み合わせにあります。

忙しく案を出せない場合などには、Kaizen Platformのクラウドソーイングを通して、デザイナー(クローズハッカー)に案を発注することも可能です。発注すると数日で複数の案が上がってきますので、その中から良いと思う案を選んで、ABテストを実施できます。

Kaizen Platformは、サポート面も充実していて、専任のチームから電話でサポートを受けることも可能です。

料金:要見積もり

Visual Website Optimizer(VWO)(ビジュアルウェブサイトオプティマイザー)

VWOのトップページ

インドで開発されたABテストツールです。他のツールにあるドメインの制限がありません。この点は、規模の大きなサイトで有利に働きます。また、ブラウザ上でサイトのデザインを簡単に編集できるのも、VWOの特徴です。

そして嬉しいのがヒートマップ機能が無料で使えること。ABテストの分析をさまざまな角度から行うことができるでしょう。

料金:要見積もり

SiTest(サイテスト)

SiTest(サイテスト)のトップページ

国産のABテストツールです。国産のため、画面が見やすいという長所を持ちます。また、ブラウザ上でテストパターンを簡単に作成できるため、短時間でテストの実行が可能です。独自の人工知能による解析レポートを見ることができ、改善点の発見に役立ちます。

料金:要見積もり

Gyro-n(ジャイロン)

Gyro-nのトップページ

ABテストの結果を自動判定してくれる機能が特徴です。テスト開始後は自動化されて、結果が出るとメールで教えてくれるため、分析の手間を最低限に抑えられます。また、Gyro-nは、新規のセッションや時間など、ターゲットを絞ってABテストを実行できます

料金:問い合わせ

ABテストツールを選ぶ際のポイント

ABテストツールを選ぶイメージ

もし、はじめてABテストツールを実施するのなら、無料か無料トライアルのあるツールを選びます。知識としてABテストの概要を知っていたとしても、実際に実施して初めて知ることができる内容もあるためです。

また、慣れないうちは、サポートの手厚さも重要です。設定方法や使い方が分からず手間取っていては、ABテストツールを使う目的のひとつである、時間削減につながりません。そのほか、予算や必要な機能を事前に書き出して比較する方法も有効です。

セッションが多くないサイトであれば、Gyro-nのように、月額料金が安いABテストツールを選択することで、長く使い続けることができ、結果に結びつきます。ABテストにかける人員や時間を最小にしたいのならば、サポートが手厚いKaizen PlatformやVWO、国産のSiTestが最適です。より多くのコンバージョンを得るために、ウェブサイトの細部まですべてテストしたい場合は、機能の充実している、OptimizelyやVWOがおすすめです。

費用をかけてツールを使用しても、それに見合った成果が得られなければ意味がありません。ABテストで得られる効果の仮説をたて、費用対効果をしっかりと考えた上でツールを選ぶようにしましょう。

まとめ

ABテストを行う男性

いかがでしょうか?

Webサイトのパフォーマンスを効率的にあげるためにABテストは大変有効な手段です。それを便利に行うことができるABテストツールはたくさんありますが、予算やテストを行うサイトに合ったものを選ぶ必要があります。適したABテストツールでテストを実施して、Webサイトの成果をどんどんあげていきましょう!

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