YouTubeでSEO対策が重要?マストでやっておきたい対策を紹介

今回はYouTubeを使った動画マーケテイングを行う際に意識すべきSEO対策とその理由を解説します。
目次
YouTubeでSEO対策が必要な理由
動画を手軽にアップロードできるのがYouTubeの魅力。バーステインリサーチによると、2016年の時点でYouTubeには18億から21億もの動画がアップされています。数多くの動画がアップされているYouTubeですが、再生回数の93%は1%の動画に集中していて、99%の動画はほとんど再生されないと言われています。
膨大な予算で動画を制作しても、見てくれるユーザーがいなければメリットは少ないもの。TwitterやFacebookで告知して動画を宣伝できますが、時間が経つと流入が減ってしまいます。
動画への流入を長期的に維持するには、SEO対策して動画を検索したユーザーに見てもらうことが重要です。自社ホームページと同じく、検索流入を意識することが動画の視聴回数を増やすコツです。
また、YouTubeの動画は検索キーワードのニーズや検索順位に関連し、Googleの検索結果に表示される場合があります。キーワードを最適化することでYouTube内だけでなく、Googleの検索からも動画にアクセスされるのです。
例えば「ダンボール工作」で検索すると、YouTubeにアップされた工作動画が検索上位に表示されます。Googleはユーザーの悩みや疑問を解決できる動画を高く評価する傾向にあります。チュートリアルやレビュー、ハウツーやスポーツといった動画は検索順位が上がりやすいのです。このようにテキストや画像で見るよりも動画のほうが分かりやすい場合、動画が検索結果に表示されることがあります。動画は競合のWebサイトよりも目立ちやすく、ユーザーの集客に期待できるでしょう。
YouTubeで行うべきSEO対策とは
アップロードした動画をより多くのユーザーに見てもらうために役立つSEO対策の方法は以下の通り。
- 動画のキーワードを探して選ぶ
- 視聴者にメリットがある動画を制作
- 集客できるタイトルやサムネイルを作成
- 説明文に情報を多く載せる
- チャンネルの情報を設定する
どのように対策すればよいのか、それぞれ詳しく解説します。
動画のキーワードを探して選ぶ
動画へのアクセスを増やすために、最適なビデオキーワードを最初に探しましょう。多くのユーザーが検索しているキーワードを選んで動画制作することで、ユーザーへの認知度が向上します。
ビデオキーワードを探す方法は3つあります。
1つはYouTubeの検索バーにキーワードを入力して、合わせて表示される関連性のあるサジェストキーワードを見てみることです。
2つめは“Keyword Tool for Youtube”にキーワードを入力して、検索ボリュームやトレンドを調べる方法です。キーワードリストから最適なビデオキーワードを見つけると、動画制作の参考になるものです。
3つめは競合の動画情報を分析する方法です。Google Chromeを利用している人は、TubeBuddyという拡張機能を利用してライバルの動画情報を分析できます。動画のタイトルやタグからビデオキーワードを見つけて、自社動画に活かすことがオススメです。
視聴者にメリットがある動画を制作
制作する動画のキーワードや方向性が決まったら、次に動画の要件を決めていきます。最初に考えるべきことは動画を再生する視聴者に与えるメリットを明確にすることです。
動画を見ることでユーザーの疑問や悩みを解決できるのなら、ユーザーが動画を再生してくれる可能性は高くなるでしょう。たとえばダイエットや勉強をするために、ハウツー動画を見る人は多くい存在します。
ユーザーに与えるメリットを決定したら、ターゲットのレベルやコンテンツタイプを決めましょう。視聴者のレベルに合わせて最適なコンテンツタイプを選ぶことがSEO対策のコツです。
動画の長さはどれくらいが最適か疑問に思う人も中にはいるはず。キーワードの検索上位にある競合動画を見て、視聴者が満足するレベルの再生時間を確認してみると良いですね。
集客できるタイトルやサムネイルを作成
YouTubeのトップページや関連動画、検索結果に表示される画像をサムネイルと呼びます。多くのユーザーはサムネイルと動画のタイトルを見て、動画を見るか判断するのです。
多くの人が利用するスマートフォンではサムネイルが大きく表示されるため、サムネイルをわかりやすいものにするよう意識しましょう。動画の内容をうまく表現して、ユーザーに興味を持ってもらうことがポイントです。サムネイルを作るときはHD画質の画像を利用して、分かりやすいテキストと表現を盛り込みましょう。テキストはスマートフォンだけでなく、パソコンからも読めるように対応しましょう。
タイトルは選定したビデオキーワードを含めたものにします。また、ユーザーが得られるメリットを明確に示しましょう。キーワードを先頭に入れることでユーザーが求めている動画であることを気づきやすくなります。
説明文に情報を多く載せる
YouTubeでは動画の内容を判断するために、説明文を分析して動画を評価しています。クオリティの高い動画を制作していても、説明文にわかりやすい情報が記載されていなければユーザーは再生しづらくなり、結果的に評価されにくくなるでしょう。
また、ユーザーに動画情報を伝えるために、説明文には自社情報や動画内容を詳しく記載しましょう。説明文を作るうえのポイントは以下の通り。
- もっと見るボタンを押さずに表示される範囲で動画の魅力や重要キーワードを伝える
- アクセスしてほしいWebページのリンクを設置する
- ビデオキーワードを説明文に含める
- 説明文の単語数は500文字程度が目安
- 見てほしい自社動画のリンクを貼っておく
- #(ハッシュタグ)を活用する
上記のポイントを抑えることでビデオキーワードの検索上位に動画が表示されやすくなり、関連動画に自社動画が現れやすくなります。
チャンネルの情報を設定する
自社動画をアップロードするチャンネルの情報をしっかりと設定することも重要です。チャンネルにはロゴやヘッダーを設定して、概要欄には自社情報やホームページのリンクを載せましょう。チャンネル登録者・非登録者それぞれに見せるコンテンツをセグメントすることもでき、アプローチの最適化にも活用できます。
また、自社動画のテーマに合わせて再生リストを作ることも重要です。
YouTubeアナリティクスの活用方法
SEO対策した自社動画が集客できているのか確認するためにはYouTubeアナリティクスが役に立ちます。YouTubeのクリエイターツールからアナリティクスを選ぶとYouTubeアナリティクスを利用できます。
アナリティクスには動画の視聴者数やユーザー層、トラフィックソースを確認可能です。キーワードから動画に集客できているのかチェックするのに便利ですね。また、動画のどの部分まで再生され、どこで離脱する人が多いかもわかります。そのデータを元に、動画自体を改善していくことも可能です。
おわりに
いかがでしょうか?
検索順位の高い動画はユーザーからのアクセスを期待できて、自社の認知度向上や商品の売り上げ増加につながります。クオリティの高い動画を制作するだけではユーザーに見てもらうことはできません。YouTubeでのSEO対策を行い、再生数・ユーザー数を増やしていきましょう。
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